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┣No.805 【新聞書評】森功著「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」 ワークスK 2017/11/06(月) 02:24
┣No.938 【新聞連載】全国高校鉄道模型コンテスト ワークスK 2018/09/17(月) 12:28
┣No.941 【新聞コラム】「鎖国」の概念 昔と今 ワークスK 2018/09/25(火) 10:56
┗No.945 【新聞コラム】イタリア料理よりイタリヤ料理の方が美味そう? ワークスK 2018/10/07(日) 03:06

我々の趣味の関係だって、鉄道railroad、軌条rail、台車truck、模型modelなどなど、本来の意味から言葉を再構成してもらったおかげで、スンナリ頭に入ってくる。漢字の威力は偉大だ。
で、記事の結論は、日本人にとってはこれらの訳語が身に染み付いているものだから、いざ外国へ出て行ったときに適切な源の言葉を発せない。日本語訳の優秀さが逆に裏目となる。丁々発止でやり合うときに知識がありながら表現できないのでは、基礎学力が無いとまで思われてしまう。そこで対策として、高校の教科書ぐらいには原語を併記したらどうか……というもの。(原文(朝日新聞デジタル)の事例と論旨はもう少し鮮明で、以上は当方が大幅に翻案)
確かに仰ることはよく判る。でもね。基礎的な知識や基本的な考え方を学ばなければならない年頃に、余分な暗記を強いるのは如何なものか。その分野の通用言語が英語ではなくて独語だったり仏語なんてこともあるだろう。興味を引き付けるために入り口を見せるっていう意味があるかもしれないけれど、それはもう少し先なのではないか。その前にもっと根本的に大事なもの、知恵というか思考力を会得する必要があるのではないか。
語学なんて道具だ。覚える必要はない。その時々で辞書を引けばいいんだって考えて、勉強しなかったのは、誰だ! まあ、世の中がそういう仕組みではなかったので、ツケが回ったけれどね(笑) 現代は、テキストの機械翻訳がディープ・ラーニングでソコソコ使えるようになってきた。しゃべるのだって、コンピューターによる同時翻訳は射程圏内だ。んっ、まだまだかな?
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ところで、英語と日本語の関係を論じた拙文を"とれいん"誌9月号に採用していただいた。僭越ながら御案内
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ラベル:新聞