2023年04月22日
【レイル誌】No.126 越美北線御召し列車運転から55年 今昔/ヒギンズさんの北陸の私鉄
4月21日発売号は、すっげー、越美北線だけで54頁も! 8620の重連でお召列車! 写真がシャープ! えっ、機関士がご存命! とんでもねえ構成だわ。
当方は橋に注目。まず第一九頭竜川橋梁はピン結合の下路曲弦プラット・トラス。1911年製と年代物なんだけれど、中央3パネルの上弦が水平で、魅力が無いんだよなあ(歴史的鋼橋検索)。第二九頭竜川橋梁が上路式ワーレン・トラス。へー、ワーレンは8620にも似合うのか。第六足羽川橋梁が上路ガーダーで曲線。ありゃっ? 「鈑桁」は何と読むのかな? ああ「ばんげた」ね(橋と道路の話)。プレート・ガーダーとしか呼んだことが無かった。p57のプラット・トラスは、スルーで道路橋という点が珍しいような気がする。こういうものにまで目が行く撮影者の気が知れない。
JWヒギンズさんのシリーズは8回目。よくまあ、これだけの写真を撮影して回れたものだと呆れる。アメリカ人って、ほんと、時間も含めて豊かだったんだなあ。交通費といい、写真代といい、1970年代だって我々はケチケチ旅行を強いられたのになあ。まあ、そのおかげで質の高い記録を得られるわけだけれど‥‥。輸出ブラスだって同じだな。同氏はコダクローム写真が有名だけど、これは全てモノクロ。たぶん、カメラを複数台、持参したってこと。空軍軍属ってすごいなあ。
富山・石川・福井の3県では国鉄北陸本線に私鉄が数多く絡まっていて、興味深かった。それを解ってもらうために、本書から地図を転載させてもらう(宣伝だから許してね (^_-) )。当方の北陸めぐりはここ。