アーチバー台車 アーティキュレーテッド アサーン 安達製作所 アメリカン アンドリュース台車 等々
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用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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アーチバー台車 arch bar truck |
1重バネ台車の1種。弓形棒菱枠台車archbar diamond truckと呼ばれる。上弓形棒(arch bar)、下弓形棒(inverted arch bar)、控棒(pedestal tie bar これだけ薄い)という3本の平鋼材で、2本の柱と軸箱を挟みボルト締結する構造を採る。製造が簡単で安価なため、1860年代にロート・アイアン(錬鉄)で造られ始め、製鋼法の発達に伴って鋼材製となり1897年にはMCBAの推奨仕様、1901年に標準規格が制定された。 一方、下弓形棒が柱付近で亀裂、破損し易いとして、1927年に部材が強化されたが、1938年以降は鋳鋼台車が推奨され、1940年6月を以て相互乗入車両への使用が禁止された(Wikipedia英語版)。日本国鉄のTR20(製造初年1935年?)は、下弓形棒の柱間部を円弧とした改良型である【小坂狷二著「客貨車工学」1948年刊を参考】 またボルトは緩むことがあり、重量も鋳鋼製に比して3-5%重いとされた【大谷資利著「米国を中心とした欧米の客貨車要話」1929年刊】 なお、アメリカでも初期には板バネを用いた。1880年代に入ってコイルバネとなり、荷重が20-30トン程度で枕梁が木製、かつブレーキシューが車体から外吊、ホイルベースは5'-5'2"のものが多かった。20世紀に入ると標準は30-40トンに移行し、ホイルベースは5'6"でブレーキシューが内吊となった。1910年代には50トンが製造され、大きいものでは75トンもあった。TransPacific R.R.の各記事、MRH誌2018年6月号を参照 【考察】板バネからコイルバネへの変遷理由は,軽量化と,多重化による信頼性向上か? コイルバネに横剛性を期待したか? |
トラック トン エリプティック・スプリング ロートアイアン ダイヤモンド台車 スリー・ピース台車 | ワークスK |
アーチャー Archer Fine Transfers |
official site デカールとインレタを製造販売。"3D"だという盛り上がったリベットやルーバーのデカールは‥‥【書き掛け】 | ワークスK | |
アーチ・ルーフ arch roof |
客車屋根の断面形状を指し、ダブル・ルーフ(モニター・ルーフ)に対して、円弧を描く形状から呼ばれる。エリプティックelliptic(楕円)・ルーフともいう。 貨車においては、"round roof"の語が"peaked roof"と対で用いられる。 ラウンドハウスの客車製品"Arch Roof"シリーズについては「ハリマン・シリーズ」を参照 |
カーリン ラジアルルーフ ラウンドルーフ | ワークスK |
アーティキュレーテッド articulated |
「アーティキュレイテッド」とも書く。機関車における一般的な事項はウィキペディア日本語版を参照 語源的には、マレーおよびシンプル・アーティキュレーテッド蒸機のみを指す(Locomotive Cyclopedia)。ただし、機構的に独立して相互に可動な台車を複数持ち、それらが牽引力や制動力を伝えるものを含める。すなわち、デュプレックスは当たらない。起動時のみ牽引力を発揮するブースターは、従台車やテンダー台車に装備されるが、一般的には除外。ライマ製スーパーパワー機の一部の従台車は、テンダーと直接、連結され、動輪による牽引力を伝達するので、アーティキュレーテッドと解せられる。ギアード機は、駆動台車に他車との連結器を持たず、通例では除外(これを含めるとボギー式電車が該当)。 電機やディーゼル機にあっては、一部では連接車体式を指す。「アーティキュレーテッド・カー」を参照 さらに、台車で発生した牽引力および制動力を、車体を介せずに台車枠同士を連結することにより伝達する構造をいう。各台車が独立している「スイベル」と対となる用語として用いられ、国鉄では「中間連結台車式」と呼んだ。その連結機素は、上下左右に屈曲する機能を有し、推進はバッファーによる。左右方向には平行移動を許容し、さらに復元力を付与したものが存在する。ネジレは、ピン回りのバックラッシュで吸収と考えられる。すなわち、心皿は1つが固定で他は前後にスライドする(TransPacific R.R.)。 また、その台車相互間のみならず、他車との連結用の連結器を台車に設ける。 1940年代以前に製造された大出力機に多用された理由は、台車が発生する牽引力の作用点を連結器高さまで下げ、軸重移動を低減するため(⇒[軸重移動])。 |
マレー シンプル・アーティキュレーテッド スーパーパワー ビッセル台車 スイベル センター・プレート(心皿) ギアード・ロコモーティブ トラック・マウント | ワークスK |
アーティキュレーテッド・カー articulated car |
ジェイコブス(Jacobs、ヤーコプス)ボギーともいう(Wikipedia英語版)。連接車または連節車の訳語が当てられ、連結装置の一種とみなされる。巷間喧伝される「曲線を滑らかに通過」との解釈は、実車にあっては全くの錯誤。 車体重量を支える機能を併せ持つため結合部回りの構造が強固で、緩衝器を省略して遊間の無い連結を実現できる(TransPacific R.R.を参照)。また、ボギー車にあっては動揺が大きいとされるオーバーハング部分を削減できる。タルゴなどの1軸台車を用いる場合は、車輪のアタック角の関係から操舵機能の付与が問題となる。 通常のボギー車では1車体に2台車を必要とするところを、端部を除き1車体に1台車であるので、全体に軽量で、より小単位で輸送力を設定できるが、時々折々の増減は解結作業が煩雑なため、特殊な用途でしか採用されない。 路面電車に採用例の多い理由は、軽量化が図れるほか、内外の偏倚(へんい)量が少ないためと考えられる。外方はオーバーハング部分が無いので自明として、内方においても、ボギー式と同一の編成長と台車数とした場合に、台車中心ピンの間隔は全て等しく(相対的に)短いものとなり、偏倚量を小さくできる。【以上の内容は“単なる見解”で、その詳細はTransPacific RRを参照】近年は欧州車を中心に、連接構造に工夫を凝らしたものも登場している(福井鉄道の例TransPacific RR) 電機での採用理由は、中間台車の構造的な扱いが容易なためか。【調査確認中】 転覆事故が起きた場合には、それが編成全体に及ぶ危険性が高い。 車両数の考え方は、我が国では1959年以降、車体単位に統一されたという【要確認】。ただし洋の東西を問わず、セットで1つの車番を与えられることが多い。 アメリカの貨車では、自動車運搬車(オートマックス、ABLカー)やインターモーダル・フラットカー(スケルトンカー、ダブルスタックカー)で1980年以降に登場した事例がある。いずれも車体長当たりの重量が小さな場合で、台車の負担荷重を最大限に引き出す方策として採られている。よって重量が増加したダブルスタックカーでは、連結車に変わった。ロードレーラーは特殊用途で、最大125車体もの長大編成を実現している。また、試作にとどまった例(スーパーホッパー、トラフ・トレインなど)が多く、複数の2軸車を永久連結したもの(オートガード)を指す場合がある。 旅客車では1930-40年代に頻出し、流線型客車(チャレンジャー、デイライト)、内燃動車(ガス・エレクトリックカーM190、パイオニア・ゼファー、シティ・オブ・サライナ)や高速電車(エレクトロライナー、NYC地下鉄)、さらに1960年代以降のターボ・トレインやカスケーズなど、その目的は編成単位での軽量化と考えられ、ストレスト・スキン車体構造の採用と時を同じくしている(⇒[ストレスト・スキン])。事例や構造についてはTransPacific R.R.を参照 電機ではMilwのEP-2、バイポーラが3車体連接とされた。 |
カプラー オートマックス ABLカー スケルトンカー ダブルスタック ロードレーラー トラフ・トレイン スーパー・ホッパー オートガード パイオニア・ゼファー シティ・オブ・サライナ ターボ・トレイン カスケーズ センター・プレート(心皿) | ワークスK |
アーテル Ertl Company |
official website 1945年創業のアメリカのダイキャストミニカー・メーカー。2008年にタカラトミー傘下となった(Wikipedia英語版)。鉄道模型では1990年代後半にプラスチック(ABS?)製のHOスケール貨車3種とストラクチャーを供給した。Tony Cook's websiteおよびCascade Green Forever!を参照 | ワークスK | |
アート・オブ・ブラス Art of Brass |
フルネームを"The Art of Brass in model railroading"という、輸出向け日本製ブラス・モデルを記録したプレスアイゼンバーン(現エリエイ)発行のモノクロ写真集。ほとんどはアメリカ型だが、わずかに欧州型も掲載される。第1巻は1982年刊でクマタ製品をほぼ網羅し、第2巻は1986年刊で安達、アカネ、フジヤマ、ゴー、コダマ、鉄道模型社、トビー、ユナイテッド、協同等をサンプル的に夫々紹介する。 特に後者は希覯本。両書の冒頭にある熊田晴一氏による解説は当時の業界事情を伝えて貴重。アメリカ型資料室を参照 この2冊に出てこない天賞堂はTenshodo Book、カツミについてはルミネ街の汽車がお勧め。 |
クマタ 熊田晴一 | ワークスK |
アーバー・モデルズ Arbour Models |
HOスケールで亜鉛カドミウム系鋳物の蒸機キットを数種類供給したメーカー。MR誌の広告は1975年12月号から1985年11月号までを確認。C&Oの2-6-6-6などプロポーションは良好だったものの足回りに難点があったという。製品群はMaster Creationsに引き継がれた(MR誌1986年7月号p14)。MRフォーラム、HOseeker.net | ワークスK | |
アーマー・イエロー Armor Yellow |
UPの機関車や貨客車に用いられる黄色の色名。Armorとは肉やハムの商社であったArmor社のことで、その冷蔵車の色がUPの経営者の目にとまり指定色となった。これは、M-10000の時代の話である。 | ハーバーミスト・グレー、リーフ・ブラウン | dda40x |
同上 | UtahRails.net、Wikipedia英語版「UPの機関車塗色」 | ワークスK | |
アーマード・ホース armored hose |
アーマー、すなわちヨロイを着た様に金属防護被覆で覆ったホースのこと。フェールセーフとならないBCホースなどに用いる。 | ワークスK | |
アーミテージ,アル Al Armitage |
1913-2001 MR、MM、ガゼット誌などで活躍したモデラー。レベル、ケムトロンの製品設計にも携わった。TMS 2001-11 p117参照 | レベル | ワークスK |
アームチェアー・モデラー Armchair Modeler |
肘掛け椅子、安楽椅子に座った模型人、すなわち何も活動をしないモデラーを揶揄、または自嘲する呼称。1934年創刊のMR誌での初出は1938年8月号p338。訳語は「安楽マニア」と考えられる(TMS誌1951年2月号p44)。 | 安楽マニア | ワークスK |
アーリー・チャレンジャー early Challenger |
UPが購入した105両のチャレンジャー(4-6-6-4)の内、1936〜37年に登場した前期型の40両をいう。後期型との相違点は、煙室扉とサンド・ドームが小さく、シングル煙突で、3軸テンダー台車を備えていること。当初は3900〜3939を名乗ったが、1944年に3800〜3839へ改番された。社内型式は、1936年製の15両がCSA-1、1937年製の25両がCSA-2(Challenger Simple Articulatedの意)。オリジナル・チャレンジャー、または開発責任者の名を取ってフェッターズ・チャレンジャーとも呼ばれる。とれいん誌2003年11月号p38、UtahRails.net | チャレンジャー ジャベルマン・チャレンジャー フェッターズ | AMTK223 |
アーリーバード Early Bird |
NYCが使ったブランド名で、…。原意は、非常に朝早く起きる人。weblio辞典【詳細調査中】 | ワークスK | |
アール・デコ Art Deco |
仏語。1925年のパリ・アールデコ博覧会を中心に1920、30年代に流行した工業製品、建築、ファッション等における装飾様式。先立つアール・ヌーボーArt Nouveauの曲線的装飾に対して、実用的で直線的なデザインが好まれた。1933年に始まった鉄道の流線型時代に少なからぬ影響を与えた。Wikipedia日本語版、現代美術用語辞典を参照 | ストリームライン | ワークスK |
アイアン・ホース・モデルズ Iron Horse Models | PSC社のブランド名。「プレシジョン・スケール」をみよ | ワークスK | |
アイオロス Aeolus |
原義はギリシャ神話の風神(weblio辞典)。1937-38年に、CB&Qが4-6-4(S4)2両を改造して投入したステンレス外被の流線型蒸機。 | ワークスK | |
アイケン,フレッド Fred Icken |
「イックン,フレッド」を参照 | ワークスK | |
アイシング・プラットフォーム icing platform |
冷蔵車が氷冷式であったころ、列車を横付けして氷を積み込む設備。 大規模なものは40Ft貨車80台分以上の長さを持つものがあった。当然製氷施設が隣接して設置されている。 |
アイス・リーファー リーファー | dda40x |
同上 | アイス・ドック"ice dock"ともいう。サンタフェ・ファンの解説。Trains誌1955年12月号p24-25に、UPのワイオミング州ララミーにおける機械式投入機の例 | ワークスK | |
アイス・バンカー ice bunker |
氷槽式冷蔵車"ice reefer"の異称。原意は氷塊貯蔵庫、"bunker"はコール・バンカーのそれ。 |
アイスリーファー | ワークスK |
アイス・ブレーカー ice breaker |
"icicle breaker"、"ice cutter"ともいう。我が国でいう「ツララ切り」。 トンネルやスノーシェッドの天井から垂れ下がるツララ(氷柱)を破砕するための構造をいう。SPディーゼル機のキャブ屋根に設けられた可動式や、PRRオープンホッパー貨車(写真:Bowser製品)に設置されたヤグラ状のものなどが知られる。その輪郭は概ね車両定規一杯まで大きく、ツララが成長して支障する前に除去する使い方と考えられるものの、いずれもディーゼル機時代である点が不思議。蒸機時代は煙突からの熱で溶解、あるいは吹き飛ばされていた? 第5次掲示板 |
ワークスK | |
アイス・リーファー ice reefer |
冷却に氷塊を用いる冷蔵車。"ice refrigerator car"、"ice bunker"ともいう。 構造は、右図に示す両車端を氷塊貯蔵庫としたend bunkerが主に用いられた。天井を氷槽とするoverhead bunkerはアメリカでは1800年代末期,またカナダでは第二次世界大戦前後?に存在した(日本国鉄のレ2900に相当)。車端氷槽式は、第二次大戦前後から車輪の回転を動力とするファンで冷気の循環を行い、非走行時の予冷が可能なものは、その都度モーターを外装した。図はCar Builders' Cyclopedia 1946 p464から引用 積荷により要求される庫内温度は異なり、バナナでは55°F(≒12.8℃)以上が求められ、一般には淡水の氷を使って、32°F(=0℃)までが制御された。また、冷凍品の場合は1/3を塩として26°F(≒-3.3℃)まで下げることができた(ウィキペディア日本語版「寒剤」)。このため、庫内には解けた塩水を回収するbrine tankが設置され、主に食肉(主に加工肉?)輸送に用いられた。 温度制御のために氷積載量を調節する機能は、ステージ・アイシングと呼ばれ、車体に標記された。 アイスハッチの半開放により通風機能をもたせて通風車として利用されたものがあり、"VENTILATOR"と表記された。これにより本来のベンチレーターカーを駆逐したといえる。【事実関係確認中】 ボックスカーに比較して、リーファーの車高が終末期まで低く一定していた理由は、氷積込施設(アイシング・プラットフォーム)の制約で、この点が車両定規的に通風機能のためのアイスハッチ半開きを可能とした。 外装が永く木製だったわけは、断熱材としての役目を負わせるためで、その性能が向上した後は耐久性で優るスチールとなった。 メカニカル・リーファー普及後は、氷槽を撤去して保冷車(インシュレーテッド・ボックスカー)として用いられたものがあった。 氷槽式リーファーは1850年代に登場し,普及は1890年代からと考えられる。氷ブロックは、19世紀にあっては湖沼や専用池で冬季に採取したものを保存して用いたが、1890年前後に実用的な製氷機が登場し温暖地での供給が可能となった(Wikipedia-English "icemaker")。GNのLittle Bitter Root lake での天然氷供給は1911年までという(TransPacific R.R.)。 最終的な新車購入は、最大手のリーファー運用会社PFEで1957年。そのアイシング・プラットフォームの閉鎖時期は1973年9月で、小ロット輸送が可能なために延命されたものという。 MR誌2003年12月号p132-136、SP Modeler Society forum。推薦図書:Gene Green著"Refrigerator Car Color Guide"2005年刊 |
リーファー ステージ・アイシング アイシング・プラットフォーム メカニカル・リーファー プロデュースカー ベンチレーターカー インシュレーテッド・ボックスカー ティファニー クレート・ラベル | ワークスK |
アイゼンバーン・カナダ Eisenbahn Canada |
official site 本拠をカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州リッチモンドに置くブラス・インポーター。製造は中国と考えられるが詳細不明。我が国の"とれいん"誌では2014年12月号?に初広告。中国(HO)、南ア(12mm)、欧州モノ(HO)を手掛け、北米モノは2018年のPRR、FF-1(HO)が最初。 | ワークスK | |
アイソレイティッド・キャブ isolated cab |
「ウィスパーキャブ」を見よ | ワークスK | |
アイテル Itel Corporation |
発音は「イテル」かもしれない。プルマン・スタンダード、トリニティ、IPDボックスカー【詳細調査中】 | ワークスK | |
アイドラ―(・フラット)・カー Idler(Flat) Car |
長過ぎる積荷が貨車からはみ出してしまう場合に、その車両の前後に連結して延長連結器役をする車両。 古くなったフラット・カーをそれ専用の用途に充てるケースもある。 ・・・にしても“アイドラ―(怠け者)”とはひどい言いぐさである。 | バッファーカー スペースカー | ポーラ |
アイブス Ives Manufacturing Company |
1868-1932年に存在した鉄道玩具メーカーで、ライオネルが参入以前の1910年から1924年においては米国最大だったとされる。Wikipedia英語版 | ワークスK | |
アイランド・モデルワークス Island Modelworks |
official site 一体レジンモールドのコミュッター、地下鉄、LRTなどをHO、N、Oゲージのキットで発売。デカールも揃える | ワークスK | |
アウトサイド・ブレースド outside braced |
木造のボックスカーで、側面の支柱および補強(brace)のトラス構造を外面に出しているものをいう模型的な表現。"brace"は「突っ張り、支柱」の意。weblio辞典 "outside frame"ともいう。【参考:とれいん誌1993年10月号p64】 機能的には側板が一重で、single sheathed(または単にsingle sheath)という。1960年代中旬以降のトラス構造を採らない鋼製車に対しても呼称されたが、近年(1990年以降?)は正しく「エクステリア・ポスト」の表現が一般的になっている。 | ボックスカー シングルシースド ダブルシースド エクステリアポスト トラス | ワークスK |
アウル owl |
PRRの電車であるMP54およびその派生車種(米国東部の鉄道で使用された)の事。前面の窓が丸型で梟(フクロウ)のように見える事からこういうあだ名が付いたらしい。MP54は、元々は機関車に牽引される客車であった(後で電装された)が、客車時代にはこういう言い方はなかったようである。 | eltnjohn | |
アウル・トレイン owl train |
【口語】夜行列車(goo辞書) | ワークスK | |
アカネ Akane |
"Akane Model Railroad Co., Ltd."。"Inter-Akane"とされることがある(MR誌1959年12月号p15 Blum's Hobby House広告等。IMPとの関係?)。関野栄一氏によるHOブラス・メーカーとしてのAkane(“アカネ”の漢字表記は不明)は1958年(1952年?)に製造を始め、インポーターをIMPとアリスト・クラフトとし、1961年(60年末?)にAkane Models(USA)、62年にGem Modelsを加えた。1964年からはGemへ独占的に輸出した。しかし1967年にモデル事業から撤退して、関野氏は遊園地乗り物製造に転じ、競走馬を保有して「アカネテンリュウ」などと命名した。Hal Carstens著150 Years of Train Modelsのp116に同氏の写真がある。IMPカタログの工場風景(HOseeker.net)、アート・オブ・ブラス第2巻、RMC誌2008年2月号p110(写真を引用)、MR誌1964年6月号p5-6等を参照 | インターナショナル・モデル アリスト・クラフト ジェム インペリアル セイコー セキノマスターモデルズ フジモデルズ | ワークスK |
同上 | ブラス・インポーターとしてのAkane Modelsは、Sol Kramer氏がメリーランド州ボルチモアで創業し、MR誌の広告は1961年1月号から64年8月号まで。この時点でブラス輸入事業をGem Modelsへ譲渡した。知られている製品は全てアカネJapan製のHOゲージ。評価はSteam Locomotive dot com | AMTK223 | |
アキュクラフト Accucraft Trains |
official site 1994年にカリフォルニア州Mountain Viewで創業。On3とOn30の電動モデルに加えて、45mmゲージでナローから標準軌間まで、ライブと電動製品を揃える。1/29、45mmはAMLブランドで手掛ける。 イギリスにあっては"Accucraft UK Limited"の名称で、16mmスケール(ナロー)や1番ゲージなどを手掛ける。(official site) |
アメリカン・メインライン | ワークスK |
アキュペイント Accupaint |
MR誌では1978年5月号から【調査継続中】 | ワークスK | |
アキュレート・フィニシング Accurate Finishing Inc. |
「アキュレール」を見よ。"accurate"の発音は「アキュラット」が近い?(weblio辞典) | ワークスK | |
アキュレート・ライティング Accurate Lighting |
アサーンなどのディーゼル機用に定電圧ライトなどを発売したメーカー。MR誌では1992年6月号から2000年10月号まで存在を確認。Accurailとは関係なさそう。 | ワークスK | |
アキュレール Accurail |
official site 「アキュレイル」とも表記(⇒[レールrail])。1986年からHOスケールの主にプラスチック製貨車をキットの形態で供給するメーカー。初期には"Accurate Finishing"を名乗り、Front Range製品等のカスタム・ペイントを手掛けた。Accurailブランドは1990年頃から使用し、一体射出成型の貨車ボディーは、構造が簡単なものの安価でプロポーションと細密感に優れているとして愛好者が多い。ケーディー・タイプのアキュメートAccumateカプラーでも知られる。現在、直販も行っており、直販でしか入手できないパーツがある。「Accurail」は「accurate(正確な)」と「rail」を合わせた造語と考えられる。2005-06年頃に、金属車輪付きの完成品を"Accuready"のブランドで販売したことがあった。Walthers site IMPが1956年?にシノハラ線路の発売に際して"Accu-rail"と呼んでいる。 |
フロント・レンジ スイッチマン | ワークスK |
アクスル axle |
車軸のこと。客貨車用で中央部がくびれた鼓型は1920年代まで? 以降は円筒ストレート型となった? 中空軸"hollow axle"が1910年代以降にアメリカ蒸機で採用された目的は、大径動軸の熱処理における質量効果(熱処理工場のHP)の防止とされる(坂上茂樹「20世紀前半アメリカの鉄道輪軸について(1/2)」pdf)。軽量化は1920年代以降にドイツなどで内燃動車用に開発され、我が国では1958年の"あさかぜ"と"こだま"に採用されたが信頼性の欠如から廃れた。新幹線は1992年の300系以降で超音波探傷検査を目的としている(坂上茂樹「1930〜'60年代前半における本邦鉄道車軸とその折損事故について(2/2)」pdf) 軸頸または軸受部(ベアリング・シート部)をジャーナルjournalという。【書き掛け】 |
ホイールセット | ワークスK |
アクスル・ウエイト・トランスファー axle-weight transfer |
軸重移動(じくじゅういどう)のこと。単に"weight transfer"ともいう。weblio辞典 | 軸重移動 | ワークスK |
アクスル・カウンター axle counter |
車軸カウンターともいう。鉄道信号で用いられる在線検知の一方式。1960年代にドイツのSiemens社により開発され、主にヨーロッパで普及する。同社の解説(英文、pdfファイル196 KB)、ウィキペディア日本語版、Wikipedia英語版 日本の新幹線では軌道回路track circuit方式のバックアップ用として設備される。基本的な動作原理は、モノレールや新交通システムで使われるチェックイン・チェックアウト"check-in check-out"方式と同一。 アメリカではSORS、"Sequential Occupancy Release System"と呼び、BARTが軌道回路の補完に用いるとされるが、詳細不明。BART's site |
トラックサーキット オキュパンシーディテクター | AMTK223 |
同上 | 「ディフェクト・ディテクター」をみよ。 | ワークスK | |
アクスル・ジェネレーター axle generator |
"truck-mount generator"ともいう。台車に取り付けられ、車軸からベルトなどで回転力を取り出す発電機。アメリカでは1935年にミルウォーキー鉄道がハイアワサ客車に採用したものが最初。MR誌2005年2月号p68 速度計発電部を指すことがある。 日本国鉄の旧型客車では車体装荷とされ、CR型、CZ型、L型がDC24V(定格30V?)だった。【詳細不明】ウィキペディア日本語版 冷凍圧縮機を直接駆動する方式もあった。「調査中」 |
ヘッド・エンド・パワー エアーコンディショニング | ワークスK |
アクセサリ・デコーダ accessory decoder |
ポイント・マシンその他の駆動をDCCで行うためのデコーダ。普通1台4チャンネルの駆動が可能になっている。 ツイン・コイル型のマシンには外部電源を使用すると走行中の車輌に影響を与えない。 |
DCC | dda40x |
アクセス・ドア access door |
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アクチャル・コスト actual cost |
通信販売用語で、実際に掛かる費用、実費を指し、主に送料だが、希に荷造料を加えることがある。weblio辞典 | ワークスK | |
アクリル樹脂 acrylic resin |
一般的知見はWikipedia日本語版を参照。ブランド名からプレキシグラスPlexiglasとも呼ばれる。アクリル・ガラスともいうほどに、透明性と表面硬度が高いので、モデルでは窓ガラスとして使われる。1mm厚をレーザーカットしたものが填め込み用窓ガラス材として偶に販売される。0.5mm厚は製造が難しく高価。軟化温度は80-100℃で、沸騰水中で曲げ加工ができるという。それ以外では光導材か展示用ケースぐらいしか馴染みが無い。フランジ・ガイドを彫り込んで、“定盤”として用いられることがある。接着剤にはジクロロエタン、MEKが使われる。 板や棒状の素材が市販されている。 |
レーザーカット メチルエチルケトン(MEK) プレキシグラス | ワークスK |
アクリル塗料 acrylics paint |
1990年代にモデル用が出回り始めた水希釈系塗料で、揮発性の有機溶剤の含有が少ないため人体への安全性が高く、プラスチック素材に塗装でき、乾燥がエナメル系よりも早いという利点がある。専用のシンナーを用いた場合は乾燥がさらに早い。また、乾燥後は耐水性があり、デカール貼りにも十分に耐える。ラッカー系との比較では、乾燥が遅いので筆塗りし易いといえるものの、塗膜の耐久性では劣るとされる。 アメリカの鉄道色を揃えた製品には、Badger社のModelflexや、Testors社のPolly Scaleがある。日本ではGSIクレオスとタミヤから発売されている。MR誌2006年12月号p88-90に記事 油性アクリル塗料については‥‥‥Yahoo知恵袋 |
モデルフレックス ポリースケール ABS樹脂 ハンドレタード | ワークスK |
アグリゲート aggregate |
貨車の積み荷としては砂や砂利などのコンクリート骨材を指す(weblio辞典)。概ね2ベイのオープンホッパーが使われる。 | オルトナー | ワークスK |
アサーン Athearn |
official site アーヴィン・アサーンIrvin R. Athearnが1946年に創業したモデル・メーカー。発音は「アーサン」や「アサン」、「エイサーン」との説があるものの、我が国ではこの表記が定着している(weblio辞典)。 当初はプレス金属板と木材からなる貨車キットをOゲージで供給。また1947年には同様の構造でHOゲージ貨車を販売し、次第にHOの比重を高めた。1951年にGlobe Models社を買収して、1954年にその名でHOゲージのF7を極めて安価なプラスチック製で発売した。1955年には同社の社名をアサーンに改め、プラスチック製品のバリエーションを拡大するとともに、改良にも努めた。 その結果、ファンがディテール・アップを楽しむキットバッシュkitbashというジャンルが現出する原動力となり、中でも1984年のSD40-2に始まるディーゼル機群は、フード(機関室)の幅がスケール通りで、爆発的な人気を博した。 1998年、ハイグレードのジェネシスGenesis・ライン、2001年には従来のキット形態のものを組立済としたRTR(Ready-To-Roll)ラインを立ち上げ、2002年にはNゲージへ進出した。2004年にホライゾン・ホビー傘下となり、2009年10月には従来のキット製品(Blue Box)の販売終了をアナウンスした。Wikipedia英語版、MR誌1981年11月号p72-77を参照 1960年代初めには"Western Models"と銘打った幌馬車などのシリーズを6種?、1/48のプラスチック・キットで発売した(ファンのサイト) プレス金属板と木材の製品ラインは、1969年にPacific HO社へ売却、さらに翌1970年にMenzies社へ転売されている(Oゲージの玉手箱を参照)。 OEMとしての供給先は、Lionel(1957-1966?)、Cox(1971-1977?)、Atlas、Walthers、JMC/Con-Cor、Railroad Hobbies(?-1989)、Mexicana Models(1979)が知られる。アンデコを供給して相手先が塗装レタリングしたメーカーに、Bev-Bel、CM Shops、Show Me Lines、Ribon's Rails、Collectors Corner、Kar-Lineなどがある。 また、アサーンが吸収してきた他社の製品は、1998年にハイライナーズのFユニット、2002年にディテールズ・ウエストの貨車とレール・パワー・プロダクツのディーゼル機キット、2004年にMDCラウンドハウス、2006年のマックヘンリー・カプラー、2007年のAライン、2008年のタワー55など。 ブルーボックスの解説書は1998年刊Standard Guide to Athearn Model Trains 2023年刊Athearn Collector's Companion。HOSeeker.comのカタログコレクション1。ブルーボックス以降はカタログコレクション2。 |
ブルーボックス レディ・トゥ・ロール ホライゾン キットバッシュ グローブ・モデルズ レール・パワー Aライン タワー55 ラウンドハウス ハイライナーズ ディテールズ・ウエスト メンジーズ ハイFドライブ レールロードホビーズ メキシカーナモデルズ カーライン ライオネル コックス | ワークスK |
同上 | 発音は「ア」を強く言うのがコツ。「エアサン」に近い音である。後半は伸ばさないこと。 Irvin R. Athearn (1904-1991)が1941年に発売を始めたOスケール貨車は、木製の箱に型打ちした鉄板を貼り付ける方式で市場を席巻した。側面はシルクスクリーンの精密印刷、エンドとドアはプレスした鉄板であったが、のちに安達製作所製のなましブラス板をプレスしたものに変更された。 HOゲージでは54年にグローブ(Globe Models)・ブランドで発売したF7が、Aユニット98セント、Bユニット89セントという価格で爆発的に売れ、その人気を確固不動のものとした。60年代のライオネル製品や、70年代の玩具メーカーとして知られたCox製品も同社が供給した。MR誌91年9月号p10追悼文参照 |
dda40x | |
アサバスカ・スケール・モデルズ Athabasca Scale Models |
official site NとHOのエッチング・キット・メーカー。ジャンルは客貨車、蒸機、ディーゼル機と多岐に渡り、所在地はカナダだがアメリカ物もある。"Athabasca"は、“アタバスカ”とも表記し、カナダ・アルバータ州に流れる川などの名。weblio辞典 | ワークスK | |
アジャックス Ajax |
「エイジャックス」を見よ | ワークスK | |
アジン Ajin |
亜進精工Ajin Precision Mfg.,Inc. 1977年7月に趙南達(Cho Nam-Dal)氏らがサムホンサから独立して、翌1978年に創業した韓国のブラス・メーカー。主力のOMIの他、Hallmark、MTS、Oriental、モア、ムサシノ、ワム、パブロモデリング向けも手掛けた。1979年のHallmark向けFTは韓国製ディーゼル機の最初という。韓国通貨危機により2008年にモデル製造部門をATM(=Ajin Train Model)として分離した。MR誌1992年1月号p119-123、とれいん誌1998年11月号p26-39に訪問記。ウィキペディア日本語版 | オーバーランド・モデルズ コースティング・ギア サムホンサ ブラス・モデル | ワークスK |
アストラック ASTRAC |
Automatic Simultaneous Train Controlsの略称。1つの電気軌道上で同時に最大5列車を制御するシステム。いうなればアナログ式DCC。天下のGE、General Electric社から発売された。MR誌1963年4月号p5の第1報に始まり、同年7月号p14と11月号p10に2頁見開きのGE広告、12月号p33に詳細な解説がある。またTMS誌1963年8月号p445でも報じられた。3年後のMR誌1966年4月号p46に紹介されたレイアウトが、ウォークアラウンド式のASTRACを全面的に導入しているものの、この頃には販売が終了していたという。 システムの詳細はDCCWikiを参照 |
CTC-16 | ワークスK |
アスペン・ゴールド aspen gold |
D&RGWが1956年から1984年?まで車両に用いた黄色。UtahRails.net "aspen"はポプラの意(weblio辞典)。 市販の缶スプレーではタミヤTS-56ブリリアント・オレンジが似ているという。ブログBoxcar Red Collection |
ワークスK | |
アスペン・トンネル Aspen tunnel |
1869年に全通したオーバーランド・ルートの改良を目的として、UPが1901年に開通させたトンネル(約3000m)で、名称はAspen Mountain(Wikipedia英語版に掲載とは別)に因む。場所はオグデン・グリーンリバー間の中ほど、ワイオミング州Evanstonの東16q。1926年に同ルートの複線化を行った際に唯一単線で残りボトルネックとなっていたが、1949年に平行して単線のAltamont tunnelを増設して解消された(Wikimapia)。ワサッチ山脈中ではなく、その東側である点に注意。 | オーバーランド・ルート ワサッチ | ワークスK |
アスペンモデル Aspenmodel |
official site。ドイツ、デュッセルドルフにあるメーカー。アメリカ型ではN、Nn3、Zゲージのモデルを、完成品およびキットの形態で発売している | ワークスK | |
アズ・イズ as is |
中古市場への出品時に使われる言葉で、「現状渡し」を意味する。weblio辞典 破損や汚損があってもそのままとということで、説明文や写真にない欠陥がある可能性もあり、決断には少々の勇気を必要とする。 | ワークスK | |
アセラ・エキスプレス Acera Express |
アムトラックが2000年12月より北東回廊NEC区間で運行を開始した高速電気列車。アルストゥーム社のTGV技術によってボンバルディア社が製造した。当初一部区間列車にはAEM7更新車が当てられた。ヒッキ氏のUSA Rail Guide、Wikipedia英語版を参照。モデルはバックマン社にHOとNスケールの製品がある。 | ワークスK | |
アソシエーテッド・ホビー Associated Hobby Manufacturers |
ペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠とした模型輸入業者。略称はAHM。MR誌の広告は1959年9月号p9から82年5月号まで、GHC=General Hobbies Corp.の一部門の体裁を執り、AHM自体はHO Train Companyを継承したと見做せる。鉄道模型ではキットマスター、リバロッシ、ポケール、リマ、メハノ、リリプット、ロコ、ポーラ、エガー・バーン、ケーダーなどのインポーターとして、O、HO、 HOn2½、Nゲージ製品を供給した。販路を模型店のみならずWoolworthストアー等に拡大して廉価大量販売を実現し、米国の模型業界に大衝撃を与えたという。1982年にAHMは倒産(MR誌1983年1月号p13)し、Regal Way, Inc.がリバロッシを除く製品群とAHMの名称を引き継ぎ(MR誌1983年9月号p13-14)1987年?まで維持した。その後はコンコーやバックマン、ロビンズ・レールズへ継承された。旧経営者は倒産直後にIHC(インターナショナル・ホビー)を立ち上げた。HOC誌2017年第4四半期号p32-38を参照 製品群についてはTony Cook's HO-Scale Trains Resouce(または旧版)を参照。創業者のBernard (Bernie) Paul氏を、業者団体のThe Model Railroad Industry Associationは1997年、栄誉殿堂に列した。Railroad Guideを参照 日本製HOゲージ・ブラスを手掛け、PRR J-1 (KTM 1966)、ATSF 3400等(Mizuno 1975 HCB?)、UP M10000 (Alps 1978)等が知られる。フジミや大滝、学研のプラモデルも輸入した(Wikipedia英語版)。U.S. Trade Mark情報を参照。 |
ジェネラル・ホビーズ HOトレイン・カンパニー インターナショナル・ホビー キットマスター リバロッシ ポケール リマ メハノ リリプット ロコ ポーラ エガー・バーン ミニトレインズ カツミ HCB コンコー バックマン ケーダー ロビンズレールズ トレインセット | ワークスK |
安達製作所 Adachi Seisakusyo |
official site 安達庄之助氏が1949年にエース模型店向けの部品製造を開始したことに始まるブラス・メーカー。1951年に完成品としてOゲージのUSRAライト・パシフィックとライト・ミカドをIMP向けに輸出(国内はカツミ扱い?)。その後1954年にカツミの祖父江欣平氏と共同でモデル史上に名高いOゲージのB-2シェイを手掛けた。またカツミ/MG-USH向けとしては多様なOゲージ貨車が知られる。 PFM向けはUnitedの名で、HOおよびHOn3の蒸機と、HOn3の客車などを製造。またRed Ball、Model Engineering Worksにも出荷した。(MBオースチン向けという3トラック・シェイは未確認)アート・オブ・ブラス第2巻等を参照 国内向けの蒸機は、61年からカツミによりシュパーブラインとダイヤモンド・シリーズとして、73年からは天賞堂を通じて、また75年から貨車シリーズが順次発売された。とれいん誌76年5月号と、NPO北区地域情報化推進協議会のHP(2003年)に工場訪問記、王子法人会だより(2006年PDF:リンク切れ)。 |
エース模型店 カツミ 天賞堂 祖父江欣平 IMP PFM ユナイテッド | AMTK223 |
アチソン・トペカ&サンタフェ Atchison,Topeca & Santa Fe |
シカゴからロサンゼルスに至る本線を中心に路線を展開した鉄道。鉄道名はいずれも沿線の地名だが、3つともそれほどの大都市ではないのが不思議。鉄道名が成立した由来を、どなたかご存じありませんか。なお「トペカ」のカナ表記は日本の鉄道模型界での慣用で、地図などでは「トピーカ」となっている。"Atchison"の綴りには"t"が入ることに注意。 鉄道の通称はサンタフェ、略称はAT&SF、ATSFまたはSF。Wikipedia英語版を参照 |
ウォーボンネット ショック・コントロール インディアン・レッド ヘルベチカ | ワークスK |
同上 | いわゆる大陸横断鉄道の一角をなし、1996年にBN(バーリントン・ノーザン)鉄道と合併してBNSF(バーリントン・ノーザン&サンタ・フェ)鉄道となった。 | BNSF | シロ/松本浩一 |
アティック attic |
屋根裏部屋の意(weblio辞典) モデラーにはレイアウトの敷地として間々使われる。地下室basementに比較して、中間に柱が少ないという利点はあるものの、寒暖の差が激しい点に注意。 |
ベースメント ハイブリッド レール | ワークスK |
アディロンダック Adirondack |
Adirondack Steel Castings Co. GSCと共にGE製ディーゼル機に鋳鋼製3軸台車を供給した。 | フローティング・ボルスター | ワークスK |
アトラス Atlas Model Railroad Company |
official site N、HO、Oゲージにおいて、車両と線路システムを販売する。車両モデルは、普及品のTrainmanシリーズと高級路線のMasterシリーズ、さらに旧製品のClassicシリーズを擁す。 創業は1924年の工具会社に遡り、1947年に模型の工場を建設、1949年に会社組織化、1967年よりリバロッシ、メハノ、ロコ、ポーラ、ファーラーから輸入してNゲージ製品を発売、1970年にロコ製品によるOゲージを展開したものの1年余りで撤退(TransPacific R.R.を参照)、1975年からロコのHOディーゼル機の販売開始、1983年にHOゲージでカトー(Alco RS3)製品を販売開始、1987年に社名変更、1987年にOゲージの別会社設立、2004年にインターマウンテンからOゲージの金型買い取り、2007年Industrial Oを買収、2011年にブランチラインの車両モデルを吸収、2015年にWeaver社Oスケールの一部金型を継承、2016年にBLMA、2021年にMTHのOゲージ等々。"TrainLife.com"、"The Train Collectors Association"を参照 Walthers site |
リバロッシ メハノ ロコ カトー ブランチライン ウィーバー BLMA MTH | ワークスK |
アトラス・エディションズ Atlas Editions |
official site イギリスを拠点とするミニカー・ブランドで、製造は中国。デアゴスティーニの子会社。2002年に進出。直販のみ? 鉄道モノも欧米を題材としたモデルがあるものの、スケールはOOやZ、大部分は1/100、トラムの中には1/87。ダイキャスト製?の塗装済みで、再生産はしない? MR誌1999年5月号p25に"Legendary Trains Fact & Photo Cards"と題した広告。販売終了のアナウンスを2020年9月に確認。【調査中】 | ワークスK | |
アトラス工業 Atlas Industries |
三成善次郎(?-1978)氏が創業したHOブラスメーカー。ギアード・ロコや堅実な作りで知られる。終戦後(1949年?)から1954年まで、KTMや天賞堂、協同等のIMPへの輸出をAtlas Trading Co.(またはAsahi Scientific Corp.)名で手掛けた。その後、1955年からはUnitedのブランド名でPFMへ輸出し、1960年には西川口に工場を建設して100人以上を雇用した(MR誌1960年9月号p57にその写真)。1970年代の急激な賃金高騰と円高とにより1982年に工場を閉鎖。以後1990年まで小ロットを協力工場で生産して、PFMを通さずにユナイテッドの名で直接米国へ供給した。ブログ「米国型鉄道模型とモダンジャズ」、「Brass Model Collection of Kevin」を参照 | ユナイテッド インターナショナルモデルプロダクツ パシフィックファーストメール カツミ 天賞堂 協同ライト商会 | AMTK223 |
アトランティック Atlantic |
蒸機で4-4-2の車輪配置名。名称は、1894年にボールドウィン製を採用したアトランティック・コースト・ラインに因む。高速旅客用として使用されたが、牽引力が小さくパシフィックに取って代わられた。最後は1935-37年に製造されたミルウォーキー鉄道のHiawatha牽引用流線型のクラスA。写真はスーパー・アトランティックと呼ばれたPRRの1912年製E6s。【出典:Guide to North American Steam Locomotives p320】、Wikipedia英語版を参照 我が国では1897年にボールドウィンから日本鉄道が輸入した、後の6600型が唯一。 |
大塚集一 | |
アドヒーシブ adhesive |
または「アドヒースィブ」。【形容詞】粘着性の、【名詞】粘着するもの、接着剤、接着テープweblio辞典 | グルー | ワークスK |
アドヒージョン adhesion |
wheel to rail adhesion のことを指し、粘着力と訳される。これにより推進力(牽引力、制動力)を得る点が、今日の鉄道の最大の原理といえる。 一般的に、粘着力は動輪上の重量に比例し、動輪径が小さいほど大きいとされる。この比率を粘着係数(coefficient of adhesion weblio辞典)といい、乾燥レール上では0.24が用いられる。出発時、急停止時などに粘着力を増大させたいときには砂が撒かれる。Wikipedia英語版を参照 |
サンダー 軸重移動 ハイ・アド台車 トラックモービル | dda40x |
同上 | モデルでは、タイヤやレールをスチールとすると効果があるといわれる。製品では、車輪踏面を粗面とするほか、ヨーロッパ型を中心にゴムタイヤが採用される。また踏面に粘着性の膜を生成する手法もある。 | ブルフログ・スノット | ワークスK |
アドミラル・キャブ Admiral cab |
NSがFRAの勧告により2011年4月以降、EMDディーゼル機のスタンダード型キャブの衝突安全性強化を図ったもの。内部構造や板厚の変更のため、外観的には見分けを付け難い。AltoonaWorksのHP。"admiral"は提督の意(weblio辞典)で、その制帽に似ている、あるいはノーフォークのホッケーチーム名に因むとも言われるが確証は無い。【詳細調査中】 | クレセント・キャブ スポンジボブ・スクエアー・キャブ | ワークスK |
アニュアル annual |
年鑑、年報の意。大手鉄道にあっては、その状況を年毎にファンの立場で解説した書籍が出版されている。 | ワークスK | |
アバットメント abutment |
橋台のこと。橋桁列の最終両端を受けるもの。中間の橋脚pierとは区別する。"abut"は、「(建物などが)寄りかかる」の意。weblio辞典 | ピアー トレッスル | ワークスK |
アフタークーラー aftercooler |
ブレーキなどを駆動するために鉄道車両は専ら圧縮空気を用いるが、これを作り出すエア・コンプレッサーから出た高圧空気は、高温となっているので、曲がった放熱管を通して温度を下げ、エアタンクに導くが、積極的に冷やしたいときには、放熱フィン付の冷却管を用いる。この冷却管をアフタークーラーと呼ぶ。蒸機においてC&NWのH-1や、UPのBigBoyの初期型では目立つ位置に設置されている。 | dda40x | |
同上 | 多段圧縮の場合、圧縮機と圧縮機の間の冷却器をインタークーラーと呼ぶ。 | ターボ・チャージャー | ワークスK |
アフターバーナー afterburner |
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アヴェイラブル available |
手に入るという意味の形容詞。日本の英語教育の場ではほとんど扱われないが、よく使われる表現。 在庫ありはin stockまたは、on handで表される。流通量が豊富であるときは在庫が無くてもavailableを用いる。 いつ入荷するか分からないときはbackorderedになる。 |
dda40x | |
アペックス Apex |
「エイペックス」を見よ | ワークスK | |
アボ渓谷 Abo Canyon |
BNSFのシカゴ−ロサンゼルス間におけるニューメキシコ州内の隘路。元ATSF線で、2011年に改良複線化されたことで知られる。Trains誌2009年2月号p8、8月号p9、BNSF News、掲示板を参照 | ワークスK | |
アムステッド・レール Amsted Rail |
official site ASFが1962年に改名したAmsted Industriesの一部門。交通産業用鋳鋼品を製造し、鉄道向けでは貨車用台車や車輪、ベアリング、連結装置などを手掛ける。「ライド・コントロール」の商標を保有する。Funding Universe | アメリカン・スチール・ファンドリーズ ライドコントロール台車 ナショナル・スイング・モーション台車 ブレンコ・ベアリング | ワークスK |
アムトラック Amtrak |
1970年に都市間旅客輸送法によって発足したアメリカ鉄道旅客輸送公社National Railroad Passenger Corporationの通称。運行開始は1971年5月1日。2000年の営業キロ37000kmの内、アムトラックで線路を所有・管理しているのは北東回廊路線の1167km。他は貨物鉄道の路線を借りて運行している。7都市で州運輸省や通勤鉄道公社の委託を受けて通勤鉄道の運行も行っている。JREA誌2002年5月号のアムトラック改革の動静を伝える記事を参考。アムトラックのオフィシャルHP、Wikipedia英語版を参照 車両塗装の変遷については、Wikipedia英語版を参照。とれいん誌2002年9月号に佐々木也寸志氏の詳細記事あり |
AMTK223 | |
アムトラック・ウエスト Amtrak West |
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アムトラック・インターシティ Amtrak Intercity |
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アムフリート Amfleet |
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アメリカン American |
蒸機において車輪配置4-4-0の呼称。初期には4-6-0を含んでアメリカン・スタンダードと呼ばれたものが短縮され、4-4-0にこの名称が定着した。【出典:鉄道ファン誌1971年8月号「機関車のABC」(小川幹夫)】 エイト・ホイラーともいう。Henry R. Campbellが、ボールドウィン社とノリス社の4-2-0の特長を合体させる形で1836年に特許を取得し、翌年James Brooksにより完成した機関車が嚆矢。同年、Joseph Harrison Jr.によってイコライザー機構を追加されたHercules号で完成の域に達し、全米で以後40年間に2万5千両近くが製造された。【出典:加山昭著「アメリカ鉄道創世記」】 当初は第1動輪がフランジレスであったが、1850年代末に先台車を横にスライドさせる構造が採用されて安定した走行と駆動力の強化に効果を上げた。【出典:齋藤晃著「蒸気機関車の興亡」】 アメリカのみならず、イギリスなどでも普及し、日本へは明治期、米英両国から多数が輸入された。 Wikipedia英語版を参照 |
AMTK223 | |
アメリカンOOゲージ American OO gauge |
「OOゲージ」を見よ | ワークスK | |
アメリカンZライン American Z Line |
offical site Zゲージでアメリカ型モデルを発売。ブラス製の蒸機の他、ディーゼル機や客貨車はプラスチック・インジェクション。Zトラック・マガジン社が経営の様子。Walthers site | Zトラック | ワークスK |
アメリカン・オリエント・エクスプレス American Orient Express |
official site(2012年リンク切れ) 1989年から2008年まで、全米を豪華列車で巡るツアーを企画運営した旅行会社。鉄道全盛期の流線型客車を使った。ヨーロッパのVSOEとは無関係。Wikipedia英語版、とれいん誌2005年5月号p83-85(中村彰宏氏) | ワークスK | |
アメリカン・カー&ファンドリー American Car & Foundry |
実物の客貨車メーカーで、現在の名称はACF Industries(official site)。かつてはAmerican Car & Foundry Industries。AC&F、ACF、acfと表記されることがある。1899年に全米13社が統合して発足し、タンク車やカバード・ポッパーなどの、特殊車両を得意とした。1961年にペンシルベニア州バーウィック工場が売却され、バーウィック・フォージ&ファブリケーティングBFFとなった。推薦図書American Car & Foundry Company 1899-1999,Lionel Freight Car Friday,Wikipedia英語版を参照 | ACF バーウィック センターフロー プレシジョン・デザイン ヘンリーC | ワークスK |
アメリカン・スイッチ&シグナル American Switch & Signal |
catalogue(pdfファイル) プロト48のフログとガード・レール関連部品を発売する。レールやレール・ジョイナー等はライトOウェイ製品を使う。 | ライトOウェイ | ワークスK |
アメリカン・スケール・モデルズ American Scale Models |
official site | ワークスK | |
アメリカン・スチール・ファンドリーズ American Steel Foundries |
1902年にイリノイ州Granite CityのAmerican Steel Foundryなど8社が合併して発足し、1962年にAmsted Industriesと改名した。全米随一の鋳鋼品メーカー。ASFライド・コントロール台車等で知られる。1919年にチルド車輪のGriffin Wheel Companyを傘下に収めている。 | ライドコントロール台車 アムステッド・レール | ワークスK |
アメリカン・トレイン&トラック American Train & Track Corp. |
1967年から1970年まで存在したHOスケール鉄道模型輸入業者。メーカーはトライアング、メハノ、ロコ。日本製だという超小型ブラス蒸機は?(掲示板) 製品群はAHMやModel Power(PMI)、Life-Likeへ引き継がれた。Tony Cook's site、Tri-ang Railways in Canada and the USAを参照 略称には"AT&T"も使われるが、ロゴに表れた"ATT"が一般的。もちろんアメリカン電信電話会社(American Telephone & Telegraph Company)をモジっている。 | モデル・パワー プレシジョンミニチュア―ズ プレシジョンモデル ロコ メハノ ライフライク | ワークスK |
アメリカン・フライヤー American Flyer |
A.C.ギルバート社が発売していた鉄道模型のブランド名。この会社は戦前の創業でOゲージ製品を販売したが、終戦後に発売したSゲージ製品が特に印象的である。現在ではアメリカン・フライヤー製品はライバルであったライオネルから発売されている。 | シロ/松本浩一 | |
同上 | Wikipedia英語版を参照 | ギルバートHO | ワークスK |
同上 | プルマン・スタンダード社が1934年から1938年まで、ニュー・ヘイブン鉄道向に205両等を供給した超軽量客車のニックネーム。そのSゲージのオモチャ(Toy)を1940年代にA.C.ギルバート社が発売したことに因む。 耐候性鋼(Cor-Ten)によるリベット構造を採用し、1970年代まで使用された車両があったという。製造した工場の名を採って、プルマン・ブラッドレイ、またはOsgood Bradley流線型客車ともいう。MR誌1998年1月号、RMC誌Rapido製品紹介を参照 |
オズグッド・ブラッドレイ プルマン・スタンダード コルテンスチール | ワークスK |
アメリカン・フリーダム・トレイン American Freedom Train |
「フリーダム・トレイン」を見よ | ワークスK | |
アメリカン・メインライン American Mineline |
official site Accucraft社の別ブランドで、標準軌間モデルを1/29、45mmで展開する。略称はAML。 | アキュクラフト | ワークスK |
アメリカン・モデル・トイ American Model Toy |
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アメリカン・モデル・ビルダーズ American Model Builders |
official site "LazerKit"というブランド名で、レーザー加工を得意とするキット・メーカー。1984年創業。貨車、ディテールアップ・パーツ、積み荷、ストラクチャーをN、HO、Oスケールで販売する。Walthers社のサイト 2024年に廃業(情報室) | レーザーキット | ワークスK |
アメリカン・リミテッド・モデルズ American Limited Models |
official site N、HOスケールで客車のコア・キットや連結幌を販売。1992年にRobert Fingerle氏が創業。Walthers site | ワークスK | |
アメリカン・レールローズ American railroads |
「ゴールデン・スパイク・センテニアル・リミテッド」をみよ | ワークスK | |
アメルコム Amercom Hobby |
official site ポーランドのダイキャスト製ミニチュア・メーカー。1993年創業。自動車系は1/87〜1/43、鉄道物は1/76(イギリス型)、1/160(アメリカ型、欧州型、日本型)を製造。1/160のキハ81、クハ86なんて誰が買う? アマーコム? エイマーコム? | ワークスK | |
アライド Allied Model Trains |
ロサンジェルス郊外の鉄道模型店。1946年から2015年まで営業。1989年から2007年までLAUPTを模した建物に入居していたことで知られる。MR誌1990年11月号p100-102に紹介記事。場所柄、フランク・シナトラやロッド・スチュワートが訪れたという。掲示板、MR forumを参照 | LAUPT | ワークスK |
アライド・フル・クッション台車 Allied Full Cushion truck |
1940年からAllied Railway Equipment Companyが供給した貨車および客車用の高速台車。サスペンションは軸バネのみだが、軸箱にスイング・モーション機構を備えていた。第2次世界大戦中の兵員輸送車(トループ・スリーパー)などに装備されたものの、脱線が多発したため1955年に相互乗入車への使用が禁止された。写真は、MR誌01年12月号トループ・カーの解説より引用。詳細はTransPacific R.R.を参照 | トループ・カー スイング・モーション台車 蛇行動 | ワークスK |
アラゲニィ Allegheny |
「アレゲニー」をみよ | ワークスK | |
アラメダ・コリドー Alameda Corridor |
ロサンゼルスのダウンタウンからロングビーチに至る半地下式の接続鉄道。ウィキペディア日本語版およびAlameda Corridor Transportation AuthorityのHP、TransPacific R.R.を参照 | ワークスK | |
アリゲーター Alligator |
アルコRSD-15ディーゼル機ローフード・バージョンのニックネーム(Wikipedia英語版) | ワークスK | |
アリスト・クラフト Aristo-Craft |
ニュージャージー州ニューアークなどに本拠を置いた鉄道模型輸入業者で1935年?に創業し1940年代後半にリバロッシ製品の輸入を始め、Polk's Hobbiesという模型店を経営した。HOゲージ・ブラスでは、1957年から59年までアカネ製の蒸機を扱った。66年発売のNKPバークシャーS3は鉄道模型社製。ニューワン製ダイキャスト・モデル(12種?)も輸入した(HOC誌2018年4thQ号p19-21、2022年4thQ号p24-34)。 1980年代には1番-Gゲージ、45mmゲージを1/29と、一部1/24(クラシック・シリーズ)で展開した。○年、3線式OゲージのAMTを買収した。2013年に廃業したという。 |
アカネ ニューワン 鉄道模型社 ビープ リバロッシ ポークス | AMTK223 |
アルケム・スケール・モデルズ Alkem Scale Models |
official site エッチング抜きやレーザー・カットのキットを販売。南北戦争時代に強い。 | ワークスK | |
アルコ Alco |
American Locomotive Companyの略称。ALCO、ALCoとも綴る。1901年にスケネクタディにブルークスなど7社が合併して発足し、蒸機の製造ではBaldwin、Limaと並ぶ3大メーカーであった。ディーゼル機は電気品をGEに依り、S、RS、C、FA、PAなどの系列を投入したが、1969年に撤退した。1956年には社名をAlco Productsに変更している。またカナダのMontreal Locomotive Works(MLW)が同一型式、および後継型式のディーゼル機を製造している。Wikipedia英語版、Steam Locomotive dot comを参照 | ジェネラル・スチール | 大塚集一 |
同上 | 推薦図書"The American Locomotive Company,A Centennial Remembrance" Richard T. Steinbrenner 鉄道ファン誌2001年12月号p102に同社発足100年を記念した中村彰宏氏の一文がある。Alco Historical & Technical Societyはディーゼル機を中心に活動 アルコ製ディーゼル機愛好者をしてアルコホリック"ALCOholic"と自嘲されることがある。本来はアルコール依存症の意(weblio辞典)。 |
インガソール・ランド | ワークスK |
アルコ・モデルズ Alco Models |
ニューヨーク州ポート・ジェファーソンに本拠を置いたブラスモデル・インポーターで、1967年より1983年まで、クマタ、Samhongsa、Rok Am、Dong Jin、Kobra製の蒸機、ディーゼル機、電機やカブースをHOやOゲージで輸入した。 Tony Cook氏のサイトにKMT製ディーゼル機の全製品解説がある。 |
AMTK223 | |
アルティチュード altitude |
高度、海抜(weblio辞典)。 | エレベーション | ワークスK |
アルトゥーナ Altoona |
PRRの車両工場。PRRは、需要が多かったためか車両をメーカーから購入するだけでなく内製も行っていた。有名な例としては、蒸気機関車のK4や電気機関車のGG1、客車のP70シリーズがあげられる。 | ペンシルバニアRR | eltnjohn |
同上 | ペンシルベニア州中部の都市(ウィキペディア日本語版)。Alvin F. Staufer「Pennsy Power」1962年刊などに拠れば、アルトゥーナ工場は1850年開設、大きく4つに分かれる全体の名前として、また一つの機関車工場として使われた。また、ジュニアタJuniata工場の名前は1928年まで使用されたとあるが、トレイン誌2001年11月号の佐々木也寸志氏の記事に拠れば、NSはジュニアータ機関車工場と呼んでいる。一ファンのサイト | ジュニアタ | ワークスK |
アルニコ alnico |
「パーマネント・マグネット」(永久磁石)を見よ | ワークスK | |
アルパイン・ディビジョン・スケール・モデルズ Alpine Division Scale Models |
official site HOのトムリンソン・カプラーとかトロリーハンガーなど変なものを取り扱い | ワークスK | |
アルファベット・ルート Alphabet Route |
アメリカの北東部と中西部を結ぶ貨物列車を複数の鉄道が共同で中継運行した連合体の通称。直通する4大鉄道(PRR、NYC、B&O、Erie)に続く第5のルートとして1931年から1980年代初頭まで稼働し、ある程度の成功を見た。CNJ、NKP、L&H、NH、P&WV、RDG、WM、W&LEが参画し、イニシャルが変化に富んだことからこう呼ばれる。列車名をAlpha Jetといった。American-Rails.comなどを参照 | ワークスK | |
アルブラエ Albrae Models |
official site 2013年にAccucraft社の一部門として立ち上げられたHOスケールのブランド。カリフォルニア州FremontにあったSPの駅名に因むと考えられるが、発音は不明。 | アキュクラフト | ワークスK |
アルミニウム aluminum |
英語がalminiumで、米語は「アルーマナム」(weblio辞典)。合金alloyとして利用されることが多い。一般的事項はウィキペディア日本語版を参照 鉄道車両の車体材料として採用された例にCity of Sarina、Indiana RRの高速電車、WW2と朝鮮動乱間でのボックスカーとリーファー、石炭ゴンドラ、Big Johnなどのカバード・ホッパー、地下鉄車両、ドメステック・コンテナ トレーラー タンク体。部品としてはボックスカー等のドア、内装品の鋳物、アルミ鋳物のエンブレム。有名な例にボーデンズミルクタンク車のカバーフィン。 貨車の積荷としてのアルミインゴット 模型では、レール素材、鋳物、車体側板(篠原製ボックスカー)、押出し形材がコルゲート車体。アルミ箔がプレス表現(Cary製品:TransPacific R.R.)やハンダ付けの溶着除け。色彩の表現で白銀色をアルミニウム・シルバーなどという【かきかけ】 |
ベアメタル | ワークスK |
アルミネーター Aluminator |
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アレゲニー Allegheny |
原意はアメリカ東部のアレゲニー川、アレゲニー山脈。転じて、ここに路線網を持ったC&O鉄道のH8型連接蒸機2-6-6-6の愛称、また、この車輪配置名となった。推薦図書:The Allegheny Lima's Finest(1984/1996年刊)、図面や細部写真を満載 アレゲニィ、アレゲーニー、アラゲニーとも表記される(weblio辞典など)。 |
ブルーリッジ | ワークスK |
同上 | Steam Locomotive dot comを参照 | AMTK223 | |
アレスター arrester |
避雷器 weblio辞典 | スパーク・アレスター | ワークスK |
アレン,ジョン John W. Allen |
1913-1973 。Gorre and Daphetid(G&D)鉄道という名のレイアウトを建設し、職業写真家の腕をもって撮影されたその写真は多くの趣味人に影響を与えた。レイアウトは残念ながら、彼の死の直後に火災によって失われた。1981年にはMR誌の元編集長リン・ウエスコット氏の手になるModel Railroading with John Allenが出版された。G&Dを記録したサイトではDVDを発売、Central Valleyの写真集、MR誌2009年1月号、Wikipedia英語版参照。 | べーカー スエイバック ゴーリィ&デフィーテッド タイムセーバー ギャップリング・モーター | ワークスK |
アローヘッド・モデルズ Arrowhead Models | official website 2018年に登場したモデルメーカー。創業者はBlaine Hadfield氏で、ハイエンドのHO貨車を供給と謳う。 | ワークスK | |
アンカプラー uncoupler |
連結状態にある連結器を解放し、切り離す仕掛けのこと。解放ランプとも言う。連結器の種類により構造は異なるので、原則として違う種類の連結器は、アンカプラーを共用することはできない。 | ベーカー ホーンフック ケーディー リックススティッカー スイッチマン | 松本浩一 |
アンカレージ anchorage |
「ドローバー・アンカレージ」をみよ | ワークスK | |
アンクル・サム Uncle Sam |
アメリカを擬人化したキャラクター。ウィキペディア日本語版 | ジョン・ブル | ワークスK |
アングル・キャブ angle cab |
角張った屋根付きの運転室(キャブ)の事。 わざわざ「角張った」と説明すると言う事は、対になる丸っこい屋根のモデル(ラウンド・キャブ/Round Cab)が存在するはず。 注意して見よう。 | トペカ・キャブ | ポーラ |
アングル・ダクト angle duct |
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アンストッパブル Unstoppable |
2010年公開のパニック映画。実際に起こった事件(ウィキペディア日本語版)を下敷きに、本物のディーゼル機関車をふんだんに使って話題となった。掲示板、Yahoo映画を参照 | ワークスK | |
アンスラサイト anthracite |
無煙炭のこと。"hard coal"、"stone coal"、"blind coal"ともいう。石炭の中で最もカーボン含有量が高く(92〜95%)、光沢があり硬い。揮発分が少ないため着火しにくいが火力が強く、煙のない短く青い炎で燃える。煤煙が少ないという理由で家庭用燃料の他、敵の発見を嫌う戦艦にも重用された。 米国ではペンシルベニア州北東部に産し、高価なため、(また高温で粉砕して火格子より落下し易いため?)蒸機では低グレードのものが使われ、特に19世紀末、廃棄されていた粉炭(カルムculm)用にウーテン火室が開発された。20世紀初頭にラカワナ鉄道は「The Road of Anthracite」と称して、衣服を煤煙で汚すことなく旅行できると宣伝した。一般家庭用として販売差別化の意味から、ブルーなどに染色して出荷した販売会社もあった。Wikipedia英語版を参照 日本の蒸機終末期に用いられた燃料は、主に無煙炭を再成型した練炭(豆炭、briquette coal)だったという【要確認調査中】Wikipedia日本語版 |
ウーテン火室 リグナイト ビチューミナス ブルーコール フィービー・スノー ブリケット・コール コークス | ワークスK |
アンダーグラウンド鉄道 Underground Railroad |
南北戦争期以前に南部の黒人奴隷を北部やカナダへ亡命させる目的で組織された市民活動。ウィキペディア日本語版 | シビルウォー | ワークスK |
アンチ・クライマー anti-climber |
1911年刊Electric Railway Dictionaryの説明は次の通り。 「波形断面をしたチャンネル材で、衝突時の乗り上がりを防止するためバンパーの位置に設けられる。構造用鋼材を転造して、所定の長さに切り、端部のカーブに合わせて曲るという工程か、幅や彫りの深さを選ばない鋳鋼で造られる。これを備えた車両同士が衝突した場合、波形が食い込み合って、一方の車両が他方の車両に乗り上がるという現象を防ぐ」 台枠を頑丈な鋼製、その上を木造とした時代に必要とされた。ただし、これが専ら郊外電車に装備された理由は、その列車形態や高密度運行で事故の恐れが高かったことだと考えられる。また目的を達するため、その高さ、位置が鉄道毎に揃えられていた様だ。保安度が向上した後年は、飾りで設けられた場合も多い。 近代型ディーゼル機における前後端デッキの張り出しも、上述の機能が無いのにもかかわらず、この名称で呼ばれる。 |
バッファー | ワークスK |
アンチモニー antimony |
アンチモンともいう。現在ではホワイトメタルや活字合金などの成分として利用される。ウィキペディア日本語版 戦後1960年代まで、アンチモニー単一成分?の鋳物が玩具等に用いられた。鉄道模型関係では、床下機器や台車等のパーツとして採用され、「アンチ」とも呼ばれた。併存した「ホワイト・メタル」とは区別されていたので、両者は別物と考えられる。 比重が鉛に較べて軽いものの、ウエイトとしても使われた。表面は明灰色で、経年により暗灰色に変化する。ハンダ付けが可能であるものの、アンチモニー自体の融点が低いので注意。塗装にはプライマー使用を推奨。毒性情報を確認のこと。 |
ホワイトメタル | ワークスK |
アンデコ undec |
下記「アンデコレート」の略語 | ポーラ | |
アンデコレート undecorate |
「仕上塗装をしていない」モデル製品の意。"undec"、"アンデコ"と略称される。一般にはプラスチック製品について用いられる。一概に「未塗装」と言う訳でも無く、プロト2000シリーズのアンデコ製品はサーフェイサー仕上げとなっている。 | アンペイント | ポーラ |
アンドリュース台車 Andrews truck |
アンドリューズ台車ともいう。アーチバー台車の改良型の一種で、側枠を剛性の高い鋳鋼製に変更したもの。軸箱や枕梁回りにアーチバー台車の規格品を利用する。なお、「アーチバー台車から部品を転用された」という説は、部品が台車荷重毎に設計を異にするので、錯誤と考えられる。また製造年と製造数をみれば明らかか。バルカン台車と誤認しやすいので注意。 1910年前後から30年代まで、特に1910年代末期のUSRA規格貨車では標準として採用された。1960年代でも営業貨車に使われていたものがあった。部材断面形状は順に、L形、T形、U形(写真)と強化された。主力は40、50トン用で、中には70トン用も製造された。MRH誌2013年5月号p72-74、MR誌2003年12月号p73、とれいん誌95年1月号p50参考 同種の台車は1892年にASF社が開発したとされる(MRH誌2018年6月号)。1906-1909年頃に幾つか製造されているものの、アンドリュースの名を用いていない。一方、側枠と軸箱を一体としたベッテンドルフの登場は、アンドリュースとほぼ同時か早かった。しかし当時の鋳造技術では一体とするには無理があったものと考えられる。 なお、ケーディー社のサイトに1898年と記載され、Cumberland Model Engineering.comに最初の特許出願が1896年とあるが、原典未見。1956年に相互乗入が禁止された(Kalmbach社刊"The Model Railroader's Guide to Freight Cars" p91)。 |
アーチバー クラウン バルカン Tセクション トラック USRA | ワークスK |
アンナンバー unnumber |
用例としては“unnumbered”と、過去分詞形をとる。モデル製品において、塗装と種々のレタリングを済ませていて、車番の標記だけが購入者に任されたもの。2000-05年頃に、ディーゼル機や貨客車のプラスチック製品でバリエーションの一つに加えられたことがあった。 | アンレター | ワークスK |
アンハイドラス anhydrous |
「無水の」の意、特に結晶水を含まないもの?(weblio辞典、Wikipedia英語版)。 鉄道輸送ではタンク車などの積み荷。無水アンモニアanhydrous ammonia、無水硫酸anhydrous sulphuric acid、無水リン酸anhydrous phosphoric acid、無水石膏anhydrous gypsum、無水結晶ブドウ糖dextrose anhydrous |
ワークスK | |
アンブロイド Ambroid Company |
official website(2020.02消滅確認) 「アンボロイド」とも書く。1910年創業という接着剤メーカー。成分はたぶんセメダインCと同様のニトロセルロース系で、黄褐色(琥珀色)になる成分を添加している。その販売促進のためにHOおよびS、Oゲージで貨車の木製キットを発売したとされる。MR誌でのAmbroid Liquid Camentの広告は1948年5月号p455が最初。1949年3月号(p42)では客車の図面を発売。同年12月号(p71)ではNortheastern Scale Models (NESM)が発売していたラッセル車を広告。Ambroid自体では製造せずにNESMやQuality Craftから供給を受け、以後漸次ラインナップを拡大した。同誌広告は1977年1月号p105が最終。いくつかのキットは他社から再販された。研究ファンのサイト、Walthers site HOseeker.net、150 Years of Train Models p137-142、HOC誌2ndQ号p34-43、NMRA HP "Lee L Blyler"を参照 由来はamber + celluloidとの説あり。"ambroid"自体は再生コハクの意という(コトバンク)。 |
ニトロセルロース系接着剤 ノースイースタン・スケール・ランバー クオリティ・クラフト | ワークスK |
アンペイント unpaint |
正真正銘の無塗装状態・・・ のはずだが、真鍮製品の場合は一見無塗装でも変色防止の為にクリアコートされているので、自分で塗装する前の「シンナープールの儀」は欠かせない。 | クリア・コート アンデコレート キリンス処理 | ポーラ |
アンポレックス Ampolex |
2009年にIngallsの試作ディーゼルをHOでリリース。製造はアジン。グローバル・アウトレットの尻ぬぐいか? official siteは2011年12月消滅確認 | グローバル・アウトレット | ワークスK |
安楽マニア | 「アームチェアー・モデラー」の訳語。初出は鉄道模型趣味誌と考えられる。 | アームチェアー・モデラー | ワークスK |
アンレター unletter |
用例としては“unlettered”と、過去分詞形をとる。モデル製品において、塗装が済ませてあり、購入者が鉄道名や車番、諸元を標記するものを指す。塗色が鉄道によってそれほど変化のない蒸機や貨車のプラスチック製品で2000-05年頃に、バリエーションの一つに加えられたことがある。 さらに貨車で諸元文字だけを印刷したものが“data only”として発売された。 |
データ・オンリー | ワークスK |