用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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イージーライン EZ Line | ![]() 手芸店で入手できるオペロンゴム糸だという説がある(ブログ「マイルトレイン」)。この材質はポリウレタン弾性繊維で、デュポンが開発したライクラLycra、我が国では東レ・オペロンテックス社が製造する。Wikipedia英語版"spandex" | ワークスK | |
イースタン・カー・ワークス Eastern Car Works Inc. Inc. | 略称はECW。インジェクション・プラスチックの板キットで客貨車や台車を販売。1984年にGerard A. Ehrlen氏がペンシルベニア州Langhorneで設立。E&Bバレイより一部製品を引き継ぎ、2009年頃に廃業。スムーズサイド客車など他社が手掛けない車種が多く、工作派ファンに親しまれた。 | E&Bバレイ | ワークスK |
イーストマン・ヒーターカー Eastman heater car | 1880年にWilliam E. Eastmanが開発した暖気装置付のインシュレーテッド・ボックスカー。ニューイングランドやカナダ東部のポテトを凍結することなく運搬するために、35ガロンの灯油keroseneを10日間、燃焼させるバーナーを床下に装備し、車体側面にはその名が表記された。1600両が1899年前後から1930年代まで使用されたという。RMC誌2013年4月号p85、NESL製HOキットの製品紹介、およびPRR車の形式図を参照 | ヒーターカー インシュレーテッドボックスカー | ワークスK |
イーズメント・カーブ easement curve | トランジション・カーブと同義、緩和(かんわ)曲線。単に"easement"ともいう。 | 緩和曲線 | ワークスK |
イール・リバー・モデルズ Eel River Models | 1992-1998年に、HOスケールのプラスチック製、ビール運搬用インシュレーテッド・ボックスカーをキットおよび完成品で販売。"Eel River"はカリフォルニア州の河川(Wikipedia英語版)で、"eel"はウナギ(weblio辞典) Rail Shop Inc.が製品を引き継ぎ。 | レール・ショップ | ワークスK |
イェ・オールディ・ハフンパフ Ye Olde Huff-N-Puff | 「オールディ・ハフンパフ」をみよ | ワークスK | |
イエスタイヤー・モデルズ YesterYear Models | HOとNで、インターマウンテンなどのモデルに独自の塗装とレタリングを施して販売したメーカー。MR誌では2002年7月から2005年2月号までの存在を確認。InterMoutainのHOおよびNのラインナップ。 | インターマウンテン | ワークスK |
イエロー・カー Yellow Cars | ロサンゼルス鉄道LARyのニックネーム。PEのレッド・カーに対して呼ばれる。 | ロサンゼルス鉄道 レッド・カー | ワークスK |
イエロー・グルー yellow glue | 「タイトボンド」をみよ | ワークスK | |
イエロー・ジャケット Yellow Jacket | ![]() 一方、Nashville Chattanooga & St. Louis鉄道のJ3-57クラス4-8-4(保存機あり)もイエローのラインで飾られ、このニックネームを持つ。Steam Locomotive dot Comを参照 原義は、同様の体色を持つスズメバチ(weblio辞典)と考えられる。ちなみに"hornet"も同義 | グリーン・ホーネット | ワークスK |
イエローストーン Yellowstone | 1.米国ワイオミング州北西部にある国立公園の名称。間欠泉で有名。 2.車輪配置2-8-8-4の機関車の呼び名。ワイオミング州北部に路線を持つNP(Northern Pacipic鉄道)が自社のZ-5形にこの軸配置を採用した事にちなんで名づけた。 | ローズバッド・コール | yardbird |
同上 | Wikipedia英語版、Steam Locomotive dot comを参照 | ワークスK | |
イエロー・ドット yellow dot | ![]() FRA(連邦鉄道管理局)により1978年3月31日付で発令された規則で、Southern Wheel Company製の33"車輪使用車両について、危険品輸送を即時禁止するとともに、同年12月31日以降の全ての運行を禁止した。その確認のため、該当車には黒の12"角の中に白の6"丸という印を付けることが定められた。一方、非該当の全33"車(交換済を含む)は白を黄とした印が義務付けられた。この黄印は撤去を求められなかったため、以後数年の間、貼り付けられたままの車両が存在した。S.A. McCall氏の解説 | ワークスK | |
イエロー・ボンネット Yellow Bonnet | |||
イクイップメント equipment | 鉄道車両のうち(機関車以外の)客貨車を指す。 戦前には機関車を含むと解釈される文書があるが、戦後発行された書籍では機関車が含まれていないように見受けられる。 鉄道会社によって解釈が異なる可能性もあり。 | ローリング・ストック | dda40x |
イクストルーデッド・アルミニウム extruded aluminum | アルミニウム押出し型材のこと。 1950年代以降、Oゲージのステンレス・コルゲート客車でこの製法が用いられることがある。 | マック・ショップ | ワークスK |
イクストルーデッド・フォーム extruded foam | 専ら押出発泡ポリスチレン(スチロール)を指す。堅く難燃性があるとして建材に使われ、他の製法によるものと区別するために淡い空色やピンク色に着色されている。スタイロフォームはダウケミカル社のブランド名。あるモデラーの測定によれば、ダウ製品の4'×8'×2"(1219×2438×51mm)で8.4ポンド(3.81kg)とのこと。Wikipedia日本語版を参照 モデルではレイアウトの基盤として利用されることがある。MR誌1994年6月号p82、2012年7月号p56に事例。我が国ではジオラマのベース用などに各種寸法が市販されている。経年変化は無いとされるが、体重等を掛けることにより当然、凹む。 | ポリスチレン | ワークスK |
イグザクトレール Exactrail | 「エグザクトレール」をみよ | ワークスK | |
イグナイトロン ignitrn | 単極水銀整流器の一つ Wikipedia英語版を参照 日本国鉄ED45 1(1955)、ED45 11(1956)、ED70(1957)など。NH EP-5(1955)、PRR E44(1960)【詳細調査中】 | ワークスK | |
イコライザー equalizer | ![]() 4-4-0の導入と共に普及した。ただし、路盤の強固なイギリスにあっては採用例が少なかった(かつ、バネの品質が高かった?)。TransPacific R.R.を参照 モデルでは、軌道の精度が実物よりも遥かに劣り、かつバネ系を十分に作用させられないため、車輪の追随性(集電性を含む)を向上させる目的で、その構造的な面白さもあってHO、Oゲージを中心に製品を含めて採用される。なお、Nゲージではフランジが高いために必要性が低いといわれる。またOゲージ以上での高速走行では衝撃を吸収しきれないことから、実物と同様にバネを主体とすることが推奨される。 | リーフ・スプリング アメリカン ロンビック・イコライザー 3点支持 クロスイコライザー トランスバース・イコライザー ラジアル台車 エリプティック・スプリング | ワークスK |
同上 | ![]() 前者はCommonwealth Steel社が、1910年代に重ね板を軸箱上に設ける構造で採用し、また1920年代前半には、コイルバネを支持部分に設ける方式を製造した。【詳細確認中】 後者は軸箱を結んだ弓形梁の中間をコイルバネで支える方式で、ダブルとシングルがあり、コイルバネの容量を増大させられるとして、アメリカのみならず日本でも多用された。軸箱上にコイルバネを置く方式(一名「タコ坊主式」)ではその高さに制約があるためである。2枚のイコライザーを用いるダブル・タイプ(写真)は厚鋼板からの切抜きが多く用いられ、1枚のシングル・タイプは木造車時代が厚鋼板切抜きで、鍛造品?は戦後に普及した。 このイコライザーは副次的に、軸箱の前後動を拘束して1軸蛇行動を抑制する効果があるため、バネ下重量増大の弱点があるものの、アメリカでは1990年代までアムトラックの高速車両などで採用された。 米国の古い客車でイコライザーを排した例が2つあり、1つはPRRが1907年以降に採用したP70用(タコ坊主式)で、1920年代にはイコライザー式に置き換えられた。ボルスターの左右動緩衝をコイルバネに依るとも見て取れ、日本国鉄のTR23等のモデルとされるものの根拠未確認【調査継続中】。 もう1つは1930年代半ばに出現のトリプル・ボルスター式(ウィング・コイルバネ)で、数年で置き替えられた。⇒[トリプル・ボルスター] カトー製Nゲージのアメリカ型客車用の判別方法は掲示板を参照 | トリプルボルスター台車 ナイストラム台車 スイング・モーション台車 蛇行動 | ワークスK |
同上 | パンタグラフの2本の主軸を等角度で逆回転させるために設けられるリンク。 菱形では、一般に反転させた2本1組で構成される。モデルで集電させる場合には設けることが推奨される。4節回転連鎖による近似的な等角速度運動であり、2本式とした場合には、それらの誤差を吸収する手立てを採る必要がある。実物ではチェーン等により厳密な機構となっている。 下枠交差型パンタグラフでは、2本のイコライザーを交差させず、同方向に架ける場合が多い。主軸の回転角度が小さいために誤差が少ないためと考えられる。 | クワドリック・クランク・チェーン | ワークスK |
イシュー issue | weblio辞典 雑誌の旧号を我が国で「バック・ナンバー」と呼ぶのは和製英語。彼の国では"back issue"という。 | ワークスK | |
イソプロピルアルコール isopropyl alcohol | ![]() モデラーには塗装剥離剤として利用される。カトー等が多用するABS樹脂において、プラスチック用ラッカーシンナーが樹脂の脆化を引き起こすのに対し、本品は塗料のみに作用して有効とされる。塗料は溶解ではなく遊離の形態をとるので極めて扱い易い。液温は高めが良いというものの引火に注意。長期の浸漬では樹脂が膨潤するという。 最初にRMJ誌2001年10月号で91%を使う方法が紹介され、我が国の薬局で入手の100%近いもので再現できた(TransPacific R.R.「カトーの剥離」)。2004年頃からは日本のNゲージャーの間で、自動車のガソリン水抜き剤の一種に99%が含有として利用されるようになった。橋本孔明氏のサイトを参照。 アメリカの家庭用洗剤"Pine-Sol"にIPAが含有され、剥離剤に使えるという話がある(日本のマイペットでの調査が期待される)。燃料用アルコールで塗膜が剥離された事例。 小林製薬の「メガネクリーナーふきふき」は、和紙にIPAが含浸された商品で、モデルの窓ガラス拭きに最適。特にガラスの固定に用いてハみ出た木工ボンドを溶解除去できる。ただし、塗膜も若干溶けるので注意。TransPacific R.R.を参照 | リムーバー ABS樹脂 ホワイト・グルー | ワークスK |
いたずら機関車ちゅうちゅう Choo Choo: The Story of a Little Engine Who Ran Away | ![]() 閑散路線で、各駅停車を牽引するのに飽きたアトランチック4-4-2のChoo Chooが逃げ出すが、跳ね橋を飛び越えるときにテンダーを落とし、あげくは廃線跡に迷い込んで最後はCity of Salinas(?)に助け出される、と言うストーリー。挿絵が正確なのには驚き(描いたのは、女性である著者ですゾ!)福音館書店刊の訳書題名は「いたずら きかんしゃ ちゅう ちゅう」 | シティ・オブ・サライナ | eltnjohn |
イタレリ Italeri | official site イタリアのプラスチックキット・メーカー(Wikipedia日本語版).鉄道模型で1/87のドイツ型蒸機と貨車を発売したことがある.ファンタジーボックス | ワークスK | |
イダヴィル鉄道 Edaville Railroad | official site マサチューセッツ州ボストン近郊にある2フィート・ゲージの保存鉄道。TMS誌1997年3月号p91-94に訪問記 Wikipedia英語版 | ワークスK | |
イチフジ・モデル・ショップ Ichifuji Model Shop | official site 1976年開業の大阪府豊中市にある模型店。阪急宝塚線豊中が最寄駅。アメリカ型に力を入れている。 | ワークスK | |
イックン,フレッド Fred Icken | HOおよびOスケールで活躍したカスタム・ビルダー。1927年にIcken Model Locomotive Company, Inc. (or Icken-Barker Models)として創業、OスケールでPRRのE6、K4などを供給した。イックン・ドライブの名で知られ、日本から輸入された初期のブラス製品の動力ユニット換装に腕を振るったという。2006年にはthe Hobby Manufacturers AssociationのModel Railroad Hallに列せられた。RMC誌2006年6月号p106、The Train Collectors Association Western Divisionを参照 | カスタム・ビルダー | ワークスK |
伊藤剛 Ito,Go | 1921-2014 TMS誌創刊当時からの常連寄稿者。専らOゲージを手掛け、独創的なギミックを盛り込んだ作品が多く、「アイデアのゴーさん」と呼ばれた。日本車輌製造に勤務したことから実車知識の解説もあった。アメリカ型では、KTM製品を利用した4-6-2や、置物転用の1番ゲージ4-4-0がある。名古屋模型鉄道クラブNMRCの創設メンバー。TMS誌2014年8月号p106に追悼文。雑誌掲載記事などの詳細はTransPacific R.R.を参照 | NMRC | ワークスK |
イナーシャ inertia | 慣性、惰性のこと(weblio辞典)。 【評論】鉄道模型車両の速度制御においては、実感的な走行を目指して集電や駆動系の安定を図る工夫が重ねられてきている。その“実感的”こそが、“慣性を感じさせる”ことにほかならない。小さくて軽い模型が、実車の様な重量を感じる走行をなすことは、まさに醍醐味といえる。特に短編成、小型車では実現が難しく、これが可能となることは、小さな固定レイアウトでの運転が趣味の分野として確立する大きな要因になると考えられる。 | DCC ジャックラビット・スタート スキュー・ワインディング フライホィール フリー・ローリング・ドライブ モメンタム | AMTK223 |
イナーシャル・フィルター inertial filter | 気流中の浮遊粒子を気体との比質量差を利用して除去する集塵機の一種で、その経路を急激に変化させて分離するもの。"inertial separator"、慣性フィルター、慣性力集塵装置などと呼ばれる。膜式の様な目詰まりが無く大風量の濾過に適する(ウィキペディア日本語版)。 ディーゼル機等の主電動機冷却に用いられる強制通風式は、空気の取り入れ口を車側上部に設け、フィルター、ブロアーおよびダクトを経て各主電動機へ供給する。EMD機では、ダクトがファイアマン・サイドのウォークウェイ下に設けられる。自然通風式でも主電動機に設けたファンにより通風し、その入り口にこのフィルターを置く。除去し切れなかった塵埃が主電動機内部に付着し、放熱性や回転子のダイナミックバランスを悪化させるので、定期的に気吹き作業が行われる。一方、高効率の同期電動機などでは冷却の必要が無く密閉される。 エンジンへの給気はさらに微細粒子が膜式フィルターで除去される。ラジエターや発電抵抗器の冷却風経路との違いに注意。GP50機器配置図 | ジェット | ワークスK |
イナーシャル・フィルター・ハッチ inertial filter hatch | 内燃機関の吸気はフィルターで清浄化されるが、砂漠地帯など粉塵の多い地域を走る機関車の場合、短時間でフィルターが目詰まりする可能性があるので、一次ろ過として用いられているのがこのイナーシャー(慣性)方式。吸入された埃を含んだ空気が高速で180度ターンさせられると、重い埃は遠心力で大きな半径で回るため、その途中にある排気口から捨てられる。清浄な空気は中心付近から吸入される。軽い空気は半径の小さな回転が可能であるからである。EMDのSD40-2ではその排気口がキャブの後方の天井にあるのが見える。前方から見ると薄い台形に見える部分がそのハッチである。dust bin ともいう。 | dda40x | |
井上豊 Inoue,Yutaka | 1913-1993 アメリカ型HO蒸機のスクラッチ・ビルダーとして知られる。TMS誌1967年11月号に発表されたC&OのH8は衝撃を与えた。TMS 78.6、78.8、79.7、92.11、別冊98.6、とれいん75.8などを参照。元名古屋模型鉄道クラブNMRC所属 | NMRC | ワークスK |
イノベーティブ・モデル・ワークス Innovative Model Works | 略称はIMWX。1991年にプラスチック製HOスケール・キット、1937 AAR 40' boxcarを発売(MR誌1991年11月号p62-66)。金型は1996年にRed Cabooseへ、さらに2009年にInterMountainへ継承された(MR誌同年5月号p10)。ほぼ同時に発売されたOスケール・キット(数種類?)は直接InterMountainへ移管された?【詳細不明調査中】 | レッドカブース インターマウンテン | ワークスK |
イブモデル Evemodel | ![]() | ワークスK | |
イリー鉄道 Erie Railroad | 一般には「エリー」と表記されることが多いが、鉄道模型ファンの間では現地音に倣って「イリー」とされる。weblio辞典を参照 アメリカ型を熱心に取り上げた"とれいん"誌が多用したためと考えられる。同社社名エリエイErieiに拘ったものか。 19世紀半ばにニューヨークとイリー湖、後にシカゴを結んだ。成立や経緯は紆余曲折に富む。リポーティング・マークはERIE。1960年にDL&W(通称ラカワナ)と合併してELとなった。ウィキペディア日本版「エリー鉄道」を参照 | スタルッカ高架橋 トリプレックス グールド ラカワナ スティルウェル客車 | ワークスK |
イリー・ビルト Erie-built | エリービルトとも表記する。Fairbanks-Morse社の製造したディーゼル機関車の系列。車体の製作と組立をGEのイリー工場(ペンシルベニア州)に委託したのでこう呼ばれる。A1A、3軸台車による2000HPで、1945-1949年にAユニット83両、Bユニット28両が製造された。Wikipedia英語版 | フェアバンクス・モース | 大塚集一 |
イリノイ・ターミナル Illinois Terminal Railroad | ITRと略称するが、リポーティング・マークはITC。1928年からIllinois Traction Systemのブランド名として使われ、1937年に会社名が改められた(CERA News)。1956年にクラス1の9鉄道が出資する共同体の支配下となって旅客営業を終了し、電化設備を撤去してディーゼル化の上、入換鉄道に特化した。1982年にN&Wへ併合された。参考書:Dale Jenkins著2005年刊"The Illinois Terminal Railroad,the Road of Personalized Servies"。American Rails.com、Wikipedia仏語版を参照 一方、Illinois Terminal駅は1999年、イリノイ州Champaign市に開業した鉄道バス総合駅。 | イリノイ・トラクション・システム | ワークスK |
イリノイ鉄道博物館 Illinois Railway Museum | ![]() | ワークスK | |
イリノイ・トラクション・システム Illinois Traction System | イリノイ州一帯のインタアーバンやストリートカーを統合して1904年に発足。クラス1相互間の入換鉄道の要素が大きかったため、1937年にIllinois Terminal Railroad(IT、ITR)へ改組された。独特のスタイルのB-B、B+B-B+B電機で知られる。 | マッキンレィ イリノイ・ターミナル | ワークスK |
インガソール・ランド Ingersoll-Rand | official site ディーゼル機の創成期に参入した鉱山用機器メーカー。1924年にGEと組んで60ton、300hp機を試作したのに続いて、Alco/GE/IRで1928年までに33両を製造した。Kalmbach社刊The Second Diesel Spotter's Guide、Wikipedia英語版を参照 綴りからは「インガーソル」となりそうだが日本法人で「インガソール・ランド株式会社」が存在する。 | ワークスK | |
インガルス Ingalls | ![]() | ワークスK | |
インシュレーテッド・ホイール insulated wheel | 2線式の鉄道模型で用いられる絶縁車輪のこと。一般的には車軸近傍でのボス絶縁が採用される。絶縁を車軸で行なうものをスプリット・アクスルという。タイヤ絶縁は、金属製ロッドに対する絶縁処理が容易で、高トルクに耐えるという理由から、蒸機などの動力車で用いられる。スポーク車輪は、少量生産品では輪心部がロストワックスやダイキャストのタイヤ絶縁とし、量産品では輪心自体を絶縁性の射出成型プラスチックとされることがある。 アメリカでは2線式の導入期から、普及品のトレーラーに車輪自体を絶縁性のプラスチックとすることが行われた。1937年にはベークライト(フェノール樹脂)、1940年頃にはテナイト(セルロール系熱可塑性樹脂)、1950年代前半にポリスチレン、1960年頃からポリアセタールが広く使われ、2000年頃に金属製へ移行した。トレーラー車両の在線を検知する目的で、絶縁部を特定抵抗値で短絡した輪軸がJay Bee社などから販売される。 我が国では終始、金属車輪だった。ボス絶縁のボスの材質はベークライトと考えられる。タイヤ絶縁には? 絶縁は片側だけ、いわゆる「片絶single insulated」で良いが、車体とカプラーが金属製のトレーラーではかつて、両側共に絶縁車輪、すなわち「両絶double insulated」とされた。 先台車等の車輪が台枠に触れることによって起こるショートを防止するため、アマチュアの作品などにプラスチック一体車輪が稀に採用される。 絶縁車輪から集電する場合は、接触ブラシが設けられる。回転抵抗を少なくするためには車軸中心に近い部分を擦る方が良い。摩擦振動に注意。⇒[フリクショナル・バイブレーション] アメリカのOゲージ・トロリー・モデルでは架線集電として2線式を採用しないことが多い。⇒[トロリー・モデル] 実物では、都市近郊電車区間を走行する保線機械に適用例があり、終電から始発までの間の踏切作動の抑止目的で使用される。すなわち自動信号区間等では、2本のレールに電位差(多くの場合、交流)を設け、それを輪軸で短絡することにより車両の在線を検知をする仕組みとなっている。ウィキペディア日本語版「軌道回路」を参照 | トラック ホイール ベークライト テナイト、ポリスチレン、ポリアセタール スプリット・アクスル コレクター・ブラシ トラック・サーキット | ワークスK |
インシュレーテッド・ボックスカー insulated boxcar | ![]() "insulate"は、「熱や音、振動、電気を遮断する」の意 weblio辞典 | プラグドア リーファー ヒーターカー ビアーカー クッキー・ボックスカー ダブルシースド | ワークスK |
インジェクション・モールド injection molding | ![]() | フラット・キャビティ・モールド | ワークスK |
インジェクター injector | 蒸気機関車のボイラーに給水するのに、そのボイラー自身の圧力を用いてそれより大きな圧力を作り給水する装置。 水蒸気を噴射し、水を吸い込ませて混合すると、水蒸気は凝縮し熱水となり、高速で移動する。それをラッパ状のパイプ(ディフューザ)に通すと減速され、大きな圧力を生じるからボイラー内に押し込むことができる。缶圧そのものを用いるタイプと低圧のシリンダー排気を用いるタイプとがある。後者は水の移動距離が大きいことが必要なので大型である。インジェクタで給水するときは、水が加熱されるので、給水温め器が不要である。 | dda40x | |
同上 | ![]() 1858年にフランス人アンリ・ジファールによって発明され、可動部分が無く予熱が出来て停車中も給水可能などのメリットにより1900年までに普遍化。1920年代?にはシリンダーの排蒸気を利用するexhaust steam injectorが開発され、さらに生蒸気live steamと混合する方式が登場した。 ボイラーの給水システムは安全上から独立した2系統が設備されるのが常で、1930年以降にポンプ式のフィードウォーター・ヒーターが普及した後もインジェクターが1基、併設された。 日本国鉄で制式化されたグレシャムGresham(英 1873年)以外に、セラーズWilliam Sellers(米 1860年)、モニターMonitor(?)、ハンコックHancock(?)、フリードマン(独)、Davie & Metcalfe(?pdf説明書)、エレスコElesco exhaust steam injector(米 Superheater Company)などがある。 水槽水面よりも上に取り付けるリフティングlifting・タイプは寒冷地で採用され、水槽よりも下位のキャブ下に設けるノンリフティングnon-lifting・タイプは炎熱地と使い分けられた。 国鉄C10に採用された重見式(長野工場長考案)は、右サイドのインジェクターを通った温水を加熱するもの。国鉄ではexhaust steam式は採用されなかった(?)"Guide to North American Steam Locomotives" p181、Kalmbach社刊"Cyclopedia Vol.1 Steam Locomotives" p14、国鉄編纂「鉄道辞典」p1597-1599、Wikipedia英語版(図版引用)など【調査継続中】 | フィードウォーター・システム | ワークスK |
インスピレーター inspirator | 「インジェクタ―」をみよ | ワークスK | |
インスペクション・カー inspection car | 巡察車と訳される。 古くは蒸気機関車のボイラー上に小屋をつくったりしたが、後に自動車を改造したものやガソリンカーを改造して視界をよくしたものが作られた。これらはレイアウト上のアクセントとなる小車両である。 現在のインスペクション・カーには客車を改造し妻板を一枚ガラスにして、その後ろに座席を少しずつ高くなるよう配置したものがある。これをstadium-style seatingという。 | dda40x | |
同上 | inspection locomotiveの写真コレクション | ワークスK | |
インスル,サミュエル Samuel Insull | 1859-1938 シカゴを中心に32の州で電力、ガス、交通網を経営した大事業家。ロンドンに生まれ、1881年に渡米、トーマス・エジソンの秘書を務めた。鉄道ではシカゴおよびその近郊のノース・ショア、サウス・ショア、シカゴ・オーロラ&エルジン、それにシカゴ高架鉄道を傘下に置いた。これをインスル帝国と表す。1929年に始まった大恐慌で失脚した。Vintage Rails,Spring/1997、Wikipedia英語版を参照 | ノース・ショア サウス・ショア | ワークスK |
インスルフログ lnsulfrog | 「エレクトロフログ」をみよ | ワークスK | |
インセンティブ・パー・ディエム incentive per diem | ![]() ![]() | レールボックス エクステリア・ポスト ノース・アメリカン・ボックスカー・プール ボックスカー スタガーズ法 クッション・サービス | ワークスK |
インゼクター injector | 「インジェクター」をみよ | ワークスK | |
インターアーバン interurban | 米国で都市間を高速で結んだ電気鉄道のこと。通常電車が使用され1950年代まで各地に存在したが、モータリゼーションに押され現在は殆ど残っていない。「モータリゼーションに押され」の内容であるが、乗客数が減ったこともあるが「GMに買収されて即廃止」の憂き目に遭った鉄道も多い。 | ナショナル・シティ・ラインズ | 大塚集一 |
同上 | weblio辞典 "inter"は“間”の意の接頭辞、"urban"は“都市”で、併せて“都市間”の意であるが、専ら大都市とその衛星都市や郊外を結ぶものを指して“都市圏内連絡鉄道”の意味合いで用いられる。併用軌道への乗り入れの有無を問わず、低床式路面電車は除外される。“インタアーバン”とも表記し、1950年代に頻用された“インターバン”は誤りとされる。旅客輸送を電車のみによって運行し、貨物輸送が片手間だった鉄道について呼称され、PRRやLI、RDG等は該当しない。"intercity(weblio辞典)"は独立した都市圏を繋いでいく幹線鉄道や超高速鉄道の意味合いが強く、ニュアンスが異なる。無煙で高密度高速運転を都市部で行ったことに留意。アメリカでの最盛期は1910年頃とされる。Sotaro Yukawa氏による「アメリカ電気鉄道史 −インターアーバンの発展と衰亡−」を参照。Wikipedia日本語版は概念を勘違いしている(2015-07-18現在)ので英語版を参照。 | ラジアルカー | ワークスK |
インター・アカネ Inter-Akane | 「アカネ」をみよ | ワークスK | |
インターセプティング・バルブ intercepting valve | "interceptor valve"、"intercept valve"ともいう。マレーなどの複式蒸機において、発車時に高圧蒸気を高圧シリンダーのみならず,直接低圧シリンダーへも送り込むデバイスをいう。我が国では、高圧・低圧シリンダー間の連関を閉め切る意味で、遮断弁と称した。この弁無しでは低圧シリンダー側は起動時に蒸気が供給されないためトルクが発生しない.特に発車時に高牽引力を要する貨物列車には適さない。切換には手動式と自動式とがあった。2気筒複式では、高圧側死点位置での起動に必須。1910年刊森彦三、松野千勝著「機関車工学」上巻p274、Catskill Archive、Steamers 低速時の余剰蒸気を活用するブースターとしての効能もあったかもしれない【要確認】 N&Wでは、本バルブが改良されてマレー機が1960年まで愛用された。Classic Power 3: USRA 2-8-8-2 Series | マレー トリプレックス コンパウンド ブースター | ワークスK |
インターチェンジ・サービス interchange service | 鉄道にあっては、鉄道間を跨ぐ貨車の相互直通運行のこと。 | プール・サービス | ワークスK |
インターナショナル・カブース International caboose | International Car Co.(ICC)が製造したカブースを指す。スチール製のスタンダード・キューポラやワイド・ビジョン・タイプなどを製造した。MR誌1974年6月号p35-41を参照 ICCは1952年の創業で、オハイオ州Kentonに工場を構え、1975年にPACCAR社に吸収された。【要確認】 | ワイド・ビジョン・カブース パッカー | ワークスK |
インターナショナル・ホビー・コーポレーション International Hobby Corporation | ![]() MR誌2011年10月号よりIHC Hobby Texasが広告を出稿していて詳細調査中 | アソシエーテッド・ホビー リバロッシ メハノ タイコ | ワークスK |
インターナショナル・ホビーズ International Hobbies | official site カリフォルニア州Auburnのブラス・インポーター? 英国モノ、豪州モノも取り揃え【書き掛け】 | ワークスK | |
インターナショナル・モデル・プロダクツ International Model Products | ![]() Louis Barnett氏は業界団体HMAの2001年Hall of Fameに選ばれた。NMRAのwebsiteに情報 | インポーター ニューワン アカネ カツミ 天賞堂 タカラ オキュパイド・ジャパン アトラス工業 篠原模型店 ピィコ | ワークスK |
インターマウンテン Intermountain Railway Company | ![]() | アトラス レッド・カブース | ワークスK |
インターモーダル intermodal | 旅客や貨物を交通機関の種類を超えて効率的に輸送すること。鉄道にあっては、貨物を道路と海上とを連携して輸送する技術、システムを指す。コンテナとトレーラーとがある。アメリカ鉄道情報 vol.2 p14-40 | コンテナ トレーラー トレーラートレイン ダブルスタック ピギーバック | ワークスK |
インターロッキング interlocking | 鉄軌道にあっては、1つの経路に1列車のみを通すために分岐器や信号機を機械的または電気的に鎖錠すること。 インターロッキング・タワーは‥‥‥【書き掛け】 | ワークスK | |
インターロッキング・カプラー interlocking coupler | ![]() | 自動連結器 シェルフ・カプラー 密着自動連結器 ロータリー・カプラー | ワークスK |
インダストリアル・モデルズ Industrial Models | official site(2022-08消滅確認) Oスケールのウェザリングされた車両をeBay経由で供給する。また精細なデカールを製造し、販売をハイボール・グラフィックスに委託している。 | ハイボール・グラフィックス | ワークスK |
インチ inch | 長さの単位、1 inch=25.40mm、"in."と略記される。インチ以下の長さは、一般に5/8in.や17/32in.などと2の累乗を分母とする分数で表すが、0.450in.などと千分率とすることも多い。 | インペリアル・システム マイル ヤード フィート 100番 | ワークスK |
インチ・ねじ inch screw thread | 「ユニファイ・ネジ」をみよ | ワークスK | |
インディアン・レッド Indian red | ![]() | ショック・コントロール | ワークスK |
インパクト・カー impact car | ![]() モデルでは鋼球を用いたものを1962年にジョン・アレンが考案し、1979年にウォルサーズ社が製品化した(TransPacific R.R.を参照)。 | アクリル樹脂 プレキシグラス | ワークスK |
インパック・ピギィバック Impack Piggyback | |||
インパック・カー Impack car | ITEL Co.の企画により、FMC-Gundersonで製造された軽量・連接構造のTOFC/COFC用フラットカー。 サンタフェの"10-Pack Fuel Foiler"の設計・販売権をITELが取得し、1982年よりこの商品名で販売開始した。名称は"InterModal PACKage car"に由来する。 中梁とタイヤ台のみの超軽量構造で、この構成は後年のSpine Carに引き継がれている。 ユーザーにより4〜5連接で組成され、45ftまでのトレーラーが積載可能(後年48ftに改造したものもある)。少数であるが、コンテナ用が存在する。 HOでは、Athearnから製品が発売されている。 | スケルトンカー スパインカー フューエルフォイラー | T.Shingu @D&GWP |
同上 | Gunderson Book (pdf file 5.71M)p59、TransPacific R.R.(連接構造)を参照 | ガンダーソン | ワークスK |
インペリアル・システム imperial system | "imperial unit"ともいう。我が国では「ヤード・ポンド法」と呼び習わす(ウィキペディア日本語版)。英国と米国の差異に注意。 | ヤード ポンド トン | ワークスK |
インペリアル・ホビー・プロダクションズ Imperial Hobby Productions | official site N、HOとOでコミューターカーやストリートカー等のレジン・キットを発売 | ワークスK | |
インペリアル・モデルズ Imperial Models | ![]() | ジェム ルビーシグネーチャー | ワークスK |
インポーター importer | 輸入業者、輸入元の意。専らブラス・モデルについて用いられる言葉。一般にdistributor(配給業者、卸売元)を兼ねる。MG、PFM、OMIなど。日本や韓国から見ると“輸出”となるが、我が国のモデラーもこう呼び習わす。 Uncle Dave's模型店のサイトに同店が使う略称と存続年の一覧がある。 | eltnjohn | |
同上 | 【考察】ブラス・インポーターを4期に分けると、第1世代は1940年代後半から1950年代に手探りで日本のメーカーを育成しアメリカにプロトタイプ・モデルという概念をもたらしたIMPやMG。第2世代は、1950-1960年代に高度成長期を迎えた日本の中小企業の技術力を使い多品種を続々と供給してコレクションというジャンルを創り出したPFMやWSMで、1970年代以降は賃金上昇と円高によりメーカーを韓国に求めた。第3世代は、1970年代中頃以降に最初から製造拠点を韓国に求め、蒸機以外にも対象を大きく広げるとともに大量に供給したOMIやSSとすることができる。 第4世代は1990年代後半以降のコーズなどで、韓国のコストアップとウォン高、それに中国でのマス・プロダクション製品の低価格化および高性能化により、ブラス・モデルは大幅な退潮を来し、マスプロ製品の対象とならないOゲージや1番ゲージ、さらに超ハイレベルな高級品を限定的に供給するようになっている。 なお、第2世代を第1世代に含める見解が存在する。 | ブラスモデル プロトタイプ ビフォーチャイナ サムホンサ コーズ | ワークスK |
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