用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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カー・ダンパー car dumper | 貨車転倒装置のこと。ゴンドラ、オアカーまたはホッパーなどを傾けて積み荷の鉱石、ウッドチップ等を取り降ろす機械。「チップラーtippler」と“ほぼ”同義(weblio辞典) 回転させるものをロータリーrotary式またはレボルビングrevolving式という。特に石炭は出荷処理の関係から含水していて凍結すると貨車からの排出が困難で、高い処理能力を求められた船舶への積み込み施設で採用された。1両毎に切り離して回転させるものがアメリカでは北東部、日本では室蘭と函館に設けられた。事前に解凍する施設も併設された。ゴンドラではなくホッパーが用いられた理由は、取り残しの排出? 産炭地と発電所を往復するものにあっては1970年代に編成のままで回転する方式が始まった。多くはゴンドラで、2両を一度に回転させる。この貨車に使われる連結器をロータリー・カプラーと呼ぶ。TransPacific R.R.、ウィキペディア日本語版を参照 | ヒューレット マクマイラー・ダンパー チップラー グランビー鉱車 ロータリーカプラー コールベーヤー ゴールポーター ベスゴン | ワークスK |
カーツ・クラフト Kurtz-Kraft Inc. | ![]() | ホワイト,ジェリー レッドボール キャノンボール・カーショップス | ワークスK |
カー・トード car toad | (アメリカ鉄道の俗語で)検車係の意。"toad"は、ヒキガエル、嫌な奴(goo辞書)a railroad-car repairman | ワークスK | |
カードストック・モデル cardstock model | ![]() 後に木板やブリキ板への印刷が現れて廃れた【要確認】 | ビルボード・リーファー レッド・ボール ストロンベッカー | ワークスK |
カーバチャー curvature | 曲率、すなわち曲線半径の逆数で、「large curvature=大きい曲率」とは小さい半径であることをいう。 | カーブ ディグリー | ワークスK |
カー・パック Car-Pac | PC&F社が開発したボックスカー等用の着脱式ツッカイ棒"Removable Cross Members"スタイルのローディング・デバイス。貨車側面には"CP"と表示された。Car Builders' Cyclopedia 1961年版p436 | ローディング・デバイス | ワークスK |
カーフロート Carfloat | ![]() 図はニューヨーク港湾エリアの荷役用語集から引用 MR誌2011年11月号p39-45にB&O鉄道のモデル化例あり | ポーラ | |
カーブ curve | 曲線のこと(weblio辞典)。急曲線は"sharp curve"という。 [カーバチャー(曲率)] [ディグリー] [スーパーエレベーション(カント)] [スラック] [緩和曲線(トランジッション・カーブ)] [バーチカル・カーブ(縦曲線)] [クリアランス(建築限界)] | リバース・カーブ ホースシュー・カーブ フレンチ・カーブ スパイラル ヘリックス ループ スプライン | ワークスK |
カー・プーラー car puller | 「レールカー・プーラー」を見よ | ワークスK | |
カーボン・ロッド・ソルダリング carbon rod soldering | 炭素棒ハンダ付けのこと。「レジスタンス・ソルダリング」を見よ | ワークスK | |
カー・ライン Kar-Line Model Railroad Products | アサーンやMDCの車体に独自の塗装とデカールを施したHOプラスチック貨車キットを供給したメーカー。Central Valley製台車とKadeeカプラー付属を謳った(MR誌1968年11月号p20、1991年2月号p72を参照)。MR誌の広告は1961年10月号から1991年4月号までを確認。TransPacific R.R.、HOseeker.netを参照 | セントラル・バレィ | ワークスK |
カーリン carline | 屋根構造を支える垂木のこと(Weblio辞書 MR Forum)。"carlin"または"carling"とも綴る。"rafter"は鉄道車両では使わない? プレス屋根板貨車の場合は不要? | ラウンド・ルーフ | ワークスK |
カウ・カーフ cow-calf | "cow and calf"ともいう。「母牛と仔牛」の意。1930年代後半から1950年代にかけて製造された入換用のディーゼル機で、キャブ付機cowとキャブ無し機calfがペアで使われたものを指す。稀にキャブ無し機2両を連結したものがあった。後年のスラグ・ユニットと異なり、キャブ無し機にもエンジンを搭載し、セットで新製された。Master-and-Slave Unit(主人と奴隷の意)ともいう。Wikipedia英語版を参照 目的は、従前の蒸機に匹敵する牽引力の確保と考えられる。 | スラグ Bユニット | ワークスK |
カウキャッチャー cow catcher | 動力車の前端に設けられた排障器。 その形状は鉄道会社によってまちまちである。 蒸気機関車では、廃煙管を熔接して作られたタイプや、パイロット全体を鋳鋼で一体構造としたタイプがある、 これがないと、法律上本線を走れないと言う説もある。 | パイロット | dda40x |
カウキャッチャー・マガジン Cowcatcher magazine | ![]() | ワークスK | |
カウル cowl | 流線形蒸気機関車の外被のこと。元は坊さんのかぶる頭巾を指す言葉。 NYCのDreyfuss Hudson やC&OのL-1aなどの流麗な外被を指す。NYCの初期のCommodore VanderbiltなどはShuroud(棺桶の覆いの布)という表現も用いる。 | シュラウド | dda40x |
カウンターシンク countersink | 皿孔(weblio辞典)。皿ボルトや皿小ネジは、countersink screw、またはflathead screwという。 | ワークスK | |
カウンシル・ブラフス Council Bluffs | ウィキペディア日本語版 | オマハ | ワークスK |
カオリン kaolin | カオリナイトkaoliniteを主成分とする鉱物。陶磁器や耐火材、化粧品、コート紙塗工材の原料となる。Weblio辞書 多くは白色で吸水性があり、粉体、砕石、スラリー状で産出し、鉄道ではボックスカー、カバードホッパー、タンク車で輸送される。ジョージア州のSandersville Railroadは"the Kaolin Road"を謳う。American-Rails.com、MR forum | ワークスK | |
カスグロ Kasgro Rail Corp. | デプレスト・フラットカーやシュナーベルカーなど、油圧でコントロールする大物車のメーカー。自社で車両を保有する。リポーティング・マークは"KRL"、なぜか"X"が付かない。Kasgro Rail Lines。official siteに車両形式図を掲載。" | ワークスK | |
カスケーズ Cascades | アムトラックの列車名で、オレゴン州ユージーンから、ポートランド、シアトルを通り、カナダのバンクーバーを結ぶ。タルゴ客車で運行されていることで知られる。Wikipedia英語版、とれいん誌1999年12月号p160を参照 | ワークスK | |
カスケード Cascade | SP-Amtrakが1927-1971年にシャスタ・ルートで運行した夜行列車。Wikipedia英語版 1971年には、アムトラックの「カスケーズ」が運行を開始した。 SPシャスタ・ルートの東側にはカスケード山脈Cascade rangeが、ブリティッシュ・コロンビア州南部からカリフォルニア州北部まで、西海岸沿いを南北に連なる。レーニア、セント・ヘレンズ、フッド、シャスタ、ラッセンなどの火山で知られ、ワシントン州とオレゴン州の州境でコロンビア川により分断される。「カスケード」の名は、このコロンビア川の途中に階段状の滝(カスケード)が存在したからという。ウィキペディア日本語版 | シャスタ・ルート カスケーズ | ワークスK |
カスケード・グリーン Cascade Green | バーリントン・ノーザン鉄道BNが機関車や貨車の塗色に用いたコーポレーテッド・カラー。BN発足直前の1969年にはGN、NP、CB&Qの3鉄道で機関車や貨客車に試用されている。BNが通過するカスケード山脈にちなんで名付けられた。単にBNグリーンとも呼ばれる。東急や京王のグリーンに近い黄緑色。なお、同じBNでもSD60MACのグリーンは少し明るめなので注意。 | バーリントン・ノーザン | ワークスK |
カスケード・トンネル Cascade tunnel | |||
カスタム・トラックス Custom Traxx | official site HOとOでトロリー関係の部品を販売 | ワークスK | |
カスタム・ビルダー custom builder | モデルの受注製造者をいう。専ら個人の経営で、そのツテを探すのに一苦労。製造者が企画して希望者を募るものと、顧客が独自の型式や仕様を依頼するものとがある。概ねハンドメイドで、完成品でのパーツ取替やキットの組立も手掛ける。 "custom"は「注文の、あつらえの」の意で、主にアメリカでの用法(weblio辞典) | ハンドメイド イックン ホワイト ルノアー カッカーハム | ワークスK |
カスタム・フィニシング Custom Finishing | 主にHOスケールで、ソフトメタル製のMOW、ディーゼル機のパーツを売り出しているメーカー。2009年1月にオーナーがBob Rzasaから、1/87 Vehicle ClubのJames Kocherへ代わった。official site | 1/87ビーヒクル・クラブ | ワークスK |
カスタム・ブラス Custom Brass | N.J. International,Inc.のブランド名で、略称はCBの他にNJICBも使われる。1972年からビルダーにクマタ、ゴー、オリオン、コダマ、協同、Tamac、Dai Young、Don Jin、Rok Am、Kobra、Lhee Do、KS Modelsを使って、HO、HOn3、O、On2ゲージ製品を供給した。高級品路線の"CB Royale"シリーズ16種(1977-84)は全てGOM製である。 同社名は2011年現在も存続して、ウォルサーズ社を通じて信号機などを供給している。 | ゴーモデル NJインターナショナル | AMTK223 |
カスタム・モデル・レールロード Custom Model Railroads | official site レイアウトの特注業者。1991年にメリーランド州ボルティモアで創業。レーザーカットによるNとHOのキットも発売する。 | ワークスK | |
カスタム・レール Custom Rail | "Custom Rail division of Windmill Hobbies"を名乗った。1993年にエンクローズド・オートキャリアーとTOFCフラットカーのキットを売り出したが、1997年に後者の金型のみをAccurailへ売却した。オートキャリアーは組立困難とされる。 | ワークスK | |
カスロ・ショップス Kaslo Shops | Kaslo Shops Distributing N、HO、S、Oゲージでディーゼル機のコンバージョン・キットや貨車キットをレジン・モールドで販売するカナダのガレージ・メーカー。 | ワークスK | |
カッカーハム,ダグラス Douglas Cockerham | Doug ---。カスタム・ビルダーの一人。特にOスケールのリビルトで知られ、動力ユニットは"Cockerham drive"と呼ばれる。 | ワークスK | |
カッティング・エッジ・スケール・モデルズ Cutting Edge Scale Models | ![]() | ワークスK | |
カット・オフ cut-off | 鉄道にあっては短絡線、バイパスbypassと同義。weblio辞典 | ワークスK | |
カツミ模型店 Katsumi Mokeiten Co. | ![]() 当初は国内向けOゲージの完成品及び部品を手掛けた。アメリカ向けは1950年?に始まり、国内向け製品をアトラス貿易を通じてIMPに輸出した。C62をサンタフェ風としたハドソン、1951年SPアトランチック、1952年UPチャレンジャー、1954年B&Oドックサイド等がある。 1953年のPRR H-25 Quad Hopper(MR誌同年12月号広告)と、1954年の2トラック・シェイ(MR誌同年7月号広告)からはインポーターをMGとして、特に後者が彼の地で評判を呼んで市場基盤を築いたとされる。HOゲージは1961年のMG向けSP、MT-4マウンテンが最初。 1986年以降はOゲージ製品をKTM-USAの名で販売し、1988年のPRR K-4sが輸出の最終となっている。⇒[ブルーボックス]【要確認】 ルミネ街の汽車、とれいん誌2006年12月号p33-43(平野聰、なんこう氏)を参照 国内向けでは当初、3線式Oゲージが主体で、ED16やEF58、C62というスケール物の他に入門者向けのショーティを大々的に販売していた(Oゲージの玉手箱を参照)。HOゲージには1959年の弁慶号2-6-0で参入した。なお、O、HO共に日本型を僅かに弄ったモデルをIMPやケン・キダーが扱っている。 同店の特集記事は、とれいん誌1986年7月号、1996年12月号、2006年12月号、2016年12月号。3線式を含むOゲージについては田口達也著「ヴィンテージ鉄道模型大全」2001年刊を参照 協力会社としてアダチ、パイオニア、エンドウ等を使った。 | インターナショナルモデル グレイ USホビーズ ウエストサイド プレシジョンスケール KWR アソシエーテッドホビー HOトレイン LMB バルボア ジェム キダー パイオニア アダチ エンドウ 祖父江欣平 酒井喜房 コースティングギア ブルーボックス | ワークスK |
カティ Katy | 「ケイティ」をみよ | ワークスK | |
カトー Kato | ![]() Tony Cook氏のサイトに、Kato-USAブランドと、1980年代のAtlasブランドのHOゲージ製品の解説、SpookshowのTrainstuffにNゲージ製品の一覧、MR誌1991年11月号に工場訪問記がある。 車体には主にABSを用いるので、塗装と塗装剥離、さらに接着に注意。 国内向け製品については‥‥‥。ウィキペディア日本語版、2016年刊KATO Nゲージ生誕50周年記念誌 | グリーン・ホーネット イソプロピルアルコール コイニング ピボット軸受 ユニトラック コンコー アトラス デジトラック サブテレイン | ワークスK |
カナディアン・アソシエーション・オブ・レールウェイ・モデラーズ Canadian Association of Railway Modellers | ![]() | モデラー(modeller) | ワークスK |
カナディアン・アライド・ディーゼル Canadian Allied Diesel | モントリオールに……、略称はCAD 2007年に合併してCAD Railway Industries Ltdになったとかならないとか…… | ワークスK | |
カナディアン・ナショナル Canadian National | ![]() | ウェット・ヌードル | ワークスK |
カナディアン・パシフィック Canadian Pacific | ![]() | パックマン スー・ライン | ワークスK |
カナディアン・レールウェイ・モデラー Canadian Railway Modeller | ![]() 2009年には"Railfan Canada"(略称RCF)という季刊の実物誌を創刊したものの、2013年に廃刊。過去号は購入可能。 | ワークスK | |
カナワ Kanawha | C&Oが90両を導入した2-8-4蒸機の呼び名。主本線に沿って流れる河川名に因む。カナワ・バークシャーとも呼ぶ。Steam Locomotive dot com | バン・スエリンゲン | ワークスK |
カバード・ゴン covered gon | 屋根付き、と言うか蓋付きのゴンドラカー(=無蓋車)のこと。直接水が掛っては困る積荷のための設備であるが、本来はボックスカー(=有蓋車)に載せる積荷であっても、ゴンドラカーの方が荷役し易い場合などに重用される。 | シロ/松本浩一 | |
カバード・ゴンドラ covered gondola | 取り外しのできる天蓋を持つ無蓋車。輸送中露天にさらすことができない重量物を運ぶのに用いられる。 天蓋はクレーンで外したり、折りたたみができる構造となっている。最も多い用途は、巻き取った薄鋼板(コイル)または厚鋼板の運搬で、天蓋を外すと、枕木状の保護材がその積荷に合わせてV字型などに取り付けられ、殆どの場合、特定の工場間専用となる。 | クッション・コイル・カー | dda40x |
カバード・ブリッジ covered bridge | ![]() | トレッスル ハウ・トラス ラティス・トラス | ワークスK |
カバード・ホッパー covered hopper | 屋根付きのホッパー貨車をいう。穀類などの食物、セメント、プラスチック・ペレット、肥料、澱粉、生石灰などの水分を嫌う粒体や粉体を梱包せずに運ぶ。1930年代中頃にセメント用として登場し、1950年代から運搬品の比重により、内容積は2000から6200cu.ft.まで、車体長さで40から70フィートのバリエーション展開が開始された。日本のホキ2200などに相当する。 排出を容易とするエアースライドなどの特殊機構を備えたものがある。外観は、プルマン・スタンダード社に代表されるリブ付きと、ACF社他の擬似円筒形という2種に分けられる。 | スペシャル・カー・タイプ センター・ディスチャージ センター・フロー グレイン・ホッパー エアースライド セメント・ホッパー ACF70トン | ワークスK |
カバード・ワゴン covered wagon | 原意は幌馬車(Conestoga wagon) ディーゼル機では流線型のカウルcowl・ユニットに対する呼び名。特にEMD、Fユニットに対して使われる。 | Fユニット | ワークスK |
カビース cabeese | cabooseの複数形で、caboosesと同義 | ワークスK | |
カブース caboose | 貨物列車の最後部に連結される車掌車のこと。通常は当該列車の機関車とカブースは同じ鉄道である。俗語として模型ファンが配偶者のことを「カブース」と呼ぶが、往々にして「(カー)ブス」と配偶者から受け取られ家庭争議の原因となるので注意すべき単語である。 | シロ/松本浩一 | |
同上 | ![]() 図はMike Schafer著"Caboose"p18に掲載された第2次世界大戦中のNYCによる雑誌広告で、カブースの機能を説明している。クリックで拡大。同書は"カブース"の語源や"キューポラ"の起源等も解説していて貴重。 車体外部色を蒸機時代に赤とすることが多かった理由は、警戒色の意か。 カブースの乗員は一般にconductor1名とrear end brakeman1名の計2名で、flagman1名を追加することがあった。1960年代以降は概ねクッション・アンダーフレームが装備された。1966年以降の屋根歩み板とハシゴの消滅については[ルーフ・ウォーク]を参照。1979年以降の階下の窓を塞いだり減じる事象については[セーフティ・グラス]を参照。カブースはFREDやディフェクト・ディテクターの普及により廃止され、80年代後半以降は一部の特殊な列車のみに連結される車両となった。 カブースの別称や隠語には、キャビンcabin(PRR)、クラミーcrummy(bad、poorと同義:weblio辞典)、ハックhack(貸し馬車:weblio辞典)、バンvan(カナダ)、バギーbuggy(B&M)、ウエイカーwaycar(AT&SF、C&NW、CB&Q)、シャックshack(掘立小屋:weblio辞典)、ドッグハウスdoghouse、ジェイルハウスjailhouse(監獄:weblio辞典)、ハッシュ・ハットhash hut(ボロ小屋?)等があるという。出典:Cabins,Crummies & Hacks Vol.1 p7、Mike Schafer著"Caboose" p24 | キューポラ ワイドビジョン ベイウィンドウ トランスファー ドローバー ノースイースタン キャビン クラミー ボバー クォーターズキャブ ファイブマンキャブ FRED ディフェクト・ディテクター ホットボックス ブレーキマン エリプティック・スプリング セーフティ・グラス | ワークスK |
カブース・ホビーズ Caboose Hobbies Inc. | ![]() | ブラス・モデル | ワークスK |
カプトン Kapton | デュポンが1965年に開発したポリイミド樹脂フィルム。強度や耐寒耐熱性、絶縁性、寸法安定性に優れ、プリント配線基材や絶縁テープ、マスキング・テープとして使われる。【調査中】 | ワークスK | |
カプラー coupler | 連結器のこと。実物では連結器力の伝達に関与する連結装置を、連結器、緩衝器、胴受、復心器および解放器などに分け、連接車(アーティキュレーテッド・カー)の連接機構を含む。広義には連結幌、空気ブレーキ・ホース、信号管ホース、冷暖房用蒸気管、電気連結ジャンパーおよび車端間ダンパーをも指す。Wikipediaの日本語版と英語版、TransPacific RRの記事カテゴリーを参照のこと モデルについては、MR誌2007年11月号p68-72(HOゲージ用) | ベーカー ホーンフック サージェント ケーディー オートマティック インターロッキング シェルフ タイトロック ドラフト ドラフト・ギア ドローバー | ワークスK |
カプラー・トリップピン・プライヤー coupler trip pin pliers | ![]() | ケーディー トリップピン | ワークスK |
カプラーメート coupler mate | 「ロードレーラー」を見よ | ワークスK | |
カホン・パス Cajon Pass | cajonとはスペイン語で箱のこと。3方を山で囲まれた地形が組み合わさり箱を連想させる。古くよりロスアンゼルスへのルートとして開発され、ルート66もここを通る。UP,SP、ATSFがこの峠を通り、その頻度はかなりのものである。シエラ・ネヴァダ山脈にはこの峠より北にはドナー・パスしかなく、4,000m級の山々が連なっている。 | シエラ・ネヴァダ | dda40x |
同上 | とれいん誌2014年4月号p86-89、2019年12月号p40-43、Wikipedia英語版 | ワークスK | |
カミンズ Cummins | インジアナ州コロンバスに本拠を置くディーゼル・エンジンのメーカーWikipedia英語版を参照。 | ワークスK | |
カム・コネクト Kam Konnect | official site システム化したモジュール・レイアウト用基板のメーカー。「カムcamを使って接続connect」の意と考えられる。 【感想】デモはZゲージで、Nゲージでも同様に行けそう。ただし、HOゲージでは、接続部の騒音と、規模に比例して上がる価格が心配。さらに電気的接続方法は、DCCなら無問題なのだろうけれど……。 | モジュール・レイアウト | ワークスK |
カメオ・ボックスカー Cameo box cars | ![]() | チェシー LCLサービス | ワークスK |
カメレオン・ストリッパー Chameleon stripper | 塗装剥離剤(リムーバー)のブランド。Chameleon Hobby Products Inc.(旧名Custom Hobbyist Inc.)が製造販売し、1992?-2005?年にはウォルサーズ社が取り扱っていた。水溶性で腐食性が無く、金属やプラスチックに安全で、浸漬(しんし)は15分、繰り返し使える旨を謳った。塗って使うゲル状の製品もあった。主成分は自動車用ブレーキ液と同一といわれる。 | ブレーキ・フルード・ストリッピング | ワークスK |
カリフォルニア・カー California car | |||
カリフォルニア州鉄道博物館 California State Railroad Museum | official site、とれいん誌1991年11月号p10、TransPacific R.R. | ワークスK | |
カリフォルニア・ゼファー California Zephyr | Wikipedia英語版、カリフォルニア・ゼファー・バーチャル・ミュージアムを参照 | フェザーリバー・ルート,ソルジャーサミット | ワークスK |
カリフォルニア・トレイル California trail | ウィキペディア日本語版 | オレゴン・トレイル | ワークスK |
カリフォルニア・リミテッド California Limited | Wikipedia日本語版を参照 | ワークスK | |
カルガリン・モデルズ Karlgarin Models | Karlgarin Models イギリス、エセックスのモデル・メーカー。製品に、4mmスケール(00-EM-S4/P4)の標準軌、および7mmスケール(0)の 標準軌とナロー(3' 6")がある。アメリカ型では1/4"スケール標準軌で小型入換機をリリースしている。 | ワークスK | |
カル・スケール Cal-Scale | John Andersonがカリフォルニア州フレスノで創業したロストワックス・メーカー。PFM向ブラス製品用として供給されると共に、多くがパーツとして市販された。後年、製品群はバウザー社に引き継がれた。【調査中】 | バウザー | ワークスK |
カルトレイン Caltrain | CaltrainのオフィシャルHP、Wikipedia英語版を参照 | ワークスK | |
カルバート culvert | (道路・鉄道などの下を通る)排水渠(きょ)weblio辞典 | ワークスK | |
カルム culm | 粉炭、特に無煙炭のそれをいう(weblio辞典) | アンスラサイト ウーテン火室 | ワークスK |
カレント・ライン Current Line | Current Line Models トラクション関係のOゲージを手掛けるメーカー。現在は台車回りを主としてパーツが充実している。 | ワークスK | |
カワイ・モデル Kawai Model | official site 1928年創業の老舗模型店。アメリカ型としては1953年にIMP向けNYCパシフィック、57年にWestern Aero Supply向けサウス・ショア80トン電機を製造し、後者は現在(2012年)でも直販していることで有名。ウィキペディア日本語版を参照 木製道床の輸出先はTru-Scale Models社か? PFMのクラウン・ハンドメイド品数種のビルダーとしてAtlas/Unitedと共に名を連ねるのは、酒井喜房氏が設計に関与したものか。 | KWR 酒井喜房 クラウン | ワークスK |
カンストック・カー canstock car | 「キャンストック・カー」を見よ | ワークスK | |
カント cant | 曲線における左右のレール(内外軌)の高低差をいうイギリス英語。米語では専ら「スーパーエレベーションsuperelevation」という。【要確認】weblio辞典、Wikipedia英語版 | 緩和曲線 スーパーエレベーション | ワークスK |
カンモーター can motor | DCマグネット・モーターのうち、形状が缶詰缶(can)に似たものを指す俗称。ただし表記は「キャン・モーター」が適当(weblio辞典)。我が国では缶モーター、カンモーターとされることが多い。2平面に押し潰された形のものをフラットflat・キャン・モーターという。 概ね、円弧状に成型した強力なサマコバ磁石を、電機子に相対して2個配置する。それまでのオープン・フレーム・モーターと較べて、設計や製作精度の向上と相まって、磁気効率が良く消費電流が大幅に減少。また集電環部分を含めて密閉構造を取るために、ホコリに強く、騒音が少ないとされる。鉄道模型への適用は1970年代後半以降で、1980年代には従前のオープンフレームを置き換える"re-motor"、"repower"が流行した(要確認、MR誌での用語の初出は、1975年11月号p5 Nikel Plate Products広告)。メーカーは、マシマ電子、相模マイクロ、ナミキ、キャノン。 コアレスモーターも缶状であるが、この名で呼ばれることは稀。 【仮説】発熱の心配がないために密閉構造を採用しているが、スロットカー用などでは、放熱のために穴を開けたものが存在する。 マブチ・モーター(ウィキペディア日本語版)が1.5V仕様の低電圧・小出力のフラット型を1950年頃?から生産して、全世界の玩具やプラスチック模型の分野で多用されだしたものの、鉄道模型用の12V仕様は、永久磁石の成型には金型コストが嵩むために、産業界での普及を待たなければならなかった(?)。鉄道模型に用いられるものは全て(?)汎用品。最初の大口需要者は、まさか、鉄道模型ブラス・メーカー? | マシマ電子 相模マイクロ オープン・フレーム・モーター ユニバーサル・モーター コアレス・モーター パーマネント・マグネット | ワークスK |
緩和曲線 transition curve | "easement curve"ともいう。直線と単曲線とを曲率を徐々に変化させて結ぶ曲線で、高速で走行する旅客車に加わる遠心力(向心力)を滑らかに変化させる目的で採用され、概ねカントが付随する。低速で走行する分岐の付帯曲線や車庫内、併用軌道には設けられない。 鉄道では列車の高速化に伴い、イギリスにおいては1880年代より、日本では1900年前後より採用され出したと考えられる。クロソイド曲線や、それを簡略化した3次放物線が適用される。アメリカではAREA螺線が用いられる。Wikipedia英語版、TransPacific RRを参照。また基本的に、緩和曲線中には分岐器と縦曲線(バーチカル・カーブ)を設けない。普通鉄道構造規則 第27条を参照 模型的には視覚的な意味しかないが、急曲線入り口でのカプラーの食い違いを緩和するとされることがある。セクションレールでは大きな曲線を挟む方法も多用される。趣味誌での解説は、TMS誌1955年3月号の湯山一郎氏による記事が最初。TransPacific RRを参照 | スプライン カント 縦曲線 | ワークスK |
ガーダー橋 girder bridge | ガーダーは桁、大梁の意。通例鋼製。原初には木製、近代にはPCコンクリート製もある。日本語の「ガード」はこの語が訛ったもの。wiblio辞典、ウィキペディア日本語版 一般に、スパンの短い橋に用いられ、1960?年以前の鉄道用は鋼製の直線桁となっている。鋼製曲線桁の例はTransPacific R.R.を参照。荷重やスパンの増加に伴い桁の高さは増大し、上下のメンバーにcover plate、腹板にstiffenerが追加される。TransPacific R.R.2009-01-26 、2009-04-04を参照。また、デッキ・ガーダー橋における左右の桁の間隔は、スパンが小さなものはレールと同等で、それが大となるにつれ拡大し、枕木も長く並べ方も密となる。地震や横風などの影響を考慮したものか? 我が国の昭和初期製造の構造寸法は「鉄道設計図表全集、昭和3年」しまかぜ文庫所蔵を参照 | クーパー荷重 アバットメント ピアー ビーム・ブリッジ | ワークスK |
ガード・レール guard rail | 我が国では脱線防止ガード(ウィキペディア日本語版、国鉄「鉄道辞典」「護輪軌条」)といい、脱線そのものを防止するものと、脱線した後の逸走を制限するものとがある。 アメリカの橋梁上での事例はRMC誌2007年5月号p82-99を参照。レール外側の枕木両端部上面に連続的に設置された木材をguard timberと呼ぶ。 | リレーラー | ワークスK |
ガーランド・ベンチレーター Garland ventilator | Burton W. Mudge & Company | ワークスK | |
ガス gas | ガソリンのこと。 ガソリンエンジンのことをガスエンジンというよりも、ガスモータということが多い。 | ガス・エレクトリック・カー | dda40x |
ガスエレ gas-el | ガス・エレクトリック・カー(gas electric car)の略。 | ガス・エレクトリック・カー | ワークスK |
ガス・エレクトリック・カー gas electric car | ガソリン機関によって発電された電力で電動機を回転させて自走する車両をいう(機関車はごく僅か)。1920年代初頭から1930年代中頃のディーゼル機関普及期まで、ローカル輸送に普及した。それ以前のマッキーン・カーを初めとするものは、同じガソリン機関ではあるが動力伝達機構を機械式としていて、制御性と耐久性に難のある方式だった。North East Railsの写真を参照。ガスエレと略称され、ドゥードルバグ(アリジゴクの意)と愛称される。Wikipedia英語版、米国機械学会のHP(pdf) オイル・エレクトリックはディーゼル機関に限定されるので注意 | マッキーン・カー ドゥードルバグ フードルバグ ギャロッピング・グース オイル・エレクトリック | ワークスK |
ガスケット gasket | 車体ではHゴムなどの窓縁(window gaskets)を指すことが多い。 | Hゴム シャーピー | ワークスK |
ガス・スプリング gas spring | 近年、事務用イスの上下や、ハッチバック車の後部ドアの開閉に用いられる釣り合いバネ機構。 鉄道では、連結器のクッションニング機構の、戻しバネとして使われている。金属コイルバネに比較して、軽量で、反力特性が緩やかに変化する非線形などの特徴がある。ガス漏れは想定されていない。ショックアブソーバーとの違いが理解不能。ウィキペディア日本語版、Wikipedia英語版、高千穂交易(株)のサイト【調査継続中】 | クッション・アンダーフレーム | ワークスK |
ガス・タービン・エンジン gas turbine engine | レシプロ(往復動)機関は出力が大きくなると巨大になり質量も大きくなる。回転運動だけで出力できるガス・タービンは鉄道にとっても魅力ある原動機であった。1950年頃よりいくつかの鉄道が実用化した。石油燃焼のみならず、粉炭燃焼型も作られた。 しかしアイドル時においても燃料消費量が全負荷時の半分で、効率の点で問題が大きかったのと、排気音がジェット機の低空飛行と同じであり、市街地の運行には不都合であったことより急速にその地位を失い、高性能ディーゼル機関車に置き換えられた。ガスタービン電気機関車をGTELともいう。 | GTEL | dda40x |
同上 | ![]() 鉄道車両では、タービン後部の噴流を推進力として用いた例にNYCの試験車ブラック・ビートルがあった。回転力を変速機を介して車輪に伝える事例は米加では皆無(ウィキペディア日本語版は錯誤 2017-07現在、ターボライナーRTLは未確認)。国鉄では試作キハ391系がある。北米では専ら、回転力で発電機を回しモーターで車輪を駆動する電気式が採用される(始動時に発電機をスターターと出来る)。なお、回転力を取り出す方式を"turboshaft"と呼ぶ。 北米では機関車が1948-1970年に運用された(TransPacific R.R.で解説)。本格的に導入したUPの目的は、大出力高速運転を行うための安価なバンカーC重油の活用だったが、触媒による接触分解技術の進歩でその低廉性が失われ、命脈が尽きた。機関車には補助としてディーゼル・エンジン駆動の発電機を備え、タービンの起動や単機のヤード内移動に用いられた。テンダーには濾過器と低質油の粘度を下げる加熱器が設けられた。1両(57号機)がプロパンガス燃焼の試験に供された。Wikipedia英語版 非電化区間の高速旅客車に対して出力重量比の大なることに着目して、米加では1968年にターボ・トレインが登場し、1973年にフランスのチェルボトラン(ターボトレイン)を技術導入したターボライナーが続いた。ただし、石油危機(1973年)での燃料高騰や炭酸ガス排出規制などによって低出力時の高燃費性が問題となり、2000年に試作されたジェットトレインではディーゼル・エンジン併用とされた(LRCはディーゼル機関)。振り子機構が組み込まれるのが常。 | ブラック・ビートル ターボトレイン ターボライナー ジェットトレイン LRC バンカーC重油 DD(ダブルディーゼル) | ワークスK |
ガゼット Gazette | 「ナローゲージ&ショートライン・ガゼット」を見よ | yardbird | |
ガラス・ライニング glass lining | 「グラス・ライニング」をみよ | ワークスK | |
ガリバーズ・ゲート Gulliver's Gate | official site 2017年5月、ニューヨーク・マンハッタンにオープンした1/87のミニチュア・パーク。模型メーカーのウォルサーズやファーラーがスポンサーに名を連ねた。希望者を3Dスキャンしてフィギュアを作成し、ジオラマ内に展示してくれるという点が売り(掲示板)。Wikipedia英語版「ミニチュア・パーク一覧」。2020年1月に閉館した(掲示板)。2023年からStaten IslandでMiniature Worldの名で再開? | ワークスK | |
ガルバナイズド・アイアン・シート galvanized iron sheet | トタン板、亜鉛引き鉄板(weblio辞典)。"Galvanized steel sheet"ともいう。![]() | ベスレヘム・スチール | ワークスK |
ガロン gallon | 液体の容積を表す単位。米ガロンと英ガロンがあり、前者は3.785リットル、後者は4.546リットル。イギリスには昔、ビールガロン、ワインガロン、穀物ガロンの3種類があって、法的規定時、米国ではワインガロンを、英国ではビールガロンを採用したため、この違いが生じたという。鉄道においてこの単位は蒸機テンダーの水容量やタンカー容積などに使われる。 ちなみに石油の単位バレル(barrel)は、1850年代ペンシルベニア地方で産出した原油を50米ガロン入りの木樽で輸送中に目減りしたので、取引の単位として1バレル=42米ガロン(≒159リットル)となったという。バレルとは胴の膨れた樽のこと。 | オンス | ワークスK |
ガンダーソン Gunderson | 現在、貨車業界で大きなシェアを持つ車両メーカー。 元々は、戦争で成り上がった「はしけ工場」にすぎない。 | T.Shingu @D&GWP | |
同上 | 本社工場はオレゴン州ポートランド,元Gunderson Brothers Engineering Co. 同社の貨車についてはGunderson Inc.の社史chapter 13以降、Reference for Business、Lionel Freight Car Fridayを参照。 船舶についてはShipbuilding History 1936年に自動車部品の製造を開始、1941年にタグボートを手掛け、1958年に鉄道貨車製造業に参入。1965年に会社はFMCコーポレーションへ売却され、その一部門となると共に、ガンダーソンの名は消滅。1983年?にATSFとフューエル・フォイラーを開発、1984年にダブルスタック・コンテナ車を開発、部門自体は1985年にGreenbrier社へ譲渡されて子会社となり、ガンダーソンの名が復活。1997年にAuto-Maxを製造開始。Wikipedia英語版"the Greenbrier Companies"【要確認調査中】 | FMC フューエル・フォイラー ハスキースタック ツイン・スタック クライオジェニック・リーファー オートマックス ゴールデン・ウエスト・サービス | ワークスK |
ガンディーダンサー gandydancer | 保線作業者を指す俗語。シカゴにあった鉄道工具会社Gandy Manufacturing Company製の道具で作業をした時のリズミカルな動きから【研究社新英和大辞典】"gandy dancer"とも綴る。Wikipedia英語版、World Wide Words バックマン社がハンドカーをこの名で発売する。"Gandy"のカナ表記はweblio辞典による。“ギャンディ−”とも書く。 | ハンドカー | ワークスK |
ガントレット・トラック gauntlet track | "gantlet"とも綴る。一般的なものはWikipedia英語版を参照。"gauntlet"の本来の意味はweblio辞典 かつて貨車の重量を量る計量所では繊細な天秤式の測定器を用い、この測定用レールに重い機関車を通さないため、必ず設置された。他の用途と異なる点は、同一の列車で2線に振り分けることで、連結器の振れを少なくするために、両レールは近接していた。 浮桟橋で、分岐器の振分部分(リード部)を陸上として保守性を向上させるため(?)に採用されたものがあった(NY港湾施設の用語解説)。 | トラックスケール | ワークスK |
2004年01月06日
アメリカ型鉄道模型大辞典【か】
カーダンパー カウカーフ カトー カバード・ホッパー カブース カンモーター ガンダーソン 等々
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