用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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キー・インポーツ Key Imports | 1975年?創業のブラス・インポーター。メーカーに、サムホンサ、FM Models、SKI、エンドウ、クマタ、カツミ、水野、中村などを使った。 2011年12月、URL変更を確認。社名変更したか? 旧社が廃業して関係者が創業ともいう。Key Model Imports Inc. | ワークスK | |
キー・ウエスト Key West | |||
キー・システム Key System | サンフランシスコ東部ベイエリアで、1900年代の統合による発足から1950年代まで存在したライトレール・ネットワーク。路線網が古い鍵の形に似ていることから、この名が付いたという(キーの"つまむ"部分がBerkeley、Piedmont、Oaklandの3都市で、"軸"が桟橋、"溝"部分がフェリー埠頭)。SP系のEast Bay Electric Linesと競合し、路線の統廃合が行われた。また、WP系のサクラメント・ノーザンが乗り入れた。1946年にはNCLの傘下に入り、鉄道は1958年まで存続した。現在のバートと重なる部分が多い。Oakland Wiki、Wikipedia英語版 | ナショナル・シティ・ラインズ フルーツ・サラダ・スキーム サザン・パシフィック バート | ワークスK |
キーストーン Keystone | 原義は石積みアーチの要石で、その形をしたPRRのヘラルドを指す。キーストーン・ステートはペンシルベニア州の愛称。Wikipedia英語版を参照 | ペンシルベニア | ワークスK |
同上 | PRRが1956年に運航を開始したニューヨーク・ワシントンDC間の列車名。台車間を低床式として超軽量化を実現したことで知られる。TransPacific R.R.、Wikipedia英語版 アムトラック時代の1976年にGTWへ売却され……Trains誌1976年10月号p16 | ワークスK | |
キーストーン・ロコモーティブ・ワークス Keystone Locomotive Works | NY州Ithacaにあった模型店。ホワイトメタルを主体としたHOおよびOのロギング製品やパーツで知られた。MR誌上では1964年10月号p72から1996年11月号p17までを確認。Goodman Enterprisesなどに引き継がれた。ウォルサーズ社サイト 【調査未了】 | バーンハート・ログローダー | ワークスK |
キーファー,ポール Paul W. Kiefer | 1888-1968 NYCの車両担当技師長。同鉄道にハドソンとナイアガラを導入したとされる。「ハドソン」の名称は、キーファーが社長のPat Crowleyに尋ねて決まったという。Wes Barris氏のHP、"Guide to North American Steam Locomotives"p275を参照 | ハドソン | AMTK223 |
機関車大追跡 The Great Locomotive Chase | 1956年、ウォルト・ディズニー制作の映画。南北戦争中の1862年にあったアンドルーズ襲撃作戦という実話を題材とした、カーチェイスならぬ“機関車チェイス”。B&O鉄道博物館が全面的に協力し、4-2-0のラファイエット号や4-4-0のウィリアム・メイソン号が出演した。詳細はgoo映画、史実についてはWikipedia英語版を参照。 同じ事件をThe Generalという題名で1927年、バスター・キートンがサイレント映画化している。邦題は「キートンの大列車追跡」。TMS誌1975年3月号p62、とれいん誌1977年5月号p55を参照 | ラファイエット ウィリアム・メイソン ジェネラル シビル・ウォー | ワークスK |
機関ブレーキ engine brake | 「ジェイク・ブレーキ」をみよ | ワークスK | |
菊地文雄 Kikuchi,Fumio | 1914-1989 戦前より活躍したスクラッチ・ビルダー。戦後はHOゲージの普及に努め、「模型とラジオ」誌を中心に年少ファン入門用の記事を多く発表した。国峯孝太郎氏との共著で誠文堂新光社1954年刊「鉄道模型の作り方」がある。"とれいん"誌1975年1月号p27-35に作品集が掲載された(アメリカ型では1951年完成のNP、Z-5)。菊"池"ではなく菊"地"なので注意。掲示板logを参照 遺作は芝浦工業大学豊洲図書館に寄贈された。 | タバコ | ワークスK |
北国の帝王 Emperor of the North Pole | 1973年、20世紀フォックス制作の映画。1930年代の不況期を舞台に、貨物列車に無賃乗車するホーボーとそれを阻止しようとする車掌の話。詳細はgoo映画、およびWikipedia英語版を参照 | ホーボー | ワークスK |
キダー,ケン Ken Kidder | 1956年から1972(1971?)年まで存在したブラス・インポーター。O、HOゲージのインタアーバンやストリートカー、さらにカツミやツボミ、鉄道模型社の日本国内向け製品をアメリカに輸入したことで知られる。アトランタのファンHP, Trainorders.comを参照 | カツミ ツボミ 鉄道模型社 プランテーション | ワークスK |
キッキング kicking | 貨客車の構内入換作業における突放(とっぽう)のこと.フラットヤードで行われる.手ブレーキハンドルがハイマウントの時代には切り離された車両に構内手が乗り込み手ブレーキを操作して速度を調整することも行われた.【要確認】 | ヤード ポーリング | ワークスK |
キッキング・ホース峠 Kicking Horse Pass | CPRがカナディアン・ロッキーを越える地点。1909年に開通した2つのスパイラル・トンネルで有名。Wikipedia英語版の該当項目、およびBig Hillを参照 | ワークスK | |
キック・スイッチ kick switch | 18インチゲージなどの鉱山軌道において‥‥ | ワークスK | |
キット kit | weblio辞典 模型においては、特定のモデルを作るための素材や部品を取り揃えて販売されるものをいう。中には、接着剤や塗料、工具を同梱したものも存在する。その構成は、国や時代、分野により様々。 アメリカの鉄道模型にあっては概ね、ティンプレートを含む木製キットが1930-1960年代、ブラス・キットが1940-1950年代、ダイキャスト・キットが1950-1960年代、塗装済みプラスチック・キットが1950-1990年代、ウレタンレジン・キットが1980-1990年代などと見做せる。以降も各種が“細々”と発売されている。 エッチングやソフトメタルによるキットは存在しなかったが、パーツは発売された。 我が国のように、完成品と並行してキットで販売されたものを、創意工夫によって作品といえるまでに仕上げる趣味分野は‥‥【詳細調査中】 | ドライ・キット キットバッシュ クラフツマン・キット ハイブリッド・キット ビフォー・チャイナ | ワークスK |
キットバッシュ Kitbash | 元になるモデルを「切った貼った」して楽しむ工作法。ハマるとなかなか抜けられない、怖い病気でもある。原意的には「キット叩き」であるが、完成品の加工を含み、専らプラスチック製品に対して用いられる。その行為を"kitbashing"、愛好者を"kitbasher"と呼ぶ。 | ビフォーチャイナ RTR スクラッチビルト | ポーラ |
同上 | "kit bash"とも綴る。American Eagle Rail Groupのサイトを参照。この語のMR誌での初出は、1968年7月号p58 | アサーン | ワークスK |
キットマスター Kitmaster | 英国のローズバッド・ドールRosebud Doll社が1959-1962年に34種類等を発売した鉄道模型プラスチック・キットのブランド。OO、HO、TT3で、機関車や客車、貨車。それにユーレイ化用動力ユニットをラインナップ。アメリカ型HOではジェネラル4-4-0と、NYCハドソン(J3a)4-6-2(ファンタジーボックス)があり、後者は後年のモノグラム製とは別。アメリカでの取扱はAHM(Tony Cook's site)、我が国では東京新橋のステーションホビイや、大阪阪神百貨店他のマルタ模型店など。 製品群は、1962年に9種がエアフィックスAirfix社に継承され、1981年のパリトーイPalitoy社を経て、1984年(1985年?)にダポールDapol社へ売却されて現在に至る。アメリカ型2種はエアフィックス以降へは引き継がれていない。Kitmaster Collectors Club、KitMaker.Network、Wikipedia英語版 2016年頃からDapol社が"Kitmaster"のブランドを使っている模様。 | エアフィックス ダポール ハンブロール アソシエーテッド・ホビー モノグラム トレイル・ブレイザーズ | ワークスK |
キドマイティ Kidomighty | 綴りは憶見。1981年に天賞堂が発売したオープンフレーム小型DCモーターの名称。当時としては最強の希土類磁石(サマリウム・コバルト系東芝製TOSREX)を使ったことに因む。長さに3種類。前年に発売したパワートラックで用いたもの。TMS誌1981年4月号に製品紹介p70と広告p130。製造はマシマ電子? | 天賞堂 マシマ電子 オープンフレームモーター 永久磁石 スパッド | ワークスK |
キノーシャ・パス Kenosha Pass | 1879年、Denver,South Park and Pacific Railroadが開通した。Wikipedia英語版 | ワークスK | |
キムワイプ KimWipes | Kimberly Clark Corp.が開発した拭取用の特殊紙。我が国では日本製紙クレシアが1969年に発売開始した。毛羽立ちや紙粉が無いと謳い、精密工具の保守などに使われる。また模型の梱包にも適する。鉄道模型情報室を参照 | ワークスK | |
キャタピラー Caterpillar | caterpillarは青虫、芋虫の類(weblio辞典)。転じて、1900年代初頭にベンジャミン・ホルトとダニエル・ベストに拠って開発された無限軌道(軍事用語では履帯(りたい))をcaterpillar trackと呼び、トラクターや戦車などで使われる。また両者が別々に創業した会社が合併してCaterpillar Tractor Companyとなり、Caterpillarは同社の登録商標となった。鉄道関係では1980年代にディーゼル・エンジンを供給している。CATと略称される。2010年にEMDを傘下に収めた。 日本では三菱重工業との合弁によるキャタピラー三菱という社名であったが、現在は米国キャタピラー社の日本支社となっている。 | EMD | ワークスK |
キャッスル・ナット castle nut | 溝付きナットのこと(weblio辞典)西洋の城塞の様な形状から呼ばれる。割ピンにより回り止めをなす。castellated nut(Wikipedia英語版、castellateは城郭風の意)、菊ナットとも呼ばれる。クラウン・ナット(菊ナット)をみよ。 | ワークスK | |
キャットウォーク catwalk | (機関室・橋などの一端に設けた点検用の)狭い通路(weblio辞典)。稀に"cat walk"と綴る。鉄道ではフード・ディーゼル機の機関室左右や、タンク車、信号ブリッジ、橋梁、大規模建造物などに見出せる。概ね、通路に沿って柵か手摺が設けられる。ウィキペディア日本語版が例示するボックスカーの屋根上のものは専らルーフウォークという。蒸機ボイラー左右のものはランボードrunning boardと呼ぶ事例が多い。 | ランボード ルーフウォーク | ワークスK |
キャットフィッシュ catfish | 原義はナマズ(weblio辞典) NSの機関車が、ブラックの車体正面に左右に翼様のストライプを持つことから、そのヒゲwhiskersに見立てて呼ばれる。特にダッシュ9を指す。 | ワークスK | |
キャデラック Cadillac | EMDのディーゼル機SD7およびSD9に付けられたニックネーム。他の型式に比較して乗り心地が良かったため、乗務員から当時の高級乗用車キャデラック(ウィキペディア日本語版)に擬して呼ばれた。SP関係者が用い、ファンの間でも通用するという。Trains誌1998年3月号p66 | フレキシコイル台車 | ワークスK |
キャノン Cannon & Company | HOスケールのディーゼル機(主にEMD)用に射出成形とエッチング抜きによる超細密パーツを出しているメーカー。このパーツを使ったディテール・アップを"Cannonize"と呼ぶ。2014年頃?からはボックスカーのキットを手掛ける。 1980年代にGordon Cannon氏が創業し、氏の死去に伴い2006年12月、Dave Hussey氏が引き継いだ。official site | ワークスK | |
キャノンボール cannonball | 球形砲弾、特急列車(weblio辞典、Wikipedia英語版) | ワークスK | |
キャノンボール・カー・ショップス Cannonball Car Shops | 略称はCCS。1965年創業だというModel Railroad Warehouseが1981年に立ち上げたHOスケール・インジェクション・キットのブランド。PS-1 40'ボックスカー(旧Kurtz Kraft製品)で参入し、その後はトゥループ・カーやトレッスルなど、ユニークな品揃え。2002年頃に名称使用を終了(?)し、現在は[モデル・レールロード・ウエアハウス]の名で供給する。 | モデルレールロード・ウエアハウス カーツクラフト | ワークスK |
キャビン・カー cabin car | カブースの別名。単に"cabin"ともいう。古くは4輪のそれを指した(A Railway Car-Builder's Dictionary)。PRR等は最後まで正式呼称として用いた。一般的な意味はweblio辞典 | カブース | ワークスK |
キャピトル・リミテッド Capitol Limited | Wikipedia英語版を参照 | ワークスK | |
キャブ cab | タクシー、辻馬車の意の語源は"cabriolet"、運転室は"cabin"から (weblio辞典)【書き掛け】 | ワークスK | |
キャブ Cab Japan | 1972-1978年に存在したブラス・メーカー。ランバート・アソシエーツ向け(HO:PRR H6sb、GG-1、B&O E-24)を確認。Uncle Dave's模型店のサイトを参照 「CAB」の名の広告が、我が国のTMS誌1972年5月号から1973年7月号まで掲載され、同一会社と考えられる。同社は鉄道模型社製品を販売した。とれいん誌2014年4月号p114を参照 | 鉄道模型社 ランバート・アソシエーツ | ワークスK |
キャブ・フォワード cab foward | 蒸気機関車で、運転台が通常とは異なり進行方向最前部にあるもの(燃料は通常重油)。ヨーロッパにも多種見られるが、Southern PacificのACシリーズがもっとも有名で、トンネルの多い路線で乗務員を煙害から守る目的で導入された。Wikipedia英語版 | 大塚集一 | |
同上 | 蛇足ながら、わが国のE10も製造当初はキャブ・フォワードであった。 | eltnjohn | |
キャブ・ユニット Cab unit | EMD社のE/Fシリーズ、アルコ社PAシリーズなど、流線型客車編成の牽引を意図して製造されたディーゼル機関車の俗称。 異世代だが同じ旅客用のFP45などは“カウル・ユニット”と呼ばれ区別されている。 どうやら車体断面が客車と同じアーチルーフで、ノーズが曲面デザインになっている事がポイントの様だ。 機関車の鼻先から最後尾の展望車まで、編成全体が一つの“流線型”と言う事なのだろう。 | カウルユニット | ポーラ |
同上 | Wikipedia-English エンジン横の通路を車外とした構造をフード・ユニットと呼ぶ。 | フードユニット | ワークスK |
キャブレス cabless | ディーゼル機および電機で、運転室(キャブ)のないことを指す。 | Bユニット | ワークスK |
キャベジ Cabbage | キャベッジとも。原意は野菜のキャベツ。weblio辞典 アムトラックがF40PHから転用した荷物室付の制御車のニックネーム。すなわち、"cab-baggage" combo unit。 | NPCU | ワークスK |
キャメル Camel | ドアについては「ヤングスタウン」をみよ | ワークスK | |
キャメルバック Camelback | キャメルはラクダで、キャメルバックは「ラクダの背」。蒸機ボイラー中央にキャブを設けたスタイルがラクダのコブを連想させることから呼ばれる。東部のレディング鉄道でウーテン・ファイアボックス付きの蒸機に採用された。当時は、製鋼技術が未熟で、クランクロッドやコネクティングロッドが走行時に疲労破損することが多く、機関士が直撃され危険なためこのスタイルは1918年から順次、1927年に発注が完全に禁止された。Wikipedia英語版を参照 | マザーハバード ウーテン・ファイア・ボックス ウィナンス | ワークスK |
キャリー・ロコモティブ・ワークス Cary Locomotive Works | “ケアリー”とも表記する。1958年創業で、HOゲージで蒸機やディーゼル機のダイキャスト製ボディ等を販売したメーカー。MR誌への広告出稿は1960年2月号から1993年9月号まで。1995年5月号以降はバウザー社として掲載。バウザー社サイトのカタログ(pdfファイル813KB)、TransPacific R.R.、Brass_solder的鉄道模型を参照 | バウザー | ワークスK |
キャリッジ carriage | 原義は馬車,鉄道では客車,特に2軸のものを指す.Weblio辞典 | 4ホィールカー | ワークスK |
キャリパー caliper | 2本の脚で外寸や内寸などを写し取って物差しに照らし合わせて寸法を測ったり、逆にケガくための補助具。“カリパス”ともいう。通例複数形で"a pair of calipers"という(weblio辞典) 寸法を直読できるノギスのこと。材質はステンレス(マルテンサイト系?)またはプラスチック製(1950年頃に出現、アクリル?)。当初は"vernier caliper"といい、副尺(vernier)付(150mm級または6インチ級で1/20mm)であったが、1964年頃にダイヤルdial式(同1/50mm?)、さらに1987年頃?にデジタルdigital式(同1/100mm?)が市井に出回り始めた【要確認】。Wikipedia英語版、MR誌2003年11月号p108-110 寸法測定のほか、段差測定部でケガキが可能。ステンレス製の外測用ジョウoutside jawを尖らせて板面に直接ケガくことも行われ、市販品も存在する。MR誌1970年7月号p60(画像を引用)、TMS誌〇年〇月号【書き掛け】 | マイクロメーター ルーラー | ワークスK |
キャン・オープナー Can Opener | 原意は缶切り(weblio辞典)。コンレールのロゴのあだ名。元来は'Wheels On Rails'といい、レール上の車輪を表わしている。デザイナーの名はTony Palladino(1930-2014 Container List、ニューヨーク・タイムズ) | コンレール | ワークスK |
キャンストック・カー canstock car | 缶詰用のスチールおよびアルミの薄板コイルを運搬するために開発されたボックスカーで、B&O向けとして1972年にPS社、また74年にBerwick社が製造したものが知られる。"stock"は"資材"の意。 両側の引戸が共にAエンドに寄り、点対称ではなく左右対称である点が風変わり。通常の50フィート車にフォークリフトで積み込めるコイルの個数は6個であるのに対し、このドア配置で8個が可能となった。2011年にHOゲージ・モデルを発売したSpring Mills Depotの解説、およびB&O R.R. Historical Societyの会報"The Sentinel Oct. 2010"を参照 | ワークスK | |
キャンバー camber | 建物の梁、船の甲板や道路面などに付けられる凸形の僅かな反り、または航空機の翼の反りのこと。鉄道車両にあっては、荷重によるタワミが外見上、不安を抱かせるという理由で、予め車体全体を凸型に反らせることが行われる。すなわち、機能的な意味は無い。なお、旅客車などの軒雨樋は、水はけを良くする目的で湾曲して取り付けられる。 | スウェイバック | ワークスK |
キャンベル Campbell Scale Models | official site ストラクチャーの木製キット・メーカー。HO、N、Oスケールをラインナップする。当初はダイカットだったが、〇年頃よりレーザーカットに移行している。1960年代初頭?にLeo CampbellがE. Suidam社から8種の製品を譲り受けて創業。MR誌1993年5月号p102-104に訪問記事 | サイダム ダイカット レーザーカット | ワークスK |
キャン・モーター can motor | 「カンモーター」を見よ | ワークスK | |
キュードス kudos | 【普通名詞】(ギリシャ語由来)名声、栄誉、賞賛(weblio辞典)。モデルに対して多用される。 | ワークスK | |
キュービック・フィート cubic foot | 立方フィート(ft.^3)ともいい、体積の単位、cu.ft.、cf.と略す。1 cu.ft.=0.02832 m^3 ホッパカーやボックスカーの内容積を表す単位として用いられる。 | ワークスK | |
キューポラ cupola | 大半のカブースには前方注視を容易にするために一段高くなった部分がある。これをキューポラという。その中にはブレーキ弁と連絡用灯火、ウィグワグ操作テコなどがあり、階下にはトイレットがある。 キューポラは、桶や樽を意味するcupaからきたもので、製鉄所の塔屋のことを指す言葉である。 キューポラはダイナモメーターカーにも装備されていることもあり、測定中に機関車のテンダーに乗り移れるようキューポラの前部に扉が装備されている場合もある。 | カブース、ウィグワグ、ダイナモメーターカー | dda40x |
同上 | カブースにおけるキューポラの起源は1863年、C&NWの車掌、T. B. Watsonなる人物の考案とされる。1880年代から一般に普及し、当初は"lookout"と呼ばれた。Mike Schafer著1997年刊"The Caboose"p15を参照。図版はCar Builder's Dictionaryの1895年版で、"Lookout"付との説明がある。(TransPacific R.R.) 後期のカブースのキューポラ前面窓には、ワイパーが設置されたものがある。 | ワークスK | |
キューラー,オットー Otto Kuhler | 「クーラー,オットー」を参照 | ワークスK | |
キュピーズ Kupeeze | "Kup-eze"とされることがある。「ベーカー・カプラー」をみよ | ワークスK | |
協同ライト商会 Kyodo Light Supply | Kyodo Light Supply Company(2015-05リンク切れ確認) 1954年創業で、O、HO、Nのブラス製のシグナルなどのライト類を製造し、NJインターナショナルやウォルサーズ向けに輸出していた。2006年7月に直販を始めている。ライト以外ではOでラッセル車、HOでNYCトランスファー・カブースがあった。 | NJインターナショナル OOゲージ | ワークスK |
キリンス処理 Kirinsu processing | 表面酸化物が強固で除去しにくい銅合金において、硝酸と硫酸の混合液を使ったこの酸洗方法が古来より行われる。処理に伴い窒素系有害ガスが発生し、排水に重金属を多量に含むので、専用設備を要す。1970年?前後よりブラスモデルの未塗装製品に施され、非常に美麗なため“キリンス仕上げ”とも呼ばれる。 英語の"cleanliness"が語源の和製英語とされる(三和メッキ工業(株)、且O和鍍金、cleanliness: weblio辞典)。英綴りは臆見。ハンダ表面がブラス色となる? 処理後は酸化し易くオーバーコートが必要? MR誌などでは未見。1960-1980年代にNWSLやPFMなどが未塗装製品を"satin brass"や"satin finish"と表し、キリンスに相当すると考えられる。"satin finish"は「梨地仕上げ」を指す(weblio辞典) | ブラス サンドブラスト | ワークスK |
キンク kink | 糸やロープのヨジレ。奇想(英辞郎) MR誌では長年、読者が投稿したアイデアやヒントのページを"Construction Kinks"と名付けていた。「風変わりな考え(eccentric idea)」という趣向か。 | ワークスK | |
キングミル KingMill | KingMill Enterprises レーザーカットによる木製キットを中心としたガレージ・メーカー。NからOスケールまでのストラクチャーを得意とする。 | ワークスK | |
キングピン kingpin | 鉄道車両にあっては、台車の中心ピンをいう。 セミトレーラーにあっては、トラクターとの結合ピンをいう。 | ワークスK | |
キング・モデルズ King Models | ワシントン州シアトル所在のブラス・インポーター。製品としてはOスケール、USRAスイッチャー0-6-0、1967年(一説に1968年)トビー製が唯一。MGの廃業による注文流れといわれる。 | トビー グレイ | ワークスK |
キング・ポスト king post | 「トラス・ロッド」をみよ | ワークスK | |
ギア gear | 日本語では一般に「ギア」。一般的解説はウィキペディア日本語版 JISなどで「ギヤ」と表記される理由は「ダイアモンド」をみよ。 インボリュート歯形などでは歯面が(厳密には近似的に)転動するので、伝達効率が極めて高い。ただし、回転軸にトルク反力や歯面反力が作用するため、軸受の回転抵抗低減を図る必要がある。 連結装置の緩衝器をドラフト・ギアなどと、修飾語を伴って、特定の用途に用いられる装置を指す場合がある。weblio辞典 | スパーギア ウォームギア 緩衝器 | ワークスK |
ギアード・ローラー・センタリング・デバイス geared roller centering device | 蒸機などの先台車や従台車に設置された重力式復元方式の一つ。図はLocomotive Cyclopedea 1941年版p723 D&RGW 2-8-8-4の1軸先台車。1926年US特許US1689261を参照【詳細調査中】 【仮説】我が国にそのものの採用例は無いが、1930年のC10から採用されたコロ式復元装置と原理が同一。コロ式の作用はどの解説書でも、左右方向の復元力は偏倚に連れて一定としているものの、軸バネ(担バネ)のタワミ量が増えるので垂直荷重が増加する(その分、動輪々重が減少)。もし復元力一定であれば、同時期の2軸先台車に採用されたエコノミー式の優位性が説明できない(コロ式のほとんどは1軸だが、2軸にE10の従台車)。また、復元力のヒステリシスを皆無とするためにコロと転動面の滑りを避ける必要があり、アメリカではコロがギアとされたと考えられる。コロ式では転動面の傾斜を緩くせざるを得ず、当然復元力は弱くなる【要確認】。コロ式と見做せるアメリカの特許に1939年出願と、1941年出願があるものの、採用状況は不明。 | エコノミー・コントローリング ロッカー・センタリング・デバイス | ワークスK |
ギアード・ロコモーティブ geared locomotive | 蒸気機関車は一般に、ピストンから動輪への動力伝達にロッドを用いるが、さらに歯車(ギア)を加えたものをいう。ウィキペディア日本語版 駆動部はいずれもボギー台車の形態を採り、曲線通過性を確保する。ただし、他車や他台車との連結器を台車端に設ける事例は無く、一般にアーティキュレーテッドとは呼ばれない。この連結構造の理由は、牽引力がそれほど強大なものでは無いことと、保守の利便性を考慮したものか。 | シェイ ハイスラー クライマックス ウィラメット | ワークスK |
ギア・カップリング gear coupling | ギアを用いた可撓軸継手のことで、WN駆動方式はこの一種。Wikipedia英語版、および日本語版「WN駆動方式」の項を参照 | WNドライブ | ワークスK |
ギズモ gizmo | 米俗語で「 何とかいう(あの)機械(仕掛け)」の意 Weblio辞典 ガジェット(gadget)とほぼ同義 ウィキペディア日本語版 | ガジェット | ワークスK |
ギャップリング・モーター gap-ring motor | ジョン・アレンの巡察車に使われたことで知られるモーター。MR誌1950年10月号p40に拠れば、ブラシレスで、スタートのためには指で押す必要があるという。 TMS誌1992年9月号p103に、この種のモーターの概念図(クリックで拡大:MR誌1950年12月号p73-74の翻案)が示されていて、界磁コイルの通電をアマチュアの回転によりオンオフする構造で、回転方向が起動時の押す向きにより決まることが判る。 MR誌1950年12月号p55に紹介されている、General Models Corp.が製造したティンプレート3線式Oゲージの2軸路面電車(はぐるまや模型店のHP)がこのモーターを装備し、13-20VのACまたはDCで動くと書かれている。 | アレン | ワークスK |
ギャラリー・カー gallery car | 1950年にCB&Qがシカゴ近郊旅客輸送で導入した2階建て客車で、同様のものをC&NW(56年)とMilwも採用し、さらにサンフランシスコ・ベイエリアでSPも使った。 2階は両窓際に1列ずつ座席があり、通路の真ん中が吹き抜けになっていて、車掌が1階席を歩きながら検札する。写真はJohn H. White,Jr著"The American Railroad Passenger Car" p194から引用(クリックで拡大)。「ギャラリー」は(劇場・教会などの)階廊、さじきの意。 現状などについてはWikipedlia英語版を参照のこと | メトラ カルトレイン | ワークスK |
ギャロッピング・グース Galloping Goose | Rio Grande Southern のモーターカーの一群を指す。「走駆するアヒル」の意。Wikipedia英語版を参照 | dda40x | |
同上 | GN、NPおよびUPではガスエレクトリックカーをこの名で呼んだといい(jackojichanのブログ「グレートノーザン鉄道」)、ドゥードルバグに対する西部での方言ともいう(Wikipedia英語版"hoodlebug")。 "geese"は、"goose"の複数形(weblio辞典) | ガス・エレクトリックカー ドゥードルバグ フードルバグ | ワークスK |
ギャング・ウェイ gang way | 原義は客船などの乗組員用の乗降はしごを指す。鉄道用語としては蒸気機関車とテンダーとの間のはしごを指すことが多い。EMDのFシリーズなどの流線型ディーゼル機関車では、キャブへの乗降はしごや、Bユニットとの連絡扉のあたりをいう。 乗客が来ることのない荷物車・郵便車などの間の(幌のない)通路もそう呼ばれる。 | dda40x | |
同上 | "gangway"とも綴る。(建設現場などに設けた)臨時の通路 《資材の上に渡した渡り板など》weblio辞典 "gang"は、古くは「行くこと、旅」の意。ギャング団の意味もある。 | ワークスK | |
ギャンディーダンサー gandydancer | 「ガンディーダンサー」を見よ | ワークスK | |
ギルバートHO Gilbert HO | ACギルバート社が1938年から1963年まで展開した2線式HOゲージのブランド。初期には"Tru-Model Train"を名乗り、車体は客貨車を含めてダイキャスト、駆動はACモーターだった。HO Collector誌2017年第3四半期号p26-31、ファン団体のサイトを参照 | アメリカン・フライヤー HOスケール | ワークスK |
2004年01月07日
アメリカ型鉄道模型大辞典【き】
キーストーン 菊地文雄 キットバッシュ キリンス処理 ギャップリング・モーター 等々
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