用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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シーズニング・クラック seasoning crack | 時期割れ。木材が乾燥したときに生じる亀裂(weblio辞典)。 「エージング・クラック」をみよ。 | ワークスK | |
シーズン・クラック season crack | "seasoning crack"に同じ。weblio辞典 ブラスなどの応力腐食割れ。最初に注目された事例が、季節的だったことに因みseason cracking、「季節割れ」または「時期割れ」という。Wikipedia英語版、MiSUMI エンジニアのための技術講座、TransPacific R.R.を参照 ![]() ただし、技術的や学術的なテキスト、および英文でこの語の用例は未見で、誤用!。英語では"zinc pest"(亜鉛ペスト)などと呼ぶ。[ジンク・ペスト]をみよ | ダイキャスト ザマック ブラス エージング・クラック | ワークスK |
シーナリー scenery | レイアウト用語では、線路以外の情景をいう。草木や岩石など地面を覆うものを指して、大きな建造物(ストラクチャー)や自動車、人形などを除外する場合がある。Walthersカタログでのシーナリーのカテゴリー商品では、バラストやポータル、電柱やフェンス、石油缶などの小道具類、バックドロップを含む。 一般的な意味は、(一地方全体の)風景、景色。(芝居の)舞台面、道具立て、背景。weblio辞典 | ライケン | ワークスK |
シーナリー・カー scenery car | 芝居の大道具や背景を運ぶための車両。一般に荷物客車の形態を採り、片妻面に扉を設ける場合が多かった。”scenery expess car”、"theatrical car"ともいう。PRR車の例(MR Forum) この"scenery"の意味は「(芝居の)舞台面、道具立て、背景(weblio辞典)」 | ワークスK | |
シーニック・エキスプレス Scenic Express Model Landscaping Supplies | official site レイアウト用品の製造直販メーカー。他社製品も扱う。 | スーパーツリー | ワークスK |
シアトリカル・カー theatrical car | 「シーナリー・カー」をみよ | ワークスK | |
シアノアクリレート cyanoacrylate | シアノアクリレート系接着剤、すなわち瞬間接着剤のこと。CA、またはAlphacyanoacrylateからACCとも略される。"Super Glue"、"CrazyGlue"などの商品名がある。1958年、イーストマン・コダック社から発売されたものが嚆矢。日本では東亞合成がアロンアルファの名で、63年工業用、66年釣り具用、71年一般家庭用を発売したのが最初。 プラスチック・モデルにおいて、作業が早く、溶剤を含まず肉ヤセや変形がないという理由から近年多用される。面同士が密着する接着には強いが、隙間を接着剤で埋めるような接着には向かない。ただし小体積部分のパテ代わりには使われる。また重曹(炭酸水素ナトリウム)の粉末と合わせて小部品のキャスト(鋳物)作成が行われている。ガレージ・キット系のポリウレタン樹脂キャストの接着にはこれを使う。 ポリアセタール用に開発されたものがある。 ペーパーモデルでは、紙に浸み込ませてプラスチックのような硬度や強度を持たせる目的で用いられる。 空気中や被接着物表面の僅かな水分と反応して固化するので、一滴で十円玉大の面積が適当といわれる。それ以上の量では接着力が極端に落ちる。容器のポリエチレンが僅かに水分を通すため、相対的に表面積の大きなノズル部分では固化しやすく、指で弾いて接着剤の液面をノズルよりも下げ、容器を立てて保存するのがコツ。光や熱によっても固化が進むので、冷暗所=冷蔵庫にしまうのがよい。気化して物体表面の水分と反応し白化を起こすが、この原理が指紋検出に使われる。白化を防ぐには一定時間、扇風機で風を当てるのも一案。アセトン、メチルエチルケトンに溶け、低温により脆化する(接着剤を外すためには、しばらく冷凍庫に入れるという方法があるという:MRH forum)。繊維に付着すると反応が急激に進み高温になるので注意。【朝日新聞2006年7月9日be版、Wikipedia英語版などを参考】 | ポリウレタン ポリアセタール | ワークスK |
シェーク・ザ・ボックス・キット shake the box kit | 文字通りにとれば、箱を振れば組み上がるような簡単なキット。それは冗談としても、パチンパチンと組み立てられる(スナップ)キットをいう。このようなキットを、a guy with ten thumbs (全部の指が親指であるような人)でも組み立てられると表現する。 "the"が入ることに注意。MR誌での事例は1951年11月号p55から2005年12月号p54まで20例を数える。 | クラフツマン・キット | dda40x |
シェーファー Schaefer-Rail Carshops | 1992年に2段と3段のオートラックを売り出したメーカー。Cascade Green Forever!を参照。【詳細不明】 | ワークスK | |
シェイ Shay | アメリカのエフライム・シェイにより開発されたギヤード・ロコモーティブ(歯車駆動の蒸気機関車)を指す。エンジンを側面に置いたので左右非対称となり、交通機械としてはかなり異色のデザインとなった。すべてのメカニズムが露出しているのでメンテナンスが容易で、クライマックス、ハイスラーなど他の機関車をはるかに凌駕する生産台数を誇る。 1953年頃、アメリカ人がたった2枚の写真を持って祖父江欣平氏を訪ね、製作を依頼した。その作品はアメリカでMaxGray氏の目に止まった。 1954年MaxGray氏の来日によりシェイの生産がカツミで始まった。祖父江氏のデザインはウォーム・ギヤで回転を落としたドライヴ・シャフトから、小さなスパーギヤでクランクシャフトをエンジンの後ろから駆動するものであった。この卓抜したアイデアこそがMGの人気を爆発的に高め、日本の鉄道模型製造業がその後30年ほど極めて盛んになったきっかけであった。 この機構はPFM-Unitedでは二段のウォームギヤ駆動に進化し、HOおよびHOn3でも多く生産されてシェイ模型の標準となった。 | ライマ カツミ アダチ グレイ,マックス 祖父江欣平 | dda40x |
シェイ,エフライム Ephraim Shay | 1839-1916 シェイ式蒸気機関車 | ライマ ギアード・ロコモーティブ | ワークスK |
シェスタ・ルート Shasta route | 「シャスタ・−」の誤読 | シャスタ・ルート | ワークスK |
シェッフェル台車 Scheffel truck | ![]() アメリカではStandard Car Truck社が製造し、そのBarber-Scheffel high speed radial truckについては、同社サイト、Car and Locomotive Cyclopedia 1984 p454を参照。GATXのTankTrainで試用された。 | ステアリング台車 バーバー台車 タンクトレイン | ワークスK |
シェブロン chevron | 重なった山形をいう。山は1つの場合も、複数に連なった場合もこう呼ぶ。weblio辞典,ウィキペディア日本語版![]() 山形に曲げた複数の鋼板の間にゴムを充填したバネを「シェブロン・ゴムchevron rubber」と呼び、我が国やヨーロッパ等で台車サスペンションに使用例がある。この場合、ゴムは鋼板に加硫接着される。 | HT-B台車 | ワークスK |
シェル shell | 原意は、種子の殻、卵の外殻、貝殻など。転じてモデルでは車体の外殻、特にプラスチック製品で、一体射出成形された車体モールドを指す。一方、実物の流線形で外被をシュラウドShroudという。 | シュラウド | ワークスK |
シェルスケール・デカールズ Shellscale Decals | Shellscale Decals NS、NW、SR辺りが得意なデカール・メーカー。ナンバーボードのシステムは秀逸。 | ワークスK | |
シェルフ・カプラー shelf coupler | ![]() AARの分類で標準型がtype Eのところを、インターロッキング機能を持たずシェルフが下だけのものがtype SBE、上下にあるものがtype SE。インターロッキング機能を持ちシェルフが下だけのものがtype F、同じく上下共にあるものがtype SFと呼ばれる。1970年代から危険物積載タンカーなどで採用される。(図は、The Car and Locomotive Cyclepedia 1984年版、ASF社の広告で別ウィンドウで拡大) ![]() オーバーハングの大きなオートラック自動車運搬貨車等では通常のケーディーが外れ易いとして、その防止の目的で装備されることがある。写真はケーディー社のSE型。TransPacific R.R.を参照 | オートマティック・カプラー インターロッキング・カプラー,タイトロック・カプラー | ワークスK |
シエコ Sieco | "SIECO"をみよ | dda40x | |
シエラ・ネヴァダ Sierra Nevada | Sierraとはスペイン語で鋸のこと。Nevadaは雪のこと。すなわち鋸状の雪山のことである。 カリフォルニア州の東の端を南北に走るこの山脈には鉄道が通れる峠がほとんどなく、わずかにドナー・パスがサクラメント東方にあるだけである。したがって、ロスアンゼルスに東から入るルートはなく、カホン・パスを通って一旦やや南に出るしか方法は無い。 | ドナー・パス、 カホン・パス | dda40x |
シカゴ科学産業博物館 Museum of Science and Industry | 正式名称に「シカゴ」を謳わないので注意。鉄道模型ファンには巨大レイアウトで知られる。ウィキペディア日本語版 | グレート・トレイン・ストーリー | ワークスK |
シカゴ・グレート・ウエスタン Chicago Great Western | ![]() | コーン・ベルト・ルート ラッキーストライク・ロード | ワークスK |
シカゴ&ノース・ウエスタン Chicago & North Western | ヒストリカル・ソサイエティ モデラー向会報を無料でダウンロード可能。CGWなどの周辺の鉄道を含んでいる。 | ワークスK | |
シカゴ・バーリントン&クインシィ Chicago Burlington & Quincy | ![]() | バーリントン・ノーザン プレーリー Q | ワークスK |
シガーバンド cigar band | ![]() 鉄道では、この形の意匠をNYC(画像:OGR forum)やATSFが用いた。 | タバコ | ワークスK |
シグナル・ライン signal line | "シグナル・パイプsignal pipe"のこと。旅客列車において、客車から機関車へ情報を伝達するため(?)に設けられた空気管で、ブレーキ管と同様に列車全長にわたって引き通されていた。"train air signal apparatus"といい、客車の吐出弁car discharge valveを操作することにより、機関車の運転室に設けられた小さなホイッスルを吹鳴(またはベルを鳴動)させた。空気管は3/4インチ径で、常時45ポンド/平方インチの圧縮空気が充填され、漏気等があればホイッスルが一定時間鳴動する仕組み。旅客列車に連結される可能性のある急送貨車などにも引通管が設けられた。電空式のものも存在した。 かつて、引き通したコードcordによりベルを鳴動させたものの代替という。Car Builders' Cyclopedia 1940年版p979【開始及び終了時期、使い方など全く不明で、鋭意調査中】 Penn Central鉄道の取扱説明書1969年版 | ワークスK | |
シグネーチャー・モデル Signature Model | 署名入り模型の意。天賞堂はPFM向け1958年製30台と1959年製136台のBig Boyに"SIGNATURE MODEL by S. Takeno"のエッチング・プレートを貼った。竹野正吉氏のサインといい、ハンドビルトとされる(掲示板)。1957年以前は"HAND MADE BY MASTER CRAFTSMAN"と表示した。【要確認調査中】 | 天賞堂 ルビーシグネーチャー | ワークスK |
シザーズ scissors | ハサミの意(weblio辞典)。鉄道模型ではデカールの切り出しにその使用が推奨され、専用のものが販売される。かつてはチャンプ、現在はタミヤ、ハセガワ、マイクロマークなどが提供。 我が国ではその開いた形から、両渡り線(クロスオーバーcrossover)の意味を持つ。 | デカール クロスオーバー | ワークスK |
宍戸圭一 Shishido,Keiich | 1908-1995 1950年代に客員教授としてシカゴ大学に赴任し、鉄道模型趣味誌に「アメリカ通信」として彼の地の状況を投稿した。とれいん誌1993年3月号p4 p27 | ワークスK | |
シティオブ Cityof | UPが車両表記などに用いるアルファベットや数字の書体。Font Yukle【書き掛け】 | ユニオン・パシフィック | ワークスK |
シティ・オブ・サライナ City of Salina | 1935年、UPは3連接流線形気動車M10000をカンザス・シティとその187マイル西のサライナの間に就役させた。車体はプルマン・スタンダード製、機関はGM-Winton製600馬力のガソリン・エンジン、総重量85トンという当時としては驚異的な軽量車であった。 最高速は109マイル/時を誇り、その剣道の面のような前面は非常に有名になった。童話「いたずら機関車ちゅうちゅう」にも現れるほどであり、ライオネルでも模型化され世界中に出回った。 その後M10001からはずしたプルマン寝台車Overland Trailを増設し4両編成となった。デモンストレーターとしての編成であり全米をめぐり各所で展示された。 サライナと言う発音は、我国ではあまり浸透しているとは言えず、サリナという人が多い。ヒッチコックの名作Vertigo(邦題 めまい)のなかでキム・ノバックが演じる女性が「出身はカンサス州サライナ」と2回言う場面がある。 | アベレル・ハリマン、パイオニア・ゼファー、いたずら機関車ちゅうちゅう | dda40x |
同上 | ![]() | ワークスK | |
篠原模型店 Shinohara Model Shop | ![]() TMS誌への広告出稿は1953年4月号以降を確認。図は1954年5月号p178で、最初のフレキシブル線路を示すが、形状と材質が後年のものとは異なり、輸出先は未確認。1955年には#6ポイントとホーンフック・カプラー(X2F型、NMRA型)を発売し、以後、ガーランド型ベンチレーターや2軸貨車可動軸受など、ナイロン(?)の射出成型を得意とした。とれいん誌1988年2月号p50-51、1993年12月号p36-37に訪問記。 アメリカ市場への参入は1956年(1955年?)のIMP向けが最初と考えられる(HOseeker.net IMP1956 catalog -nickel silver タカラ・アサヒ貿易経由?)。ランバート・アソシエーツ向けは1966年のHOn3(#70:MR誌同年3月号p13)に始まり、HO(#70 #100)、N(#70 1980年)、HOn2・1/2(#70 1982年)と拡大した。1985年からはウォルサーズにHOの#83シリーズを供給している。コンコーはN(#60 MR誌1988年7月号p47、TMS誌1988年9月号p25)その後に#70を追加?【要調査確認】 欧州向けはFulegurex(1976年?) | フレキシブル・トラック レール ランバート・アソシエーツ ウォルサーズ コンコー ホーンフック・カプラー | ワークスK |
シビル・ウォー the Civil War | アメリカにあっては「南北戦争(1861-1865)」のこと。"civil"は「国内の」の意(weblio辞典)。 北軍は"Federal"(連邦)、または"Union"。南軍は"Confederate"(連合)。制服の色から"Blue"(北軍)と、"Gray"(南軍)ともいう。ウィキペディア日本語版「南北戦争のネーミング」を参照 この戦争後に、大陸横断鉄道の建設が開始され、また南部の5フィート・ゲージが標準軌に改められた。Wikipedia英語版「南軍の鉄道」 | 機関車大追跡 ジェネラル 大陸横断鉄道 レベル アンダーグラウンド鉄道 ジムクロウ法 | ワークスK |
シビル・エンジニアリング civil engineering | 土木工学、ダムや橋など公共工事の建築と設計を扱う工学の分野(weblio辞典) | ワークスK | |
シフター shifter | |||
シミントン台車 Symington truck | サイミントン台車を見よ | ユニット・トラック | dda40x |
シム shim | シム、(ものを水平にしたり、すき間などに入れる)詰め木、詰め金、挟み木、挟み金 weblio辞典 モデルでは、カプラーやモーターの高さを調整するために用いる。一般には薄板か。ライナーlinerは少し厚い? スペーサーspacerは間座、カラーcollarは管状、ワッシャーwasherは座金。まあ適当に使い分け | ワークスK | |
シャーク・ノーズ Shark nose | Baldwin-Westinghouseが、Baby faceに続き製造したディーゼル機関車の系列。斜め前から見るとボンネットが鋭角的に見えるので、このあだ名が付いた。特に旅客用のShark noseはPRR用にAが18両、Bが9両製造されたのみで希少価値(?)がある。Wikipedia | 大塚集一 | |
シャーフェンバーグ連結器 Scharfenberg coupler | 「シャルフェンベルク連結器」を見よ | ワークスK | |
シャーマン・ヒル Sherman Hill | Wikipedia英語版 | オーバーランド・ルート ハーモサ・トンネル シャイアン ララミー | ワークスK |
シャーシ chassis | 「シャシー」を見よ | ワークスK | |
シャービング・プラットフォーム shoving platform | 「プッシング・プラットフォーム」に同じ。この"shove"は、"push"と同義(weblio辞典)。 | プッシング・プラットフォーム | ワークスK |
シャーピー Sharpie | 油性マーカーペンのブランド(Wikipedia英語版)。 モデルでは窓縁(window gaskets)の色入れに愛用される。 | マジック・マーカー | ワークスK |
シャイアン Cheyenne | ウィキペディア日本語版 | ワークスK | |
シャシー chassis | 語源は仏語シャーシchasis。(自動車などの)車台。weblio辞典 複数形は同綴りで発音のみ「シャシーズ」に変化。我が国では「シャーシ」の発音、表記も現在、多く使われている。 コンテナ・シャシーにあっては、タイヤを含んで呼ばれ、セミトレーラーの形態となる。コンテナ・キャリアーcarrierともいう。 モデルではディーゼル機などの床板ベース、特にダイキャスト製のものが、こう呼ばれる。客貨車ではunderframeが一般的。 | コンテナ | ワークスK |
シャスタ・ルート Shasta route | サザン・パシフィック鉄道のカリフォルニア州サンフランシスコ・オークランドから、オレゴン州ポートランドに至る路線。沿線のシャスタ山(標高4317m)に因んで呼ばれる。シャスタ・デイライトやカスケードが運行された。ここの歴史については、とれいん誌1989年6月号p43-46、1990年1月号p70-71に解説がある。ただし、後者では「シェスタ・−」。読み方はweblio辞典「Shasta」を参照 | カスケード | ワークスK |
シャッフ chuff | (蒸気機関車の)シュッシュッポッポという音(米語)。weblio辞典 | ワークスK | |
シャトルワゴン Shuttlewagon | 軌陸車メーカーの一つ。「トラックモービル」を見よ | ワークスK | |
シャムー Shamu | ![]() | ワークスK | |
シャルフェンベルク連結器 Scharfenberg coupler | ![]() 密着式連結器の一種。1903年に最初の特許がKarl Scharfenbergによって取得された。様々なタイプがあり、ヨーロッパを中心に普及している。米国でも近年、ライトレールで用いられる。ドイツフォイト・ターボVoith Turbo社のサイト、Wikipedia独語版、TransPacific R.R.を参照 | タイトロック・カプラー | ワークスK |
シャロー・キャビティ・モールディング shallow cavity molding | 「フラット・キャビティ・モールディング」を見よ | ワークスK | |
シャンク shank | 柄、軸部の意。weblio辞典 カプラーにおいては、ナックル部と緩衝器枠部とを結ぶ細長い部分を指す。我が国の実車では「胴」と呼び習わす。 ドリル刃drill bitにあっては、駆動部に接続する部分をいう。3爪チャックに用いる小径のストレート・シャンクと、専用のテーパー穴を用いる大径のテーパーシャンクがある。 | カプラー ケーディー ドリル・ビット | ワークスK |
シャンター shunter | 転轍作業員、あるいは車両入れ替え用機関車。また"shunt"は、「〈列車・車両を別の線に)入れ替える」という他動詞、「〈列車・車両が〉側線に入る」という自動詞、あるいは「転轍(てんてつ)機、分岐(ぶんき)器」を指す名詞【研究社英和中辞典を参照】アメリカでshunterは“くだけた”言い方と考えられる。 | ワークスK | |
シャンティング・エンジン shunting engine | British(英語)で入替用機関車。米語ではSwitcherという。 | dda40x | |
シュコー Schuco Modell | ![]() | ワークスK | |
シュナーベル・カー schnabel car | ![]() JR−国鉄の吊掛け式大物車(シキ300、700)に相当する。 | コンセプト・モデルズ スパンボルスター デプレスト・センター・フラットカー | ワークスK |
シュラウド shroud | 流線型蒸気機関車の全体を包む外被をShroudという。Shroudはもともと棺桶にかぶせる覆いを指す。 | ストリームライン | dda40x |
ショーティ shorty | 主に客車のモデルで用いられる手法で、実車が25mのものを急曲線の通過を考慮して、いくつかの窓を省略することにより短縮して20m級や17m級といった寸法としたもの。トレイン・セットの商品で採用されることが多いものの、断面形状や細密度は実車に忠実を旨として仕上げられる場合もある。ラウンドハウス・ブランドのオーバートンやオーバーランド、ハリマン・シリーズが該当するが、中にはオーバートンのように実車通りの例が存在する。 ヨーロッパや日本でも、OやHOといった大きめの縮尺に事例。 | スケール セレクティブ・コンプレッション オーバートン | ワークスK |
ショート・フード short hood | フードディーゼル機は概ねキャブ位置が一端に偏り、長い機器室、すなわちロングフード内にエンジンなどの動力装置、短いショートフード内にトイレや制御機器を納めている。 一般にはショートフード寄を前頭部として「F」の表示がされているが、事故時の乗務員の安全を考慮してN&W等、ロングフード寄を「F」とする鉄道も存在する。Wikipedia英語版 | ロングフード フードディーゼル ハイノーズ スヌート | ワークスK |
ショービング・プラットフォーム shoving platform | 正しくは「シャービング・−」と書く。「プッシング・−」をみよ | シャービング・プラットフォーム | ワークスK |
ショー・ミー・ラインズ Show Me Lines | ![]() | ワークスK | |
ショアライナーズ Shoreliners | ![]() "shore"は海岸、湖岸、河岸の意。weblio辞典 | ワークスK | |
ショック・コントロール Shock Control | ![]() なおATSFは1986年まで、クッション・アンダーフレーム付車両をインディアン・レッドに塗った。キーストーン社とATSFの関係は不明。 | クッション・アンダーフレーム インディアン・レッド | ワークスK |
ショック・アブソーバー shock absorber | 衝撃緩和装置。一般に、バネとダンパー(またはスナッバー)を組み合わせたものを呼ぶ。 | ダンプナー スナッバー | ワークスK |
ショックス・ミルズ橋 Shocks Mills bridge | Wikipedia英語版 | ワークスK | |
ショルダー shoulder screw | 段付き小ネジのこと | スクリュー | ワークスK |
ショルダード・アクスル shouldered axle | "shoulder axle"ともいう。「段付き軸」のこと。車軸については「ポイント・エンド・アクスル」を参照 | ワークスK | |
シリンドリカル・ホッパー cylindrical hopper | ![]() 容積が若干小さな本形状がカナダで多用される理由は、積載穀物をカサ密度の大きな小麦などに特化しているためと考えられる。【要確認】 | センター・フロー グレイン・ホッパー バンダービルト・テンダー | ワークスK |
シルク・スクリーン印刷 silk screen printing | 我が国では単に「シルク・スクリーン」と呼ばれる。謄写版やプリントゴッコはその一手法(ウィキペディア日本語版)。 模型ではデカールの印刷に使われる。かつては、金属プレスや木板、ペーパーサイドのキットにも用いられた。色の数だけ版を刷り重ねる必要があり、中間調やグラデーションの表現は不得手。製造ロットにより色調が異なることがある。デカールで隠蔽力が弱い場合は同じものを貼り重ねる。 | デカール パッド印刷 | ワークスK |
シルバー・コメット Silver Comet | SALが | ワークスK | |
シルバーサイド Silversides | SRが1960年に750両をPS社に製造させた石炭運搬用100tゴンドラで、アルミ製の先行事例。アルミ製コール・ゴンドラの普及は1980年代以降でロータリー・カプラー付。SRのPR誌、MM誌2004年4月号p36-42(模型化図面転載)を参照。2014-2015年にフォックス・バレー・モデルズがHOおよびNスケールで発売。 | ビッグジョン | ワークスK |
シルバー・スター Silver Star | SALが | ワークスK | |
シルバー・ストリーク Silver Streak | The-。パイオニア・ゼファーの速度記録達成を題材にした1934年のハリウッド映画。"Burlington Route"のネーム・プレートが"Silver Streak"に置き換えられて撮影された。"ストリーク"は「筋」「線」の意。我が国では翌1935年、「銀條号」の題名でヒットしたという(原克著「流線形シンドローム」p328)。ポスター画、Classic Trains誌2005年"Streamliner"p104-110を参照 コンコーが?年、HOのパイオニア・ゼファーのバリエーションとして販売した「シルバー・ストリーク」号のモデルに、映画のDVDを付けて話題となった。 | パイオニア・ゼファー | ワークスK |
同上 | 1976年公開の「大陸横断超特急」という映画の原題。 | 大陸横断超特急 | ワークスK |
同上 | HOゲージ貨車モデルの老舗ブランド。印刷された木製サイドに、プレス・パターンを模したホワイトメタルまたはスチレン製の屋根および妻板を組み合わせるキットを製造した。MR誌の広告をたどると、初出は1946年6月号で、Pacific HO Campanyの下、1975年からWM. K. Walthers Inc.傘下。1987年には"Division of Ye Olde Huff N Puff"となり、2012年現在でも同社からパーツを含めた製品が供給されている。1950年にOスケールのプラモデルでCPハンティントン4-2-4Tを売り出した(Oスケールの玉手箱)。 | オールディ・ハフン・パフ ハンティントン | ワークスK |
シルバー・ブルック・ジャンクション Silver Brook Junction | ペンシルベニア州テルフォード所在。2012年にHOゲージの客車を販売。書籍も手掛ける? | ワークスK | |
シルバー・メテオ Silver Meteor | SALが | ワークスK | |
シルバーライナー Silverliner | |||
シルバリング silvering | デカール貼りにおいて、乾燥後に銀白色を呈し膜が対象物に密着していない現象をいう。発生防止上で見落としがちな点は、貼付面を平滑でツヤ有状態とすることと、膜の固着までの環境温度を15℃以上に保つこと。 | デカール | ワークスK |
シルバン・スケール・モデルズ Sylvan Scale Models | ![]() | ワークスK | |
真空ブレーキ vacuum brake | 1877年にアメリカで開発され、エアー・ブレーキに取って代わられたが、イギリスでは1970年代まで使われていたと、Wikipedia英語版にある。 齋藤晃著「蒸気機関車の挑戦」には、イギリスで1874年にNERのJ.R.スミスが直動式貫通ブレーキを開発し、その後ハーディ?によって二重化、また自動貫通真空ブレーキへ改良され、1878年にジェームス・グレーシャムよって完成、1889年に法制化された…とある。なお日本語版は"ejector"を「インジェクター」とするなど錯誤。 | エアー・ブレーキ | ワークスK |
シングル shingle | (屋根・外壁に用いる)こけら板,石綿板(weblio辞典) | ワークスK | |
シングル・ウエア・ホイール single-wear wheel | one-wearともいう。専ら貨車用の車輪で、踏面treadが摩耗しても削り直さずに廃棄するものをいう。一方、double-wear(またはtwo-wear) wheelはヘビーデューティ車に使われ、リムが2インチと厚く1度だけ削り直しが可能で、概ね車両と寿命を同じくする。これらの別は車体妻面に1Wまたは2Wと表記される。MR誌2003年12月号p75 multiple-wear wheelは数回の作成が可能で、機関車や旅客車に使用される。 | ホイール | ワークスK |
シングル・シースド single sheathed | ![]() 詳細は[アウトサイド・ブレースド]を参照。 1960年代後半以降のエクステリア・ポスト構造は「鋼板張りのシングル・シースド」といえるが、この語の使用は未見。 "sheath"は「被せ、覆い、外装」の意。weblio辞典 | ボックスカー アウトサイド・ブレースド ダブル・シースド USRAボックスカー ファウラー・ボックスカー ウォー・エマージェンシー | ワークスK |
シングル・トラック single truck | 我が国では単台車。車輪を4つ、あるいは車軸を2つ備えた車両に用いられる台車をいう。主に、各軸を支える機構が一体の路面電車用などを指し、日本国鉄の貨車用の様にそれが独立しているものに対しては呼称されない。 | 4ホイールカー ラジアル台車 | ワークスK |
シングル・ドライバー single driver | 動輪が1軸の蒸機をいう。アメリカのものにあっては、2017年刊John H. White, Jr.著American Single Locomotives and the "Pioneer"(pdf?)を参照。我が国には存在しなかった? | パイオニア CPハンチントン | ワークスK |
シングル・ブレーキ single brake | 踏面ブレーキにおいて、ブレーキシューが車輪の片方だけのものをいう。我が国では片押し式とも呼ぶ。主に、発電ブレーキ等の機能を持っている車両、あるいは軽量や低速の車両で、踏面ブレーキの負担が少ない場合に採用される。 アメリカの貨車用2軸台車は専らこれ。 軸箱をペデスタル式とした場合には、押付力によりスリ板が片減りして遊間が増大し、蛇行動の発生につながるので、高速走行用の旅客車にクラスプ式を採用した一因とも考えられる。 また2軸台車では、車輪の内寄(枕梁寄)に制輪子を吊る内吊式とするが、これのリーディング・トレーリングと軸重移動の作用が補完の関係にあることに注意。アメリカで19世紀末の貨車に用いられた外吊式は、車体から吊ったので無関係。TransPacific R.R. 蒸機の動輪はリーディング・トレーリングの項を参照 日本国鉄のEF63、EF80などは、2軸ボギー車輪の外側に制輪子を持ち、一種のシングル式? 制輪子が片側に2つずつ? | クラスプ・ブレーキ ハンティング・オシレーション リーディング・トレーリング 軸重移動 | ワークスK |
シンシナティアン Cincinnatian | ![]() | プレジデントクラス | ワークスK |
シンター sinter | 焼結のこと。固体粉末を融点よりも低い温度で加熱して造形を行うこと。ウィキペディア日本語版 超硬チップの成型など。 モデルでは、カツミ製モーターのオイルレス・メタルや、アサーン製ブルーボックス時代の動輪に焼結金属が用いられた。後者は粘着増大のためか? 集電性が劣るとして機械仕上げの置き換え車輪がNWSLやジェイビー社から発売されている。 | オイルレス軸受 ノースウエストショ-トライン ジェイビー | ワークスK |
寝台車の女 The Girl in the Pullman | goo映画の解説を参照 | ワークスK | |
シンナー thinner | 塗料の薄め液、溶剤のこと。基本的には、塗料毎に指定されたシンナーを使う。 我が国では一般に、金属等の塗料用のラッカーシンナーと、溶解力の低い塗料用シンナーがある。前者は年代により成分が異なり、後者はプラモデル用ラッカーの薄め液として使える? またシンナーは、脱脂や塗装器洗浄等にも用いられる。 エナメル系塗料の溶剤も、英語ではthinnerというが、日本では‥‥Yahoo知恵袋【確認不十分:書き掛け】 | ラッカー ソルベント リターダー メチルエチルケトン | ワークスK |
シンプル・アーティキュレーテッド式機関車 simple articulated locomotive | "simple expansion articulated"ともいう。複式である「マレー式」と区別するために用いられる用語。単式(膨張)の連接機関車の意。専らマレーと同一の連接式を指し、それ以外のガーラット式などやギヤード機を含まない。初期には"single-expansion articulated"といい、1940年代を通して"simple--"の呼称が定着した。1950-1960年代の一部のファンはシンプル・マレーsimple malletと呼んだので注意。 実機の登場は1919年、PRRジュニアタ工場が試作したHC1(2-8-8-0)が最初。実用となった量産機は1923年、Alco製のC&O向けH7(2-8-8-2)で、概ね1920年代中頃以降に一般的となり、蒸機終末期の1940年代にはC&Oアレゲニー(2-6-6-6)やUPビッグボーイ(4-8-8-4)などが製造された。 | マレー アーティキュレーテッド | ワークスK |
ジープ Geep | “GP”を参照のこと。自動車のジープは“Jeep”と綴る。 | ワークスK | |
ジアンザンティ,コルッツィ Giansanti Coluzzi | Antonio Giansanti-Coluzzi 1915-2006 敬称はCount(伯爵)。元イタリア貴族。スイス、ローザンヌのフルグレックス社社長。世界有数の鉄道模型コレクションで知られる。TMS誌1972年5月号、とれいん誌1976年4月号p42、2011年9月号p116、The Trains On Avenue De Rumine(1982年刊,和名:ルミネ街の汽車)、TransPacific、ウィキペディア日本語版を参照。ジアンサンティ、またはジャンサンティとも表記される。 | ワークスK | |
ジェード・グリーン Jade green | ![]() NYCが1959年6月以降、貨車に用いた。部内では"Century green"と呼ばれた。後年のペンセントラル・グリーン(Deep-water green)とは異なる。デザイン担当者Don Wetzelが技術部門職員で妻のRuth Wetzelが所有する色見本帳から探し出したという。同氏はブラック・ビートルのデザインでも知られる。UtahRail.net GNのグレーシャー・グリーンや、UPのケネフィック・グリーンとよく似る。 | ブラック・ビートル グレーシャー・グリーン ケネフィック・グリーン | ワークスK |
ジェイガー Jaeger HO Products | HOスケールで貨車の積み荷を供給するメーカー。1975年にDon Jaeger氏がイリノイ州Elmhurstで創業。Walthers site | センタービーム・フラットカー | ワークスK |
ジェイク・ブレーキ Jake brake | "Jake Nett brake"、"Jacobs brake"など、各社各様の名称で呼ばれる。一般的には"compression release engine brake"、圧縮開放ブレーキ(ウィキペディア日本語版)。ディーゼル・エンジンの圧縮作用をブレーキ力として用いるもの。いうなればガソリン自動車のエンジン・ブレーキ。排気ブレーキやハイドロダイナミック・ブレーキとは別。我が国の液体式車両では「機関ブレーキ」といい、キハ90系、キハ181系、キハ183系、JR東日本キハ100系が採用した。 蒸気機関車のウォーターブレーキが同一原理という。 | ダイナミック・ブレーキ ウォーター・ブレーキ エグゾースト・ブレーキ | ワークスK |
ジェイ・ビー Jay Bee | Jay Bee Bennett Enterprisesis Walthres社の説明 1988年にJ.H. Bennett氏が創業した、HOゲージの車輪を専門に扱うメーカー。 | インシュレーテッド・ホイール | ワークスK |
ジェイコブス・ボギー Jacobs bogie | 「アーティキュレーテッド・カー」をみよ | ワークスK | |
ジェット Jet | NHが1954年に10両を新造したEP-5電機のニックネーム。イグナイトロン整流器冷却送風機の轟音に因み呼ばれた。Wikipedia英語版、Classic Trains photo NYCが1966年に高速試験を行ったジェット・エンジン装備のRDC3については、「ブラック・ビートル」をみよ | ワークスK | |
ジェットトレイン JetTrain | ボンバルデア社がFRA指導の下、自身が供給したアムトラック・アセラの電気動力をタービン・エンジンに置き換える形で2000年に試作した電気式内燃動車(試作は機関車1両と客車1両?)。両端には5,000hp(2,500hp ?)のエンジンを備え、最大7両の客車にLRCで用いた振り子機構を装備する。タービン最大の弱点である低出力時の高燃費を抑えるため、サービス電源と低速走行用のディーゼル・エンジンを搭載する点が特徴。非電化区間の切り札としてフロリダ州やカナダに売り込まれたが、実現には至らなかった。引き続き、イギリスやオーストラリア、メキシコなどで検討されている。Wikipedia英語版 | ガス・タービン | ワークスK |
ジェネシス Genesis | アムトラックが1993年から投入した新世代ディーゼル機の呼称。P40がジェネシスT、P32がジェネシスU、P42がジェネシスVとされたが、近年「ジェネシス」という呼び名は廃れてきた。GEが製造。 原義は、聖書の創世記、起源、発端。weblio辞典 | AMTK223 | |
同上 | ![]() | アサーン | ワークスK |
ジェネラル the General | ![]() | 機関車大追跡 シビルウォー | ワークスK |
ジェネラル・アメリカン・トランスポーテーション General American Transportation | official site 現在の社名はGATXで、同社所有貨車のリポーティング・マークに因む。かつては、タンク車やカバード・ホッパーを製造し、ファンの間ではGATCが用いられた。 | エアースライド ドライ・フロー ダイア・フロー | ワークスK |
ジェネラル・エレクトリック General Electric | 発明王トーマスA.エジソンのEdison General Electric Companyなどを創始とし現在、世界最大のコングロマリットとなったGeneral Electric Company。鉄道部門では当初、アルコ社のディーゼル機向けに電機品を供給していたが、1952年からは独自にUボートを製造し、ダッシュ7、ダッシュ8を経てダッシュ9に至りGM-EMDを凌駕して最大の機関車メーカーとなった。GE Transportation System,WikipediaのGE製機関車リスト、Trains誌1999年9月号p34-85 | Uボート、ダッシュ7、ダッシュ8、ダッシュ9、アストラック | ワークスK |
ジェネラル・スチール・キャスティングス General Steel Castings Corp. | ![]() 同社は、イリノイ州Granite City(コモンウェルス・ディビジョン)と、ペンシルベニア州Eddystoneに工場を構え、前者で鉄道車両用大型鋳造品を製造し、製品の多くにコモンウェルスの名を冠した。Wikipedia英語版 | コモンウェルス トリプルボルスター台車 セントルイス・カー・カンパニー | ワークスK |
ジェネラル・ホビーズ General Hobbies Corp. | ペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠としたHOスケール取扱い業者で、日本からブラス、ヨーロッパからリバロッシなどのプラスチック製品を輸入した。略称はGHC、HO Train Companyの名前も使った。MR誌広告は1958年4月号p63から1959年7月号p62まで。以後はAHMの広告中に"A Division of General Hobbies Corp."と書いた。イタリア・ファンのサイト)を参照 | アソシエーテッド・ホビー HOトレイン・カンパニー 酒井製作所 | ワークスK |
ジェネラル・モーターズ General Motors | 1908年創設の、世界最大の自動車メーカーGeneral Motorsで、ビュイック、キャデラック、シボレー、GMC、オールズモビル、ポンティアックなどのブランドを持つ。内燃機関車製造分野では、1930年に買収したElectro-Motive Corporation=EMCとWinton Engine社を合わせて発足させたElectro-Motive Division=EMDの名前で知られていたが、2005年にボンバディアー社等に売却された。 | EMD、ダッシュ2、ケッタリング、スローン | ワークスK |
ジェネラル・モデルズ General Models Corp. | 1943年にJoseph R. Matthewsが設立したOゲージメーカー。GMCと略称される。ダイキャスト製Fユニットや、スチレン製2軸路面電車(はぐるまや模型店)で知られる。1950年にAll-Nation Hobby Shopへ売却された(the Train Collectors Association)。MR誌の広告は、1947年11月号から1950年12月号まで。 | オール・ネイション | ワークスK |
ジェネレーター genrator | 一般には「発生させるもの」の意。蒸気発生器を"steam generator"、ガスを発生させるものを"gas generator"、信号を発生するものを"signal generator"という。電力にあっては発電機を指し、直流と交流共にいう。"electric generator"(Wikipedia英語版)と呼ばれる。そのうち、「オルタネーターalternator」は交流発電機(ウィキペディア日本語版)、「ダイナモdynamo」は直流整流子発電機(一般に黎明期)のみを指す(ウィキペディア日本語版)。例えば”MG”は"motor-generator"の意で、出力側は直流または交流。 電気供給の創始期においては直流発電、直流給電が行われ、電気鉄道にあっても低圧の直流600Vが専ら使われた。【調査中】 | モーター・ジェネレーター スチーム・ジェネレーター | ワークスK |
ジェム・モデルズ Gem Models | ![]() 模型店に関しては通信販売カタログと、プロモーション・モデルを参照 | オリンピア アカネ サンキョー モチヅキ セキ カツミ 城南 サムホンサ ルビーシグネーチャー インペリアル セイコー フジ | AMTK223 |
ジェリー・カン jerry can | ![]() | ワークスK | |
ジェンセット genset | ![]() | ナショナル・レールウェイ・イクイップメント スラグ | ワークスK |
軸重移動 axle weight transfer | 動力車が、車輪踏面で発生した牽引力(推進力)を台車心皿や連結器をとおして伝達するときに、その高低差によって各軸への垂直荷重に差が生じることをいう。ボギー車では台車内のほか、台車間でも起こる。固定軸間(台車中心間)距離が小さく、牽引力(推進力)が強大なほど顕著。実物にあっては空転の原因になるとして、低心皿方式(ED60 EF60)や1台車1電動機方式(EF80)、ジャックマン・リンク(EF62)、逆ハ・リンク(EF63)、ジャックマン+逆ハ・リンク(ED75)などの機械的な構造、さらに電気的なトルク補償方式が採用される。また、旧型機に採用のアーティキュレーテッド(中間連結台車)方式も、牽引力作用点を連結器高さまで下げて台車内での発生を低減し、台車間では皆無とする効果がある(⇒[アーティキュレーテッド])。Wikipedia日本語版のボルスタレス台車の項、橋本真著「詳説 新性能直流機関車」、「資料 ED75のメカニズム」等を参照【資料探索中】 この意味でボギー台車に設けられるボルスターアンカーはできるだけレール面に近い方が望ましいことになる。ただし、多くの旅客車のそれが車軸高さに設定される理由は、台車枠のピッチングを前後動に変換しないためとされる。 蒸気機関車では一般に動輪群が全てロッドで連結しているので、軸重移動を生じても空転は起きにくいとされた。ただし、それを前後2群に分けた連接機やデュプレックス機では、まま発生したという。 ![]() 台車にモーターを取り付けた、所謂「軌道モーター」の場合や、ボギー車にロンビックイコライザーを採用したときに、心皿=ボギー中心ピン位置=牽引力作用点を高く設定しがちなので注意。一般に、ウエイトを増大させることで軽減できる。 | トライマウント台車 ハイアド台車 HT-B HTBB ジャックマン台車 デュプレックス ボルスターアンカー センタープレート シングル・ブレーキ リーディング・トレーリング ロンビック・イコライザー | ワークスK |
地獄の片道切符 The Sleeping Car | goo映画の解説を参照 | ワークスK | |
ジップ zip | 速達列車? weblio辞典 | ワークスK | |
自動連結器 automatic coupler | 「オートマティック・カプラー」を見よ | ワークスK | |
ジプサム gypsum | 石膏のこと。ジプスgypsともいう。ギプスgipsは蘭語、独語。weblio辞典 わが国でいう「ギブス」は訛り。US Gypsumは企業名 プラスターplasterとの混同は、「プラスター」を参照 | プラスター USジプサム | ワークスK |
ジム・クロウ・カー Jim Crow car | 1876年から1960年代までアメリカ南部に存在した有色人種差別法により、乗車を指定された車両を指す。Wikipedia日本語版「ジム・クロウ法」を参照 | ワークスK | |
ジャーナル journal | 回転軸の軸受にはまり合う部位weblio辞典 軸全体はアクスルaxleという。 | ポイント・エンド・アクスル | ワークスK |
ジャージー・シティ Jersey City | かつてCNJがターミナルを置いていた町。フェリーで対岸のニューヨーク、マンハッタンとを結んだ。イリー鉄道が使ったホーボーケンの南。Wikipedia英語版、TTS氏のアメリカ東部の鉄道名所めぐり | ホーボーケン | ワークスK |
ジャイラライト Gyralight | 機関車の先頭につける警戒灯。モーター駆動で光軸を変化させることができる。縦軸と横軸の速度を調節することにより円を描いたり8の字運動をさせることができる。SPのGS-4の二つのライトのうち上に装備されたものが有名。 | dda40x | |
同上 | Pyle-National Companyのブランドで、「ジャイレーライト」とも表記される。"gyre"は旋回の意。Steve King氏のテキストを参照 | マーズライト ビーコン ディッチライト | ワークスK |
ジャックラビット・スタート jackrabbit start | "jack-rabbit start"とも書く。急発進のこと。ジャックラビットは北米西部原産の野兎(weblio辞書)で、モデルのみならず、一般的な表現。日本では単に「ラビット・スタート」と記される。低速走行が利かず、ある程度まで電圧を上げたときに、突然高速で走り出す様をいう。特に、1970年以前の初期のNゲージ・モデルについて評された。また、レオスタット式のコントローラーで昔の容量の大きなものを、小電力仕様の動力車に使った場合、動力車に印加する最低電圧を下げられないために、同様の走行となる。 | ワークスK | |
ジャックマン台車 Jacquemin bogie | 【仮説1】フランス国鉄の技師André Jacquemin(1902-1994、Wikipedia仏語版)によって開発された機関車用台車。リンク機構の仮想心皿方式によって、牽引力の力点をレール面に近接させ軸重移動を軽減するもの。逆ハ・リンクを同時に採用したかは不明。"Jacquemin linkage"、"low traction linkage"という? BBジャックマン? 【仮説2】日本国鉄がジャックマンの機構を参考として逆ハ・リンクと共に独自に開発した。 逆ハ・リンクの各国用語は鉄道総合技術研究所の用語辞典 「ジャックマン」の出典が不明 | 軸重移動 HTBB台車 | ワークスK |
ジャネィ,エリ Eli H. Janney | 1831-1912。「イーライ・ジャニー」とも書く。1868年に発明した自動連結器は、1887年にMCBにより公認、1893年に空気ブレーキと共に連邦政府によって義務化された。TransPacific R.R.参照。 | オートマティック・カプラー、エアー・ブレーキ,セーフティ・アプライアンス法 | ワークスK |
ジャベルマン・チャレンジャー Jabelmann Challenger | UPでは、Big Boyの就役後、その外観を踏襲した新たなるチャレンジャーが発注された。ボイラーを旧型より高圧化し、センティピード・テンダーを装備している。 この高速重貨物機関車を、Big Boy、FEF-3と並べてみると、そのデザイン上の類似性にUP総支配人のJabelmannの趣味を感じることができる。 | dda40x | |
同上 | UPが1942-1944年に投入した4-6-6-4蒸機65両に対する愛称。開発責任者の名にちなむ。1936-1937年製40両のフェッターズ(アーリー)・チャレンジャーと区別して呼ばれる。 65両の内訳は、1942年製20両が型式4664-3で3950〜3969、1943年製25両が4664-4で3975〜3999、1944年製20両が4664-5で3930〜3949。ちなみに3970〜3974の5両の欠番分は戦時生産委員会の命令でD&RGWに割り振られたが、同鉄道には6両の同型機が配属され、1両の差はミステリィとされる。この6両はその後、1947年にクリンチフィールド鉄道へ転じた。 | チャレンジャー アーリー・チャレンジャー ジャベルマン,オットー | AMTK223 |
ジャベルマン,オットー Otto Jablemann | 1891-1943 UPにおいて長く動力車開発部門を担当して、FEF、後期型チャレンジャーおよびビッグボーイを生み出すと共に、最後は副社長を務めた。"Guide to North American Steam Locomotives" p397、UtahRail.netを参照 | ジャベルマン・チャレンジャー | ワークスK |
ジューエット・カー・カンパニー Jewett Car Company | オハイオ州ジューエットで1893年に創業し、1919年まで存在した、インタアーバンとストリートカーのメーカー。Wikipedia英語版。参考図書:"From Small Town to Downtown: A History of the Jewett Car Company,1893-1919" | ユリーカ | ワークスK |
ジューサー juicer | DCC用語としては、「フログ・ジューサー」をみよ | ワークスK | |
ジュース juice | 果実の絞り汁のことであるが、口語では一般的に壁などにあるプラグを差し込む電源を指す。エネルギーが流れ出して来るという考え方から来ている。 したがって、ジューサーは電源供給するものである。すなわちフログ・ジューサーはフログにポイント切替時の極性切替を行い無電区間を無くす装置のことである。 | フログ・ジューサー | dda40x |
ジュース・トレイン Juice train | "Orange Juice train"、"Tropicana train"ともいう。トロピカーナ社がフロリダから運行するオレンジ・ジュース専用のメカニカル・リーファー・ユニット列車。1970年にニューヨーク行が開始され、以後シンシナティ、ロサンゼルスと拡大した。TransActサイト(pdf),Wikipedia英語版,Trains誌2000年3月号p36-43 | ワークスK | |
ジュエラーズ・ソー jeweler's saw | 糸鋸(いとのこ)のこと。宝石細工人や精密時計職人が用いるノコギリの意。ノコ刃bladeは、粗いものから順に#3、#2、#1、#1/0、#2/0、#4/0、と細かく、薄板向きとなるが、規格はメーカー毎に異なっている模様。モデラーはブラス用としてバローベVallorbe、ヘラクレスHerkules、またはアンティロープAntilopeを使う。Walthers社扱いのラインナップ | TPI | ワークスK |
ジュニアタ Juniata | ペンシルベニア州の地名。ジュニアータ、ジャニアタとも表記される。1880年代後期にアルトゥーナ市に併合された。Wikipedia英語版 PRR(→PC→Conrail→NS)の鉄道工場で有名。 | アルトゥーナ | ワークスK |
ジュラコン Duracon | ポリアセタール樹脂の一商品名で、デルリンの代替品。一加工会社のHPを参照 | ポリアセタール | ワークスK |
ジョーダン・スプレッダー Jordan spreader | ![]() 日本ではジョルダン車=広幅雪掻き車と呼ばれ1926年に輸入、27年から使用された。Trains誌1969年6月号p38-42aとれいん誌1986年2月号p28-34に特集 | スノープロー | ワークスK |
ジョイナー joiner | "rail joiner"ともいう。モデルにおいて、レール同士を長手方向に連結する金具。絶縁箇所ではプラスチック製が用いられる。ソリッド引抜レールでは一般にベース部を包み込む蟻型(カタカナの「ム」の字形)で、その断面に合致したものとする必要がある。 レールの通りを整正する外、金属製は通電の役割を担うが、弾性による接触が不確実なため、完璧を期すには実物同様のボンド線や補助接点を設けることが推奨される。レールとジョイナーとのハンダ付けは、レール伸縮の妨げになるとして一般には行われない。リン青銅薄板製でウエブ部をも包み込む形に工夫された製品もある。 異なる断面同士のレールを連結するときには用いられない。⇒[トランジッション・トラック] | レール フィッシュプレート トランジッション・トラック | ワークスK |
城南モデル Jonan Model | 1976-1986年、東京蒲田にあったブラス・メーカー。インポーターはGemとOrientalが知られる。直販も行った(とれいん誌1986年10月号p86)。【詳細調査中】 | ジェム オリエンタル | ワークスK |
ジョンストン・ギアード・ロコモーティブ Johnston geared locomotive | ニュージーランド・ファンのサイト、? NZのJ. Johnston & Sons社が製造した。【書き掛け】 | ワークスK | |
ジョンディア・グリーン John Deere green | ジョンディアは、アメリカの農業機械メーカー。そのトラクター等に多用される緑色をいい、補修用に塗料が販売される。Art-Paint.comを参照 同名の楽曲が存在(Wikipedia英語版、YouTube動画) 鉄道ではMKTが1971年から1980年のUP併合まで機関車や貨車に塗ったグリーンに近似という。 | ワークスK | |
ジョン・ブル John Bull | ![]() | ワークスK | |
ジョン・ヘンリー Jawn Henry | 「ジョーン・−」とも表記される。バラッドや物語で語り継がれる伝説の黒人線路工夫。南北戦争終結後、C&Oのビッグ・ベンド・トンネル建設に際し、蒸気ドリルとハンマー打ちの競争をして勝った途端に脳溢血で死亡した。Wikipedia英語版 集英社:人物アメリカ史3 p229を参照 N&Wはその名を石炭燃焼の電気式蒸気タービン試作機に冠した。オーストラリアのファン・サイト Wikipedia-English | ウォーターチューブ | ワークスK |
ジンク・アロイ zinc alloy | 亜鉛合金のこと(コトバンク)。ダイキャストの素材としてモデルで多用される。「ダイキャスト」をみよ。 | ワークスK | |
ジンク・ペスト zinc pest | 亜鉛合金ダイキャストに発生する粒間腐食割れの通俗表現。製造後数年、あるいは10年、20年後に起こる時効割れのこと。"zinc"は「亜鉛」、"pest"は「害虫、厄介者」の意で、合わせて「亜鉛害虫」。スズペスト(独語由来?)に倣い、"pest"を伝染病と解釈して「亜鉛ペスト」が妥当か。独語的に"zink pest"とも綴られる。また"Zamak rot"、"zinc rot"ともいう。"rot"は「腐食」の意。我が国の鉄道模型ファンは「シーズンクラック」と呼ぶが誤用。 原因は原材料に混入した極微量の不純物の結晶粒界への析出。材料の過度の再利用で抑制材のマグネシウムが不足しても起こる。1960年代には克服されたものの、21世紀に入っても時折り発生する。発症も進行も止めることは不可能。修理方法は皆無。体積が膨張するので、見つけ次第にダイキャスト部品を分離することを推奨。Wikipedia英語版、TransPacific R.R.、MRフォーラム、Atlas Rescueフォーラム、不良事例リストを参照 | ダイキャスト シーズン・クラック | ワークスK |
2004年01月12日
アメリカ型鉄道模型大辞典【し】
シーズン・クラック シアノアクリレート シェルフ・カプラー ショック・コントロール 軸重移動 等々
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