用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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スナイダー・フューエル・クレーン Snyder fuel crane | official website ![]() | ワークスK | |
スナッバー snubber | 緩衝器の意であるが、機械的な振動では専ら摩擦式のものを指す。電気工学関係では「スナバ」と表記される。 | ショック・アブソーバー ダンプナー | ワークスK |
スナップ・トラック snap track | "snap"は、パチンとハマるの意(weblio辞典)。アトラス社のそのものずばりのSnap-Track、カトーのユニトラックや、バックマンのE-Zトラック、ブラックストーン・モデルズのシステムなどを指す。 パチンとはまらないもの、例えばシノハラ製も呼ばないことは無いが、セクショナルsectional・トラック(≒軌筐)が適当か。 | ワークスK | |
スナップ・パック Snap-Pak | オートラックのブランド名。"Ship New Auto Protected Package"の略という。Whitehead & Kales社がフォード向けに開発し、DT&I、N&W、SCL/L&N、UPが導入した。車高17'7"、車長89'4'で、12乃至18台を半自動で固定するシステムを備えた。Trains誌1973年7月号p17 Safe-Pakに発展したという。ファンサイトpdf | オートキャリアー セーフ・パック | ワークスK |
スヌート snoot | 口語俗語で鼻の意。原意は(豚などの)鼻snout、鼻持ちならない俗物snob(weblio辞典)。SD40-2およびSD40T-2のうち、ショートフードが極端に長いものの愛称。標準型が81または88インチのところ、スヌートはUPが116インチ、ATSFとKCSが123インチと長い。ロコトロールの無線機を収納、あるいはその準備のため採用された。TransPacific 2001-05-29を参照 | ショートフード ロコトロール | All Members |
スネイル snail | ![]() エンジン無しで主電動機のあるスラグ(ナメクジ)に対して呼ばれたものか。【Extra 2200 South誌1975年10月号p20を確認のこと】 | スノープロウ スラグ | ワークスK |
スノークォルミー・パス Snoqualmie Pass | Milwaukee Roadのカスケード山脈横断地点。Wikipedia英語版を参照 | ワークスK | |
スノードーザー Snowdozer | グレート・ノーザン鉄道の雪掻車の一群を指す。車番X1680-1694。いわゆる広幅雪掻車である。 DRG&Wにも#044が存在する。 | スノー・プロ− | dda40x |
同上 | 一般には"snow dozer"と綴る。MRHフォーラムを参照 | ワークスK | |
スノー・バード Snow Bird | NHのディーゼル機? | ニューヘイブン | ワークスK |
スノー・ブロワー snow blower | アメリカでは、回転により投雪する雪掻車および雪掻機のうちロータリー式は正面回転翼式のみを指す(特許の関係?)。 ジェット・エンジンにより融雪・除雪を行うものが1960年代以降に客車?ヤードなどで実用化されている。Wikipedia英語版 | ロータリー・スノープロー | ワークスK |
スノー・プロウ snow plow | 廃車になったテンダーに大型の雪かきを付け、水を満載して機関車で押すものが多い。また、多雪地帯の機関車には小型のものが標準設備されている。支線にはロータリー雪掻車が余り巡回しないので、機関車にも大型のものが付けられる。これをbranch line plowと呼ぶことがある。 | dda40x | |
同上 | "plow"の原意は鋤(すき:weblio辞典)であるが、"snow plow"は「除雪車」としてロータリー雪掻車を含む。ただし、現在では専ら機関車などの先頭下部に設けた小型のもの(パイロット兼用)を指し、雪掻専用車両はウエッジ・プロウと呼ぶことが多い。Wikipedia英語版 | ウェッジプロウ フランジャー ラッセル車 ロータリースノープロウ ジョーダン・スプレッダー | ワークスK |
スパー spur | "spur track"ともいう。線路において枝線、引込線、支線をいう(weblio辞典)。行き止まりであることが多い。サイディングとは異なり、専ら走行用で、留置や荷役用でない点に注意。"gravel spur"は砕石場引込線。"spur"に(拍車状の、山などの横に突出した)尾根、支脈」の意味がある。 なお、ドイツ語で"spur"は、"track"=軌道を表わし、HOゲージを"spur H0"、Oを"spur 0"という。 | サイディング チーム・トラック | ワークスK |
スパー・ギア spur gear | 平歯車のこと。"spur"は、拍車の意(weblio辞典) | ワークスK | |
スパーク・アレスター spark arrester | アレスターは防止するものの意(weblio辞典)で、直訳すれば「火の粉止め器」。ディーゼル機では、ターボ・チャージャー未装備機の排気口に装備される。 蒸機のダイヤモンド・スタックなどもこの名で呼ばれる。 | アレスター スモークスタック ダイヤモンドスタック | ワークスK |
スパイク spike | 「軌条釘の一種で軌条を枕木に緊締するに用ちうる角形幹の鉄釘である。軌条を枕木に締着するには種々の方法があるが、我国においては一般にこの犬釘または螺釘を用いるを普通としている。犬釘は一名『カットスパイク』ともいい、その下端は枕木の繊維を直角に切る様、これを平らに尖らし、頭部は軌条底を圧締める顎をもたしているのである。この頭部が犬の頭によく似ているため、犬釘の名があるが、近時はやや丸味の亀甲形の頭部を有する鉄釘を用いる様になった、しかしやはりこれを犬釘と呼んでいる」出典:昭和10年大阪鉄道局編纂「鉄道用語辞典」 rail spikeともいう。dog spikeはイギリスの呼び方か。Wikipedia日本語版参照 犬釘を打つことを"drive a spike"という(weblio辞典)。反対に抜くことは"un-drive"で通じる(?) | ハンド・レイイング フレキシブル・トラック レール | ワークスK |
スパイラル spiral | 日本や米国でいう「ループ線」のこと。Wikipedia英語版 「スパイラル=渦巻き」の定義からすれば誤用だが、慣用で使われる。 | ループ ヘリックス | ワークスK |
スパイン・カー Spine Car | ![]() トレーラーを載せる専用フラットカーの一形態。フラットカーの中に含まれるべき車輌であるが、フラットな部分がほとんどない背骨(spine)だけの貨車。トレーラーのタイヤを載せる部分と手ブレーキ装置のある末端のデッキのみに床板がある。 | スケルトンカー フロント・ランナー | dda40x |
スパゲッティ・ボール・レイアウト spaghetti bowl layout | 小スペースに線路を縦横に張り巡らせたプランのレイアウトを揶揄する表現。単に“スパゲッティ・レイアウト”ともいう。複雑に絡み合った高速道路ジャンクションの比喩からの転化。事例 | ワークスK | |
スパッド SPUD | 1980年、天賞堂製パワートラックをPFMが彼の地で販売したときのブランド名。Self Propelled Universal Driveの頭文字。またspudはジャガイモの俗称という。鉄道模型趣味1983年8月号p75ミキスト、MR誌1981年6月号p67-69、weblio辞典 | 椙山満 PDT キドマイティ SPUD | ワークスK |
同上 | St. Paul Union Depotの略称。1971年に閉鎖されたが、2012年に地域交通の要として再建され、アムトラックやライトレールMETRO、長距離バスが発着する結節点に生まれ変わった。Wikipedia英語版。official site。Classic Trains誌2002年秋号p98、2005年春号p80-89 | ワークスK | |
スパン・ボルスター span bolster | 車両は一般に2つの台車を持つが、4つ(稀に3つ)以上の台車を備える場合には台車心皿間に梁を渡して、均等に荷重を加える。この梁をいう。6台車以上の場合はこれを重ねる。主に、8軸以上の大物貨車や大出力機関車に用いられる。B+B-B+B、C+C-C+C、C+B-B+C、B+B+B+B-B+B+B+Bなど。なお、多台車でもこの方式に依らず、中間台車を左右にスライドさせたり、仮想心皿を用いるものがある。Wikipedia英語版、大物貨車例を参照 モデルの場合、GE製U50のような動力車で車体に両軸モーターを置くものでは、内寄の台車を駆動することが困難で、全軸駆動にはトラックモーターとすることが多い。 | シュナーベルカー デプレスト・センター・フラットカー ガスタービン DD 連接台車 | ワークスK |
スピーダ speeder | ![]() 現在見かけるものは二人乗りでガソリンエンジンで走る物が多い。車体には伸縮式の取っ手があり、容易に本線上から外すことができる。 | dda40x | |
同上 | 1990年頃に、ピックアップトラックを改造した軌陸車ハイレールhigh-railに置き換わった。Wikipedia英語版,North American Railcar Operators AssociationのHPを参照 | ハイレール ガンディーダンサー ハンドカー ベロシペード | ワークスK |
スピード・レタリング speed lettering | ![]() 仮説:我が国では、それがクサビ形である点がスピード感を表わすと一般に考えられている。すなわち、機関車の側面図は左を先頭とし、右に傾けた文字が流線型的な視覚効果をもたらすという解釈である。一方、アメリカでは右を先頭とする慣習にあるので、斜体文字は前傾となってしまう。写真の様に、D&RGWの蒸機では左サイドをわざわざ左に傾けて、前傾とした。また、有名な絵本の表紙絵の例がある。さらに、米英の文章中での斜体は強調の意であり、鉄道車両でも同じ文脈で使われるという推論が成り立つ。斜体を単に"slant"という表現も多い。 よって、スピード感を表現しているものは、前傾姿勢や、文字のヒゲ(セリフserif)ではないだろうか。多くの鉄道で、単に斜体としただけの文字をこの名で呼ばないという事実?もある。ブログBoxcar Red Collectionを参考【書き掛け】スピード・レター | ストリームライナー | ワークスK |
スプライス・ジョイント splice joint | 重ね接手、または重ね合わせ接合。板などを接ぐ場合に互いをオーバーラップさせて接合する方法。リベット、溶接、あるいは接着剤で行う。ラップlapジョイントともいう。weblio辞典 一方、突合せ接手はバットbuttジョイントという。weblio辞典 | フィッシュプレート マイター・ジョイント | ワークスK |
スプライン spline | 与えられたいくつかの点を滑らかに結ぶ曲線、およびその関数。weblio辞典 モデルの線路敷設において棒状のものの“しなり”を利用すると、滑らかな曲線が描けるといわれる。一様断面の単純梁では近似的に3次曲線となることから、緩和曲線と見做せて都合がよいと考えられる。 大きな曲線の道床基盤subroadbedを、薄い木板の数枚重ねで生成する方法も稀に採用される。MR誌2012年7月号p51等 | トランジッション・カーブ | ワークスK |
スプラッシャー splasher | 古典蒸機で、動輪の上部に設けられた泥除け。エンジンの油かき。"splash"は〔水・泥などを〕はねかけるの意。weblio辞典 "fender"と"mudguard"は、専ら自動車用を指し?、前者は米国、後者は英国で用いられる。【要確認】 | マッド・フラップ | ワークスK |
スプラッシュ・プレート splash plate | テンダーの水槽内に、枕木方向に設けられる衝立状の鋼板。国鉄では「水槽控板」と呼んだ。水槽内の水が発車時や停止時に踊って、給水口などから飛び出すのを防ぐ目的と考えられる。本来は、"water splash prevention plate"ではないか。 | スイング・モーション台車 | ワークスK |
スプリット・アクスル split axle | ![]() 動力車では台枠部も左右に分割して絶縁する必要があり(split frame)、樹脂製歯車を車軸と一体としたものが多い(写真:バックマン製蒸機の事例)。 かつてはイギリス製蒸機で用いられ、現在のHOやNスケールのプラスチック・モデルなどでは多用される。個人の作品では稀。 トレーラー用のプラスチック台車では、ピボット軸先端と車輪とを一体の金属製とし、中間の車軸をプラスチックとした例がNゲージに多く、HOではアトラス社が供給する。これを金属製の台車枠に用いるとショートするので注意。 ピボット軸受先端を含む軸全体をプラスチック(材質不明)とする例はケーディー製品などに存在するが、潤滑性の確保などに留意を要すると考えられる。 アサーンが1944年に売り出したOゲージ用蒸機動輪軸は片タイヤ絶縁で、軸中央で2分割する構造を採り、この名で呼ばれた。MR誌1944年11月号p505 | インシュレーテッド・ホイール ケーディー | ワークスK |
スプリュー sprue | 「スプルー」をみよ | ワークスK | |
スプリング・クリーク Spring Creek Model Trains | official site オマハの南西180qほどのネブラスカ州デシュラーにある大規模鉄道模型店。時折、特製品、カスタム・モデルを販売。"Spring Creek"は地名で、「泉谷」の意。 | ヒューバーツ レールファンモデルズ | ワークスK |
スプリング・バック spring back | 金属などの弾性材料を曲げ加工した場合に、若干元へ戻る現象をいう。強度が大きい=弾性域が広い材料、および薄板で顕著に表れる。 | ワークスK | |
スプリング・プランク spring-plank | 1930年代までの菱型枠構造の台車に存在する部品で、バネ座として左右の側梁を平行に固定する役割を担う。"plank"は「板材」の意(weblio辞典)。初期にはオークなどの木材が使われ、20世紀に入って鋼製のチャンネル材となった。ナショナル・スイング・モーション台車では該当部位をトランサムtransomと呼ぶ。 これを省略した台車をスプリング・プランクレスspring-plank-lessという。 | トラック ナショナル・スイング・モーション台車 ナショナル・タイプB台車 ダブル・トラス台車 | ワークスK |
スプリング・ミルズ・デポ Spring Mills Depot | official site HOゲージのインジェクション・モデルとして、B&Oのキャンストックカーやワゴントップ・カブースをリリースという意欲満々のメーカー。 | ワークスK | |
スプルー sprue | ![]() | ゲート ランナー | ワークスK |
スプレー spray | 吹き付け塗装は1880年代初頭にSPが行ったとされる……。エアレス塗装(air assisted airless spray)、静電塗装(electrostatic spray painting)、エアブラシは…… Wikipedia英語版"spray painting"、ウィキペディア日本語版「塗装」【調査中】 "spray can"は「スプレー缶」、「スプレー・キャン」(英辞郎)。"can spray"とは一般に言わない。"rattle can"の用例が多い。1949年に実用化された? 圧力が高いほど霧は細かい? Wikipedia英語版 【調査中】 | エアゾール・スプレー ラトル・キャン グラフィティ | ワークスK |
スペースカー space car | 「バッファー・カー」、「アイドラー・カー」をみよ。用例:とれいん誌2016年6月号p71、72(佐々木也寸志氏) | ワークスK | |
スペーリア・ドア Superior door | ![]() 「スーペリア」とも書く。「スペリオル」は仏語。weblio辞典 | スライディング・ドア ヤングスタウン・ドア | ワークスK |
スペシャル・カー・タイプ special car type | AARのORERにおける貨車の分類の一つ。カバード・ホッパーカーを含む。Ian Cranstone氏のAAR分類解説参照 | ワークスK | |
スペランドウ,アンディ Andy Sperandeo | Wikipedia英語版 1945-2015。MR誌の編集長を務めた。MRH誌2015年11月号等 | モデル・レールローダー | ワークスK |
スペリー・レール・サービス Sperry Rail Service | ![]() | ワークスK | |
スポンジ sponge | スポンジ、海綿のこと(weblio辞典) 発泡材はフォームformという。 | フォーム | ワークスK |
スポンジボブ・スクエアー・キャブ SpongeBob Square cab | CSXが2011年からSD40-2の衝突安全性と快適性向上を図って取り換え始めた角ばった形状の運転台をいう。 1999年に放送開始のギャグアニメ"SpongeBob SquarePants"(ウィキペディア日本語版)に擬したニックネーム。 | アドミラル・キャブ | ワークスK |
スムーズ・バック車輪 smooth back wheel | 背面が滑らかな車輪の意。チル車輪のリブド・バック"ribbed-back"と対で用いられる用語。 | チル車輪 | ワークスK |
スモーキー・バレー Smokey Valley Railroad Products | official site HOスケールのディーゼル機用ディテール・パーツをロストワックスで供給するメーカー。特にハンドレール・スタンションが好評。1993年にミズーリ州PlantersvilleでLarry Jackman氏が創業。Walthers site | ワークスK | |
スモーク・シールド smoke shield | 蒸気機関車の運転室(キャブ)屋根の後端、側面の後端に斜めに取付けられた幅の狭い板。煙突から吐き出されるシンダ(細かい石炭の屑)を弾き飛ばし、キャブ内に巻き込むのを防ぐ効果がある。 重油燃焼方式に改造された時には、外されることがある。 | dda40x | |
スモークスタック smokestack | ![]() 蒸機の煙突で、火の粉止め(スパーク・アレスター)付のものは、図に示すものが知られている。1と2はダイヤモンド・スタック、3はバルーン・スタック、4は戦後の国鉄機に採用された回転羽根車付(通称クルクルパー)、5はC&Sの3フィートナローで採用された、火の粉の燃え殻をロコ前部下方へ落とすタイプである。薪焚きの他、石炭焚きでも森林地帯を走行する機関車に装備された。TMS誌1957年3月号「プロトタイプガイド」から引用 なお煙突の開口部は、車両定規の最も高い位置に設定されるのが普通。すなわち、短いものは大型機で、長いものは小型機。サンタフェの大型機の一部は、長さを伸縮できるテレスコーピング・スタックを装備した。 カブースの暖房用ストーブに装備されたものはT字形で、開口部を枕木方向とし、キューポラよりも高い位置に設置され、多くは起動停止時のユレ対策としてワイヤーで支えられていた。また、スタックが設置されている屋根パネルは平板が一般的。 | ウッド・バーナー ダイヤモンド・スタック ダブル・スタック | ワークスK |
スモーク・デフレクターズ smoke deflectors | @蒸気機関車の煙突から排出される煙は、高速走行時にボイラーに沿って流れ,キャブの前方視界を妨げる。 ドイツ,日本では1920年代から各種形状の除煙板が採用されていた。第二次世界大戦以降、戦勝国であるアメリカはそれらに興味を示し、いくつかの鉄道で採用が始まった。 しかし,アメリカの蒸気機関車はシリンダ背圧が低く,すなわちドラフトが激しく噴出するので、 煙はボイラーから遠くに引き離されることが多かった。そういうわけで、除煙板が装備されている機関車は,高速走行が多い機種に限られると言ってよい。 AUPのDDA40Xの煙突の周りの垂直の板を指す。 煙突から比較的近い位置にイナーシャ・フィルターの吸気パネルがあり、そこに煙突からの排気が吸い込まれるのを防ぐついたて状のもの。一部の機関車に装備されていた。 | エレファント・イヤーズ ウィングズ ウィンブルダクト | dda40x |
同上 | "deflector"は「逸らせるもの」の意(Weblio辞書)。日本国鉄のC54から始まる形状をWagner-type、門鉄デフ系をWitte-typeと呼ぶ。いずれもドイツの鉄道技術者名に因む。また除煙板は左右一対であることから専ら"deflectors"と複数形を採る。Wikipedia英語版 | ワークスK | |
スモーク・デンシティ・ライト smoke density light | ![]() | オイル・バーナー | ワークスK |
スモーク・フリー smoke-free | タバコの煙が無い環境のこと。オフィスやレストランで喫煙が禁止されていることをいう。weblio辞典 モデルのコレクションでは、非喫煙者の所有でヤニが付着していないことを指す。 | タバコ | ワークスK |
スモークボックス・グラフィックス Smokebox Graphics | ![]() | ワークスK | |
スモーク・リフター smoke lifter | |||
スライディング・ドア sliding door | ![]() "sliding flush door"については[プラグドア]を見よ。 車体片側に1枚のものをシングルドアという。1920年頃までに(車外から見て)左引きが散見される他は、全てが右引き(開けられた引戸に車番などの表記が隠れないという配慮?)。"SD"と略記される。片側に2枚で左右両引きのものをダブルドアといい、"DD"と略称される。"PD"はプラグドアを表す。 モデル製品では古来、引戸を可動式とすることが多く、初期には鋼板製のU形溝を上下に設けて引戸をスライドさせた。車体がプラスチック製となってからはクロー(カギ爪)付が多かった。2005年前後には概ね固定式となった。 旅客車にあっては‥‥ 我が国の車両では【書き掛け】 | クレコ ヤングスタウン スペーリア ダブルドア コンビネーションドア オールドア ヒンジドドア プラグドア ヘネシー・ドア・オープナー クロー | ワークスK |
スライドウエル Slidewell | 「ヘネシー・ドア・オープナー」をみよ | ワークスK | |
スラグ slug | 「スラッグ」とも表記。ディーゼル機関車に併結して用いられる補助機関車のこと。 機関車の出力は、牽引力と速度の積、すなわち電気式のディーゼル機では主電動機のトルク、回転速度、および個数の積で表わされる。よって低い速度域では発揮できる出力が小さいこととなり、エンジンに余力が生じる。そこで、主電動機のみを搭載したスラグへ電力を供給して牽引力を倍加させる。蒸機のブースターと同様の趣旨。親機に単にぶら下がっている姿から、"slug"は「怠け者、ナメクジ(weblio辞典)」の意とされる。メートmateともいう。 ほとんどは入換用で、ヤード・スラグと呼ばれる。一般には4軸であるが、低速度で使用されるハンプ用は6軸が多い。一部に存在する本線用はロード・スラグと称し、低速での牽引力増加のほか、発電ブレーキの負担や親機への燃料補給を行う。The Contemporary Diesel Spotter's Guide 2nd Edition p349、ウィキペディア英語版を参照 カウ・カーフが1930年代後半から1950年代にセットで新製されたのに対して、スラグは1950年代以降に普及し、旧型機からの転用改造が常で死重が搭載される。親機エンジンの高出力化に合わせて移行したと考えられる。ほとんどはキャブ無しで、稀にキャブ付とされることがある(BN-BNSFのTEBC6など)。画像はChesie-CSXのGP39と共に稼働したスラグSWMTで、2024年にRapidoから予告された製品(情報室)。 ![]() | トラクション・モーター カウ・カーフ メート RDMT SWMT ジェンセット スネイル | ワークスK |
スラグ slag | 鉱石を製錬するとき生じる鉱さい(ノロ)。鉄鉱石から生じるスラグを冷やして固めた後、粉砕するとセメントになる。 鉄道模型に関係あるものとしては、製鉄所の構内を走る熔銑車molten metal carとこのスラグを運ぶslag carとがある。 スラグの熔融温度は銑鉄のそれより低いので、より開放的な設計になっている。 | 熔銑車 | dda40x |
スラック slack | 弛み、緩みのこと。weblio辞典 軌道にあっては、曲線での軌間gaugeの拡張分を指す。モデルでは、基本的に規格値自体にスラックを含むとされるが、ハンド・レイドの線路ではその許容値内で付与されることがある。NMRAに3点式トラック・ゲージを用いた推奨値が示される。TransPacific RRを参照 | フレキシブル・トラック ハンド・レイイング トラック・ゲージ | ワークスK |
スラック・アジャスター slack adjuster | 自動隙間調整器のこと。車両のブレーキ・リギングにあっては、制輪子の摩耗が進み過ぎるとリギングの余裕限度を超えて制輪子が車輪踏面に到達しなくなる。そのため、ブレーキを緩めたときの制輪子と車輪踏面との隙間=スラックを一定に保つ機構を設ける。主に減りの早い鋳鉄制輪子付で停車頻度の高い客車や電車に採用される。この機構が無いものは定期検査で手動で調整される。 | ブレーキ・シュー | ワークスK |
スラット slat | 木・金属・プラスチック製などの薄い細長い板。weblio辞典 ストックカーでは、側面および妻面を塞ぐために、隙間を空けて横に張ってある帯板を指す。 | ストックカー | ワークスK |
スラブ・サイド slab side | AAR(またはACF)70トン・カバード・ホッパーなどにおいて、側面下部に三角形の切欠きが無いタイプを指す。研究社新英和大辞典第6版に"slab-sided"は「<口語>側面が平らで長い」とあるが‥‥。切欠き有りは"open side"と呼ばれる。 | ACF 70トン・カバード・ホッパー | ワークスK |
スランバーコーチ slumbercoach | ![]() | ワークスK | |
スリーパー sleeper | 寝台車のこと。 British(イギリス語)では枕木を指すので注意。米語では枕木は tie である。 | dda40x | |
スリー・ピース台車 three piece truck | 一般に、軸バネが無く、側梁2つと枕梁1つの合計3つの主要部材によって構成された貨車用台車を指す。ただし、枕梁の下部にスプリング・プランクを設けた台車、例えばアーチバー、ベッテンドルフ、ラテラル・モーションについては不適切な呼称で、「ダイヤモンド台車」が良いと考えられる。 | ダイヤモンド台車 スプリング・プランク | ワークスK |
スリー・ブラザーズ Three Brothers Manufacturing | 1990年代に存在したHOゲージ・キット・メーカー。かつてHolgate & Reynoldsが製造したC&NWのギャラリーカーを1997年、改良して発売したことで知られる。CNWファンのサイトを参照 | ワークスK | |
スリー・ポイント・マウンティング three point mounting | 「3点支持」をみよ。 | ワークスK | |
スリップ slip | |||
スリップ・リング slip ring | 回転体と電気をやりとりする接続装置。一般に接触式であるが、非接触式も存在。メーカー製品例 モデルでは、ターンテーブルで必要。 | ターンテーブル | ワークスK |
スリム・ゲージ slim gauge | ナローゲージの別称 | ワークスK | |
スリム・プリンセス Slim Princess | Max Grayにより1958年に輸入されたSPの3ftナローの4-6-0。現物はネヴァダ州リノにある。 | dda40x | |
同上 | ![]() | サザン・パシフィック | ワークスK |
スレーターズ・プラスティカード Slater's Plastikard | ![]() タイヤは軟鋼で、スポークはABS、車輪と車軸は四角孔で位相合わせが容易、クランクピンは付属、バランスウエイトはユーザーが適当に調達、ギアボックス、集電ブラシも別売。 "Plastikard"は、プラスチック製の素材を扱っていることに由来か? | マーキット | ワークスK |
スレーブ・ユニット slave unit | 「カウ・カーフ」を見よ | ワークスK | |
スレッド thread | 機械関係では「ねじ山」の意(weblio辞典)。"screw thread"ともいう。"thread"単独で動詞としても使われ、「(オネジまたはメネジの)ねじ山を成型する」を意味する。 | ネジ | ワークスK |
スロープバック・テンダー slopeback tender | 「スローピングバック」ともいう。入換機関車などのテンダーは後進時の見通しをよくするため上部が斜めに切り取ってある。そのテンダーを指す。 日本国鉄ではC56の例がある。 | シフター | dda40x |
スロール Thrall Car Manufacturing Company | 1945年にMidwest Freight Car Co.等を合併して発足した貨車メーカー。2001年、Trinity社に吸収された。スロール・ドア・カーについては「オールドア・ボックスカー」を参照 | トリニティ センタービーム・フラットカー ポーテック | ワークスK |
スローン,アルフレッド P. Alfred P. Sloan Jr. | Alfred Pritchard Sloan,Jr. 1875-1966。GMを世界最大の自動車メーカーへと導いた元会長。ベストセラーとなった自叙伝My Years with General Motors(邦訳:ダイヤモンド社1967年刊「GMとともに」)には、ディーゼル機開発の経緯なども述べられている。TransPacific R.R. 2001.10.05を参照 | GM,ケタリング | ワークスK |
スローン・イエロー Sloan yellow | MKT(Katy)が1934年から車両や建造物に好んで用いた黄色。1933-1945年に社長を務めたMatthew S. Sloanに因む。KatyRailroad.org | ケイティ | ワークスK |
スロット・ヘッド slot head | 「フィリップス・ヘッド」を参照 | ワークスK | |
スロットル throttle | 本来は蒸気機関、内燃機関の出力調整のための絞り弁の意味であったが、DCCではハンドヘルド(手持ち)のキャブ(運転台)を指すようになった。Digitraxが使い始めた。 本来はキャブが正しいはず。 | DCC | dda40x |
スロットレス・モーター slotless motor | 直流整流子モーターのうち、円筒形のコアの外周にプリント・コイルを接着した形態のものをいう。コイルを巻くための溝(スロット)が無いことから、こう呼ばれる。界磁には概ね永久磁石を用いる。コアレス・モーターに高透磁率コア(ケイ素鋼など)を追加した形で、出力軸を含む回転子が強度を確保でき、コギングと騒音を低減できるとして2021年にカトーが採用し始めた。界磁の強大な磁力を他の磁性利用機器に作用させないための磁気遮蔽が必要とされる。 コアレス・モーターがこの名で呼ばれることがある。 | スキュー・ワインディング コアレスモーター 永久磁石 | ワークスK |
スワップ・ミート swap meet | 不用品交換会(おもしろい英文法) この語のMR誌での初出は1971年7月号(p4) | フリーマーケット | ワークスK |
2004年01月13日
アメリカ型鉄道模型大辞典【すな】
スヌート スパー スプリット・アクスル スラグ スラック スランバー・コーチ等々
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