用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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チーズヘッド・スクリュー cheese-head screw | 「平小ネジ」のこと(ネジ販売会社サイト)。頭の頂部が平面で側面が円筒状のものを指すが、側面は円錐状の場合もある。かつて(1960年代以前?)は洋の東西を問わず、形状が単純で製造し易いとして丸小ネジ、丸平小ネジと共に盛んに用いられた。現在でもモデラーに自作されることがある。スリワリ付(マイナス)がほとんど。平頭リベットは、頭高が小さく"flat head"と呼ばれる。 HOサイズ蒸機の2軸先台車付モデルでは、煙室下の上下構造組立用ネジに採用して、中心に先台車取付用のネジ孔を切った特殊なものが多用される。 語源は不明。ローマ字の"T"を"tees"といい、配管に用いる分岐継手を指す。また、食べるチーズによく似たものが……。weblio辞典 | ネジ | ワークスK |
チーム・トラック team track | 「直取線」と訳される(weblio辞典)。不特定の荷主が荷扱いを行うための側線で、鉄道またはターミナル会社の所有。専用線leased trackとは異なる。Wikipedia英語版、MRH forum、The Model Railroader's Guide to Industries Along the Tracks, Series 3 p29-40 | スパー サイディング | ワークスK |
チェシー Chessie | C&Oが1933年からシンボル・マークとして使用した微睡む子猫(kitten)の愛称。1972年に同鉄道はB&O等と合併して、チェシー・システムを社名とした。Wikipedia英語版 | チェサピーク&オハイオ チェシー・システム | ワークスK |
チェシー・システム Chessie System | 1973年にC&O,B&O,B&OCT,WMという4鉄道を傘下に発足した持ち株会社.各鉄道はロゴとカラーを統一したものの夫々のリポーテングマークを用いた.SCLとL&Nを加えた後,1987年にCSXとなった.Wikipedia英語版 | チェシー CSX フェデラルイエロー | ワークスK |
チェックゲージ check gauge | 分岐のフログとガードレールとの関係を示す語。これはBritish(イギリス語)で、ガードレールのことをチェックレールと言うことから来ている。 フログのノーズレールにフランジが当たらないようにガードレールで線路中心方向に引張ることが必要でその最大距離を言う。バックゲージが広くても脱線には結びつかないが、チェックゲージが大きいと、即脱線につながる。 | バック・トゥ・バック | dda40x |
同上 | 上述の説明の寸法は、我が国の保線にあっては専ら「バック・ゲージ」と呼ぶ。 また車輪におけるチェック・ゲージは、一方のバック面と他方のゲージング・ポイントとの水平距離をいうが、実物ではこの語を用いることは稀で、バック・ゲージ(車輪の内側面間距離)とフランジ厚の2つの数値で管理される。なぜなら、チェック・ゲージを直接測定することは困難で、かつフランジ摩耗が必ず測定されるからである。このためフランジ厚は、車輪のバック面とゲージング・ポイントとの水平寸法である点に注意を要す。 | ゲージング・ポイント バック・ゲージ | ワークスK |
チェック・バルヴ check valve | 逆止弁のこと。 蒸気機関車のボイラーでは、インジェクターあるいはホット・ウォーター・ポンプからの高圧水を導き入れる逆止弁(boiler check valve)。高温のボイラーに熱的ショックを与えると缶体にひび割れが起きるので、なるべく温度の低いところに設ける。ボイラーの前方側面か上端に取り付けてあることが多い。 | インジェクター | dda40x |
同上 | 流体の逆流を防ぐ機能を有するバルブをいう。逆止弁、戻止弁、不還弁、往々にして「チェッキ弁」または「チャッキ弁」と表記される。weblio辞典 "check"は、阻止、抑制の意。weblio辞典 | ワークスK | |
チザム・トレイル Chisholm trail | 南北戦争終結当時、Kansas Pacific鉄道の終点,カンザス州アビリーンAbileneまでテキサス州から牛群を移動(long drive)させた街道。Wikipedia-English | トレイル ドローバーカブース | ワークスK |
チップラー tippler | 「カーチップラー」ともいう。JIS M0102 鉱山用語の定義では「鉱車(炭車)の積載物をあけるために,鉱車(炭車)を転倒させる装置」 「カーダンパー」と同義(weblio辞典)だが、チップラーは主に欧州で用いられるとされ、専ら縦に傾けるものを指す場合がある(機械学会誌1955年6月号p453:pdf)。また、"tipple"には「選炭(鉱)場」(weblio辞典、Wikipedia英語版)、"tip"には「傾ける」(weblio辞典)の意味がある。 | カーダンパー | ワークスK |
チャージャー Charger | 2016年にシーメンス社が北米市場へ投入した旅客列車用電気式ディーゼル機。ウィキペディア日本語版 | シーメンス | ワークスK |
チャイニーズ・レッド Chinese red | CB&Qが1958年から貨車に用いた朱色に近い赤色。1969年に合併準備としてカスケード・グリーンが採用されるまで標準で使われた。ホッパーやカバードホッパーにはブラックやグレーのものもあった。 | ワークスK | |
チャコール・ヒーター charcoal heater | 木炭式暖房器の意。Luminator-Mitchell charcoal heater? | ヒーターカー | ワークスK |
チャタヌーガ・チューチュー Chatanooga Choo Choo | グレン・ミラー・オーケストラが1941年に発表した楽曲、などという説明では満足されない方は、ウィキペディア日本語版からたどって‥‥ | チューチュー | ワークスK |
チャレンジャー Challenger | 1. 軸配置が4−6−6−4である蒸気機関車の総称。UP以外にNP、DRGWなどに存在する。 2. 1930年代中頃、UPは4−12−2クラスの成功に気をよくして、さらに大出力の高速機を作ろうとしていたが、固定軸では動輪径の拡大はもう無理であった。 単式関節機関車にすれば動輪径を2インチ増やし、さらに軽いロッドを採用して高速化し、ボイラーも高圧にして出力を飛躍的に増大させることができる。36年に配備され、シャーマン・ヒル越えを高速化する挑戦が始まった。 また、35年から走らせていたシカゴ〜LA間の廉価座席急行の名がチャレンジャーであった。その名前は急行貨物に受け継がれ、その牽引機となったこの機関車をチャレンジャーと呼ぶようになった。その後、アイダホ・ポートランド方面の旅客急行にも6台が専用機としてあてがわれた。 | dda40x | |
同上 | それまでの最大出力機4-12-2の速度制限を50mphから70mph?へ高めるために企画された。1936年、新製試運転の検討会議の席上、動力部門総支配人J.W. Burnettが「ワサッチを越えてオグデン・グリーンリバー間を補機無しで運転することはいかなる機関車にとっても"挑戦"だから、これを挑戦者=チャレンジャーと呼ぼう」といい、これを聞いたWilliam Jeffersが宣伝部にその旨のメモを送ったことが、命名の起源とされる。この軸配置はUPに105両、他の8つの鉄道に147両、計252両が納入された。その内225両がアルコ製で、残りの27両だけがボールドウィン製であった。Wes Barris氏のHP、Wikipedia英語版を参照 | アーリーチャレンジャー ジャベルマンチャレンジャー マーチャンダイズサービス | AMTK223 |
同上 | UPがシカゴ・ロサンゼルス間に走らせた旅客列車名。Wikipedia英語版 | AMTK223 | |
チャレンジャー・インポーツ Challenger Imports | Challenger Imports Ltd. 2005年に廃業を宣言した。12年間で6万台以上を供給したという。2007年にHPが消滅した。 | ワークスK | |
チャンピオン・デカール Champion Decal | Champion Decal Co. 1940年にMax Gray氏によって創業され、1963年にRichard L. Meyer氏に引き継がれたデカールの老舗。"Champ Decals"はブランド名。2010年9月末に廃業した。 TransPacific No.89参照 | グレイ,マックス デカール | ワークスK |
チャンファー chamfer | 【動詞】面取りをすること(weblio辞典) 45度に落とすことを「C面取り」、丸く落とすことを「R面取り」、わずかにナメることを「糸面取り」という。英語での表現は…… | ワークスK | |
チューチュー choochoo | 幼児語で我が国の「シュー、シュー、ポッポ」に相当する。weblio辞典 | イタズラ機関車チューチュー チャタヌーガ・チューチュー | ワークスK |
直流直巻電動機 DC series wound motor | 実物の電車、電気機関車、および電気式ディーゼル機関車で、草創期からトラクション・モーター(主電動機)として使われた。1950年代以降は、整流器の発達により交流電気車でも用いられた。1990年以降は、交流誘導電動機が主流になりつつあるが、現時点(2010年)でも製造され続けている。 モデルでは、界磁用の永久磁石が未発達だった初期に交流・直流共に使えるユニバーサル・モーターとして採用された。 | トラクション・モーター ユニバーサル・モーター 直流複巻電動機 | ワークスK |
直流複巻電動機 DC compound motor | |||
チョック chock | 原義はクサビ。鉄道ではwheel chockともいい、我が国の手歯止め、またはハンドスコッチに該当する。ウィキペデア日本語版 英語ではscotch blockともいう(Wikipedia English) 主に留置車両の転動防止に使われ、留置線や車両の床下などに常備される。車両移動時の撤去を促すために標示されることが多い。写真は一メーカーのサイトから引用 | スコッチ レールスキッド | ワークスK |
チョッパー The Chopper | NWSLが供給する簡便な角材切断装置。 カミソリを取り付けて単純なテコで切断する。マイター切りのための定規も付属する。 切り口が完全な直角には仕上がらないので、木口を再仕上げする必要がある。大量に同じ長さのものを作るときには便利である。 | マイター・ボックス | dda40x |
チル車輪 chilled wheel | チルド車輪ともいう。鋳込時に冷やし金によって車輪踏面をチル化して硬度を高めた一体鋳鉄車輪。1850年頃に創成され、1908年にGriffin Wheel Co.やAmerican Steel Foundryが中心となって協会を設立。後、ARA規格が制定された。外輪の弛みがないこと以外に、制輪子、軌条との間で摩耗が少ない。寿命が鋼製車輪の半分(5〜6年)だが、その間、削正の必要がなく、大量生産により値段も半値という利点で、50トン車時代まで、アメリカのほとんど全ての貨車で採用された。【図(一例、クリックで拡大)を含め小坂狷二著「客貨車工学」1948年刊参考】 車輪背面のリブはブレーキ熱の発散のために設けられていて、モデラーにはリブド・バック車輪ribbed-back wheelとも呼ばれる。 1957年以降の新造車で禁止され、1970年からは相互乗入車での使用が禁止となった。MR誌2003年10月号p75 機関車や客車、大荷重貨車には安全性の面でwrought steel(鍛鋼または錬鋼)や鋳鋼、一体圧延鋼が採用された。それらをスムーズ・バック車輪"smooth back wheel"と表す。Railway Prototype Cyclopedia Vo.4 p50参照 南満州鉄道では同鉄道沙河口(さかこう)工場製を使用したという。大谷資利著1929年刊「米国を中心とした欧米の客貨車要話」p68 我が国に現在でも産業用を生産するメーカーがある((株)永瀬工場) | ホイール アメリカン・スチール・ファンドリーズ | ワークスK |
あ | か | さ | た | な | は ば | ま | や | ら | わ |
い | き | し | ち | に | ひ | み | り | 0−9 | |
う | く | す すな | つ | ぬ | ふ ぶ | む | ゆ | る | A−F |
え | け | せ | て | ね | へ | め | れ | G−O | |
お | こ | そ | と ど | の | ほ | も | よ | ろ | P−Z |
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