用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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トーキング・ディテクター talking detector | 「ディフェクト・ディテクター」をみよ | ワークスK | |
トースター toaster | 電機AEM-7のニックネーム。 ディーゼル機等が内部火災を起こして側面が焦げた状態を揶揄することがある?(MR Forum) | ワークスK | |
トータス Tortoise | サーキットロンCircuitron社が1986年から発売するスローモーションのポイント・マシン(米語ではターンアウト・マシン、またはスイッチ・マシン)。切換動作が3秒と謳う。 DCマグネットモーターを用い、2極双投スイッチで切り換えるが、動作終了後に電流を断つリミット接点が無く電流を流し続ける必要がある、いわゆる"stall motor"方式。そのためstall(停止)時の消費電流は15-16mAと極めて小さい。MR誌1986年12月号p56-60、1996年8月号p64-65、1997年7月号p104、2000年2月号p104-105などを参照 躯体が大きいため、上下寸法を制約される組立レイアウトなどでは使い難いとされ、我が国での使用例は稀。DCC用は"Smail"(カタツムリsnail?) ちなみに"トータス"は陸ガメ(weblio辞典)をさし、海ガメは"タートルturtle"(weblio辞典)。 | ターンアウト・マシン | ワークスK |
トーチ torch | 日本語で言うガスバーナー ハンダ付けの時、加熱の補助などに用いる。 蒸気機関車時代の終焉においては、鉄クズにするのにアセチレン・トーチが用いられた。それをtorchの一語で表している。 | dda40x | |
トートイス Tortoise | 「トータス」の誤読 | トータス | ワークスK |
トーピード torpedo | 我が国では、独語発音?に倣い「トルペード」と呼び習わす。 | トルペード | ワークスK |
トーマス Thomas Industries | RMC誌2008年11月号p110 | ワークスK | |
トイ・トレイン toy train | Wikipedia英語版を参照 | ティンプレート | ワークスK |
トゥーナービル・トロリー Toonerville Trolley | 別名をToonerville Folksともいう、アメリカ全土の新聞に1908年から1955年まで連載された漫画。作者はFontaine Foxで、アニメ映画も制作された。1995年には、アメリカを代表する20のコミックの1つとして、切手の図柄となった。また登場する独特の山形をした2軸路面電車は、頻繁にモデルのモチーフとなり、製品も発売された。Wikipedia英語版を参照 | ネイバーフッド・トロリー ケムトロン | ワークスK |
トゥーメディスン・トレッスル Two Medicine trestle | モンタナ州Two Medicine川に架かるトレッスル。エンパイア・ビルダーが通ることで有名。かつてのGN線で、East Glacier Park Villageの北東(GoogleMap)。 | ワークスK | |
トゥエンティース・センチェリー Twentieth Century Limited | 20th Century Limited。NYCの看板列車の一つで1902年から1967年まで運行。1938年からヘンリー・ドレイファス・デザインの流線形ハドソンにより牽引されたことで有名。アルフレッド・ヒッチコックの映画「北北西に進路を取れ」の舞台となった。Wikipedia日本語版,Wes Barris氏によるサイトを参照 | ニューヨーク・セントラル ドレイファス 北北西に進路を取れ | ワークスK |
トゥエンティ・エイト・アワー・ロー Twenty Eight Hour Law | 28時間法のこと。「ストック・カー」を見よ | ワークスK | |
トゥルーカラー Tru-Color | |||
トゥループカー troop car | 「トループ・カー」をみよ | ワークスK | |
トゥルー・モデル・トレイン Tru-Model Train | 「ギルバートHO」を見よ | ワークスK | |
トゥルー・ライン・トレインズ True Line Trains | カナダのモデルメーカー。インジェクションの他、ブラスも手掛ける。略称は"TLT"。HobbyCraftという会社の一部門の様子。2020年に一部の金型をアトラスへ売却した(MRフォーラム)。 | ワークスK | |
トウィーザー tweezer | ピンセット、毛抜き。weblio辞典 | ワークスK | |
トビー模型店 Toby Model Co. | サワダ・ノボル氏が横浜で創業したブラス・メーカー。HOとOゲージを手がけ、インポーターにGem、King、MG、NWSL、PFMを数えた。何種類かはUnitedの名でPFM向けとなっている。輸出の最初は1952年MG向けと考えられる。晩年は欧州向けが中心となった。 国内市場には1962年の国鉄4030、0-8-0で参入した。TMS誌への広告は1984年3月号まで。同年5月号から1987年11月号までは、「トビー商事模型部」(英語表記は同じ)の名での断続的な出稿を確認。 協力会社として、フジヤマ、パイオニヤ、コダマなどを使った。【書き掛け】 | ジェム グレイ キング パシフィック・ファースト・メール ユナイテッド フジヤマ | AMTK223 |
トペカ・キャブ Topeca cab | 「トピーカ・キャブ」とも書く。AT&SFが1970-78年に古いF7を利用して製造した233両のCF7の内、屋根が角張っている後期型(フェーズV)54両のキャブを指す。アングルド・ルーフとも呼ばれる。CF7は譲渡されて、アムトラックや小鉄道などで活躍したので、モデルとして人気のある形式といえる。Wikipedia英語版「CF7」を参照 | ワークスK | |
トマー・インダストリーズ Tomar Industries | official site 客車後部のドラムヘッド=列車名アンドンを各スケールで揃えているメーカーとして有名。信号機類もある。1982年にTom Schroeder氏が創業。Walthers site "Tomar"はスペイン語で"トマール"と読み、英語の"take"に相当する語だが‥‥。 | ワークスK | |
トミーテック TomyTec Co LTD | Nゲージ製品をWalthers社が取り扱い(2014年10月確認、2012年版N&Zカタログには不掲載) | ワークスK | |
トム・サム Tom Thumb | 1929年にPeter Cooperが製造し、翌年B&O鉄道で馬引き列車と競争した2-2-0T実験機。アメリカで最初に誕生した機関車とされる。Tom Thumbは「親指トム」ほどの意。B&O鉄道博物館にレプリカがある。加山昭著「アメリカ鉄道創世記」,Wikipedia英語版を参照 | ワークスK | |
トムソン,ジョン E. John Edgar Thomson | John Edgar Thomson 1808-1874 | PRR | ワークスK |
トムリンソン・カプラー Tomlinson coupler | Ohio Brass Company 図はCar Builders' Cyclopedia 1928年版p915からの引用で、"drawbar anchorage"についてはTranspacific R.R.【詳細探索中】 | オハイオ・ブラス タイトロック・カプラー ドローバー・アンカレージ アルパイン・ディビジョン | ワークスK |
トライクロップス Triclops | 「トライクロプス」とも。EMD SD60Mのうちの初期製造分、正面3枚窓のもののニックネーム。SF映画「スターウォーズ」に出て来る3つ目のキャラクターに由来? Wikipedia英語版 隻眼巨人サイクロプスから? 画像はAthearn Genesisの新製品レンダリング(pdfファイル) | ワークスK | |
トライ・ステート・エリア tri-state area | 米国において隣接する3つの州にまたがる地域、特に都市圏metropolisをいう。中でも、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの3州が合わさるニューヨークが知られる。Wikipedia英語版 | フォー・コーナーズ | ワークスK |
トライ・パワー tri-power | "three-power"ともいう。1928年以降にAlco-GE-IR-Electric Storage Batteryが共同で開発した機関車で、ディーゼル・エンジン、第3軌条、およびバッテリーを電源とした。ハイブリッド機の先進事例といえる。NYCの40両はWest Side線(High Line)で使われた。Wikipedia英語版 ディーゼル・エンジンの出力が不足する場合はバッテリーで補った。ラカワナ(DL&W)鉄道の2両はDC3,000Vだった? ディーゼル・バッテリーの2電源機も製造された。The Second Diesel Spotter's Guide pGE-143【詳細調査中】 | ハイライン | ワークスK |
トライマウント台車 Tri-mount truck | "TriMount"とも書く。アルコ製ディーゼル機に用いられたGSC製の3軸台車で、軸箱支持は伝統的なドロップ・イコライザーの外観を持つ。車体・台車間の支持を3点とし、軸重移動防止と高速安定性を狙ってRSD4、RSD15、C628、C630等に採用された。UtahRails.net、Car & Locomotive Cyclopedia 1966 p847(図版を引用)を参照 【考察】台車枠の首縦振り運動(ピッチング)を規制するため、1台車内での軸重移動が無くなる。上下動に関しては機関車全体で6軸固定と同等。また、ボギー回転に摩擦抵抗が作用して蛇行動を抑制する。一方、乗り心地的には台車のピッチングが直に伝わると共に左右動の緩衝も無いこととなる。 | 軸重移動 蛇行動 3点支持 | ワークスK |
トラクション traction | 元々は「引張力」の意味であるが、米国では電気鉄道一般や電気機関車、電車のことを言う。 | 大塚集一 | |
トラクション・インクリ―ザ traction increaser | 4-4-2.4-6-2などの機関車では出発時の引張力が不足するので、従台車まれには先台車のイコライザ支持点を変化させる装置を備えて引張力を増大させるものが現れた。空気圧で作動するピストンにより、別の支持点を作動させる。その場合、イコライザには長穴を設けて、普段の使用時には影響を与えないものとする。 これを作動させると、機関車の力学的支持点が変化するので、挙動がおかしくなる。出発時の短時間のみの使用に限られた。 | dda40x | |
トラクション・プロトタイプ&モデルズ Traction Prototype and Models | 1980年代末から2000年頃まで発行された雑誌.詳細不明 | ワークスK | |
トラクション・モータ− traction motor | 電車、電気機関車、および電気式ディーゼル機関車などの駆動力を発生するモーターを指し、我が国では主電動機と呼び習わす。 直流直巻電動機の特性が電動車に要求される特性と一致し、また発電ブレーキが可能だったので、長く使われた。 1980年代後半からは半導体技術の発展によりVVVF制御を用いた三相交流電動機が使用されるようになった。この方式ではブラシがないので保守が非常に容易になったばかりでなく、非常に広い範囲での大負荷の制御が可能になった。また抑速制御も効果的かつ容易になった。 | 直流直巻電動機 ユニバーサル・モーター スラグ ダイナミック・ブレーキ | dda40x |
トラクション&モデルズ Traction & Models | 1965年?創刊の月刊、隔月刊誌。Vane A. Jones社が発行し、1994年12月号(No.225)まで? Trains.comの雑誌索引 | ワークスK | |
トラクティブ・パワー Tractive Power Corp. | official site カナダのバンクーバーに本拠を置く機関車メーカーで2010年創業。2014年、EMDのフレキシコイル台車を流用した3軸入換機TP56を開発した。 | フレキシコイル台車 | ワークスK |
トラス truss | 橋梁についてはウィキペディア日本語版、中日本建設コンサルタント鰍フHP(pdf)などを参照。木製骨によるトラスが、カバード・ブリッジで用いられた。 鉄道車両の主構造にあっては、ボックスカーなどのハウスカーやゴンドラに、ハウHoweトラスとプラットPrattトラスが用いられた。 木製骨は、トラスロッド台枠や魚腹台枠の上にハウが組まれた。長斜材に引張力を発生させないと共に、結合部の強度を考慮したためと考えられる。ボックスカーでは骨組の内外を木板で覆い、内張りは積み荷の保持、外張りは構造の耐候性向上を目的とした。 鋼製骨は1910年代に登場し、初期には魚腹台枠との併用が1920年代まで続いた。1918年登場のUSRA規格では、木製骨と鋼製骨とが半々採用され、後者の木板張りシングル・シース(SS)車では台枠がストレートとなった。トラスはハウで、木製骨を踏襲と考えられる(リベット結合の制約か?)。 1930年代にストレスト・スキンのラーメン構造(不静定梁)が採り入れられた。これ以降、旅客車では側構が垂直荷重を負担する設計となった。中で、超軽量を狙ったバーリントン・ゼファーなどのステンレスコルゲート客車ではプラット式の筋違が外板下に設けられた。 1937-1944年登場の戦時設計(war emergency)車などは、木板張りのシングル(アウトサイド・ブレースド)およびダブル・シースドを採用し、プラット・トラスだった(溶接によるか?)。同時代の我が国鉄ワム50000はハウ・トラスといえる(図版引用と共に1950年刊小坂狷二著「客貨車工学」を参照)。 ストックカーは古いボックスカーからの転用が多く、後年までハウ・トラスの採用例が……。1970年代以降の全鋼製車はほとんどトラス構造を採らない? ワーレンWarren・トラスの例?【書き掛け・資料探索・委細研究中】 | カバード・ブリッジ アウトサイド・ブレースド ストックカー ストレスト・スキン USRAスタンダード・ボックスカー ウォー・エマージェンシー | ワークスK |
トラス・ロッド truss rod | 車両において、木造台枠の荷重負担力を強化すると共に、経年変形を鉄製または鋼製棒で矯正する構造。〇年代には鋼製ストレート台枠に適用された【確認中】。初期のキング・ポスト式と、後期のクイーン・ポスト式があり、主梁とポストに圧縮力、ロッドには引張力が掛かる。ロッドはターンバックルで締め上げる。ロッドを掛ける位置は枕梁を通り越して車端端梁までで、連結器力を分担させていたと考えられる(図はCar Builders' Dictionary 1903年版)。貨車用は一般に4本で、6本、8本もあった。ポストの高さは車長による。 1900-1910年代?に魚腹台枠へ移行した。1952年以降は相互乗り入れが禁止された。【要確認:書き掛け】 MDCラウンドハウスのモデルでは、ナイロン糸(カタン糸?)が使われた。 | スウェイバック フィッシュベリー・アンダーフレーム | ワークスK |
トラック(軌道) track | 鉄道にあっては、鉄道線路、路線、軌道、番線。単線を"single track"、複線を"double track"という。直線区間をタンジェントtangentという?weblio辞典 一方"truck"は、台車や貨物自動車を表わす。(weblio辞典)綴りおよび発音の違いに注意。 | カーブ タンジェント レール タイ サイディング スパー チームトラック RIPトラック | ワークスK |
トラック(台車:実物) truck | 台車のこと。専らボギー式を指す(⇒[ウィナンス])。 原理については[ボギー台車]を参照 アメリカにおける貨車用台車のトン数は、貨車の大凡の積載荷重を指し、50トン台車は、2台車1両で50トン積みの貨車に使われる。一般には20世紀初頭が30-40トンで、蒸機終末期には50-55トン、1950年代に入り70トン、1960年代のジャンボ・カバードホッパーは100トン、1980年代には125トンが登場したが、21世紀に入っても70トンが大多数を占める。 車輪径は貨車の70トン以下で33"、100トンで36"、125トンで38"とされる。客車は概ね36"を採る。TransPacific R.R.を参照 コロガリ軸受は、客車では1930年代末、貨車では1960年代以降の新造車で一般的となり、1980年にはスベリ軸受車両の相互乗り入れが禁止された(1993年または1994年まで許容の説あり)。貨車では、ほとんどが軸端留め金(キャップ)の回転が外部から見える構造だが、スベリ軸受用の軸箱をそのまま流用してコロガリ軸受化した例もある。 なお、初期の台車でボルスターやブレーキ梁に木材が用いられたが、これらはいずれも曲げ応力の加わる部材である点に注意。「彼の国の木材は化石化していて強度がある」などという解釈は妄想。 全般の流れについての解説は、とれいん誌2011年10月号p70-74(松本謙一氏)。 貨車用は、MRH誌2013年5月号p69-94(Railway Prototype Cyclopedia 4 p35-51のrewrite)、MR誌1942年11月号p502-503、1956年3月号p62-63、2003年12月号p72-77(pdfファイル)、Trains誌1983年7月号p50-55、1983年8月号p46-50、MM誌1993年9月号p50-55、10月号p22-26、RMJ誌1990年2月号p28-31、同年4月号p60-65、RMC誌2004年5月号p80-81、MRH誌2018年6月号(推奨)、とれいん誌2010年9月号p32(松本浩一氏)、1995年1月号p50-51(ケーディー社発売製品のプロトタイプについて同社Peter Loeb氏)、TransPacific R.R.の各記事。 客車用はMR誌1956年5月号p53-54、MRH誌2022年12月号p76-113、旧型客車 TMS誌1997年12月号p102-103(Car Builders' Cyclopedia 1922から引用)、軽量客車 MR誌2005年2月号p66-71、RP Cyc 6 p76-105、MM誌1982年1/2月号p72-83(Passenger Cars Vol.1に再録)、3月号p60-70。 ディーゼル機用はMRH誌2023年11月号p73-108。 | リーフ・スプリング フリクショナルバイブ スイング ラテラル スプリングプランク ローラー軸受 操舵台車 蛇行動 トン アーチバー アンドリュース バルカン フォックス ダルマン アライドフルクッション ナショナルタイプB ダブルトラス バーバー ライドコントロール イコライザー トリプルボルスター ナイストラム パイオニア AAR ブロンバーグ フローティング トライマウント フレキシコイル HT-B HT-C | ワークスK |
同上(台車:モデル) | モデルの台車構造は、我が国では金属製品を中心に可動式が一般的だが、アメリカ型では非可動とされることが多い。かつては貨車用で実物に倣ったコイルバネ入りがあったものの、近年は稀れ。中心ピンにおけるローリング方向の安定性についてはTransPacific R.R.を参照。 材質は一般にポリアセタールが使われる。極一部のRocoとLiliput等がポリスチレンで、強度と潤滑に注意を要す。 ダイキャストはHOとOゲージで1950年代に用いられたものの1960年代には途絶えた。ただしOゲージでは2010年頃?より再び採用され始め、軸受部にブシュとしてポリアセタールや黄銅が封入されることがある。 ブラス製品等では、かつては黄銅ドロップフォージング(コイニング)が主で、1980年代以降はロストワックスとされるが、後者は強度的に劣る。 また集電の必要な場合には、非絶縁側はプレーン軸受から台車枠への接地を利用できる。絶縁側では車輪の踏面、バック面または車軸にコレクターが設けられるが、回転中心から遠い位置では走行抵抗に影響するので注意。ピボット軸でも集電ブラシが設けられる。レール上面を直接、擦るものもある。 NMRA推奨仕様として、ボルスターRP-23の他、軸受寸法RP-24.1、車輪寸法、車軸寸法が定められている。 | ピボット軸受 トラック・チューナー プレーン軸受 センタープレート 3点支持 | ワークスK |
同上(貨物自動車) | 米語で貨物自動車のこと。英国ではlorryという。 概ねキャブオーバー型という、エンジンの直上にキャブを設けて全長を短く抑え、かつ良好な視界を確保する構造とされる。北米に限っては1980年代初頭に許容全長が拡大されてボンネット型が主流となった(Wikipedia English)。運転席と動力を備えたトレーラー牽引車両をトラック・トラクターtruck tractorという。 トレーラーのうち、前部には車輪が無く、キングピンを備え、それによりトラクターに牽引されるものをセミトレーラーsemitrailer、前部に車輪を備え、連結器により牽引されるものをトラック・トレーラーtruck trailer(我が国ではフルトレーラー)という。 図はVisual Dictionary Onlineからの引用で、タンデム・トラクター・トレーラーtandem tractor trailerを示す。 | セミトレーラー ヒッチ | ワークスK |
トラック・ゲージ track gauge | モデルにおいてレールを手作業により敷設するときに使われる、軌間を一定に保つための治具。3点式と4点式があり、前者(左図:模型とラジオ1964年3月号臨時増刊号)は曲線でスラックを付与するために用いられ、2点側を外軌とする。この間隔が重要にもかかわらず、考慮されることは稀れ。NMRAに推奨寸法がある。後者は直線や、スラックを付与しない大曲線、ターンアウトに用いられる。市販品は概ねカプラー取付高さゲージを兼ねる。TransPacific R.R.を参照 稀に、曲線の半径を数値通りに敷設するための治具がこの名で呼ばれ、Ribbon Rail Products社、Fast Tracks社、JMD Plastics社などが販売する。 | ハンド・レイイング スラック | ワークスK |
トラック・サーキット track circuit | 鉄道信号における在線検知の一方式で、我が国では「軌道回路」という。2本のレールを輪軸が短絡することにより、車両の存在(在線)を検知する(occupancy detection)。すなわち、2本のレールは分岐器などでも絶縁されていることに注意。直流または交流電源を用いて、軌道閉塞と踏切制御を併せて行う。我が国のほどんど全ての鉄軌道が採用する。1872年にアメリカの土木技術者、ウィリアム・ロビンソン William Robinsonによって特許が取得された。ウィキペディア日本語版 | オクパンシーディテクション | AMTK223 |
同上 | 検知不良や誤検知、故障などが事故に繋がるとして、他のシステムを併せ持つ例があり、また、より信頼性の高いシステムが研究、開発されている。ウィキペディア日本語版「列車位置検知技術」 具体的には、湿潤環境下の軌道や、車両の合成制輪子使用により感度が低下する。また軌道回路には、レールの絶縁など、モデルの2線式軌道と似たところがある。 | アクスルカウンター | ワークスK |
トラックサイド trackside | レイアウト用語で、線路際の意。 | ワークスK | |
トラックサイド・モデル・レールローディング Trackside Model Railroading | official site 2013年8月号が創刊号となるデジタル・マガジン。レイアウト記事をメインとする方針という。月刊で有料。 | ワークスK | |
トラックス・アヘッド Tracks Ahead | 1990年から放送されるテレビ番組で、世界の鉄道と模型鉄道をテーマとしたシリーズ。プロモーション・モデルを参照 | ワークスK | |
トラックスケール trackscale | 貨車用計量器。機械式(天秤式)は、1857年にThaddeus Fairbanksが発明したとされる。フェアバンクス・モースやブダが製造していたことが知られる。1945年頃のStreeter-Amet Companyの広告は、自動記録で1分間に4両、ときに5両と謳う。繊細な機構を損傷させないため、軸重の重い機関車を迂回させるガントレットが設けられた。 現在は抵抗線歪ゲージを用いて、レール自体の撓み(ひずみ)で測定するもの(写真)と、ロードセルで測定するものとが存在する。⇒[ダイナモメーター・カー] これを備えた施設を秤量所(weigh station)という。Standard Scale & Supply Companyのサイト(写真引用)、Lionelのブログ、RP Cyc 12p1-45、Wikipedia英語版 "truck scale"は貨物自動車用。 | スケール・テストカー フェアバンクス・モース ブダ ガントレット | ワークスK |
トラック・チューナー Truck Tuner | マイクロ・マークMico-Mark社が販売する、台車軸受穴を修正する工具(同社サイト)。ピボット軸受の軸孔はNMRA推奨規格で60度以上のスリ鉢状とされるが、一部に下回る製品があり、車輪の車軸先端(同推奨50度以下)がそれ以上だと、回転抵抗が過大となる。現在、HOゲージ・プラスチック台車用がラインナップされる。 Reboxx社も同様の製品をExxact Socketの名称で販売した。普通名詞として"sideframe reamer"とも呼ばれる。 なお刃先は、軸受孔を深くは加工しない形状になっていて、両軸受間隔を一定に保ち車軸長を統一できる。 トレインセット製品に用いられるプラスチック一体の輪軸のほか、古いウォルサーズ製品(トレイン・ミニチュア由来など)を金属車輪へ交換する場合に効果があるとされる。 | ピボット軸受 マイクロマーク リボックス | ワークスK |
トラックトレイン TrucTrain | PRRが1955年?に開始したピギーバック輸送。【調査中】 | ピギーバック | ワークスK |
トラック・マウント truck mount | 実物にあっては、主にブレーキシリンダーを台車に装備することを指す。それを車体に設置し、リンク機構=リギングによりブレーキ・シューまでブレーキ力を伝える方式に比較して、空走時秒を短縮し、機械的な効率を向上させ保守量を軽減できる。そのため、旅客車ではアメリカが1930年代後半?、我が国では1950年前後から台車マウントが一般的となった。 一方、貨車ではAbex Corp.製や、1960年頃にウェスティングハウス社が開発したWABCOPACがあるが、採用は一部にとどまったと考えられる。これは、貨物列車のブレーキ頻度が少なく、かつ減速度も低いことに加えて、ブレーキシリンダーの数が増え、アーマードのブレーキホースが必要であり、ハンド・ブレーキ力を1台車のみにしか作用させられないという面の方が大きいと判断されたためか。MR誌1970年3月号p76-77、11月号p83 ただしロードレーラーでは、ブレーキ弁およびシリンダーが台車に装荷されている。またモデルでは、インターマウンテン製HOゲージの台車で上記WABCOPAC付としたものがある。 車軸発電機ついては「アクスル・ジェネレーター」を参照 モデルにおいては、カプラーとモーターで問題となる。 カプラーは、Nゲージやトイ・トレイン、トレイン・セットで、急曲線を通過させるために台車に取り付ける手法が一般的となっている。これを別名、タルゴ台車"talgo truck"という。 しかし、カプラーに加わる推進力等に起因する台車中心ピン回りの回転モーメントによって、車輪フランジでの横圧が増大し脱線につながる。よって、連結器力が過大となりえる長大編成には不向きで、ディーテール面を含めスケール・モデルでは実物どおりの車体マウントが推奨される。カプラー胴が比較的短い貨車は安全。胴が長い客車やカブースは危ない。写真を参照【MR誌2013年5月号p18、TMS誌○年○月号p○中尾豊氏のピノチオ製客車を加工する記事‥‥探索中】 実車でED17のようにカプラーのオーバーハングが短いものは大丈夫。蒸機や電機では先従台車に復元力を持たせているので大丈夫。模型では過大な重量で抑え込んでいる(トレーラー化して軽くすれば危ない)。2軸車もホイルベースが短いと危ない。 また、台車の動きでカプラーに首を振らせる構造も同様に危険。かつて、アサーンの86フィート・ボックスカーに見られた。ただし、バックマンのフルドーム客車の3軸台車や、実物の古い電機やディーゼル機の場合は、オーバーハング寸法と比較して固定軸間距離が大きいので、発生する横圧は低い。 ボギー式の動力車のモーターについては‥‥【書き掛け】>>「軸重移動」を見よ | アーマードホース タルゴ台車 4ホイール・カー アーティキュレーテッド ロードレーラー | ワークスK |
トラックモービル Trackmobile | Trackmobile,Inc.official site 軌陸車、貨車移動機の一ブランド。日本のアント工業(official site)に相当。 貨車の連結器を持ち上げて、自車の軸重を増加させたり、車輪踏面にウレタンゴムを用いて摩擦係数を向上させるなどの工夫により、小さな車両が強大な牽引力を発揮する。 他のブランドにShuttlewagon(Nordco official site)、Rail King(official site)がある。Wikipedia英語版"rail car mover"を参照 | プロコー ハイレール | ワークスK |
トラック・ライト truck light | 「グラウンド・ライト」をみよ | ワークスK | |
トラッケイジ・ライト trackage right | 通常複数形で"-rights"。他社路線へ旅客および貨物列車を直通で乗入れる権利(Wikipedia英語版)。線路使用料は? | ワークスK | |
トラッシュ・フラットカー trash flat car | 塵埃を積んだコンテナを運搬するフラットカー。ウェイストwaste‥‥ともいう。規格が‥‥ | リフューズ・コンテナ | ワークスK |
トラップ・ドア trap door | 電車の床に設けるフタで、床面とツライチに作られる。主電動機の点検や集電ブラシの交換、リード線の接続などの際に、開口する。近年のVVVF車等では必要性が薄く、設けられないことが多い。 ベスティビュールvestibule・トラップ・ドアは、客車車端の出入り口で、高床および低床のプラットフォームを共用する場合、後者ではこれを跳ね上げてステップを用いる。一辺をヒンジとし、概ね手動で操作された。同様のものがオブザベーションの開放式展望台左右のステップに設けられた。【調査不足】 | ベスティビュール | ワークスK |
トラニオン trunnion | JGブリル社が20世紀初頭に高速電車用として開発した台車ボルスターアンカーの先行事例。上揺れ枕と台車枠との間の前後力を2本のタイロッドにより伝える機構。後年との相違は力点位置が高く、ロッド長が短い点で、軸重移動の面から牽引力の小さな車両にのみ適したと考えられる。ウィキペディア日本語版は機能を錯誤(2018年4月現在)。この時代の心皿と側受に蛇行動防止の機能は無い。 | ボルスター・アンカー スイング・モーション台車 軸重移動 蛇行動 | ワークスK |
トラバーサー traverser | 「トランスファー・テーブル」をみよ | ワークスK | |
トラフ・ガーダー trough-girder | ガーダー橋(桁橋)の一種で、槽状桁と呼ばれる。 | ワークスK | |
トラフ・トレイン Trough Train | BNがJohonstown Americaで製造した連接式の石炭ホッパー。1994年の試作車は鋼製5車体で、1995年にはアルミ製の13車体(全長278'8.25"≒84.8m)が23セット製造された。連接部は2軸台車で、両端は1軸台車。仕切り部に妻板が無い。セットで1つの車番が与えられた。標準のホッパー車に較べて、同一編成長で40%の積載量の増加を見込んだものの限定運用にとどまった。【詳細調査中】 | オートガード 連接台車 4ホイールカー | ワークスK |
トラフ・ハッチ trough hatch | 専らグレイン・ホッパー貨車で用いられる、屋根全長にわたる細長い投入口のこと。フタはアルミやFRPで軽く作られているものの、手動で開閉するために2m程度に分割され、連結部をオーバーラップさせる。連結した貨車を微速で移動させながら連続して投入できるとして、1960年代初頭から採用される。水密性に劣るためか、セメントやプラスチック用にはラウンド・ハッチが用いられる。PS社は"Slot-Top"と呼んだ。 "trough"は、飼い葉桶、谷の意。weblio辞典 | カバード・ホッパー ラウンド・ハッチ | ワークスK |
トランサム transom | 原義は、建物の入口や窓などの上の横木(weblio辞典)。 台車にあっては、左右の側梁を中央付近で強固に結ぶ横梁をいう。スイング・ボルスター式では2本に分かれる。電気車では、主電動機が取り付けられる。3ピース構造のナショナル・スイング・モーション台車では、スプリング・プランク相当部材を呼ぶ。 | トラック ボルスター ナショナル・スイングモーション台車 | ワークスK |
トランジション・エラ Transition Era | アメリカにおいて、鉄道車両の主動力が蒸気機関からディーゼル・エンジンに遷移した時代をいい、概ね1930年代後半から1950年代前半までの約20年間と考えられる。 鉄道産業はこの時期、高速道路や航空機の発達に押された退潮期ではあるが、それに抗って性能やスタイルが格段に向上して世界中の垂涎の的ともなるサービスを確立した面と、第2次世界大戦を挟んでアメリカが技術でも国力でも名実共に世界の頂点に君臨していた面とを併せて、彼の国のファンにとっては追慕回顧の対象となっている。流線型をはじめ、新旧を含めて多種多様な車両が活躍したこともあり、モデルファンとしても大いに楽しめる時代設定といえる。機関車数の変遷グラフは"Encyclopedia of North American Railroad"p1133を引用 "era"の発音は「イラ」が近い(weblio辞典) | ストリームライン | ワークスK |
トランジション・カー transition car | スーパーライナーやハイレベルカー等は基本的に同一シリーズだけで編成が構成され、連結部ドアは客室床高さと同じであるが、ホライゾンカー(平階車)を連結する場合は、その車端のドアを下げた特別な車両が連結される。これをいう。階段を設けるため客室収容力が減じる。図はAmtrak Car Diagramsを引用 異なるカプラー同士を連結するために中間に挟む車両をいう。NY港湾荷役用語集 | スーパーライナー ハイレベルカー コンプロマイズ・カプラー | ワークスK |
トランジション・カーブ transition curve | 「緩和曲線」をみよ | ワークスK | |
トランジション・トラック transition track | 模型のセクション線路において、レールの太さを変えるもの(例えば#100から#83へ:シノハラ製品)と、デュアル・ゲージ(3線軌条)でナロー側の線路を右から左(シノハラ製品)、あるいは左から右へ遷移させるものをいう。 | ワークスK | |
トランジスタ・コントローラー transistor controler | |||
トランジット・バス transit bus | 路線バス、短距離乗り合いバスのこと(英辞郎) | ワークスK | |
トランスコ・サイド Transco side | Transportation Specialties Co.?が〇年頃にATSF(Bx-86)やCB&Q(XM-4)、WP向けに製造したボックスカーの側板。コルゲート鋼板の様相を呈し、"Tri-Rib"と称す。画像はCB&Q車を塗り替えたBN車でflickerを引用。我が国の秩父鉄道テキ100も同様の構造を採用した(掲示板)。 | エクステリア・ポスト | ワークスK |
トランスコンチネンタル・スリーパー transcontinental sleeper | 大陸横断寝台車の意。米国の大陸横断“列車”は一般にシカゴを起終点とし、ニューヨークなどの東海岸とロサンゼルスなどの西海岸とを通して運行するものは古今を通じて無い。中で、寝台車のみをシカゴで受け渡しして直通させることが行われた。Classic Trains forum | スリーパー | ワークスK |
トランスコンチネンタル・レールロード transcontinental railroad | 「大陸横断鉄道」を見よ | ワークスK | |
トランスバース・イコライザー transverse equalizer | ラジアル従台車を持つ蒸機に用いられる、枕木方向に架けられたイコライザー。1軸従台車では事例が少ないが、2軸では多用された。"transverse"は「横断」の意(weblio辞典)。クロス・イコライザーとは別物で、これを設けても左右のイコライザー群は一体とはならない。ただし、完全な独立ではない。 イコライザーの列が動輪の内側台枠から、従台車の外側台枠へ“渡り”をなす箇所に、その基礎制動装置などとの競合を避けるために設けられた。 GSC社の1928年出願特許US1729588では、2本(照号15、17)となっているが、実例は1本。図版はUPのFEF用(Locomotive Cyclopedia 1941 p701より引用)。なお、1906年版のLocomotive Dictionaryに既に掲載されている。 我が国でも2軸従台車を持つC62などに装備された。デアゴスティーニの1/24、C62モデルが再現しているという。 | イコライザー クロス・イコライザー | ワークスK |
トランスファー・カブース transfer caboose | 大都市周辺のヤード間を連絡する列車や大きなヤードの入換作業において、要員による監視業務、移動、休憩などの目的で使われる車両。フラットカー上の中央に小さな小屋を設け、両端にフラットなスペースを確保して安全柵で囲い、かつ頻繁な乗降に便利な構造を採る。Wikipedia英語版、MRフォーラムを参照 我が国でも控え車が同じ目的に使われる。 | カブース プッシング・プラットフォーム | ワークスK |
トランスファー・テーブル transfer table | トラバーサーtraverser、遷車台のこと。Wikipedia English | ターンテーブル | ワークスK |
トランスフォーマー transformer | |||
トランスモンディア Transmondia | パリの鉄道模型専門店。NとZを扱う。official site? | ワークスK | |
トランスリフト・クレーン Translift crane | Mi-Jack Products社が製造するインターモーダル・クレーン。貨車とトラックを跨ぐ形の門型で、両者間でのコンテナ移動に用いられる。タイヤを装備して自走可能。YouTube動画を参照 写真は、Walthers社のHOスケール製品。 | マイジャック ピギーパッカー | ワークスK |
トランスロール Translohr | フランス、ロール社Lohr Industrieが開発したゴムタイヤ走行、1本鉄軌条案内の路面電車(トラム)。2006年に仏クレルモン・フェランで営業開始。三井物産(株)、京の交通交流広場を参照 | ワークスK | |
トランスフロー Trans-Flo | RPCYC 17 | ワークスK | |
トリックス Trix | official website 一般的事項はウィキペディア日本語版を参照。1997年にメルクリン傘下となってからは製造を中国とし、2002年から2007年まで北米型HOスケールを供給した。ビッグボーイやGG-1など鉄道黄金期の車両をラインナップし、貨車ではUPなど実車にこだわって一部で歓迎された。TrainsPacific R.R.を参照 | メルクリン | ワークスK |
トリップ・ピン trip pin | ケーディー型カプラーの解放用ピンをいう。磁気で吸着させるために軟鋼ワイヤー製で、錆びる製品があるので注意。重要なレール面上の下限高さを調整するためにプライヤー(ペンチ)が市販される。"trip"は、「〈機械・装置を〉始動させる、掛けはずし子(こ)」の意(weblio辞典)。 | ケーディー・カプラー カプラー・トリップピン・プライヤー | ワークスK |
トリニティ・インダストリーズ Trinity Inderstries | Trinity Inderstries,Inc.1958年にダラスをベースとして発足し石油・天然ガス関連の設備を製造、1977年にタンク車を手掛けはじめ、1983(1991?)年にPullman-Standardの工場と製造ライセンスを継承、1986年にGreenville Steel Car、1987年にOrtner、2001年にThrall Car Manufacturingを吸収してTrinity Rail Group、2004年にはその一部門としてTrinityRailとなった(Lionel Freight Car Friday)。 | プルマン・スタンダード オルトナー グリーンビル スロール メカニカル・リーファー | ワークスK |
トリプル・クラウン Triple Crown Services | official site 1986年にNSがロードレーラーの運営会社として設立。後にConrailが共同オーナーとなる。【要確認、書き掛け】ロゴ・イメージ(PNGファイル408KB) | ロードレーラー | ワークスK |
トリプル・バルブ triple valve | 日本では「三動弁」と呼ばれる。自動空気ブレーキにおいて、込め、弛め、制動の3作用をなす。急動quick action三動弁を経て、貨車用としてK型、客車用としてL型が開発された。さらに機能の高度化と大容量化が図られて制御弁control valveと呼ばれた。 | エアー・ブレーキ、コントロール・バルブ | ワークスK |
トリプル・ボルスター台車 triple-bolster truck | 1934年頃から1942年まで、軽量流線型客車用に製造されたスイング・ボルスター式台車で、メーカーはLFM社(Locomotive Finished Material Company)およびGSC社(General Steel Casting Corporation)。 旧来のイコライザー式3軸台車に対して軽量化と乗り心地向上を目的として開発され、大多数はバネ下重量の軽減を図って軸バネ式の2軸台車だった。中でもウイングバネ式(写真)は、その軸箱形状から「ナポレオン台車」とファンに呼ばれることがある。 一般的には、CNW-UP-SPが1937年から運行したチャレンジャー用の客車(軸バネが軸箱の直上)が履いたことから"Challenger台車"といった。このUPの連接式ダイナー用のドロップイコライザー式が、トリプル・ボルスターが3軸台車に採用された数少ない事例。後期にはローラー軸受となった。 1942年以降は新造車で採用されず、既存車もイコライザー式に取り換えられた。理由は、「構造的複雑さとメインテナンス性の要求」とされるが、軸箱スリ板の摩耗に起因する蛇行動hunting oscillationに悩まされたこととも考えられる。MR誌2005年2月号p67、MM誌1982年3月号p60-70、John H. White著"The American Railroad Passenger Cars"p509を参照。 HOモデルは、D&G Modelsが各種(左写真)を供給している。 トリプル・ボルスター構造は、2重のスイング・ハンガー(2重振子)で、その間にコイルバネが挿入されていると解せられる。すなわち、一般には2本のボルスターが、3本となっている。右図は、SP向けGSC製2軸台車class 4-TC-4。Richard K. Wright著"Southern Pacific Daylight Train 98-99"(アメリカ型資料室)p553 一方、1948年出願のUSパテントUS2510353は、ドロップ・イコライザー式にトリプル・ボルスターを適用するもの。揺れ枕バネをコイルバネと積層ゴムの2段階として、後者に左右方向の緩衝性増加と、鉛直方向の高周波振動成分の絶縁を負わせた機構と考えられるが、採用状況は不明。解釈図 | トラック スイング・モーション台車 フローティング・ボルスター ナポレオン台車 イコライザー 蛇行動 D&Gモデルズ | ワークスK |
トリプレックス triplex | 1910年代半ばにイリーErie鉄道向け2-8-8-8-2が3両と、バージニアンVirginian鉄道向け2-8-8-8-4が1両(写真:Wikipedia)、ボールドウィン社で新造された3連接型蒸気機関車。勾配区間の補機として通常の連接型をベースに、3組目の走行装置をテンダーの下に設けたもの。複式マレー機の低圧シリンダーが巨大となり、車両限界を超える設計を解消するアイデアでもあった。中央1組の高圧シリンダーの排気を前方1組、および後方1組の低圧シリンダーを通じて、前方はドラフト、後方は給水暖め器に供給した。この試みは、ボイラーが十分な量の蒸気を発生できず、テンダー下部の走行装置は、荷重が(当然)変動するため牽引力への寄与が小さく、惨憺たるものに終わった。因みにtriplexとは3多重のこと。後部のテンダーも動力部となっているため、「タンク式」機関車という解釈も出来る。 | ボールドウィン,デュプレックス | eltnjohn |
同上 | とれいん誌2002年12月号p89に、VGNトリプレックスは「単式連接」との記載があるが、全くの錯誤。起動時におけるインターセプティング・バルブの機能を読み誤ったものか。本来、使用蒸気量は速度に比例するが、同バルブの機能により倍増する。先行したイリー機にはそれが無かったという。VGN機の登場は1916年にもかかわらず、シンプル・アーティキュレーテッドのPRR試作機が3年後の1919年で、量産機は7年後の1923年以降。 イリーの3両は火床面積が拡大されて1914年から1927年までの永きにわたって稼働。ただしVGNの1両は新造4年後の1920年に2-8-8-0へ転用された。 | シンプル・アーティキュレーテッド マレー インターセプティング・バルブ | AMTK223 |
トループ・カー troop car | "troop"は軍隊の意(weblio辞典)で、トループ・カーは軍用車。特に第2次世界大戦中にDefense Plant Corporationが保有した、プルマン社製の寝台車2400両、およびACF社製の厨房車800両と傷病厨房車40両を指す。3車種ともAAR規格50'6"ボックスカーに準じた車体とされ、アライド・フル・クッション台車を装備した。終戦後は各鉄道に払い下げられ、荷物車やMOW等に転用された。MR誌2001年12月号と2002年2月号に図面と解説、CT誌2001年冬号に車内写真。画像は、Car Builders' Cyclopedia 1946年版より引用、RP Cyc 5 p25-41、Wikipedia英語版 | アライド・フル・クッション台車 | ワークスK |
トルー・ライン・トレインズ True Line Trains | 「トゥルー・ライン・トレインズ」を見よ | ワークスK | |
トルク・アーム torque arm | トルク支持腕、ラジアス・ロッドradius rod(自動車用語:Wikipedia英語版)、反力受、吊リンクともいう。動軸に回転力を伝える機構では、動軸トルクの向きと反対方向に反力が生じる。これを受ける部材をいう。蒸機のモデルなどで、モーター軸とギアケース軸をゴムチューブで結ぶものでは、ゴムチューブにこの反力が作用することに注意。軸可動式の場合、その動きをトルクアームが阻害しないよう、また軸継手の相対変位を最小とするように工夫する必要がある。 なお、"torque"の英語発音は「トーク」。weblio辞典 | ウォーム・ドライブ | ワークスK |
トルクス・ヘッド Torx head | 小ねじの頭頂部穴形状で六角星形の一種。米国Textron Camcar社が開発した(Wikipedia-English)。穴が潰れにくく外見的に目立たないとして、蒸機モデルのロッドピンをモデルズ・イモンが2023年に売り出した同社サイト。 | ネジ | ワークスK |
トルペード torpedo | 「トーピード」。原義は水雷、魚雷。北米の鉄道にあっては、信号雷管。レール踏面上にセットしておき、車輪で踏み潰すと火薬の爆発音が鳴って、運転者に危険を知らせる。weblio辞典 英国等では"detonator"という。Wikipedia英語版 | ワークスK | |
トルペード・カー torpedo car | トーピードカー、混銑車 コトバンク(世界大百科事典) ウィキペディア日本語版 AGCプライブリコ社のサイト(画像引用) "bottle car"ともいう。 | ワークスK | |
トルペード・チューブ torpedo tubes | 原義は魚雷発射管のこと。 ディーゼル機関車で、細長い空気ダメをロングフード上に並べて配置しているもののニックネーム。一般に空気ダメは、台枠と燃料タンクの間に配置されるが、燃料タンクの容量増大のために実施される。GP7、GP9やGP35 の一部に見られた。空気ダメの数により複数形となる。 トルペード・ボート(魚雷艇)とも呼ばれる。 | ワークスK | |
トルペード・ベンチレーター torpedo ventilator | イギリスのWilliam Laycock(1842-1916)が考案。アメリカでは1900-1910年頃に採用か。図はCar Builders' Dictionary 1909年版p464 National Railway Museum(UK) ウィキペディア日本語版 British Industrial History | ワークスK | |
トレード・イン trade in | |||
トレーラー trailer | 「トラック(貨物自動車)」をみよ | ワークスK | |
トレーラー・トレイン Trailer Train Company | 「TTXカンパニー」をみよ | ワークスK | |
トレーリング・トラック trailing truck | 従台車のこと。"trailer truck"ともいう。前進方向の一定している蒸機での呼称。同様の電機やディーゼル機では後尾であっても"leading truck"と呼ばれる。 蒸機での採用目的は概ね「リーディング・トラック」に同じ。特に広火室との関係で採用された。一般に左右復元装置が付与される。国鉄編纂1958年刊鉄道辞典上巻p928-932を参照 Cole式(1904年アルコ)、Hodges式(1909年ボールドウィン)、Delta式(1921年GSC)? | リーディング・トラック ビッセル台車 デルタ型従台車 ラジアル台車 トランスバース・イコライザー スーパーパワー | ワークスK |
トレーン train | "train"の片仮名表記は、かつて“トレーン”が一般に使われていたが、近年では、特に趣味界では“トレイン”に取って代わられた感がある。“トレーン”は、1964年発足のソニーマイクロトレーンの例(ウィキペディア日本語版)。平仮名書きされた同名の雑誌(1974年創刊)の影響か。 ただし、“レール”と“レイル”では、前者がいまだ健在。weblio辞典の発音を参照。"train"、"rail" | レール | ワークスK |
トレイル trail | (荒野などの)踏みならされてできた道,(山中などの)小道(weblio辞典)、Wikipedia英語版 特に鉄道開通以前、西部開拓に向けて馬車や徒歩で使われたルートを指す。街道 | サンタフェ・トレイル オーバーランド・トレイル モルモン・トレイル オレゴン・トレイル カリフォルニア・トレイル チザム・トレイル | ワークスK |
トレイル・ブレイザー Trail Blazer | PRRがニューヨーク・シカゴ間で1939年に運行を開始した全コーチ組成の列車名。ATSFのエルキャピタンに相当(American-Rails.com、Wikipedia英語版)。trail blazerは未開地における先駆者の意(weblio辞典)で、ホビーラインやフライシュマン、バックマンが入門者向けトレインセットの呼び名に使った。 | ペンシルベニア鉄道 エルキャピタン | ワークスK |
トレイル・ブレイザーズ Trail-Blazers | Advance Molding Corp.(AMC、ニューヨーク)が1957年(1954年?)に売り出したHOスケール・プラモデルのシリーズ。4-4-0ジェネラル(コレクション)の他、客車4種、貨車3種があった。1959年発売のキットマスター・ジェネラルは、これのコピーとされる。英国のプラモデル・フォーラム、米国のプラモデル・フォーラム、Tycoフォーラム | キットマスター | ワークスK |
トレインX Train-X | 1956年にボールドウィン社とプルマン社が共同で2編成を製造したアルミ製低重心連接旅客列車。NYC向けは機関車1両と9両の客車で構成され、"Xplorer"と名付けられた。NH向けは両端に1両ずつの機関車を配し、中間9両の客車とし"Dan'l Webster"と命名された。機関車型式はRP210で、マイバッハMaybach 1,000hpディーゼル・エンジンとメキドロMechydro液体変速機を先頭台車に装荷して2軸を駆動した。NH向けは後尾台車を第3軌条集電のトラクションモーター付きとして、ニューヨーク市内入線を可能としていた。客車は中央車体を2軸車として前後に1軸車体を順番に載せ掛けた。Wikipedia英語版、the Baldwin Diesel Zone | メキドロ | ワークスK |
トレインウェーブ Trainwave | official site アメリカ型鉄道模型専門の日本の通信販売店。2003年創業。現代の鉄道事情を解説する「アメリカ鉄道情報」を2017年から定期的に発行する。 | ワークスK | |
トレイン・エアー・シグナル train air signal | 「シグナル・ライン」をみよ | ワークスK | |
トレイン・オブ・トゥモロー Train of Tomorrow | ゼネラル・モーターズGM社がプルマン・スタンダード社の協力を得て1947年に新造したデモンストレーション列車。客車にドーム構造を取り入れるアイデアを披露するため、E7Aを1両と客車4両で構成された。各鉄道で展示された後、50年にUPが購入し、シアトル・ポートランド間での、NPおよびGNとの共通運用列車("City of Seattle")などに供された。アウトサイド・スイング・ハンガー台車を採用した最初とされる。 とれいん誌1997年5月号p180に、Challenger ImportsのUP色製品の紹介を兼ねた詳しい解説がある。Web Lurker's DOME.main、Trains誌47年7月号p7、51年4月号p41を参照。MR誌97年11月号p30と98年5月号p54にGM色のHOモデル(The Original Whistle Stop/Samhongsa) | ドーム ストリーム・ライン スイング・モーション台車 | ワークスK |
トレインキャット・モデル・セールズ TrainCat Model Sales | official site HO、NおよびNn3で、貨車やストラクチャーのエッチング抜きキットを発売 | ワークスK | |
トレイン・ステーション・プロダクツ Train Station Products | official site(2014-11不通を確認) HOゲージのパーツ・メーカー。直販は行っていないが、Train Ready Productsというサイトでよく揃う。 | ユニオン・ステーション・プロダクツ | ワークスK |
トレインズ Trains | 1940年に創刊された実物誌。2010年に創刊から2010年まで70年分の中身をDVDで発売した。2024年5月、発行元がカームバック出版Kalmbach Publishing CoからファイアクラウンFirecrown Mediaへ代わった。Wikipedia English | モデル・レールローダー | ワークスK |
トレインズ・アンリミテッド Trains Unlimited | McKean Modelsの製品を引き継いで……【調査中】 "trains unlimited"は頻繁にお目にかかるので、何かの成句かもしれない。 | マッキーン・モデルズ | ワークスK |
トレインズ・カナダ Trains Canada | 2002-2003年頃にカナダ物のプラスチック製HOボックスカーなどをいくつか発売した。アルバータ州カルガリに本拠。【詳細不明調査中】 | ワークスK | |
トレイン・セット train set | 文字通り,汽車のセット.クリスマスなどのプレゼント用に機関車と貨車(または客車),それに線路と電源を詰め合わせたセットを指す.HOゲージでは1950−1980年代に輸入品が百貨店や量販店に並んだ.多くのモデラーからは一段低くみられ,"train set level"と嘲笑を込めて呼ばれる. | レディートゥーラン アソシエーテッドホビー バックマン タイコ | ワークスK |
トレインタウン Traintown | ペンシルベニア州ストラスバーグStrasburgの愛称。"Train Town USA"ともいう。ストラスバーグ鉄道やペンシルベニア鉄道博物館など、関連観光施設が多いことに因む。Wikipedia英語版 | ペンシルベニア鉄道博物館 | ワークスK |
トレイン・ディテール・ワークス Train Detail Works | official site(2017-06消滅確認) 少し古めの時代のデカール・メーカー。アイオワ州アイオワシティでBob Heninger氏が運営。HO以外でもZからGまで注文に応じるとのこと。 | ワークスK | |
トレインデポ Train Depot | official site アメリカ型鉄道模型専門の日本の通信販売店。1996年創業 | ワークスK | |
トレインフェスト Trainfest | official site 1971年以来、毎年秋にウィスコンシン州ミルウォーキー近辺で開催され続けている全米最大級の鉄道模型見本市。業者団体が主催し、NMRAの地元支部が後援する。全3日のうち、最初の1日が業者内覧会で、あとの2日が有料の一般開放。年末商戦向けの商品が出揃うのでファンに注目される。Wikipedia英語版 | ワークスK | |
トレインフォーン train phone | 「ラジオ・イクイップト」をみよ | ワークスK | |
トレイン・マスター Train Master | FM社が1953-1956年に127両を製造した旅客用6軸2400馬力のディーゼル機にメーカーが付けた愛称。Wikipedia英語版を参照 | フェアバンクス・モース | ワークスK |
トレインマスター・モデルズ Trainmaster Models | Trainmaster Models | ワークスK | |
トレインマン trainman | 鉄道の従業員、列車乗務員の意。weblio辞典 アメリカでは特にconductor、brakemanまたはswitchmanを指す。Wikipedia英語版 | ブレーキマン | ワークスK |
同上 | 【T-】アトラス社が2005年から製造販売するRTRのブランド名。「手頃な価格」を謳い、N、HO、Oゲージで展開している。MR誌2005年7月号p8参照 トレインマン・プラスは… | アトラス | ワークスK |
トレイン・ミニチュア Train-Miniature | 1960年代後半に創業し、貨車やストラクチャーを中心に幅広くプラスチック製品を展開したHOゲージ・メーカー。MR誌の広告初出は1968年8月号で、カリフォルニア州La Mesaに本拠を構えた。同年末にはTru-Scale社の一部製品を引き継いだ。1982年頃にイリノイ州に移転し、"Train-Miniature of Illinois"、"TM of I"と名乗った。そして1985年頃に金型がウォルサーズ社へ売却され、同社がプラスチック製品製造に進出する足掛かりとなった。Tony Cook HP、HOseeker.NET、Steam Locomotive dot Com 1970年発売のアルコFA/FB-1は水野製作所製。1970年代にはRMC誌の巻末を魅力的なビルボード・リーファーやタバコ貨車の広告で飾り、ファンを惹き付けた。掲示板を参照 ブラス・インポーターのバルボアと同一経営者だったという情報がある(MRフォーラム)。 | ウォルサーズ バルボア 水野製作所 | ワークスK |
トレッスル trestle | 比較的短スパンの橋桁を多くの橋脚trestleで支える方式の橋を呼ぶ。"trestle bridge"および"trestle and bridge"の表現が併存する。鋼製の他、木材timber組みのものが20世紀初頭まで建設され、幾ばくかは現存する。Wikipedia英語版を参照 同じ橋脚でもピアーpierとの相違は、weblio辞典の訳語に「架台、馬台、脚立、サドル」が並んでいるところを考慮すると、末広がり形状のものを指す模様。 ディンバートレッスルでは蒸機から燃えカスが落下した場合に、1本の枕木のみならず橋全体に燃え広がる恐れがあるして、枕木をバラストや鉄板で覆う等の対策を採る鉄道があった。RMC誌2008年10月号p88-98 | ティンバー ピアー バラスト | ワークスK |
トレッド tread | 元来は車輪の踏面を指すが、鉄道模型においてはフランジを含めたタイヤの幅、厚さの意で用いられる。HOゲージで110、88、72等の数字はインチ千分率で、各々0.110"(2.8mm)、0.088"(2.2mm)、0.072"(1.8mm)を示す。 実車では1/20程度のコニカル(円錐)とされ、直線や大曲線における安定走行を期すが、モデルにおいては見映え的な意味しかない。却ってフログでの落ち込みを招くのでシリンドリカル(円筒)を推奨。 | フィレット 110 | ワークスK |
トレッド・パターン tread pattern | 自動車ではタイヤの溝模様を指す。 鉄道車両では、鋼板製ランニング・ボード、ウォーク・ウエイの滑り止め表面模様をいう。自作モデル用には、エッチング板や、プラスチックの薄板、盛り上がったデカールが市販される。 | ワークスK | |
トレンチ鉄道 trench railway | 塹壕鉄道の意。主には第1次世界大戦中にマジノ線を挟んで独仏両軍が展開したものを指す。敵方に探知され難い内燃機関車が重用された。アメリカはBaldwin社製蒸機をフランスに供給し、そのOn30モデルを2019年にBachmann社が発売した。GaugeMaster.com、Wikipedia英語版を参照。我が国の鉄道連隊はウィキペディア日本語版を参照。軍用鉄道についてはmilitary railwayを参照。 | ティン・タートル | ワークスK |
トロピカーナ・トレイン Tropicana train | "Tropicana Juice train"ともいう。「ジュース・トレイン」をみよ。 | ワークスK | |
トロリー trolley | 元来は「転がるもの」の意。転じて、電車ポールの触輪、集電装置、市街電車を指す。英国では、手押し車やトロッコの意を含む(weblio辞典)。すなわち、「トロッコ」の語源か("truck"との説が大勢)【調査中】。 | ワークスK | |
トロリー・トーク Trolley Talk | 1960 年代から2000年頃まで発行された雑誌.詳細不明 | ワークスK | |
トロリー・パーク trolley park | ストリートカーやインタアーバン路線の沿線、または終端に設けられた遊園地。旅客需要を当て込んで、19世紀から1910年までに全米で1500以上が建設されたという。有名なものにニューヨーク・ブルックリンのコニーアイランドがある。Wikipedia英語版 我が国でも電鉄会社がこぞって導入した。 【T− P−】Oregon Electric Railway Museumは設立当初、この名だったという(Wikipedia英語版)。 | オレゴン・エレクトリック・レールウエイ・ミュージアム | ワークスK |
トロリー・モデル trolley model | アメリカのインタアーバンや路面電車のモデル、特にOゲージで、車輪を絶縁せず、また薄いタイヤ幅を採用する理由は……【書き掛け】 | ワークスK | |
トン ton | 重さ(質量)の単位。1 tonは、メートル法(仏トン:metric ton)においては1000kgであるが、ヤード・ポンド法には米トンと英トンがある。アメリカで使われる米トンはショートトンshort ton、小トン、ネットトンともいい、2000 lb.で定義され、907.184 kg。英トンはロングトンlong ton、大トン、グロストンともいい、2240 lb.=1016.046 kgとなる。語源は250ガロン入りの酒樽tunne。 アメリカの貨車において"70トン車"、"100トン車"という数字は呼び荷重nominal capacity、許容積載荷重の凡そをいい、貨車全体の重量は空車重量を含むので、それよりも重く表のとおり(100トン車は1995年1月以降、263,000ポンドから286,000ポンドへ引き上げられると共に呼び荷重という呼称が無くなった【未確認情報】)。また、車軸寸法や車輪径にAAR規格がある。TransPacific R.R.を参照 軸重に合わせて車輪径を大きくする理由は、ヘルツ応力(またはヘルツの接触応力)公式で計算できる面圧強度による(この解説や、こちらの解説を参照)。 44トン・ディーゼル機を44 tonnerと呼ぶ。 | ウエイトデータ トラックスケール ホイール 44トンナー ポンド インペリアルシステム | ワークスK |
トンネル・モーター tunnel-motor | トンネル内上部にこもる高温空気によるオーバーヒートを避けるため、ラジエーター吸気口を低い位置に設けたディーゼル機でEMDが製造したSD40T-2とSD45T-2を指す。SD40-2用の長いフレームを利用して、キャブを前方に移動して得たスペースをすべてラジエータに充て、ラジエーター面積も増大させている。スヌートも存在する。SPとDRG&Wが保有し、DRG&WはSPを経てUPに吸収されたので、現在はUP塗装も見られる。 なお、GP18もトンネル・モーターという説がある。 | スヌート、 エレファント・イヤーズ | dda40x |
2004年01月20日
アメリカ型鉄道模型大辞典【と】
トータス トライマウント台車 トラス トラック(軌道・台車・貨物自動車) トランジション・エラ 等々
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