2004年01月20日

アメリカ型鉄道模型大辞典【ど】

ドーム・カー ドックサイド ドラフト・ギア ドレッドノート・エンド ドローバー 等々

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用語名 説明文/参考/出典 関連項目 登録者

degree
「ディグリー」を見よワークスK
ドーファン
Dorfan
1926年創業のOゲージ等の玩具メーカーWikipedia英語版を参照ワークスK
ドーミトリィ・カー
dormitory car
長距離を走る特急列車で乗務員の就寝用のbunkbed(蚕棚風寝台)を備えた車両。荷物車と合造となっている場合が多い。dda40x
同上"dorm"と略記されることがある。"dormitory"は、寄宿舎、寮、共同寝室の意 (weblio辞典)。ワークスK
ドーム
dorm
"dormitory"の略ドーミトリィ・カーワークスK
ドーム
dome
126_34.jpg蒸気機関車の場合、蒸気溜をSteam Domeと呼ぶ。砂箱のことをSand Domeというのは誤りと72年3月号p83のMR誌質問欄にあり。sand boxと言うべきである。図は同欄より引用
 タンク貨車の上部のコブも「ドーム」という。
 客車の場合、天井が丸くガラス張りになっているものをDome Carという。
サンド・ボックスdda40x
同上実機においては、アメリカでは単に"dome"だけで、蒸気溜(じょうきだめ)を指す。国鉄の訳語は"steam dome"だった。実務書にあっては"sand box"を、”dome-like”あるいは"dome-shaped"と称した。
 ファンの間では日米とも、"steam dome"と"sand dome"が一般的に使われる。
ワークスK
ドーム・カー
dome car
アメリカでの嚆矢は1945年に改造されたCB&Qのシルバー・ドームで、企画中だったGM-EMDのトレイン・オブ・トゥモロー(1947年)に触発されたものとされる。その後、部分ドーム、3/4ドーム、フルドームなどが新造または改造で登場した。車両限界の低い東部ではB&Oのストラタ・ドームが数少ない事例。現在でも多くが観光鉄道やチャーター会社の所有で生き残る。Web Lurker's DOME.main(画像を引用)、とれいん誌1989年4月号p51-58を参照
 その後、ATSFのハイレベルカー、アムトラックのスーパーライナーへと発展した。
ストリーム・ライン トレイン・オブ・トゥモロー ビスタドーム ストラタドーム スーパードーム グレートドーム ハイレベルカー スーパーライナーワークスK
ドゥードルバグ
doodlebug
自走式客車。通常、大恐慌(1929年)の前後に閑散路線で使用され始めたガス・エレクトリック・カー"gas electric car"を指す。原義はアリジゴクで、前端に小さな動力部を設け、後部に大きな客室部を備えた姿を擬して呼ばれる。ギャロッピング・グーズ"galopping goose"やフードルバグ"hoodlebug"という呼び名もある。Wikipedia英語版を参照
ガス・エレクトリック・カー フードルバグ ギャロッピング・グースeltnjohn
ドウォーフ・シグナル
dwarf signal
「ドワーフ」とも。小形信号機のこと。"dwarf"は小人の意(weblio辞典)。地面上に直接設置された背の低い信号機で、入換信号機などが該当する。MRH forumを参照ワークスK
ドックサイド
dockside
一般には波止場、または波止場を含む付近一帯を指す。weblio辞典 鉄道では、この付近で使用される入換機関車を指す。"docksider"ともいう。
【D-】狭義には、ボルティモアの港湾地区で入換用に使用されたB&Oの0-4-0T入換機C16を指す。ヴァーニー社がこの模型を数10万両売ったとかで、実物よりも模型の方が余程有名? リトル・ジョーと呼ばれた。
リトル・ジョー バーニーシロ/松本浩一
ドッグハウス
doghouse
蒸機のテンダー上に設けられた制動手が詰める小さな小屋。PRR等に存在する。制動手は、列車の後部はカブース、前部は機関車のキャブに同乗するが、機関車キャブの狭かった1937年まで、この小屋が設けられて常駐する鉄道があった。Wes Barris氏のHP参照AMTK223
ドッグ・ノーズ
Dog nose
ドナー・パス
Donner Pass
Southern Pacific鉄道のサクラメント東方の峠。シエラ・ネヴァダ山脈を越える唯一の峠でカリフォルニアへの入植者がオーヴァーランド・トレイルをとるときの経路であった。大陸横断鉄道建設当時、中国人労働者達によりこの峠を越える鉄道が建設された。線路跡 は150年を過ぎた今なお、現存する。現在の本線は、一部それと平行してより屈曲が少なく建設されているところがある。 
シエラ・ネヴァダdda40x
同上かつてはCNW(またはMilw)、UPおよびSPの3社で構成したオーバーランド・ルートのうち、SP区間の一部。1869年にセントラル・パシフィック鉄道CPの手により開通し、1885年にはSPとなり、さらには1996年にUPとなった。なお、競合路線はWPのフェザーリバールートで、1983年にUPが同鉄道を買収し、以降、共通運用がなされている。Wikipedia英語版を参照オーバーランド・ルート フェザーリバールートワークスK
ドメスティック・コンテナ
domestic container
「コンテナ」を見よワークスK
ドュリエ・システム
Duryea System
「デュリエ・システム」をみよワークスK
ドライアイス
dry ice
ドライアイスの運搬用として多種多様なリーファーが新造、あるいは転用されていて全容は不明。なかでマシソン社が多数を運用したことが知られる。ドライアイス自体はアメリカにおいて1925年に商業的な製造販売が開始され、当初からその名が使われた(Wikipedia英語版)。Tyco Train Forum

一方、ドライアイス(solid carbon dioxide)を冷却剤に用いるリーファーは、Santa Fe Refrigerator Despatch (SFRD)社が1931年に試作したものや、一部MDT社などが冷凍食品用に実用化したものがあった。積荷によっては色や味に悪影響を与え、ドライアイスのコスト高もあって広くは普及しなかったという(Wikipedia英語版)。
 液化炭酸ガスを用いる方式については、[クライオジェニック・リーファー]を参照。

モデルではかつて、蒸機の白煙や、車両洗浄機の水煙に見立てた事例があった。また、気化による体積膨張圧力を動力として利用するモデルがMR誌1949年10月号p10-20に発表された。
マシソン・ドライアイス・リーファー リーファーワークスK
ドライ・キット
dry kit
組立キットで、接着剤やビスなどが添付されていないもの。欠落や欠陥のあるキットも指す? "wet kit"は、接着剤の他に塗料が添付されていることがある。1930-1950年代に使われた用語(?)MR誌1950年12月号p11【調査継続中】ワークスK
ドライ・トランスファー
dry transfer
我が国でいうインスタント・レタリング、略してインレタ。一般的知見はウィキペディア日本語版
 鉄道模型で専用のものを最初に添付した事例はLa Belle社の木造ボックスカー・キット(MR誌1963年3月号p3,4)。同誌1967年9月号p49-52で使用法を解説。1980年2月号p70-75にレタリング自作法を掲載。その頃から日米共に汎用品が市販化されたと考えられる。アメリカでは1990年前半で廃れた?
 我が国ではこの頃?から小ロットの注文を受ける事業者が現れた。塗装面を暗色のツヤありとした場合にはデカール膜の縁が目立つため、特に好まれる。くろま屋のサイト。いさみやの転写リベットは……(掲示板) カトー製品に添付されているレタリングは?【調査中】
ワークスK
ドライ・ハウス
dry house
機関車が用いる撒砂用の砂を乾燥させる設備。国鉄用語では「砂煎小屋(すないりごや)」。サンドタワーへは圧縮空気によって砂を送る。貯砂場が付帯する。サンドタワーワークスK
ドライバー
driver
動輪のこと。ねじ回しは"screwdriver"という。スクリュードライバーeltnjohn
ドライビング・ホイール
driving wheel
動輪のこと。ドライバーともいう。Wikipedia英語版を参照ワークスK
ドライ・フロー
Dry Flo
GATCが1959年から製造した粒状体輸送用カバードホッパー貨車の方式。麦、麦芽、米、プラスチック粒などに用いられた。Tangent Scale Models社が2014年にHOモデルを発売(同サイト)【詳細調査中】カバードホッパーワークスK
ドライブ
drive
鉄道で用いられる特殊な意味(weblio辞典
 (釘、スパイクを)打ち込む。「抜く」は"undrive"
 (トンネルを)掘る、(鉄道を)貫通させる(?)
 
スパイクワークスK
ドラッグ
drag
一般的な用法はweblio辞典。鉄道では、「列車」の意味で使われることがある。ワークスK
ドラフト
draft
連結装置では「牽引」のこと(weblio辞典)。推進は"buff"というが、一般の辞書には未掲載。"buff and draft"などと表す。ワークスK
ドラフト・ギア
draft gear
連結装置における緩衝器のこと。wiblio辞典TransPacific R.R.を参照
 右図は、永く用いられた一般的な緩衝器の概念図で、バネが牽引と推進の両方に“圧縮”で働くことに注意。緑色部分は可動で、伴板(ともいた、follower plate)という。

ケーディー社が製品のカプラーポケットをギア・ボックス"gear box"と呼ぶところの"gear"は、装置あるいは索具の意か。wiblio辞典
DF ハイドラ・クッション デュリエ・システム ハイドロフレーム フレイト・セーバー フレイトマスター ショック・コントロール ダメージ・フリー ローディング・デバイス ギアワークスK
ドラムヘッド 
drum head
特急列車の最後尾につける列車名を示す行燈。オブザベーションdda40x
ドリー
dolly
ドリル・ビット
drill bit
ドリル刃またはキリ(錐)のこと。ドリルは穴あけ工具で、ビットはその刃。weblio辞典ウィキペディア日本語版
 図面で3mm径(呼び径)のドリル刃で穴あけを指示するときは「3キリ」と書く。ただし、実際の穴径は3mmよりも若干大きくなる。
 また、ドリル刃の先端はチゼル・エッジ(chisel edge 呼び径の約2割の幅)と呼ばれ、切削能力が基本的に劣るため、大径では予め先導孔をあける。センターポンチによる圧痕径がこの幅よりも小さいと、孔明け中心が定まり難く、刃が躍る。鋼などの金属では適宜切削油を滴下する。
 ボール盤などに取り付ける軸部分をシャンクshankといい、直径13mm以下は概ね円筒形でストレート・シャンクと称し、3爪チャックでつかむ。6mm以上では6角シャンク、テーパーシャンクなどがあり、刃先も種々存在するが、多くのアマチュアとは無縁。木材やプラスチックで3mm径以下の場合は手作業でピンバイスも用いられる。一般的な注意事項は、慶応大学理工学部マニュファクチャリングセンターボール盤使用マニュアルを参照
センター・ポンチ ピンバイスワークスK
ドレイファス,ヘンリィ
Henry Dreyfuss
1904-1972、アメリカ工業デザインにおける先駆者の一人。NYCで流線型蒸機を含む豪華列車のデザインを手掛けた。特に1938年に登場した先頭部に縦のリブを持つ4-6-4をDreyfuss Hudsonと呼ぶ。Wikipedia英語版トゥエンティース・センチェリーワークスK
ドレイパー・テーパー
Draper Taper
「ドラッパー・テーパー」とも書く。カナダ向けカウル・ユニットのEMD SD50F、SD60F、GE C40-8MおよびBombardier HR-616において、後方視界を確保するために車体をテーパー状にカットした形態をいう。ただし、後位を先頭としての運行はできない。"Draper"は考案者名に因む。Wikipedia英語版北米南加州鉄道写真集ワークスK
ドレッドノート・エンド
Dreadnaught end
126_0.jpgボックスカーやリーファーの妻板に用いられたプレス・パターンのブランド名で1925年、Standard Railway Equipment社が供給した(製造は子会社のUnion Metal Products社等)。一時最大最強を謳われた英国の戦艦(ウィキペディア日本語版)の名前にあやかったとされる。Model Railroad Hobbyist 2011年2月号p22参照 プレスの形状等により数種類に分けられ、図は一例でCar Builders' Cyclopedia 1940年版の広告(クリックで拡大)。1945年以降のものを"Improved"(改良型)と称す。
 同時代のライバル商品にはBuckeye等があった。1970年代前半以降は、"rolled end"等に取って代わられた。【要確認GNECP1p87】

MRH誌2014年10月号p92-105に"Modelers Guide to boxcar ends of the 20th Century"と題する詳細解説
ボックスカー ターミネーティング・エンドワークスK
ドレメル
Dremel
アメリカの電動工具メーカー。そのモーター・ツールが、1970年頃?からTMS誌により輸入頒布された。(ウィキペディア日本語版モーター・ツールワークスK「
ドローイング・ルーム
drawing room
Pullman の個室のうち、ソファを備えた高級な2,3人用個室を指す。
トイレットは独立した部屋になっている。
コンパートメントdda40x
同上寝台車はアメリカでの用例。元来は(大きな)客間や応接間の意(goo辞書Yahoo知恵袋プルマンワークスK
ドローバー
drawbar
"draw bar"とも綴り、「牽引棒」のこと。鉄道車両では、連結や解放を自動的には行わない連結棒を指し、蒸機のロコとテンダーの間や、滅多に切り離しを行わない電車間等に用いられる。邦語では「中間連結器」や「棒状連結器」という。なお、「中間連結器」は異種連結器同士を連結するときのアダプターの意味で用いられることがある。

モデルでは、通電の機能を持たせることが多い。またNMRAが、機関車テンダー間用の推奨仕様RP37を定めている。
 2両間の取付高さの食い違いが大きいと、輪重抜けを起こすので注意。
カプラーワークスK
ドローバー・アンカーレージ
drawbar anchorage
球頭式の連結器守のこと。「球頭胴支え」と呼ぶ。密着連結器および棒状連結器において、車体相互のネジレを吸収し、スラックの無い結合を目的として採用された。我が国では1960年代後半?に普及しはじめ、2000年?以降は急速に淘汰されつつある(理由不明)。TransPacific R.R.トムリンソン連結器 タイトロック・カプラーワークスK
ドローバー・カブース
drover caboose
"drover"は「家畜群を市場に追い立てて行く人、家畜商人」の意(weblio辞典Wikipedia英語版)。カブースにおいて、列車運行クルー用のエリア以外に、家畜車を管理する人員のスペースを設けたもの。すなわち、カブース(車掌車)とコーチ(座席車)のコンバイン(合造車)をいう。一般に家畜車を連ねた列車に連結される。NPでは1970年までモンタナ州発の列車に見られたという。"drover's caboose"ともいう(Wikipedia英語版:当該車NP99998-99999はベイ・ウインドウ・カブースから添乗員専用に転用されていた模様≪掲示板≫、Mike Schafer著"Caboose"を参考)。客車も添乗員専用に供された例があり、"drover coach"と呼ばれる。

"combo caboose"、"combine caboose"および"combination caboose"の語が散見されるが、上述の2資料には見当たらない。また、よくある「支線区で旅客を便乗させる」等との説明も具体的な記述は未見(普通のカブースへの便乗は一般的)。一方、ナロー用にはドローバー・カブースと呼ぶ例を見出せていない。【書き掛け】
カブース ストックカーワークスK
ドロップ・エンド
drop end
車両の妻部がヒンジで内側に倒れる構造をいう。主にミル・ゴンドラで長尺貨物を運搬する目的で採用された。【書き掛け】ミル・ゴンドラワークスK
ドロップ・フォージング
drop forging
型鍛造のこと。熱間鍛造は専ら、靱性を要求されるコンロッドなどの製造に用いられる。目的の形状を生成する外に、金属内部の空隙をつぶし、結晶を微細化し、結晶の方向を整えて強度を高めることができる。Wikipedia英語版を参照。
 冷間鍛造の、コインやバッジの精密な造形を米国ではコイニングcoiningというが、日本ではHOの台車側枠等の製造方法をドロップ・フォージング、略してドロップと呼んだ。
コイニング カトーワークスK
ドロップ・ボトム
drop bottom
ゴンドラの底部がヒンジで開放しバラ積み積載物を排出できる構造のもの。レール内側またはレール外側へ落とす構造の別がある。底部は床状に平板で、漏斗(ホッパー)状ではないため、ホッパーカーとは呼ばない。底が可動でないものをソリッド・ボトムsolid bottomと呼ぶ。ストックカーにも設けられた。【書き掛け】ゴンドラワークスK
ドワーフ・シグナル
dwarf signal
「ドウォーフ・シグナル」をみよ。ワークスK

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0−9
 すな   A−F
G−O
  P−Z

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posted by ワークスK at 12:44| Comment(0) | 大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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