用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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ブースター booster | 内燃機関車や電気機関車において、運転台を有しないものを指す。booster=「後押しする者」の意。 | Bユニット | ワークスK |
同上 | 蒸気機関車の補助推進装置。一般に従台車、またはテンダーの前部台車に装備されて、始動時のみに作動する。入換機、高速貨物機、急客機に装備例がある。写真はWikipedia英語版に掲載されたフランクリン式の例。 原理的には、低速域におけるボイラーの余力の活用で、ディーゼル機のスラグに同じ。マレー機で低速時に作動するインターセプティング・バルブも同様の原理と見做せる。 | スラグ スーパーパワー マレー | ワークスK |
ブーリム Boo Rim | Boo-Rim Precision Manufacturing Co.またはBoo Rim Industrial Corp. 1995年(1989年?)にアジンから独立してジャン・セホーSeHo Jang氏らが創業した韓国ブラスメーカー。OMIやチャレンジャーインポーツ、Railworks、PBL、Division Point、Glacier Park、Union Terminal、River Raisin、North Bank Lineを手掛ける。とれいん誌1998年11月号p34-39に工場訪問記。訪問記2015年6月 | アジン チャレンジャーインポーツ ディビジョンポイント ユニオンターミナル | ワークスK |
ブダ Buda | Buda Foundry & Manufactureing Company、Buda CompanyまたはBuda Engine Co. 1881年にイリノイ州Budaで創業し、保線用品としてハンドカーやベロシペード、さらにはトラックスケールの製造を始め、1891年に同州Harveyへ移った後、ガソリンおよびディーゼル・エンジンをプリマスやポーター社に供給した。1953年にトラクターメーカーのAllis-Chalmersに買収され、Harvey工場は1986年まで存続した。Jay Reed著Critters,Dinkys & Centercabs p183による。Wikipedia英語版参照 ちなみに「ダブ」はdoveで鳩の意。航空機デハビランド DH.104の愛称。 | ハンドカー ベロシペード トラック・スケール | ワークスK |
ブフリ・ドライブ Buchli drive | 電気車の可撓式駆動方式の一つ。名称はスイスの発明者に因む。1920年代からヨーロッパで普及したが、アメリカではPRRのO1b、日本ではED54での試用にとどまった。Wikipedia日本語版を参照 | クイル・ドライブ オルダム・カップリング | ワークスK |
ブラウン・ブック Brown Book | フルネームをThe Brown Book of Brass Locomotivesという書籍の通称。過去に発売されたHOスケールのモーター付ブラス・モデルについて、発売ロット毎に輸入業者、製造業者、製造年、製造数、発売時の定価、中古市場価格などを列記しているので、ブラス・コレクターのバイブルと呼ばれた。“ブラウン”の名は著者のRay A. Brownに因み、第3版の編集途上で亡くなったので、 Peach Creek Shops のJohn Glaabが引き継いだ。第3版は1994年発行で176×254mm、全280頁。鉄道模型資料室参照 | ワークスK | |
ブラシレスDCモーター brushless direct current motor | 原理は永久磁石同期電動機と一緒。回転子を永久磁石とし、固定界磁巻線に何らかの方法で回転界磁を生成する構造が採られる。回転子の位置を検出するセンサーと専用の駆動回路を備える。ブラシという摺動部を廃して高信頼性を要求される部位に用いられる。モデルでは……。日本電産(株)のサイト、ウィキペディア日本語版 | ワークスK | |
ブラス brass | 銅を主成分とし適当量の亜鉛を含む合金。黄銅、真鍮とよぶ。加工性特にやすり加工性に優れ、半田付けが容易であるので、模型工作の材料として19世紀から盛んに用いられてきた。 日本製のブラス模型は銅約80%の通称コーペル板を用いている。これは曲げ、絞り加工が容易である。アメリカ製のブラス製品はそれより黄色い銅70%前後の材料を用いている。少量の鉛を含み快削性に富んでいて、プレス打ち抜きがしやすい。 MaxGrayは日本のブラスの色(レッド・ブラスと呼んだ)を好んだので、以来日本では赤みの強いブラス製品が作られるようになった。それ以外のインポーターはイエロー・ブラスを用いて現在に至った。 後者は加工によりヒビが生じやすく、極端な曲げ、絞り部分が徐々に割れる可能性があるので注意する必要がある。特に、ネジは応力を受けているので折れやすいから、日本製の鉄ネジに取り替えておくべきである。 高温では亜鉛が蒸発するので「ス」の無い良質な鋳物を作るのは困難である。 | ロストワックス エッチング | dda40x |
同上 | 黄銅の一般的特性はウィキペディア日本語版を参照 黄銅鋳物は、内部欠陥を生じ易いものの1970年代まで台車枠やスポーク車輪などに盛んに用いられた。ロストワックスは、精密な造形が可能ではあるが、強度(硬度)が低く寸法精度が出難いために、大型の構造部材への適用には困難を伴い、ギア・ケースなどでは亜鉛ダイキャストが用いられる。快削黄銅は切削性が良好なものの摩耗し易く、摺動部材である車輪や軸受などでは用いない方が無難(特に動輪)。曲げやプレス加工でも割れやすい。 弾性限が低く(強度が低く)バネ材には向かない。加工硬化を起こし、焼き入れ焼き鈍しにより硬度が変化する。【調査中】 接合には硬ロウが用いられるが、鉄道模型では軟ロウ(ソルダリング=ハンダ付け)が一般的。溶接も可能。 塗装前の洗浄には希塩酸系洗浄剤(商品名サンポール等)や専用品(マッハ・ブラスクリーン)が用いられる。プライマーは磨き上げたばかりの金属地には付着し難く、若干酸化した後が良いという。また、プライマーには「非鉄用」を使わなければならない。TransPacific R.R.を参照 錆、腐食、変色には、白緑色の粉状を呈する緑青(ろくしょう)系と、黒錆系とがあり【探求未了】、両者とも不動体化して腐食が進展し難いといわれる。しかし、前者は見映えに大きく影響する。また、酸化や強アルカリの環境は避ける必要があり、ハンダ付のフラックスに塩化亜鉛を用いたときは、速やかに洗浄しなければならない。 変色防止については工業的な処理が種々存在する。錆や変色を除去するには化学的なキリンス処理、物理的なサンド・ブラストが用いられる。【委細研究中】 モデルの主構造に使われる金属材料は他に、ニッケルシルバー、リン青銅、ブリキ(スズメッキ鋼板)、軟鋼、亜鉛ダイキャストがあり、ダイキャストを除いてアマチュアにも用いられる。 | ソルダリング キリンス サンドブラスト プライマー シーズンクラック | ワークスK |
ブラス・エキスポ Brass Expo | The Great International Brass Model Rail Expositionの名で1995-2002年に毎年、開催された見本市。2015年に再開。official site、掲示板を参照 | ワークスK | |
ブラス・プレート brass-plate | 「黄銅メッキ」を参照 | ワークスK | |
ブラス・モデル brass model | 一般論はWikipedia英語版、ウィキペディア日本語版。 アメリカにおいては、自国のブラス・メーカーはOゲージのロボーぐらいで、それも1960年頃に撤退したために、彼の地で流通する製品については、日本や韓国の製造業者(メーカー)と、アメリカの輸入卸売業者(インポーター兼デストリビューター)とに分けて考える必要がある。それらの略称と存続年は、Uncle Dave's模型店のサイトを参照。 コレクションにおいては、メーカー名がインポーター以上に重要視されることがある。ただし、モデルの機種選定自体とコンセプト設定、品質維持の役割はインポーターが担っている。 プラスチックやダイキャストのモデルについても2000年以降、アメリカで製造されるブランドは数えるほどとなり、ブロードウエイ・リミテッド・インポーツ社は社名に「輸入」を謳うほど。ただし、製造元が明かされることは皆無。 我が国においては、ブラスモデルの製造拠点を国外に求める事例が1990年前後に始まった。ここでも製造元を明示されることは稀で、プラスチックなどの量産モデルにおいても同様となっている。 【評論】金属としてのブラスの加工方法にはそれぞれ成形上の制約があって、いくつかが組み合わされる。プレスの打ち抜きや曲げ、ドロップ・フォージング、ロストワックス、エッチング、削正、ハンダ付など、全てを1社で行うことは少なく、塗装その他の工程を含めて、外注に頼ることも多い。 さらに各加工が不確定要素を含むために、寸法や資材、工程、人員、品質、資金の管理が難しい。また多品種少量生産ゆえに、頻繁に仕上がりを確認する必要が生じる。 それらはITの発達した現代でも克服し切れない部分が残り、損失の発生やスケジュールの遅延を起こし易い。 そのリスクを回避するためには調査・開発に多大な労力、資力を注ぐ必要があるものの、生産性の低さや小さな市場規模との兼ね合いには微妙なものがある。またインポーターや販売店、顧客との信頼関係を築き難い遠因ともいえる。 1990年代にはブラス・モデルの市場が急拡大して、韓国のサムホンサやアジンといった“大企業”が出現したものの、2000年前後からは大幅な退潮をきたした。その原因は、製造拠点の中国化と併せて、プラスチックとダイキャストの3D設計および生産技術が格段に進歩したことと、為替変動等による。この間隙を突いて、顧客を限定し極少量超多品種高価格の路線が一部では採られている。 一方、過去、1950年代から現在までに生産されたモデルは多種多様で膨大なことから、アフターマーケット、中古市場も1970年?代より成立し、1990年代には通信環境の高度化と共に専門店、ミッシェルズやザ・カブース、カブース・ホビーズなどが活況を呈した。2000年頃からはネットオークションを使った個人対個人の取引が拡大している。 しかし、プラスチック(およびダイキャスト)新製品の品質と種類、さらに価格に押されて、中古ブラスの魅力は陰り気味で、玉石混交といえるバリエーションや品質を指南する雑誌、書籍の出版も低調となっている。 我が国におけるアメリカ型ブラスは戦後、製造輸出が興隆した反面、消費に関しては1970年代まで極めて限られた世界であった。1980年代後半には円高移行で輸出が退潮となった一方で、それまでに輸出した中古品が逆輸入され始めた。バブル経済と軌を一にして雑誌で取り上げられたこともあり、日本製がビンテージ物として収集対象となった。【書き掛け】 | ニッケルシルバー ブリキ ダイキャスト ビフォー・チャイナ インポーター カブース・ホビーズ プラスチック・モデル ダイキャスト | AMTK223 |
同上 | 中国のブラス・メーカーについては、とれいん誌2016年9月号p62-65(横川和明氏)を参照。ただし、中国国内向けの22社についてのみ記載。 | ワークスK | |
ブラック・ウィドウ Black widow | Southern Pacificの貨物用ディーゼル機関車の塗色。黒地に銀色と赤の組合せが蜘蛛のblack widow(widowは未亡人の意)を連想させることから、このあだ名がついた。(蛇足ながら、日本ではかの蜘蛛を「セアカゴケグモ=背赤後家蜘蛛?」と呼んでいるが気持ちが悪い訳語である。) | 大塚集一 | |
同上 | 原意は、北米原産のクロゴケグモ(ウィキペディア日本語版)で、メスは黒い体色に、赤い砂時計模様を腹部に持つ。交尾後、オスを食べてしまうので後家(未亡人)と命名されたという。また、この名を与えられた楽曲、映画、TVドラマ、ゲームは数多く、戦闘機や遊具までが存在するので、何か文化的な側面があるようだ(Wikipedia英語版)。 画像はEMD GP9。DenverRails.comから引用 | サザン・パシフィック | ワークスK |
ブラック・キャット Black Cat Publishing | official site カナダ物を中心に各種スケールのデカールを直販。主催者名やウィニペグの所在地をなぜか秘匿。 | ワークスK | |
ブラックストーン・モデルズ Blackstone Models | official site SoundTraxxの一部門として2004年に活動を開始したHOn3を中心とするプラスチック・モデルのブランド。リオグランデ・ナローのK-27、C-19や貨車、客車をラインナップし、2012年秋にセクション線路を発売。 マスプロ製品はHOn30が普及する中にあってHOn3は貴重。そのサウンド付DCCに魅入られた連中をして、我が国では“黒石病”と自嘲される。 | サウンドトラックス ユニトラック | ワークスK |
ブラック・ビートル Black Beetle | NYCが高速試験を実施したジェット・エンジン(B-36-H)装備のRDC3のニックネーム。1966年に183.85mphを記録した。エンジンが前頭部。デザインは同鉄道のDon Wetzelという。North East Railsのアルバムおよびテキスト、Wikipedia英語版、および掲示板を参照 | ガス・タービン | ワークスK |
ブラック・フライデー Black Friday | 収穫感謝祭Thanksgiving Day(11月第4木曜日)の翌日の金曜日のこと。ホリデーシーズンを前にして一年のうちで一番購買活動が盛んとなり、各店が黒字となる(go into the black)ことから呼ばれる。1970年代中頃に定着した比較的新しい言葉。公的な休日ではない。ウィキペディア日本語版 また、翌週の月曜日をサイバー・マンデーCyber Mondayという。 近年(1995年前後から?)、鉄道模型関係の店舗でもこの日を中心に販促活動が行われる。 | ホリデーシーズン サイバー・マンデー | ワークスK |
ブラック・ベアー・コンストラクション Black Bear Construction Co. | official site 木製のトレッスルや橋梁のキットを各種スケールで販売する。ジグが秀逸。 | ワークスK | |
ブラック・マリア Black Maria | EMCのFTに対抗してアルコが1945年に試作したキャブ・ユニット4軸ディーゼル機。1500HP、A-B-Aの3両セットが製造された。NYC、D&H、NH等で試用された後、1947に解体されたが、技術は1946年のFA-1に引き継がれた。車体の黒塗装に拠り、アルコ関係者にこのニックネームで呼ばれた。Wikipedia英語版、X2200誌1972年5-6月号p17-18を参照。写真はClassic Trains誌2009年秋号 ブラックマリアの宗教的な意味合いは、一個人のサイトを参照 | FA | ワークスK |
ブラッディ・ノーズ Bloody Nose | 「ブラディ・−」ともいう。SPのディーゼル機で1958年以降に採用された、全体をグレー、フード先頭部を翼形にレッドとしたスキーム。「血まみれの鼻」の意。 引用画像のSP 3032は、FM H24-66。一SPファンのサイトを参照 グレーとレッドの塗り分けがボックスカーでも試用された(モデル例)。NYCのペースメーカー・スキームに酷似【詳細調査中】 | サザン・パシフィック | ワークスK |
ブランズウィック・グリーン Brunswick Green | 黄鉛と紺青を混合して作る顔料で、クローム緑chrome green、Hooker's greenとも呼ばれる【研究社新英和大辞典】Brunswickはドイツの地名ブランシュバイクに通じ、何か関係があるかも知れない。 PRRが、蒸機、電機、ディーゼル機を通して標準色として用いたものは、極めて黒に近い緑色で、PRR自身はDGLE(Dark Green Locomotive Enamel)と呼んだ。Wikipedia英語版を参照 イギリス国鉄BRの1948年発足当初に採用された旅客用蒸機の塗色もこの名で呼ばれる。Wikipedia英語版 | タスカン・レッド DGLE | ワークスK |
ブランチライン・トレインズ Branchline Trains | official site HOゲージのプラスチック製客貨車や、N、HO、S、Oスケールの木製レーザーカット・ストラクチャーを製造販売。1991年の創業当初は他社製品の色違いを手掛け、1997年からは独自のブループリント・シリーズとヤードマスター・シリーズを発売した。2011年3月に車両モデルの金型をアトラス社へ売却した。 | アトラス | ワークスK |
ブラント・エンド・アクスル blunt end axle | 「ポイント・エンド・アクスル」を見よ | dda40x | |
ブラント台車 Blunt truck | アルコ製入換ディーゼル機用として1931年から1950年まで採用された2軸台車。途中で外観が何度か変わった。呼び名は設計者のJames G. Bluntに因む。その後はAARタイプAが使われた。American-Rails.com | AAR台車 アメリカン・ロコモーティブ | ワークスK |
ブリーザー・スイッチ breather switch | 語意は「息継ぎ転換器」、英国などでは"expansion joint"という(Wikipedia英語版)。比較的近年使われるようになった? 同辞典で"CWR"は"continuous welded rail"の略。ロングレールの始終端に設置される伸縮継目のことで、概要は保線ウィキを参照。 | リボン・レール | ワークスK |
ブリケット・コール briquette coal | "coal briquette"ともいう。練炭、豆炭、成型炭のこと。"briquette"は仏語 weblio辞典、ウィキペディア日本語版「豆炭」、Wikipedia英語版 我が国の蒸機では、1931年以降は無煙炭を主成分とした成型炭(ピッチ練炭)が用いられた?(国鉄編纂「鉄道辞典」下巻p1507-1509)【調査研究中】 | アンスラサイト | ワークスK |
ブリックアド brickads | 「ゴースト・サイン」をみよ | ワークスK | |
ブリック・アンド・モーター brick-and-mortar | "brick"は「レンガ」。"mortar"は「モルタル」でレンガの接合材。併せて、レンガ造りの意。実店舗で商売を行う店を指し、オンライン・ショップやネット・ショップの対語。B&Mとも書く。weblio辞典 「モルタル」の語がどこから来たのかは未知。 | LHS | ワークスK |
ブリトル・フラクチャー brittle fracture | 材料力学でいう脆性(ぜいせい)破壊のこと(weblio辞典)。「脆性破壊」をみよ | ワークスK | |
ブリル Brill | 1890年代から1920年代において路面電車及び関連のビジネスで最大規模を誇った企業。1930年代に路面電車が衰退に向かう中でACFに買収されたが、PCCに対応しなかった(出来なかった?)ため1940年代にビジネスから撤退した。 | 大塚集一 | |
同上 | 参考図書History of the J.G.Brill Company (2001年刊) TransPacific No.76、77、Wikipedia日本語版、TMS 2002-2 p117を参照 | ガスエレクトリックカー | ワークスK |
ブリルライナー Brilliner | |||
ブリンプ Blimp | PEが保有したインタアーバン車のニックネーム。機芸出版社「トラクション・ブック」2000年刊p34によれば、大きな車体から"Blimp太っちょ"と乗務員が呼んだとのこと。weblio辞典には、小型軟式飛行船"airship"、および英国コミックの登場人物名"Colonel Blimp"と記載。 TransPacific R.R>を参照 | パシフィック・エレクトリック | ワークスK |
ブルー・グース Blue Goose | 1950年にウェスチングハウスとボールドウィンによって1両が試作された4000HPガスタービン機。塗色からこの渾名で呼ばれる。PRRやCNWなどでデモを行った。台車配置はBBBBであるがスパン・ボルスター式ではなかった。Trains誌1953年1月号p25-28、MR Cyclopedia 2 p158 | ワークスK | |
同上 | 1938年にAT&SFがボールドウィンで1両のみを製造した4-6-4流線型蒸機。塗色からこのニックネームで呼ばれる。同じメーカーで直前に製造されたNHのショアライナーズに形態が酷似している。 このカラーリングは、AT&SFが1940年に購入した振り子客車1両にも採用された。 原意は北米に生息する白雁の一種"snow goose"(Wikipedia英語版)。羽が青灰色を呈す。 | ショアライナーズ ペンジュラム | ワークスK |
同上 | 「ベスラー蒸気動車」をみよ | ワークスK | |
ブルー・コール Blue Coal | 無煙炭(アンスラサイト)の家庭向け販売促進策として、その最盛期に石炭への着色を行った販売会社があった。なかでもGlen Alden Coal Company (Ashley, PA)のブルーが有名で、ラジオ・ドラマ「シャドー"The Shadow"」のスポンサーを1930-40年代に務めた。顔料にはシュートなどでの潤滑作用もあったとされる。無煙炭が青い炎で燃焼することから、"blue coal"が普通名詞として度々使われる。他に、シルバー、ゴールド、レッド、ピンクとした会社があった。Trains誌、NEPACrossroads.comの各フォーラム、Arcane Radio Triviaを参照 モデルでは、青い粒状体がコール・ホッパーの積荷として販売されたことがある。写真のオフセットサイド・ホッパー車はバウザー社のHOゲージ製品で、同じ意匠を各社が販売しているものの、タイコ社が1977年に案出したフィクション(Tony Cook's HP)。無煙炭販売会社の看板を模しているという。 | アンスラサイト タイコ | ワークスK |
ブルー・コメット Blue Comet | CNJが1929年から1941年まで、ニューヨーク(ジャージーシティ)・アトランティックシティ間に走らせた片道3時間弱の昼行列車。パシフィック牽引機を含む列車全体をブルーに塗装し、客車には夫々ハレーやテンペルなど彗星の名を付けていたことで知られる。とれいん誌1993年10月号p106、Wikipedia英語版を参照 | ワークスK | |
ブルーバード Bluebird | NJDOTが1970年に導入したGE製U34CHに塗られたダークブルーとシルバーのスキームのあだ名。EL、Conrail路線で運行され、NJT時代となって"Disco Stripe"に塗り替えられた。Wikipedia英語版 | ワークスK | |
同上 | B&Mが1957年に採用したブルーのカラー・スキーム。乗務員などに呼ばれた。【詳細調査中】 | ワークスK | |
ブルー・バード Blue Bird | 1938-1968年にWabash-NWがシカゴ・セントルイス間に運行した流線型列車名。Wikipedia英語版 | ワークスK | |
ブルーボックス Blue Box | アサーンがかつて販売していたキット型式のプラスチック製品群をいう。"BB"と略されることがある。2001年にそれを組立済としたものが"Ready-To-Roll"の名で発売されて以降、キット形態のものをパッケージ箱のカラーリングに因みファンの間でこう呼ぶ。2009年にはキット形態の販売終了がアナウンスされたものの、2012年現在でも、模型店や中古市場で数多く見かける。なお、補修用パーツはバウザー社等が扱っている。 ブルーボックス時代の製品は、1998年刊"Standard Guide to Athearn Model Trains"を参照 | アサーン レディ・トゥー・ロール | ワークスK |
同上 | カツミが1986-1988年にKTM-USAの名で販売したOスケール製品で、そのパッケージ・カラーから呼ばれる。UP FEF3、SP AC6、PRR K-4sやストックカーなど、ハイグレード仕様とされた。 | カツミ コースティングギア | ワークスK |
同上 | 1950年代におけるタイコ・ブランド製品群が、その箱のカラーから、コレクターにこう呼ばれる。 | タイコ | ワークスK |
ブルー・ボンネット Blue Bonnet | ウォーボンネット | ||
ブルーリッジ Blue Ridge | バージニアン鉄道が2-6-6-6(形式名AG)に付した呼称(Wikipedia英語版)。Blue Ridge Mountainsに因む。 | アラゲニィ | ワークスK |
ブルドッグ・ノーズ Bulldog nose | EMD製ディーゼル機で、E、Fユニットの先頭形状に対する呼び名。単にdog noseともいう。 | ワークスK | |
ブルフログ・スノット Bullfrog Snot | official site "ウシガエルの鼻水"の意。これをモデル機関車の車輪タイヤ踏面に塗ると、あら不思議! 牽引力が劇的に向上すると謳うが‥‥。正に我が国でいう"ガマの油"。 販売店の動画サイトや、天賞堂NゲージC62の牽引力が3倍になったという事例をご覧あれ! | アドヒージョン | ワークスK |
ブルフォード・ショップス Bluford Shops | official site NとHOで貨車やシーナリー製品を揃えるプラスチック・メーカー。Walthers site | ワークスK | |
ブルマ・モデルズ BLMA Models | 「BLMAモデルズ」をみよ | ワークスK | |
ブルムース Bullmoose | 1910年よりAlco Brooksで作られたUP向けの2-8-8-0複式機関車の一群を指す。 後に単式に改造され、戦後まで活躍した。 | dda40x | |
同上 | bullはオス、mooseはアメリカヘラジカのこと。またbullには獰猛とか力強いといったイメージがあるようで、米俗語で機関車の意味もある。 | ワークスK | |
ブレーキ・シュー brake shoe | 一般的な事項はウィキペディア日本語版を参照 鉄道車両の機械式ブレーキは、主に車輪踏面に摺動材を押し付ける構造を採り、その摺動材をブレーキシューbrake shoe=制輪子と呼ぶ。鉄道草創期には木片であったが、直ぐに鋳鉄へ移行し、添加物(リン等)が工夫されながら長く用いられた。そのため、鉄道線路付近は錆色に染まるのが常だった。 1950-60年代(要確認)からレジン制輪子=合成制輪子composite shoeが、摩耗寿命が長く速度特性が適正な上に軽量で作業性が良いとして普及した(鋳鉄シューの場合は低速で急激に摩擦係数が上がるために、停止直前に緩め操作をしないと生じる“カックンブレーキ”が途轍もなく激しい)。一方、軌道回路の感度を低下させる欠点がある。アメリカの貨車の側面、台車近傍には使用する制輪子の種別が表記される。"2 inch"または"1½ inch"は制輪子の厚さ。 制輪子が使用開始直後で厚いときは、軸重移動と同一の原理で偏摩耗を起こし易い。進行方向が定まっているテンダー蒸機では問題として、制輪子(または制輪子頭)の力点ピン位置を若干ズラすことも行われた。これを偏心制輪子(頭)という(宇都宮機関区長音羽技師発案:新訂増補「機関車の構造及理論」中巻p265)。 踏面ブレーキの連続使用はフェード現象や焼嵌め車輪の弛緩を招くとして、勾配区間や高密度運転、高速運転では発電ブレーキや回生ブレーキが併用されることが多い。また車輪踏面とは別に摺動面を設けたディスク・ブレーキも採用される。 | クラスプブレーキ シングルブレーキ バラスト ダイナミックブレーキ ディスクブレーキ トラックサーキット リーディングトレーリング 軸重移動 | ワークスK |
ブレーキ・フルード・ストリッピング brake fluid stripping | ブラス車輌の塗装はがしは日本ではラッカーシンナーに漬ける方法が広く行われている。 アメリカのカスタム・ペインターは自動車のブレーキ・フルードを用いる。ブレーキ・フルードは高沸点のアルコールエーテルが主成分で、臭いが無い。 一晩放置すると塗膜がぬるぬるになるので歯ブラシ等で落とし、水洗いすれば完了である。使用済みの液は上澄みを密閉保管すればまた使える。湿気を吸いやすいので梅雨時の使用は避けたほうがよい。 自動車のブレーキ・フルードを定期的に取り替えている方は、その廃液を有効利用できる。飲めば有毒であるが、手に付いても問題なく、水洗いで容易に取れる。 | リムーバー カメレオン・ストリッパー | dda40x |
ブレーキマン brakeman | 制動手。"trainman"ともいう。機関車のキャブとカブースにそれぞれ乗務した。貫通ブレーキの無かった時代には、屋根上のランボードをつたって各車両のブレーキハンドルを操作して回ったという【要確認:走行中の移動は無理?】 貫通ブレーキ装備後は、キューポラでの軸焼けの監視や、リテーナーバルブの操作、入換作業、駅・信号所通過時の合図を担当した。機関車に乗務するfront end brakemanと、カブースに乗務するrear end brakemanとに分かれた。1980年代にカブースの廃止と共に大幅に削減された。Wikipedia英語版 | カブース コンダクター ドッグハウス ファイブマン・キャブ ハンドブレーキ リテーナーバルブ トレインマン | ワークスK |
ブレンコ・ベアリング Brenco bearing | Amsted Rail社製ローラー・ベアリングのブランド(official site)。2004年以降、125トン車(最大重量286000ポンド)に用いられるブルーのキャップで知られる。Railroad forum、TrainBoard forum、Trains forum(画像引用) | トン アムステッド・レール | ワークスK |
ブロードウェイ・リミテッド Broadway Limited | ニューヨークとシカゴの間を運行したPRRの看板列車。Amtrakに引き継がれたが、1995年にこの名称は廃止された。ウィキペデア日本語版を参照 | ペンシルベニア鉄道 | eltnjohn |
ブロードウェイ・リミテッド・インポーツ Broadway Limited Imports | official site 2001年に創業したマスプロ・メーカーで、NYCハドソンに始まって瞬く間にHOゲージの有名な形式を揃えるに至った。N、On30にも進出。略称はBLI。Wikipedia英語版 | コリア・ブラス プレシジョン・クラフト | ワークスK |
ブロード・ゲージ broad gauge | Wikipedia英語版を参照。南北戦争まで南部では5フィート・ゲージが主流であったが、交易が盛んになるとともに1886年、スタンダード・ゲージに統一された。BARTは5'6"(1676mm)である。 | ワークスK | |
ブロウダウン blowdown | 蒸気機関車のボイラー中の水は、蒸発により微量に溶けている塩類が濃縮されていく。この塩はボイラー内に析出したり、水を泡立ちやすくする。蒸発量が大きいのは火室付近であり、その周りの水中の塩濃度は他に比べて大きい。したがってこのあたりの水を捨てることにより、塩濃度を小さく保つことができる。火室下部にあるレバー付の弁がこれであり、キャブから操作できるようになっている。 | プライミング | dda40x |
同上 | "blow off"ともいう。TransPacific R.R.を参照 | ワークスK | |
ブロウダウン・マフラー blowdown muffler | 走行中にブロウダウンをすると、すれ違う列車を損傷する恐れがあるので、その勢いをやわらげて下向きに落とす装置。枕木の外に落ちるような位置に設定されている。 | ブロウダウン | dda40x |
ブロワー blower | 1 蒸気機関車のボイラーの通気をよくするために煙突の下から少量の蒸気を吹き出させる装置。 2 電気機関車またはディーゼル電気機関車の駆動用モーターの過熱を防ぐために車内外から冷却用の風を送る装置。traction blower とも言う | dda40x | |
ブロンバーグ台車 Blomberg truck | EMD(EMC)製4軸機であるF、GPシリーズの標準台車。1939年製のFTから1990年代のF59PHIまで基本構造は変わらず、鋳鋼台車枠に揺れ枕、軸バネ式ペデスタル軸箱を採用している。初期型のB(2軸の意:写真 Car and Locomotive Cyclopedia 1966 p850)と、ダッシュ2以降で採用された改良型のM("modified"の意)があり、前者が枕バネを板バネ、ブレーキをクラスプとしているのに対し、後者はそれぞれ積層ゴムとシングルとなっている。ただ、積層ゴムは後年、多くが板バネに交換された。軸間距離は9'で車輪径は40"、車体との結合は心皿式だが、軸重移動を防ぐための低心皿とはなっていない(MM誌1980年11/12月号p51のMタイプ詳細図による)。2007年以降はMPI用としてX("express"の意:軸距が長い?)が投入された。 旧品流用によってGE製機関車が履いている場合もある。EMDの4軸機に採用された台車は他にGP40X用のHT-B型、および入換機用のAAR型とフレキシコイル型がある。S.A. McCall氏、Derrick J. Brashear氏、Trainiaxの解説、MR誌77年6月号p65-67を参照。名前の由来は設計者Martin P. Blombergに拠る。Wikipedia英語版を参照。EMD自体は"flexible truck"と普通名詞で呼んだ(EMDのパンフレット)。初期にはLocomotive Finished Materials Co.が製造した。 【見解】スイング・モーションの本台車が1990年代まで製造され続けたことは大いなる謎。また、枕梁と側梁の牽引力伝達にボルスターアンカーを用いていず、高速での乗り心地は芳しくなかったものと推察される。 | ブロンバーグ,マーチンP. エリプティック・スプリング スイング・モーション HT-B台車 フレキシコイル台車 クラスプ・ブレーキ | ワークスK |
ブロンバーグ,マーチンP. Martin P. Blomberg | Martin Petrus Frederik Blomberg 1888-1966。スウェーデンに生まれ、Pullman社およびEMC/EMDで活躍した構造設計技術者。FおよびGPシリーズ用揺枕式2軸台車を、特にブロンバーグ台車と呼ぶ。他にEユニットのA1A台車、AARタイプA台車、M-10000やE4の車体などを担当した。Railroad.Net、Trains誌1994年10月号p46-49、Wikipedia英語版を参照 | ブロンバーグ台車 ディルワース ケタリング | ワークスK |
プール・サービス pool service | カブースでは、各鉄道間における共通運用で、1975年から1980年代のカブース終焉まで続けられた。それに用いられる車両は装備を統一し、外面に大きく"P"を表示した。【要確認、調査中】 機関車では‥‥。ボックスカーでは‥‥ | カブース レールボックス ノース・アメリカン・ボックスカー・プール | ワークスK |
プッシュ・プル push-pull | 機関車が牽引する列車で、最後部の客車に制御室を設けそこから(逆向きに)推進運転可能としたもの。アメリカやヨーロッパの通勤列車によく見られる。要は、機関車の「機回し」を不用にして手間と時間を節約するための工夫である。 日本は、動力分散方式が主流なので実施例は殆ど無い。 ところで、両端が動力車のTGV等はこう呼ばれないようであるが、何故だろうか? | eltnjohn | |
同上 | 【見解】我が国で実現しなかった理由は、自動連結器にある。電車等で用いられる密着連結器(タイトロックカプラー)に対して自動連結器(特に我が国の客車用)は、推進運転での安全性が劣る。一方、米国では客車でも密着連結器が用いられている。また欧州のバッファーも安全。 | タイトロック・カプラー オートマティック・カプラー ヘルパー・エンジン | ワークスK |
プッシング・プラットフォーム pushing platform | 貨物列車をわずかな距離、推進運転するときに先頭に連結される車両をいい、客車でいえばキャブ・カー。CSXやNS、BNSF、CSAでの運用が知られる。古いカブースやフラットカー、カバードホッパーが転用され、機関車への連絡装置、遠隔操作器、前灯、ホーンなどが装備される。シャービングShoving・プラットフォーム、ライディングriding・プラットフォームともいう。トランスファー・カブースの一種とされる。Wikipedia英語版 | プッシュ・プル トランスファー・カブース | ワークスK |
プライウッド plywood | 合板、日本でいうベニヤ板。コトバンク、ウィキペディア日本語版を参照。定尺は日本では三六版(910×1820mm)、アメリカ等では四八版(1210×2420mm)である点に注意。「ベニヤ」の語は元来、表面の薄板一層をいう。厚さは…、耐水性と非耐水性は…、表面仕上げはシナベニヤ… ホルムアルデヒドは… コンパネは…【詳細調査中】レイアウトの基盤として用いられるものは、防音の面からゲージに関わらず24mm厚以上が推奨される? 実車では、1940-1950年代にボックスカーの側板に耐水性のものが、アメリカではダブルシースド車の外側や、シングルシースド車の雨染み防止用として使われた。積み荷固定用に釘打ちが出来ない点に注意。貨車の積荷としては温度変化による反り返りを嫌ってインシュレ―テッド・ボックスカーで運ばれる(TransPacific R.R.の追記2を参照)。 日本ではワム50000の改装用が知られる。客車やカブースでは内装となり、一部は高級材として用いられた。 | ベニヤ ロードベッド シングルシースド ダブルシースド | ワークスK |
プライベート・バーニッシュ Private Varnish | アメリカ鉄道車両個人所有者協会AAPRCO=The American Association of Private Railroad Car Ownersが発行する隔月刊の機関誌。雑誌名の「Varnish」はニス塗りの意。協会員でなくても購読出来る。 | ワークスK | |
プライマー primer | 塗装において、素地に塗って、上に塗る塗料の食い付きを良好にするための塗料。鉄用、非鉄金属用や各種プラスチック用が市販されている。一般に、非鉄金属用は高価で、鉄にも使える。 金属用はエッチング・プライマー、またはウオッシュ・プライマーwash primerと呼ばれ、JIS K5633の1種が該当する。とある塗料店の解説【書き掛け】 「シール・プライマー」はマッハ模型店の商品名。 「プラサフ(primer surfacer)」は、プライマーとサフェーサーを兼ねた塗料の普通名詞。自動車プラスチック部品用などが販売される。鉄道模型のペーパー車体用はここを参照。 プライマーに顔料を加えたカラー・プライマーは、さらに上塗り塗料を兼ねるとされるが詳細不明。 | ブラス | ワークスK |
プライミング priming | 蒸気機関車のボイラーで蒸発量が急変すると、缶水が沸き立って液体の水が蒸気管に入り、シリンダーが抜ける事故を引き起こす。汽水共溌(気水共発)という。潤滑油を洗い落とすのでピストンの焼付きを起こす可能性もある。 この現象をプライミングと呼ぶ。もともとは水面から魚が飛び跳ねることを指す。 硬水を軟水化する薬剤を加えすぎると起こりやすくなる。缶水の一部を常に排水して濃度を低くすることが肝要。 | フォーミング、ブロウダウン、セントリフューガル・セパレータ | dda40x |
プライム・マニュファクチャリング Prime Manufacturing Corp. | ウィスコンシン州Oak Creekで1972年に創業?し、ディーゼル機用のエアーホーンやビーコン、空調機を製造。1995年、Varlen Corp.に買収された(Chicago Tribune Jan. 17, 1995)。2000年にオハイオ州Daytonで起業した同名の会社は? | エアーホーン ビーコン | dda40x |
プライム・ムーヴァー prime mover | ディーゼル機関車についていえば、主動力源であるディーゼル・エンジンのことを指す。Giants of the West参照 | dda40x | |
プライム・ムーバー・デカールズ Prime Mover Decals | official site 北東部のイリー・ラッカワナやサスケハナを得意とするHO,Nスケールのデカール・メーカー。落書きデカールは秀逸。1991年創業。 | ワークスK | |
プラカード・ボード placard board | 「タック・ボード」をみよ | ワークスK | |
プラグ・ドア plug door | スライディング・ドアの一種で、車外のドアが、あたかも栓を瓶にはめるかのごとく、テコの作用で車体にはめ込まれる構造をいう。ドア開放時には上下に備え付けられた車輪でレール上を滑らせて脇にどける。 旧型のリーファーに採用された開き戸と比較して開口部を大きく取れるとして、新型のメカニカル・リーファーや気密を要するインシュレーテッド・ボックスカー(保冷車)などに多く採用される。 | dda40x | |
同上 | 気密が要求されるリーファーやインシュレーテッド・ボックスカーに用いられるドア。フォークリフトの出入りが可能な大きな開口寸法を確保できる点と、ヒンジド・ドアが持つ、吊元付近の気密維持に手数が掛かるという欠点を解消できるとして、戦後、急速に普及した。レバータイプ(左写真B&O車)は1950年、Youngstown Steel Door社によってSliding Flush Doorの名で実用化され、他社を含めて1960年代後半まで製造された。 1960年代前半からレバーレス・タイプ(下写真WC車)へ移行した。旧来のヒンジドドアを"hinged plug door"と呼ぶことがあるので注意。MRH誌2016年3月号 なお開放されたドアは、車体側面にハミ出して車両定規を侵すため、「車両を動かす前に閉鎖施錠せよ」とドア近傍に表記されている。【要確認、書き掛け】 | リーファー インシュレーテッド・ボックスカー コンビネーション・ドア ヒンジド・ドア スライディング・ドア ランディス・ドア | ワークスK |
プラスター plaster | わが国でいう漆喰(しっくい)、石灰のことで、水酸化カルシウム・炭酸カルシウムを主成分とし、水で練って塗り付けることにより空気中の二酸化炭素と反応して固化する。これに対し石膏は、硫酸カルシウムを主成分とし水と化学変化を起こして急速に固まる。レイアウトの地形生成にはこのユックリとした硬化が重要で、プラスターが利用される理由の一つとなっている。一般にプラスターの方が硬く、耐水性があるが、収縮するので繊維などでの補強が必要とされる。またグレードにより強度と価格が変わる。 一方石膏"gypsum"も、"gypsum plaster"あるいは"plaster of Paris"と呼ばれるので注意。日米で異なる?【要確認、調査中】 | ハードシェル法 ハイドロカル ジプサム | ワークスK |
プラスチックビル Plasticville | Wikipedia英語版 | バックマン | ワークスK |
プラスチック・モデル plastic model | 一般的な事柄はウィキペディア日本語版、およびWikipedia英語版を参照 我が国の鉄道模型においては、1952年発売というニューワン/天賞堂のセルロイド製オープン客車が最初。同年の天賞堂NYC客車はベークライト(天賞堂ミュージアム記載のエボナイトは錯誤)。1957年発売の同社ワム50000他もベークライト。……【書き掛け】 アメリカにおいては、【書き掛け】 | セルロイド ベークライト フェノール テナイト ナイロン ポリスチレン ABS樹脂 ブラスモデル | ワークスK |
プラストラクト Plastruct Inc | official site ABS、アクリルおよびスチレン樹脂の素材ブランド。型材の標準長は10インチ(254mm)で、エバーグリーンより短めだが、一定しないので注意。2010年(?)頃に発売開始された黒色のプラ板は有用。ストラクチャーなどもラインナップする。日本代理店による日本語説明書を参照。ウォルサーズ社のサイト モデル用プラスチック型材の嚆矢は、1969年の同社によるABS発売とされる。MR誌同年1月号p6、p16参照 | ABS アクリル ポリスチレン エバーグリーン | ワークスK |
プラットフォーム platform | イギリスでは駅のプラットフォームを指し、アメリカでは客車の出入台、乗降段、デッキ、ボックスカー手ブレーキの操作台、タンク車ドーム周りの足場などをいう。"plat"は「(仕切った)小地面」で、"form"は「形、形状‥‥」weblio辞典 我が国では「プラットホーム」と表記されることが多いが、英文綴りは"plat-home"ではないので注意。 | ワークスK | |
プラットフォーム・バッファー platform buffer | アメリカの客車において、連結器のスラックに起因する衝動を防止する目的で設けられる緩衝器。密着自動連結器付でも設置されたことがあった。一般にプラットフォーム、すなわち米語にいう車端デッキに貫通渡桟板と一体で設けられるのでこの名がある。当然、旅客列車用機関車も同じものを装備。【要確認、調査中】 | タイトロック・カプラー | ワークスK |
プラトー plateau | 高原、台地のこと(weblio辞典) | ワークスK | |
プラノ Plano Model Products | 「プレイノ」を見よ | ワークスK | |
プラン plan | 平面図(「エレベーション」を参照)、市街地図、機械などの図解。weblio辞典 | ワークスK | |
プランテーション・エンジン plantation engine | いわゆる「森林タンク機関車」をアメリカの中古市場で言う呼称。 50〜60年代つぼみ堂などで大量に作られ一部はアメリカ市場に流れた。 | dda40x | |
同上 | プランテーションはアメリカ南部や亜熱帯の大農園をいい、ここで使われた機関車を指す。蒸機ではクライマックスやシェイ、さらに内燃機も存在した。 モデル的には入門者用やレイアウトに手頃な小型蒸機が、1950-1970年代にこの名で供給された。Ken Kidderによる上記ツボミ製の他、ラウンドハウス製などがあり、概ねタンク機で、テンダー機は"industrial locomotive"または"industrial engine"を騙ることが多かった。 | ケイン・カー キダー ツボミ | AMTK223 |
プリペイメント・カー Prepayment car | Electric Railway Dectionary p19 | ペイ・アズ・ユー・エンター・カー,ペイ・ウィズイン・カー | ワークスK |
プリマス Plymouth | Plymouth Locomotive Works(Wikipedia英語版) Jay Reed著Critters,Dinkys & Centercabs p98-144に詳細な解説がある。プリマウス、プリムスとも表記されるが、創業地名に由来するので「プリマス」が適当(weblio辞典その他)。 | ワークスK | |
プルマン Pullman | かつて米国で一世を風靡した寝台客車運営会社。元々家具製作を生業としていたGeorge Pullman(1831-1897)が創始。競争相手を次々に買収し最大の客車メーカーとなり、鉄道会社に対し車両をレンタルすることにより利益を上げた。この間、度々独禁法(Sherman Anti-trust法)容疑で訴訟を起こされ、また有名な労働争議を1894年に経験している。1940年代に至りBudd社にステンレス車両の特許を押さえられ、対抗して投入したスキンステンレス車両が電食(Galvanic Corrosion)によるトラブルを起こした。更にモータリゼーションと航空便の発達により旅客列車に対する需要が減少したこともあり、1957年に撤退した。 | プルマン・スタンダード パイオニア | 大塚集一 |
同上 | Wikipedia英語版、Sotaro Yukawa氏のHP、Rail Westのプルマン寝台車発達史を参照 | ペーパー車輪 | ワークスK |
プルマン・グリーン Pullman Green | ブルマン社がヘビーウェイト客車に塗ったダークグリーン系の色名。他の鉄道所有車やインタアーバンでも使われた。 モデル用では、そのものズバリがフロキィルやスケールコートから発売されている。日本で入手可能な缶スプレーでは独空軍機用迷彩濃緑色が近いという説がある。 | ワークスK | |
プルマン,ジョージM. George M. Pullman | George Mortimer Pullman 1831-1897 | ワークスK | |
プルマン・スタンダード Pullman-Standard | 寝台車運営会社プルマン社の車両製造部門であるPullman Car and Manufacturing社がOsgood Bradley Car社とStandard Steel Car社を買収した後、1934年にPullman-Standard Car Manufacturingと改名して発足した客貨車メーカー。ボックスカーPS-1や、カバードホッパーPS-2等の標準化された貨車製造で知られたが、1981年に製造ライセンスと工場をItel Rail社へ売却し、1984年頃(1991年?)にはTrinity Industries社が引き継いだ。"Pullman-Standard Color Guide to Freight Equipment--The Decade of Color: 1960-1970"、Railway Car Builders of North America | PS-1 PS-2 PS-3 トリニティ スタガーズ法 オズグッド・ブラッドレイ センターデスチャージ | ワークスK |
プルマン・スタンダード・クッション・アンダーフレーム Pullman-Standard cushion underframe | Meyer sliding sill(?)を1952年にプルマン・スタンダード社が実用化した、油圧式以前のクッション・アンダーフレーム。センターシル方式で大容量のゴム緩衝器を用いる(図を参照)。改良型はスナッバーを併用して、"C-U car"、または"CU car"として宣伝された(TransPacific R.R.)。1954年にいくつかの鉄道がサンプル的に購入したものの‥‥‥。【資料探索中】 | クッション・アンダーフレーム デュリエ・システム PS-1 | ワークスK |
プルマン・パレス・カー Pullman Palace Car | the‥‥寝台車運営会社「プルマン」を見よ | ワークスK | |
同上 | MDC=ラウンドハウス社が1967年に発売を開始したHOゲージの木造客車シリーズ。個室寝台車、合造車、食堂車、展望車の4種類をラインナップし、アサーン傘下となった後も販売されている。車体長は、初期には80'、その後85'や86'と表記されるがモデル自体に変更は無い。1890-1920年代に適合と謳う。プロトタイプは、寝台車が1902年製の20両で1934年まで、展望車が1899年製の10両で1924年まで運行されたという。掲示板を参照 我が国では、九州鉄道が輸入した“或る列車”に比定して、内装を作り込んで豪華列車に仕立てるファンも多い。 50' Pullman Car(木造客車)シリーズについては、「オーバーランド」を参照されたい。 | ラウンドハウス | ワークスK |
プレート plate | 車両の最大許容輪郭を車両定規ローディング・ゲージ(またはクリアランス・ダイアグラム)というが、このうち、線区に合わせてAARが設けた貨車用規格の種類をプレートといい、現在はplate B、C、E、F、H、J、Kの7種類が定められている。右表はそれらのレール面上最上部高さ。Jは19'高で89'オートラック車など、Kは20'2"高で2段積コンテナ車やオートマックス等(Wikipedia英語版は錯誤の模様:要確認)。車体長と台車中心ピン間距離も規定されていることと、時代とともに変遷する点に留意。プレートHはTransPacific2007年5月20日を参照。 なお、最小のプレートB以外は、側面に"PLATE F"などと四角で囲った表示を行う。拡大プレートの場合は"EXCEEDS PLATE F"を丸で囲む。(これはプレートHが制定される前の一時的な表記との説もある)TransPacific2011年7月10日を参照。 車両定規は「車両限界」ともいう。また地上設備側の許容寸法を「建築限界clearance」という 【見解】NMRAスタンダードにこれが規定されていない理由は、車両はスケールで作るので車両定規に納まっているはずということなのだろう。しかし、精度やデフォルメの問題があって現状は危ない。 | ローディング・ゲージ クリアランス | ワークスK |
同上 | 【他動詞】メッキする weblio辞典 | ワークスK | |
プレートCモデル Plate C Model Prototypes | official website 2019年創業というモデルメーカー.3Dプリンタを駆使して各種スケールの貨車やパーツを販売する. | 3Dセントラル | 大塚集一 |
プレーリー Prairie | 車輪配置2-6-2の蒸気機関車。軽量輸送用のためかSteam Cyclopediaなどでは余り重要視されていないようであるが、アメリカに比べ輸送単位の小さい日本や(旧西)ドイツで最後に設計されたのは、この形式であった。(因みに、C63は設計されたものの製造には至らなかった。) | 大塚集一 | |
同上 | この車輪配置名称は、1900年にCB&Qがブルークス社から購入して、ミシシッピ流域の大草原地方(Prairies)中西部で使用したことに因む。欧州を中心にタンク機での採用例が多い。テンダー機では火格子面積確保の目的で採用された。Wikipedia-English | AMTK223 | |
プレーン軸受 plain bearing | 一般には、コロガリ軸受に対するスベリ軸受(平軸受)のこと。ソリッド軸受"solid bearing"ともいう。「フリクション軸受friction bearing」の語は、1940-50年代にコロガリ軸受のメーカーが、その優位性をアピールするために用いた語だという。 抵抗に限っていえば、起動時にローラーベアリングは80%もの低減をもたらすが、5-35 mphで10%、それ以上ではほんのわずかという。MRH誌2013年5月号p92、Railway Prototype Cyclopedia Vol.4 p51を参照 モデルの車軸では、ピボット軸に対して、「プレーン軸」などと摺動部が円筒形という意味で用いられるが、これは我が国での表現方法で、アメリカではブラント・エンド・アクスルという。「ポイント・エンド・アクスル」を参照 "plain"は「普通の、平らな」の意。 | トラック フリクション・ベアリング ローラー軸受 ポイント・エンド・アクスル ピボット軸受 バビット・メタル | ワークスK |
プレイノ Plano Model Products | official site エッチング抜きパーツのメーカー。名称はテキサス州の所在地(Wikipedia英語版)に因む。1989年、Keith Hapes氏が創業。Walthers site | ワークスK | |
プレキシグラス Plexiglas | アクリル樹脂のブランド名。英辞郎 現在は普通名詞化し、"Plexi-Glas"、"plexiglass"等とも綴る。 | アクリル樹脂 インパクトカー | ワークスK |
プレシジョン・インベストメント・アソシエーツ Precision Investment Associates | 略称はPIA。PFMが1976年に創業したロストワックス・メーカー。ゴム型からシリコン型へ移行して原型の自由度が上がったという。PFMサウンドシステムの第2世代製品も製造した。ウォルサーズ社のサイト(消滅) | ロングネッカー パシフィック・ファースト・メール | ワークスK |
プレシジョン・クラフト・モデルズ Precision Craft Models | 2005年に創設されたプラスチック・モデルのブランド。略称はPCM。アメリカ型ではN,HO,On30を手がけ、2007年にBLIへ統合された。 | ブロードウェイ・リミテッド・インポーツ | ワークスK |
プレシジョン・スケール Precision Scale Co. | official website 略称はPSC。ロストワックス・メーカーで、分厚いパーツカタログで知られる。MR誌での初見は1974年5月号P23。1977年より"Iron Horse Models"の名でブラスモデルの輸入も手掛け、1980年頃にWSMの事業を併合した。マイクロキャストやコダマ、KTM、中村、サムホンサ、D&D、Lhee Doを使い、O、On3、HO、HOn3モデルを輸入した。Oスケール車輪タイヤ厚の145番化に先鞭をつけたとされる。2018年5月に運営会社が変わった。 | ウエストサイド・モデル カツミ 145番 | ワークスK |
プレシジョン・デザイン Precision Design | 1964年にACF社が打ち出したボックスカーのブランドで“精緻な設計”の意。スムーズサイドからアウトサイドポストに変遷する1970年代前半?まで、概ねクッションアンダーフレームを備える。スライドドアの引き代部分の車体パネルがドアの擦過を避けるために窪ませた"recessed panel"構造などの特徴がある。"American Car & Foundry Box Cars, 1960-1981"、RMC誌1980年11月号p76-80を参照 60ftモデル例【要確認調査中】 | アメリカン・カー&ファンドリー | ワークスK |
プレシジョン・ミニチュア―ズ Precision Miniatures Inc. | 1960年頃にツボミ?などのブラスモデルを手掛けた(MR誌1960年11月号p20 Ken Kidderとの並行輸入?)。ATTが扱っていたTri-angやRoco製品を1970年に引き継いだ(一ファンサイト)。Precision Model Inc.とともにModel Powerの別会社という(HOC誌2019年3Q号p43)。 | アメリカントレイン&トラック モデル・パワー プレシジョンモデル | ワークスK |
プレシジョン・モデル Precision Model Inc. | 略称はPMI。ニューヨーク州Farmingdaleを本拠とし、1970年代?にトレイン・セット・レベルのプラスチック製品をHOとNで供給。製造はイタリアのLima。Model Powerの廉価版ブランドという(HO-Scale Trains Resource、HOseeker.netのカタログコレクション)。 | リマ モデル・パワー | ワークスK |
プレジデント・クラス President class | B&Oが1927年に投入したパシフィック機P7、20両5300〜5319が、アメリカ大統領の初代から20人の名前を付していたので、こう呼ばれる。スペックはUSRAヘビィ・クラスを踏襲する。5304が1937〜1940年にオットー・クーラーのデザインによる流線型P7a“ローヤル・ブルー”となった。また、5301〜5304が1946年にMiss Olive Dennisのデザインになる流線型P7dに改造され、シンシナティアンを牽引した。 | AMTK223 | |
プレッシャーエイド Pressureaide | ACF社が開発した粉体輸送貨車の方式。TransPacificを参照。 | ワークスK | |
プレッシャー・デファレンシャル pressure-differential | 粉体輸送用貨車においては、空圧式の排出方式を指す。TransPacific参照。North American Car Co.、ThrallおよびTrinity(Power Flo)、GATC(Dia Flo)で製造された。 | パワー・フロー ダイア・フロー | ワークスK |
プレマ・モデルズ Prema Models | official site ブラジルのメーカーで、2016年にHOスケールのEMD製輸出用G12をリリースした。Prema Comércio de Modelismo Ltd. | ワークスK | |
プログラム・トラック program track | DCCで動力車にアドレス指定をしたり,各種のファンクションを指定するのに用いられる線路で、レイアウト上のアクセスしやすい場所を使用する。プログラム終了後はスイッチを切り替えて走行用の線路として使用する。 ヤードの一角やターンテーブルの分岐線の1本をプログラム・トラックとするのが普通。 | DCC、 OPS | dda40x |
プロコー Procor | official site UTLXやトラックモービルを傘下に持つカナダの貨車製造グループ。Wikipedia英語版【調査中】 | UTLX トラックモービル | ワークスK |
プロジェクト project | 未組みキットまたは半製品を指す。 e-Bayなどのオークションで売りに出されている仕掛かり品のこと。キットのみならずスクラッチ・ビルトもある。(weblio辞典には記載の無い用法) | dda40x | |
プロスペクター Prospector | DRG&Wが1941-1942年に運行した2両編成1本のディーゼル動車は、バッド社製の流線型ステンレス車体だった。エンジンはHercules製で192hpが1車両に1基ずつ装備された。トラブルにより半年でメーカーに返却されたが、7年後にバッド社がRDCを開発するベースとなった。 1945-1967年に運行した機関車牽引列車は‥‥。American-Rails.com、Wikipedia日本語版を参照 "prospector"は元来、鉱脈を探す者の意(weblio辞典) | ワークスK | |
プロテクター Protector | スロール社がNSおよびコンレール向けに製造したコイル運搬貨車。'PROtected TEmperature Coil Transport On Rail'の略という。2014年にExactRailがHOスケールで発売。 | ワークスK | |
プロデュース・カー produce car | 農産物輸送車を指す."produce"は農産物の意。weblio辞典 氷槽式リーファー(アイスバンカー)で、通風の機能を持つ構造のものを含む。 | アイスバンカー リーファー ベンチレーターカー ウォーターメロンカー | ワークスK |
プロト1000/2000・シリーズ Proto1000/2000 Series | ライフライク社が従来製品とは一線を画す「高級イメージ路線」として立ち上げた商品ブランド。 まず「ハイディテール志向」の2000シリーズがBL2からスタート、追って「廉価志向」の1000シリーズからF3がリリースされ、どちらも着実にアイテム数を増やしている。 最近は高級/廉価の位置付けが曖昧になって来ている気がする。 どちらのシリーズにも共通しているのは、動力車の消耗部品がアサ−ン製品と同規格になっている事で、これはこれで大変便利だが、穿った見方をすれば「アフターケアはする気ナシ」とも取れる。実際、部品を注文しても忘れた頃にならないと届かない・・ と言うか届いてくれれば御の字か・・・(汗)。 | ライフライク ウォルサーズ | ポーラ |
同上 | NMRAのいう"proto scale"とは無関係。ファンの間ではプロト1000をP1K、プロト2000をP2Kと略称する。プロト2000は1989年のHOゲージBL-2が最初の製品で、中国から輸入されて極めて安価にもかかわらず、過剰ともいえるディテールと、オーバーなギミックを持ち、業界において革新的な役割を果たした。 2005年にライフライクはウォルサーズに買収され、2011年には"WalthersProto"と名を変えた。 | BC | ワークスK |
プロト48 Proto48 | Oスケールでは、1/4インチ・スケール、1/48が主流になったが、線路幅が2.1ミリ広いというのが我慢できない人たちも多く存在した。Qゲージという29.9ミリを採用した人たちもいたが極めて少数にとどまった。それはただ線路幅を狭くしただけでタイヤ厚さを変更しなかったため、蒸機での動輪間隔、ロッドの納まり等の不都合の解消につながらなかったからである。 1980年代に入り車輪形状をAARの規格の1/48とし、すなわち実物を正確に1/48とした模型を作ろうという動きが出てきた。提唱者達はProto48、PROTO:48と自らのグループを呼び、一部のインポーターは29.9ミリゲージの車輌の供給を開始したので社会的認知を得たというべきであろう。 しかし、実物より遥かに急な曲線を通すので、ディーゼル機は良いが大型蒸機は困難であり、一大勢力になったとはいえないのが現状である。 | Qゲージ、1/4インチ・スケール、17/64インチ・スケール | dda40x |
同上 | MR誌1988年7月号p58-61に紹介記事(画像を引用)あり。Proto48 Modelerのサイトを参照 日本のOJゲージの一部で、この車輪が流用されている。【事実関係を調査中】 | プロト・スケール 145番 Ow5 | ワークスK |
プロト87 Proto:87 | 、掲示板、Proto:87 Special Interest Group | ワークスK | |
プロト87ストアーズ Proto87 Stores | Proto87 Stores | ワークスK | |
プロトクラフト Protocraft | official site プロト48関連の車輪、台車、レール用品の他、カプラー、デカールなどを製造販売 | ワークスK | |
プロト・スケール proto scale | NMRAにおいて、実物を忠実にスケールダウンした輪軸と線路の関係を規定した寸法規格を指す。NMRA S-4.1には2013年現在、20.3、32、48、64、87と、それぞれのn3が定義され、製品およびモデラーの存在は、48、64、87が確認できる。NWSLの製品一覧を参照 | プロト48 プロト87 ファイン・スケール | ワークスK |
プロトタイプ prototype | 元の意味は「原形・模範」。 鉄道模型においては(アメリカでも)模型化の対象となる“実物”を指す。 ただし、他ジャンルのモデラーには“(実物の)試作機”の意味に受取られるので注意が必要。 | フリーランス | ポーラ |
同上 | 商業的に販売されるモデルに、それを模写した対象となる実物=プロトタイプが存在するという概念は、日本から1940-50年代に輸入されたブラス・モデルがアメリカに定着させたとされる。 | インポーター | ワークスK |
プロトタイプ・モデラー Prototype Modeler | 1977年8月号から1990年5月号(?)までが発行された鉄道模型専門の不定期刊誌。1974年頃から出版されていた"Western Prototype Modeler"、"NorthWestern Prototype Modeler"、"SouthWestern Prototype Modeler"の3誌を統合したものという。Kalmbach社の総目次でも、TrainLifeの総覧でも欠号が多く、全容は掴めない。末期の出版社は、Frank A. Pearsall氏が創業したGreen Lantern Press? (Interurban Press?) 同社が1987-1989年に刊行した「スケール・カプラー」誌との関係が不明。 HOスケール・リーファーの木製キットなどを発売した。画像はMR誌1976年10月号p34 | スケール・カプラー | ワークスK |
プロト・パワー・ウエスト Proto Power West | 「Aライン」を見よ | ワークスK | |
プロトフォー Protofuor | "P4"と略記される。英国の4mmスケール・モデルで軌間を厳密に18.83mmとし、車輪やレール寸法も忠実な縮尺に則ったもの。同じ4mmスケールでもOOゲージの軌間は16.5mm、EMゲージは18mm。Wikipedia英語版を参照 1966年に制定され、我が国での最初の紹介はTMS誌1971年10月号p766ミキストと考えられる。 | OOゲージ | ワークスK |
プロトロード ProtoLoads | official site フラットカー用の実感的な積み荷(load)のモデルを供給するメーカー。その出来映えは創造的で芸術的。ノース・カロライナ州に本拠。 | ワークスK | |
プロヒビション the Prohibition | (アメリカの)禁酒法時代1920-1933を指す。その法律はボルステッド法Volstead Actと呼ばれる。第1次世界大戦(1914-1918)後にドイツに対する敵意から、連想されるビールがやり玉に挙がったものという。neverまとめ、ウィキペディア日本語版 | ビアーカー ビルボード・リーファー オイル・エレクトリック | ワークスK |
プロモントリー Promontory | 原義は岬の意味。発音はプロモントウリ。鉄道趣味界では、ユタ州グレイト・ソルト・レイク北で東西から伸びてきた2つの大陸横断鉄道が締結された場所を指す。その後、山岳地帯を避けて湖の上に長大な木橋を作って短絡線を建設したが、現在は築堤に改築された。これをコーズ・ウェイcausewayと呼ぶ。 夏季にはレプリカのJupiterと#119が蒸気で走り、LastSpikeを打ち込む寸劇を見せてくれる。 初の大陸横断鉄道締結地点一帯は国立公園化され、落ちているスパイクを拾っただけでも厳罰が下されるから注意。 | ルーシン・カットオフ オーバーランド・ルート トランスコンチネンタル・レールロード | dda40x |
2004年01月28日
アメリカ型鉄道模型大辞典【ぶ】
ブースター ブラス ブラック・ウィドウ ブルー・グース プルマン・スタンダード 等々
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