2004年02月04日

アメリカ型鉄道模型大辞典【め】

メート メインライン・モデラー メチルエチルケトン メンテナンス・オブ・ウェイ 等々

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用語名 説明文/参考/出典 関連項目 登録者
メーティング・ワームズ
Mating worms
150px-PennCentral_Logo.svg.pngペン・セントラル鉄道のロゴの愛称で、「交尾する蛆虫」の意。"Worms in love"ともいう。ペン・セントラルワークスK
メート
mate
原義は、相棒。weblio辞典 ディーゼル機における補助機関車の一種で、スラグと同義。動詞として使われることも多い。

"MATE"は、GEが1971-1972年、SCL向けに製造した本線用スラグ・ユニットの一種。"Motors to Assist Tractive Effort"の略という。親機である4軸機のU36Bに連結し、子機であるMATEの4軸の内の2軸分を親機のコントロール下において6軸機のU36Cとして機能させるもの。専ら2両のU36Bの中間に1両のMATEを挟んで使用された。The Contemporaty Diesel Spotter's Guide 2nd Edition p312、Wikipedia英語版を参照
スラグワークスK
メール・キャッチャー
mail catcher
走行中無停車で郵袋を地上から受け取る装置。
郵便車の側面に可動式の腕がつけられ、それを水平に上げてメール・クレーンに引っ掛けられた郵袋を受取る。
この操作は猛烈な風雨の中でも行われるので、腕の上げ下げをするための覗き窓には風防が取り付けられたり、また引っ掛けた郵袋は車体に激突するのでその部分にはクッションが取り付けられることもある。
MR 1986年7月号に詳細記事あり
メール・クレーンdda40x
メール・クレーン
mail crane
走行中無停車で郵袋の受渡しをするために地上に設けられた郵袋保持装置。
メール・キャッチャーによって郵袋が受け取られると、バネによって瞬時に上下に開き、建築限界から外れるようになっている。
MR 1986年7月号に詳細記事あり
メール・キャッチャーdda40x
メイゴー・カー社
Magor Car Company
1902年創業のニュージャージー州Cliftonに本拠を置いた貨車メーカー。1960年代にはアルミ製カバードホッパーを得意とし、SR向けビッグ・ジョン4948cu.ft.や、各鉄道に供給した4750cu.ft.車がある。MOWでダンプカー、輸出用としてケインカー等も製造した。1964年にFruehauf社の資本下となり、1970年には社名から"Magor"の名が消え、工場は1973年に閉鎖された。社名は創業者Basil Magorに拠る。TransPacific RRLionel Freight Car Fridayを参照ビッグ・ジョン グレイン・ホッパー ケインカーワークスK
メイザー
Mather Stock Car Company
「マザー」とも表記。Alonzo C. Matherにより創業された貨車メーカーで、1880年から主にストックカーを製造し、その季節変動の大きなニーズに合わせて鉄道へリースも行った。需要が急減した第二次世界大戦後にNorth American Car Corp.に吸収された。ボックスカーやリーファーも手掛けた。Wikipedia英語版、RY ModelsのMather Car Projectを参照ストックカー リッチヨーダーワークスK
メイソナイト
Masonite
「メゾナイト」を見よワークスK
メイソン・ボギー
Mason Bogie
Wikipedia英語版を参照フォーニーワークスK
メイプル・リーフ・トレインズ
Maple Leaf Trains
official site 2013年?に創業したレジン・キャストとエッチングによるキット・メーカー。名前からしてカナダ物中心で2015年、GO TransitのF59PH ph3のキットを発売。直販のみ?ワークスK
メインテナンス・オブ・ウェイ
maintenance of way
「メテナンス・オブ・ウェイ」をみよワークスK
メインライン・モデラー
Mainline Modeler
161_0.jpgHundman Publishingが発行していた月刊誌。創刊号は1980年1月号で、初期は隔月発行だった。図面や写真が素晴らしく、工作派モデラーに定評があったが2006年8月号で廃刊。我が国では"とれいん"誌が扱っていた。Kalmbach社の雑誌総目次を参照。C&O Historical Societyが全冊収録のDVDを発売ワークスK
メイン・ライン・モデルズ
Main Line Models
HO、HOn3、O、On3ゲージの木製キットメーカー。MR誌への広告出稿は1954年6月号から、また1983年10月号からオールディ・ハフン・パフ傘下となり、2012年現在も同社から発売されている。製品組立例オールディ・ハフン・パフワークスK
メカニカル・ストーカー
mechanical stoker
蒸気機関車の給炭装置。
小型の蒸気エンジンにより、石炭をかき寄せ粉砕して焚口戸のあたりまで運ぶ。次に蒸気噴射により火床全体に撒き散らす。動力は二気筒のレシプロ方式が主流であるが、中にはキャブ内に縦型シリンダーを置きラチェットで回転させるものもある。
ストーカの故障は運行上の最大の致命的支障の一つであり、整備は念入りに行われた。たまに石炭中にスパイクが混入すると噛み込んでしまい、救援機関車を呼ぶ羽目になる。
dda40x
同上Pennsyが1905年に始め、K4sで一般化した。動力逆転機と共に動輪上重量72.7トン以上の機関車に装着が義務付けられた(RM誌2004年6月号p54齋藤晃氏)。Wikipedia Englishを参照ワークスK
メカニカル・リーファー
mechanical reefer
氷に代わり、車端のエンジン駆動冷凍機により、積荷を氷温以下あるいは以上に保つようにした冷蔵車。燃料は床下に積載。冬季には保温もできるようになっている。63ft70トンタイプが主流になってきた。燃料切れは商品の腐敗に直結するので、けたたましい警報音を発する。
砂漠の中に停車中の列車全体がエンジン音を発しているのは壮観。Weaver社のOスケールの新製品は、エンジン音が出るようになっていて、ファン心理をよくつかんでいる。
ヒーター・カーdda40x
同上実用化の最初は1952年のFruit Growers Express社による量産とされる(Car Builders' Cyclopedia 1953年版)。
 氷槽式と比較して、新車購入費が2倍で、空車重量が重く回送費が嵩むものの、1日毎の氷供給作業と地上設備が不要で、そのための長時間停車も省けるメリットがあった。さらに、氷点以下の温度を安定的に維持できるため、1950年代に急拡大しつつあった冷凍食品に対応可能な点が普及に拍車をかけたという(MR誌2003年12月号p132-136)。また荷崩れ防止のためのローディング・デバイスやクッション・アンダーフレームを装備されることが多かった。【小型ディーゼルエンジンと冷媒Freonの発達について研究を要す】
BLMA-52725-2.jpg 1998年、Trinity社が製造したTRIN Coolは、車体がグラスファイバー製で、冷凍ユニットにThermo King社の"Smart Reefer"という、位置や温度などの情報を発信する機種(トレーラーやコンテナ用と同じ?)を採用(MR誌2000年7月号p36)とされ、以降、同様のスタイルが続々と登場しているが全容不明。画像はBLMA社のサイトから ユニット式冷凍機自体は1970年代に実用化されてトラックに搭載された。鉄道車両用としても採用例がある>>Cascade Green Forever!【要確認】
アイス・リーファー リーファー トリニティ・インダストリーズ サーモキング ローディングデバイス クッションアンダーフレームワークスK
メキシカーナ・モデルズ
Mexicana Models
Mexicana-Models Logo1979年頃、カリフォルニア州Garden Groveを本拠に、メキシコの鉄道スキーム・モデルを供給した(MR誌1979年9月号p12 モデル例)。アサーン製HO貨車6種が知られ、ウォルサーズが取り扱かった(1980年版)。ベブベル社に引き継がれた。アサーン ベブベルワークスK
メキドロ
Mekydro
英語では"Mek-hydro"または"Mechydro"と書かれることがある。ドイツの液体変速機メーカー。トルクコンバーターに歯車段を組み合わせることによって、高効率を謳った。マイバッハMaybach・エンジンと共にトレインXに採用された。Wikipedia独語版 我が国では三菱重工業製のDD91とDD54に装備された。トレインX ハイドロリックワークスK
メゴー
Megow's Model
カタログ・コレクションワークスK
メゾナイト
Masonite
「メイソナイト」とも表記される。米国で市販される建材、建具材のブランド名。表面は十分に平滑で、油絵などのキャンバスに使われる。曲げも可能で、レイアウトの背景画を描くバックドロップや台枠目隠し板(フェイシア)に多用される。。Wikipedia日本語版を参照。
 我が国で入手できる相当品としてMDFボードの2.5mm厚を使いR300〜400mmに曲げられるとの解説(TMS誌1998年6月号p113)がある。水や湿気に弱く表面処理を行わないとカビ易い点に注意。
バックドロップ フェイシア ホマソート MDFボードワークスK
メチルエチルケトン
methyl-ethyl-ketone
一般的な情報はウィキペディア日本語版を参照 有機溶剤の一種で、モデルの世界ではポリスチレンおよびABS樹脂の接着剤として用いられる。アメリカの雑誌に頻繁に登場し、日本の薬局でも入手可能。市販接着剤Mr.Hobby流し込みタイプの主成分で、タミヤのそれに比較して蒸発が早い理由という話がある。MEKと略称される。

【推察】米国ではラッカー塗料が普及していないので、トルエンやMEKは特別に入手しなければならないのかもしれない。⇒[ラッカー]、「シンナー」
シアノアクリレート リモネン ポリスチレン アクリル樹脂ワークスK
メディア
media
「サンド・ブラスト」及び「マルチメディア・モデル」をみよワークスK
メトラ
Metra
Wikipedia英語版オフィシャルHPを参照ワークスK
メトリック・モデルズ
Metric Models
Max GrayがHOスケールで使ったメーカー。1961年のUPカブースと、1962年のBaldwin 1898 Mikado(日本鉄道Bt4/6=9700型?)が知られる。KTMの別ブランド?【詳細不明調査中】グレイワークスK
メトロ
Metro
Wikipedia英語版を参照ワークスK
メトロ・モデルズ
Metro Models
HOスケールブラスのインポーター。MR誌広告は1986年3月号から1989年12月号まで出稿。当初はMetropolitan Hobbiesのブランド名。アムトラックのMHCカーやPEの貨車等を供給した。ワークスK
メトロライナー
Metroliner
Wikipedia英語版アムトラックのHP参照ワークスK
メトロリンク
Metrolink
LA近郊の通勤列車。
LAと近隣自治体の出資による Southern California Regional Rail Authority(SCRRA)により、1992年より運行されている。
運営規模は、6路線.419マイル。一日平均運行数128本.一日平均輸送人員32443名(本年1月現在)
メトロリンクホームページT.Shingu
@D&GWP
同上トレイン誌2003年5-6月号の佐々木也寸志氏の記事、Wikipedia英語版を参照。ワークスK
メハノ
Mehano
145_13.jpgofficial site スロベニアに本拠を置く模型メーカー。1952年創業。ユーゴスラビア時代の社名は"Mehanotehnika"。アメリカ型ではアトラスにNゲージを、ATTやAHM、IHCにHOゲージの蒸機やディーゼル機を供給した。1973年頃のタイコC630はメハノ。リバロッシと関係があったと推察される。IHC無き後、一時は直接、TrainWorld等の模型店へ供給した模様。Wikipedia英語版、HOC誌2020年3Q号p38-43を参照
 アメリカ型はフランジ高さに注意。
アトラス アメリカン・トレイン&トラック アソシエーテッドホビー インターナショナルホビーワークスK
メルクリン
Märklin
英文中でMarklin、またはMaerklinと表記されることがある。とれいん誌1976年4月号p30-42、Wikipedia英語版を参照。
 アメリカの輸入元をMR誌に拾うと、1949年(1月号p77)からCharles C. Merzbach Co.、1962年(11月号p57)からReeves International, Inc.で、1978年以降は未調査。Reevesについては、official siteを参照
メルズバック,チャールズワークスK
メルシー・トレイン
Merci Train
Merci Train ウエブサイト Forty-and-Eight boxcars フレンドシップ・トレインワークスK
メルズバック,チャールズC.
Charles C. Merzbach Co.
ニューヨークに本拠を置いた輸入業者。西ドイツのメルクリン、フライシュマン、ファーラー、アーノルド・ラピード、LGB等を扱った。MR誌では、1949年1月号(p77)から広告を掲載。1955年以降は"Chas. C. Merzbach"と表記。1977年7月号で広告終了。ZゲージャーのサイトCompany-detail.com マーツバック? メルツバッハ?フライシュマン メルクリン ファーラーワークスK
メンジーズ
G.F. Menzies Company
Train1979-11p84e.jpgアサーンが発売していたプレス金属板と木材ブロックによるOとHOゲージの貨車キットを引き継いだメーカー。同製品群は1969年にアサーンからPacific HO社へ売却され、さらに1972年にメンジーズへ転売された。また1977年にReynolds Railroad Equipment Co.へ、1985年頃にHOゲージ製品がD. J. Baker社へ、さらに1990年、バウザー社(English's Model Railroad Supply)へ引き継がれた。とれいん誌1979年11月号83-84(天賞堂扱い:画像を引用)、MR誌1977年8月号p3、1985年10月号p40、2000年6月号p41を参照アサーン バウザーワークスK
メンテナンス・オブ・ウェイ
maintenance of way
線路を維持するための車両をいう。保線用の他、除雪車(MWK)、事故救援用操重車(MWU)、スケールテストカー(MS)などが含まれる点に注意。"MOW"、"MOFW"、"MW"と略される。Ian Cranstone氏のAAR分類解説American-Rail.comを参照MOWワークスK

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ラベル:marklin
posted by ワークスK at 05:53| Comment(0) | アメリカ型鉄道模型大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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