用語名 | 説明文/参考/出典 | 関連項目 | 登録者 |
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モーガル Mogul | 車輪配置が2−6−0となる機関車のこと。日本型では8620、C50,C56など。 | シロ/松本浩一 | |
同上 | 「ムガール」、「モーグル」の表記も散見されるが、我が国のファンの間では「モーガル」が使われる。またweblio辞典の発音記号でもそう解釈できる。 4-4-0が主力であった当時、抜きん出た牽引力を発揮する車輪配置だったことに起因して、“強国”のイメージを持っていたムガール帝国(現インド)に擬した呼び名。同語の「大立者、実力者」の意とされたこともある。1866年にCNJが購入した機関車のクラス名として使われ、また1879年にイギリスのNeilson and CompanyがGreat Eastern Railway向けに製造した機関車Class 527にもその名が付けられた。 この車輪配置自体は1852年に始まり、1865年に先台車を含めてイコライザーが装備された後に本格的な発展期を迎えた。ちなみに幌内鉄道のHKポーター製弁慶クラスは1881年製である。比較的早期に2-8-0に移行したが、1928-30年にSPがM21を新造している。Wikipedia英語版を参照 | コンソリデーション | AMTK223 |
モーター・ジェネレーター motor generator | 電動発電機。モーターと発電機を組み合わせたもの。AC-DC、DC-AC、AC-AC、DC-DC変換に用いられた一方式。出力側が交流発電機でも"motor alternator"とは一般に言わない。「ワードレオナード制御」で検索のこと。AC-AC変換は専ら変圧器とされるなかで、単相から三相、また周波数を変換する目的。DC-DC変換は、電圧を変更する目的。現在は半導体素子を使った静止型に移行しているが、2014年現在でも使い続けられているものが多い。瞬間停電に強いという利点がある。 直流電気車にあっては、直流または交流の制御電源およびサービス電源として1980年代まで採用された。交流電気車では、直流トラクション・モーターの駆動用に1940年代まで製造された。 直流変電所では、1910-1920年代に交流受電・直流饋電用として、大容量のロータリー・コンバーターが開発されるまで採用された。Wikipedia英語版【要確認】 | ロータリー・コンバーター ジェネレーター オルタネーター | ワークスK |
モーター・ツール motor tool | 手持ち工具の一種。一般にはロータリー・ツールまたはリューター、ルーターという。モーター軸の先に取り付けられたコレット・チャックによって、砥石やドリル刃、カッティング・デスクを固定して、各種の加工を行う。我が国では1970年代(?)に発売されたドレメル製が知られる。模型店が12V直流モーターを加工して販売したものがあった。 | ドレメル | ワークスK |
モーターブックス Motorbooks | Motorbooks 会社名をMBI Publishing Companyという自動車関係を専門とする出版社。鉄道や模型の本、DVDも出す。 | ワークスK | |
モーティス&テノン・ジョイント mortise-and-tenon joint | 木工用語で、ほぞ継手のこと。"mortise"が ほぞ穴、"tenon"が ほぞ。weblio辞典 | ワークスK | |
モーティブパワー・インダストリーズ MotivePower Industries | 「モリソン・ヌードセン」、「ワブテック」をみよ | ワークスK | |
モートン Morton | 実物貨車における金属製のルーフ・ウォークやブレーキ・ステップのメーカー名で、プレス抜き丸穴の千鳥配置。詳細不明 | エイペックス USジプサム ルーフ・ウォーク | ワークスK |
モジュール・レイアウト module layout | ある一定の接続規格を定めた分割、可搬式のシーナリィ付きレイアウトで、組み合わせ順序を問わないものをいう。線路は概ね平坦のみとされ、さらに長さと接続角度を規定してエンドレス運転を可能とするものがある。N-TrakやNMRA規格、JANTRAKなどが知られる。Nゲージが主で、HOゲージは少ない? | セクショナル・レイアウト カム・コネクト | ワークスK |
モチヅキ Mochizuki | "モチズキ"? 1973-1980年にGemへHOスケールのRDG I-10sa 2-8-0を供給したブラスビルダー。とれいん誌1990年12月号p54 "Mochi-Olkawa"?【詳細不明】 | ジェム | ワークスK |
モデラー modeller | "modeler"と同義、主にイギリスで用いられる(weblio辞典) | ワークスK | |
モデラーズ・チョイス Modeler's Chioice | Modeler's Choice Model Railroad Products official site レーザーカットによるHOスケールの製品を供給。 | ワークスK | |
モデル・ダイ・キャスティング Model Die Casting | 「ラウンドハウス」を見よ | ワークスK | |
モデル・トレインズ Model Trains magazine | MR誌を発行するKalmbach社が1948?年から1960?年まで刊行した鉄道模型雑誌。基礎的な内容を謳った。詳細不明 | モデルレールローダー ウエスコット,リン | ワークスK |
モデルバーン Modellbahn | official site。1986年に1号店が兵庫県宝塚市雲雀丘花屋敷で開店したときにはアサーンなどのアメリカ型を中心に据えていたが……。そのときの広告と記念モデルはファンタジーボックス | ワークスK | |
モデル・パワー Model Power Manufacturing Co. | 鉄道模型では主にHOとNゲージを手掛けた。1970年にMichael Tager氏がニューヨーク州Farmingdaleで起業。MR誌への広告は1971年12月号から。2001年にマンチュアを吸収し、"Mantua Classics"のブランドで販売。2014年4月に撤退。製品ラインナップは、マンチュアを含めてMRCへ譲渡された(official site)。Walthers site | マンチュア モデルレクティファイアー プレシジョンモデル プレシジョンミニチュア―ズ アメリカントレイン&トラック | ワークスK |
モデル・フレックス Model Flex | Badger Air-Brush社が発売するアクリル系塗料で、各種の鉄道色を揃えている。MR誌1996年6月号に製品紹介あり。"Modelflex"とも綴る。メーカーのHP | アクリル塗料 バジャー | ワークスK |
モデル・メモリーズ Model Memories LLC | official site PRR、NH、NYCあたりの架線柱や信号をHO、S、Oゲージで販売 | ワークスK | |
モデル・レールローダー Model Railroader | official site アメリカ最大の鉄道模型月刊誌。略称はMR、ローダー。1934年の創刊以来2009年まで75年分の中身をDVDで2011年に発売(同社サイト)。2024年5月、発行元がカームバック出版Kalmbach Publishing CoからファイアクラウンFirecrown Mediaへ代わった。Wikipedia English | トレインズ モデルトレインズ クラシックトイトレインズ ウエスコット スペランドゥ トレインズ | ワークスK |
モデル・レールローディング Model Railroading | Model Railroading Magazine(消滅) 工作派向けを狙った雑誌で、印刷が悪いのが難点だが、インターモーダルや自動車関係に強かった。略称はMRG。1969年(?)に創刊で、最初は季刊、後に隔月刊、1987年から月刊、2006年に廃刊。Kalmbach社の雑誌総目次を参照。過去号はTrainLifeで公開。 | ワークスK | |
モデル・レールロード・ウェアハウス Model Railroad Warehouse | official site 1965年創業をうたうが、MR誌の初出は1991年。1981年から2002年頃(?)まではCannonball Car Shops(CCS)の名称を使った。HOスケールでインジェクションやエッチング製の各種キットを発売。 | キャノンボール・カー・ショップス | ワークスK |
モデル・レールロード・ニュース Model Railroad News | official website 略称はMRN、1995年創刊で2011年休刊。2012年に出版社を代えて再開。White River Productions HP、Wikipedia-English | ワークスK | |
モデル・レールロード・ホビイスト Model Railroad Hobbyist | 略称はMRH。2009年創刊のフリーダウンロード誌。最初は季刊だったが、2010年から隔月刊、2011年から毎月刊となった。official site | ワークスK | |
モデル・レクティファイアー Model Rectifier Corporation | official site 略称はMRC。1940年代からモデル用電源を扱う。2014年、モデル・パワーからマンチュア・クラシックを含む製品ラインナップを継承。Walthers site | モデル・パワー マンチュア シュコー レーヴァ | ワークスK |
モトレーラー Motorailer | 1940年にACF社が開発した液体式内燃動車。流線型の車体を持ち、サスケハナ、IC、MoPac等が導入した。エンジンはWaukesha-Hesselman製でガソリン・ディーゼルのハイブリッド型。North East Rails、trainweb、ウィキペディア日本語版「ヘッセルマンエンジン」、Car Builders' Cyclopedia 1940 p685-689 なおバッド社のプロスペクターは1941年、RDCは1949年登場で共にディーゼル・エンジン。 | ACF ウォーケシャ RDC プロスペクター | ワークスK |
モトローラ Motorola | アメリカの電子通信機メーカー。ウィキペディア日本語版 鉄道ではディーゼル機に装備された無線アンテナが知られる。鉄道模型では1960年代に半導体やICが用いられた。Marklin Digitalは同社の工業用システムを転用したものだった?【詳細調査中】 | ラジオ・イクイップト | ワークスK |
モナーク Monarch | Oスケール用の自動連結器メーカの名。スプリングを2個内臓した可動ナックルの高性能模型。 上作用型、下作用型、ランプ作動型があり、後者は遠隔操作で解放できた。片方が開放であれば連結できるので、半数をダミイとする場合が多かったという。 連結器以外にディーゼル機関車を出していた。 | dda40x | |
同上 | 1930年代から1970年代に掛けてOスケールでダイキャスト製の連結器や台車などの部品を供給したMonarch Model Co.のこと。 | ダイキャスト | ワークスK |
モニター・ルーフ monitor roof | 客車および電車に設けられた二重屋根のこと。日本ではダブルルーフという。採光と通風を目的として、木造車時代から重量客車時代まで採用された。A Railway Car-Builder's Dictionary また後年、空調設備の追設時に、下屋根の上の断面がダクトのスペースとして利用された。 | クレアストーリィ ダックビル | dda40x |
モニタリング・カー monitaoring car | スケールテストカーを含む【詳細調査中】 | ワークスK | |
モノグラム Monogram Models | 1945年創業のプラモデル・メーカー。鉄道模型では1980年代前半に、HOスケールのNYCハドソンと、UPビッグボーイを発売したことで知られる。ファンタジーボックス、Wikipedia英語版を参照 "monogram"の語は、氏名などの頭文字を組み合わせて図案化したものを指す。weblio辞典 | ワークスK | |
モノン Monon | Chicago,Indianapolis & Louisville Ry. Co. | バッリガー | ワークスK |
モパック MoPac | ミズーリ・パシフィック鉄道のこと。普通に頭文字だけで省略してしまうとMP=憲兵(ミリタリー・ポリス)となってしまうので、この語を用いる。 | 松本哲堂@風雅松本亭 | |
モファット,デイビッド H. David H. Moffat | David Halliday Moffat Wikipediaを参照 | ワークスK | |
モファット・トンネル Moffat tunnel | デンバーから西へ、フロント・レンジを貫くトンネル。Wikipedia英語版 | フロント・レンジ | ワークスK |
モホーク Mohawk | Wikipedia英語版を参照 | ワークスK | |
モメンタム momentum | 運動量(物体の質量と速度の積)、惰性のこと。「モーメンタム」とも表す。 実物の車両は、停止状態から加速して一定の速度に到達する、あるいは一定の速度からブレーキを掛けて停止に至るまでに幾ばくかの時間を要する。この様子を模型車両で再現するためには、機械的な慣性を与えるか、電気的な制御を行う必要がある。近年、前者の目的で動力車にフライホイールが装備されるようになってきた。後者の目的で開発されたものがトランジスタ・コントローラで、DCCにはその加減速度を自由に設定できる機種がある。 | DCC,フリー・ローリング・ドライブ,フライホイール | dda40x |
モリソン・クヌーセン Morrison Knudsen | Wikipedia English MKと略記される。"Knudsen"はデンマーク人名で、“ヌードセン”とも書かれる。1912年創業の土木建設会社で,フーバーダム建設やソルトレーク短絡線改良で知られる。 1972年には鉄道車両分野に参入して,当初はアイダホ州Boiseに工場を置き機関車の再生を手掛けた。その後、新製にも進出した。North East Railsの製品ラインナップを参照。1996年に機関車部門がMotivePower Industriesとして分離し、さらに1999年にウェスティングハウス・エア・ブレーキと合併してワブテックとなった。 | ルーシン・カット・オフ ワブテック インターナショナル・カブース | ワークスK |
モロコ・トレインズ Moloco Trains | official site 1996年にサウス・オーストラリアで創業し、1999年にカナダに移った、インジェクション・モールドによるメーカー。HOゲージの細密な貨車とそのパーツを製造販売。特にクッション・アンダーフレーム関係が有用。材質はABSとの説がある(Trainorders forum)。直販のみの取り扱い。社名は代表者の名Nicholas J. Moloによる。 | ワークスK | |
モントリオール・ロコモティブ・ワークス Montreal Locomotive Works | Wikipedia日本語版を参照。略称はMLW | アルコ ボンバルディア | ワークスK |
あ | か | さ | た | な | は ば | ま | や | ら | わ |
い | き | し | ち | に | ひ | み | り | 0−9 | |
う | く | す すな | つ | ぬ | ふ ぶ | む | ゆ | る | A−F |
え | け | せ | て | ね | へ | め | れ | G−O | |
お | こ | そ | と ど | の | ほ | も | よ | ろ | P−Z |
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