2004年02月13日

アメリカ型鉄道模型大辞典【る】

ルーフウォーク ルックアウト ルビー・シグネーチャー 等々

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用語名 説明文/参考/出典 関連項目 登録者
ルーサイト
Lucite
透明なアクリル樹脂の商品名。
電球、LEDが入らない場所に光を導くのに用いられる。
dda40x
ルーシン・カットオフ
Lucin cutoff
ENLARGE-Lucin-Map-1_jpg.jpg"Salt Lake cut-off"ともいう。UP(←SP←CP)のオーバーランド・ルートは1869年の開通当時、オグデンOgden付近のグレート・ソルト湖を北に迂回してプロモントリー峠を経由していた。それを1904年、湖上に築堤道causewayとトレッスルを建設して直線で結んで71qの短縮をなすと共に、勾配と急曲線を排除した。この164qをいう。Wikipedia英語版Utah History to GoUP歴史紹介サイト(地図を引用)、Utah Geological Survey"Giants of the West"を参照
 "Lucin"は地名(ルシン、ルキン?)。"cutoff"は短絡線の意(weblio辞典)。
オーバーランド・ルート プロモントリー フェザーリバールートワークスK
ルース・カー
loose car
「束ねられていない(weblio辞典)」車両の意。石炭車などのように通常は多数連結のブロックで運用される貨車が、1両ないし2、3両の少数で列車に挿入されているものを指す。故障で切り離されたり、その修理後に目的地に向けて送付される場合に発生するという。ワークスK
ルースター
rooster
一般には「雄鶏」の意(weblio辞典)。
 ロギングにあっては、ディスコネクト台車(運材台車)同士を繋ぐ連結棒や、クレーン作業に用いる横木を指す。"roost"=「(鳥、特にニワトリの)止まり木(weblio辞典)」からの転用と考えられる。ディスコネクト台車では分離予防の目的で、空車時は却って危険なため取り外された。編成長の短縮は結果。掲示板を参照
ディスコネクト台車ワークスK
ルート・ボード
route board
「タック・ボード」をみよワークスK
ルーフ・ウォーク
roof walk
126_1.jpgランニングボード、ウォークウェイともいう。キャットウォークは希な呼び方。貨車の屋根上に設けられた歩み板で、ブレーキマンがハンドブレーキやリテーナーバルブを操作するために用いた。ディーゼル機にダイナミックブレーキが普及した結果【要確認】、1966年以降の新製車では法令およびAAR規則の改正により設置されなくなり、既存車も1983年までに撤去された(当初の期限は1974年)。ハイキューブ車は1964年から不要(Jeff Wilson著"Modern Freight Cars" p45)。もちろん運用上必要なカバードホッパー等では存続。
 なお、手ブレーキ・ハンドルは、新造車では下部(low-mount)とされたが、撤去車では上部のまま(hi-mount)が大半だった(MRHフォーラム、撤去後の構造、表記についてはTransPacific R.R.を参照)
 歩み板自体は初期には木板で、1930年代後半以後は滑り難く強度と耐久性に優れた鋼製へ移行し、その踏面形状にスロット(Apex社)、ラウンド(Morton社)、ダイヤモンド(US Gypsum社)のパターンがある。1990年代以降(?)ではステンレス無塗装もある。写真はCar Builders' Cyclopedia 1940年版のApex社広告に見えるスロットの例(クリックで拡大)
ランボード キャットウォーク テルテール ドッグハウス ハンド・ブレーキ リテーナーバルブ ダイナミックブレーキ プラット・フォーム エイベックス モートン USジプサムワークスK
ループ
the Loop
イリノイ州シカゴの中心街に建設された環状の高架鉄道(elevated railway)をいう。またそれが囲む商業地域の呼び名(Wikipedia英語版)。高架線の俗称エル(El)の語源に注意。エルワークスK
ルーメット
roomette
1937年プルマンによって導入された一人用個室のこと。
シングルベッドとトイレットを持ち、照明、空調は完備されている。
dda40x
ルーラー
ruler
定規、物差し。"measure"ともいう(weblio辞典Wikipedia英語版)。ある光学機器技術屋の随筆を参照キャリパー マイクロメーターワークスK
ルックアウト
lookout
カブースにおけるキューポラの古称キューポラワークスK
ルノアー,ウィリアム
William J. Lenoir
1910-1995 Bill Lenoir、レノアーとも。ルノアール、ルノワールは仏語読み。
 1930年代から1987年の引退までOスケールを手掛けたカスタム・ビルダー。蒸機が主で、ディーゼル機や客貨車も。MR誌1942年1月号p15-16、1955年9月号p22-27、2020年12月号p22、O scale KingsCedar Falls Historical Society200 & 1 Model Locomotivesを参照
ワークスK
ルビー・シグネーチャー
Ruby Signature
ブラス・インポーターのGem Modelsが1963-68年、Olympiaに作らせたハイ・エンドのHOスケール・ブラスモデル。各ロット50台限定でHiroshi Tagaya(多賀谷宏)のサイン入り保証書を添付した。品番はRS101からRS121まで8型式。PRR S2、PRR H10s、UP Bigboy(とれいん誌2011年9月号p24)、Reading T-1、C&O J2、GN R-2、NP A-5およびBaldwin 4-10-2。Brass Modeler & Collector1991年7-9月号などを参照ジェム・モデルズ オリンピア シグネーチャーモデルAMTK223
ルミネ街の汽車
Trains On Avenue De Rumine,The
TransPacific R.R.「伯爵のブラスコレクション」を参照ワークスK

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posted by ワークスK at 06:05| Comment(0) | アメリカ型鉄道模型大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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