2004年04月15日

第1次掲示板(1500−1599 2004.05−2004.07)

NORe:件名NameDate
[1599] Re: 保存蒸機のデータベース Y._Matsuo 2004/07/15 22:48:41
[1598] Re: 保存蒸機のデータベース Y._Matsuo 2004/07/15 22:46:46
[1597] Re: PRR_K-4 登山昭彦 2004/07/15 10:06:10
[1596] 有難うございました Joke機関車 2004/07/14 21:17:59
[1595] PRR_K-4 Tad 2004/07/14 08:01:56
[1594] 保存蒸機のデータベース AMTK223 2004/07/14 03:17:06
[1593] Re: ホースシュー・カーブの150年記念行事 ワークスK/栗生 2004/07/14 00:06:27
[1592] Re: 静態機なら結構あるんでは Y._Matsuo 2004/07/10 12:59:34
[1591] Re: ホースシュー・カーブの150年記念行事 登山昭彦 2004/07/10 05:33:49
[1590] 静態機なら結構あるんでは 宮崎繁幹 2004/07/10 00:50:10
[1589] Re: 保存機 Kiichi_Yamamoto 2004/07/08 23:50:36
[1588] 保存機 Joke機関車 2004/07/08 21:12:42
[1587] 活動期が短期。なるほど… 鮫鼻丁壱朗 2004/07/01 21:43:38
[1586] Re: 質問を変えてみます。 sada 2004/07/01 18:16:54
[1585] 質問を変えてみます。 鮫鼻丁壱朗 2004/06/30 16:57:47
[1584] 信頼できる図面について 鮫鼻丁壱朗 2004/06/29 23:46:36
[1583] Pacific_Fast_Mail Joke機関車 2004/06/24 23:43:33
[1582] Re: 正直Jack Tad 2004/06/23 22:35:15
[1581] Re: インターネットでの古本の買い方 taknom 2004/06/22 23:43:39
[1580] インターネットでの古本の買い方 ワークスK/栗生 2004/06/22 10:10:25
[1579] Re: 「大陸横断鉄道物語」はいかが Tad 2004/06/21 01:10:07
[1578] Re: 「大陸横断鉄道物語」はいかが taknom 2004/06/20 21:38:06
[1577] Re: 我々の死後のこと ワークスK/栗生 2004/06/20 11:21:31
[1576] ”正直Jack”のこと Tad 2004/06/20 07:01:11
[1575] 「大陸横断鉄道物語」はいかが ワークスK/栗生 2004/06/19 23:53:58
[1574] Re: 我々の死後のこと ワークスK/栗生 2004/06/19 23:40:05
[1573] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 sada 2004/06/19 20:07:59
[1572] Re: 「アメリカ鉄道創世記」もお勧め taknom 2004/06/19 09:03:24
[1571] 我々の死後のこと Tad 2004/06/18 23:35:00
[1570] 「アメリカ鉄道創世記」もお勧め ワークスK/栗生 2004/06/17 13:07:28
[1569] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 Joke機関車 2004/06/13 14:14:50
[1568] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 Y._Matsuo 2004/06/13 13:03:11
[1567] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 Joke機関車 2004/06/13 12:18:48
[1566] KATOコールポーター MPファン 2004/06/12 22:32:52
[1565] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 taknom 2004/06/12 12:23:53
[1564] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 Joke機関車 2004/06/11 22:47:02
[1563] 蒸気機関車の興亡と挑戦 ワークスK/栗生 2004/06/10 21:31:09
[1562] 「北国の帝王」 えふ 2004/06/10 01:53:36
[1561] Re: 「北国の帝王」のあらすじ Joke機関車 2004/06/09 21:05:20
[1560] 「北国の帝王」のあらすじ ワークスK/栗生 2004/06/09 14:05:50
[1559] Re: Hobo Hopper 2004/06/09 12:36:26
[1558] BLIからATSF蒸機が続々… ワークスK/栗生 2004/06/09 10:24:18
[1557] Re: Hobo Joke機関車 2004/06/08 23:17:25
[1556] Hobo えふ 2004/06/07 20:47:24
[1555] Re: レイモンド・ローウィ Joke機関車 2004/06/03 22:42:42
[1554] Re: レイモンド・ローウィ delphinus 2004/06/03 19:27:31
[1553] Re: 年に一度のJR大宮工場一般公開 Joke機関車 2004/06/02 22:35:04
[1552] レイモンド・ローウィ Joke機関車 2004/06/02 22:24:39
[1551] Re: 世界最初の流線型蒸機は? Joke機関車 2004/05/30 22:25:05
[1550] Re: 世界最初の流線型蒸機は? Joke機関車 2004/05/30 12:12:27
[1549] Re: 世界最初の流線型蒸機は? HOBO 2004/05/29 18:44:32
[1548] Re: 世界最初の流線型蒸機は? アメリカ電鉄マニア 2004/05/29 16:08:00
[1547] Re: 世界最初の流線型蒸機は? Joke機関車 2004/05/29 10:01:59
[1546] Re: サウンド・デコーダーに新規参入? Joke機関車 2004/05/29 01:13:03
[1545] Re: サウンド・デコーダーに新規参入? US蒸機ファン 2004/05/29 00:43:51
[1544] Re: 年に一度のJR大宮工場一般公開 Joke機関車 2004/05/29 00:16:03
[1543] Re: サウンド・デコーダーに新規参入? Joke機関車 2004/05/28 23:58:35
[1542] Re: サウンド・デコーダーに新規参入? Rudolf 2004/05/28 21:48:51
[1541] 年に一度のJR大宮工場一般公開 Joke機関車 2004/05/28 20:47:48
[1540] イリノイ鉄道博物館について 宮崎繁幹 2004/05/27 23:57:03
[1539] Re: ラシアン・アイアンについて delphinus 2004/05/27 22:57:16
[1538] Re: ペンシーの博物館について教えてください。 アメリカ電鉄マニア 2004/05/27 21:59:42
[1537] ラシアン・アイアンについて Tad 2004/05/27 21:38:28
[1536] Re: マーカーライトの色 えふ 2004/05/27 13:32:13
[1535] B&O博物館について 宮崎繁幹 2004/05/26 22:00:03
[1534] Matt_H._Shay delphinus 2004/05/26 00:46:02
[1533] サウンド・デコーダーに新規参入? Joke機関車 2004/05/25 21:34:37
[1532] Re: ペンシーの博物館について教えてください。 回転熊輪 2004/05/24 23:26:07
[1531] Re: ペンシーの博物館について教えてください。 宮崎繁幹 2004/05/24 00:59:10
[1530] 恐縮無用 宮崎繁幹 2004/05/24 00:35:24
[1529] Re: 潤滑の続きとTriprex delphinus 2004/05/24 00:21:38
[1528] ペンシーの博物館について教えてください。 回転熊輪 2004/05/24 00:20:03
[1527] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? Y._Matsuo 2004/05/22 12:50:19
[1526] 蒸気機関車の勝るところ Tad 2004/05/22 08:40:35
[1525] 奇妙奇天烈摩訶不思議、魑魅魍魎の世界! ワークスK/栗生 2004/05/21 19:45:46
[1524] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? ワークスK/栗生 2004/05/21 19:42:34
[1523] Re: プラスチック車輪の功罪? Kiichi_Yamamoto 2004/05/21 00:34:30
[1522] Re: プラスチック車輪の功罪? PRRディーゼルマニア 2004/05/20 15:10:49
[1521] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? Y._Matsuo 2004/05/20 13:23:42
[1520] Re: 潤滑の続きとTriprex 回転熊輪 2004/05/20 05:28:57
[1519] 私は既に負けている(?) 回転熊輪 2004/05/20 05:27:26
[1518] Re: プラスチック車輪の功罪? Joke機関車 2004/05/19 23:06:09
[1517] Re: プラスチック車輪の功罪? Joke機関車 2004/05/19 22:31:54
[1516] プラスチック車輪の功罪? PRRディーゼルマニア 2004/05/19 09:00:27
[1515] Re: 潤滑の続きとTriprex Joke機関車 2004/05/19 01:16:31
[1514] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? Joke機関車 2004/05/19 01:02:06
[1513] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? ワークスK/栗生 2004/05/18 14:08:42
[1512] Re: 潤滑の続きとTriprex sada 2004/05/18 14:04:01
[1510] Re: 潤滑の続きとTriprex 回転熊輪 2004/05/18 03:18:14
[1509] Re: 潤滑の続きとTriprex Joke機関車 2004/05/17 21:30:02
[1508] Re: 潤滑の続きとTriprex sada 2004/05/17 15:42:53
[1507] Re: ATSFの巨人機構想 アメリカ電鉄マニア 2004/05/17 01:11:06
[1506] ATSFの巨人機構想 宮崎繁幹 2004/05/17 00:50:35
[1505] アメリカ型ではないのですが kanesaka 2004/05/15 23:05:22
[1504] Re: ないらしい。 Joke機関車 2004/05/15 00:18:00
[1503] 新技術開発の裏には…… ワークスK/栗生 2004/05/14 18:47:57
[1502] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? Joke機関車 2004/05/14 16:32:49
[1501] 車輪配置0-5-0の入換機? ワークスK/栗生 2004/05/14 13:32:21
[1500] ないらしい。 宮崎繁幹 2004/05/13 22:34:32
BBS_LIST

第1次トラパシ鉄道模型掲示板
発言ログ 1500-1599


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[1500] ないらしい。 宮崎繁幹 2004/05/13 22:34:32

ご無沙汰です。宮崎です。

いま直ぐに出てこないので、記憶ですいませんが。サンタフェの蒸気機関車の解説本としては、決定版ともいうべき、”Iron Horses of the Santa Fe Trail"の中にこの種の機関車の想像図があったと思いました。計画だけで実現しなかった機関車群です。読んだのが?年も前なので、詳細忘れてしまいました。こんどの休みに探してみます。



[1501] 車輪配置0-5-0の入換機? ワークスK/栗生 2004/05/14 13:32:21

全くの冗談ですけれど、オーダーズ・コムに、偶数にならない車輪配置の機関車?が入れ替えをする模様の写真が載っています。これを0-5-0と表現したウィットはなかなかのものかと……

http://www.trainorders.com/discussion/read.php?3,728837



[1502] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? Joke機関車 2004/05/14 16:32:49

大昔(40年位前?)、天賞堂がユーモア写真コンテストを
やった時に、亀に車輌を牽かせる作品が有ったのを思い出しました。
現在の日本のモデラーはこういうウイットを考える余裕すらないのでしょうか?



[1503] 新技術開発の裏には…… ワークスK/栗生 2004/05/14 18:47:57

駆け出しの頃に設計担当の先輩から伺った話です。1950年代の初め、カルダンドライブを採用したのだけれど、諸般の事情で歯車装置と台車がそれぞれ2社ずつとなってしまったこともあって、トラブルが続出したのだそうです。このとき現場の保守担当者が「新型なんて要らない」と言った言葉が忘れられないとのことでした。

私自身はVVVFの導入のときに携わったのですけれど、従来の検修で丸半日掛けていたノッチ上げ、カム軸と接点の動きをチェックする作業が無くなって「自己チェックのモニターを見ているのも詰まらない」と話すのを聞いています。

空転については、私も直流直巻車のハンドルを持った経験が僅かにあるのですが、床下で空転する車輪の音を聞くことと、狂ったように振れる速度計の針を見るのは、気持ちの良いものではありませんでした。ベテランは、車両形式や速度域に合わせて、マスコンをそのままの位置でじっとしていたり、一段戻すという様な操作を行って、正に“じゃじゃ馬”を馴らしています。VVVFになって、それも自動で再粘着するようになった様です。

K4sとT1の間に牽引力や速度性能にどれだけの差があったのか、手元に資料がないので判らないものの、総合的な信頼度は十分に上がっていたことでしょうし、給水器やコンプレッサー、ストーカーなども含めて相当な進歩があったことだろうと思います。牽引する列車の重量や、要求されるダイヤを考慮に入れれば自ずから答えの出る問題だと思います。
私がT1の性能で興味を持つのは、動軸数が同じ2シリンダーのノーザン4-8-4、例えばナイアガラと比較したらどうかという様な話ですが、そろそろ齋藤晃氏の著作を買い求めなければいけない時期が来たのでしょうかね (^^;



[1504] Re: ないらしい。 Joke機関車 2004/05/15 00:18:00

宮崎繁幹 さん
はじめまして Joke機関車と申します。

当時のアメリカではデザインだけでも充分考えられますね。
でも、トリプレックスですら現場のメンテナンスが大変だったようで、それ以上は設計者の絵に描いた餅だったのでしょうね。

技術的・現場的にもアーティキュレイテッドは2台車が実際的で最良だったのでしょう。

我々モデルの世界ではフリーランスで可能ですね?
どなたか ”2-6-6-6-6-2” なんか創ってくれませんか?



[1505] アメリカ型ではないのですが kanesaka 2004/05/15 23:05:22

アメリカ型ではないのですが、Beyer Peacock Locomotive Builders to the World という本の182〜183ページにスーパー・ガーラット2−6−6−2−2−6−6−2という機関車が載っています。自重460トン、13,330ガロン、16トンの石炭ボイラー径10フィート、全長142フィート、ベイヤーピーコックのデザインでアルコと共同で予定をしていたようです。



[1506] ATSFの巨人機構想 宮崎繁幹 2004/05/17 00:50:35

皆さんこんばんは、宮崎です。

本棚を探して、”Iron Horses of the Santa Fe Trail”を引っ張り出し、頁を繰りました。やはり、この本に出ています。

サンタフェの、構想を出なかった機関車と云う章に、次の3機種の想像図が出ています。

1. Quadruplex 型 2-8-8-8-8-2
2. Quintuplex 型 2-8-8-8-8-8-2
3. Quintuplex 型 2-10-10-10-10-10-2

1と2は側面図(図というより絵です)
そして1については、Raton Passを行く想像図、同じく3も走行想像図が掲載されています。

これらは、George Hendersonが1913年にデザインしたものだそうですが、この人物がどんな人かは、この部分だけ読んだのでは不明でした。ただこの人は、SPのキャブフォワードのデザインに影響を与えた人らしい。上記3機種も、キャブ・フォワード・デザインですが、石炭焚きのため、火夫用の従来のキャブもあり、キャブが2つあるデザインになってます。

3組の走行部がエンジン側に、残りがテンダー側にあるので、なんとQuintuplex 型 のテンダーは2組の走行部に乗っかている訳です。まともな頭じゃ考えられんような巨人機ですな。しかし、サンタフェは実際に2-10-10-2車輪配置の3000 serieisを製作し、後年大きすぎるのを反省して、2台の機関車に作り直したりしているので、全く荒唐無稽とは考えていなかったのかも。

上記のうち、1と思われる機関車は、LeMassenaの"Articulated Steam Locomotives of North America"の第2巻にBaldwinの図だとして掲載されていますが、サンタフェとの関連は触れていません。あまりに非実用的で本気だったとは思えぬ、とコメントがしてあります。

ついでに思い出したんだが、10年位前のTMSにソ連の大型機関車を何種類も模型化して掲載した方が居て、仰天した記憶がありますが、何号だったかなぁ・・・。憶えて居る方は、号数を教えてください。どうぞ、よろしく。



[1507] Re: ATSFの巨人機構想 アメリカ電鉄マニア 2004/05/17 01:11:06

 皆様こんばんは。

宮崎繁幹 さん wrote:
> サンタフェの構想を出なかった機関車と云う章に、次の3機種の想像図が出ています。

 投稿を読んでいて、ATSFが同じ頃、ラートン越えの電化を計画していた、という話を思い出しました。電化も結局実現しませんでしたが、これらの機関車はもしかしたら、電化計画の対向案や、電化との比較検討の材料として検討されたのかもしれませんね。



[1508] Re: 潤滑の続きとTriprex sada 2004/05/17 15:42:53

はじめまして、いつも読ませて頂いております、sadaと申します。

Triplex、Quadruplex、Quintuplex、Hexaplexについては、次のページにも解説があります。
http://www.dself.dsl.pipex.com/MUSEUM/LOCOLOCO/locoloco.htm

宮崎さんが紹介されている”Iron Horses of the Santa Fe Trail"から取り込んだと思しき図面も掲載されているようです。
他にも蒸気機関車の変り種がいろいろ取り上げられていて、非常に充実しておりますので、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。



[1509] Re: 潤滑の続きとTriprex Joke機関車 2004/05/17 21:30:02

sada さん はじめまして。Joke機関車と申します。

素晴らしいサイトをご紹介いただき嬉しく思います。
文字だけではなく絵で確認できるのは本当に有り難いです。
取敢えず要所は見ましたが、これから詳細を見てゆきたいと思います。
重ねまして有難うございます。



[1510] Re: 潤滑の続きとTriprex 回転熊輪 2004/05/18 03:18:14

Tadさんへ
いつも貴重なご意見、有難うございます。訂正していただけるので、変な思い込みに陥らないで済み、感謝しております。この方面の勉強を進めると、私には荷が勝ちすぎるので、本来の趣味の時間を当てるべきアメリカ蒸機に全く時間が割けなくなるのが新たな悩みの種です。しかも、いよいよ難しいところに差し掛かって来て、なんだか最近は何をやっていても難解な言葉が頭の中をグルグル回っている様な感じです。地に足が着いていない、とでも申しましょうか。早くこの問題を理解して、普通の蒸機ファンに戻りたいです。

クリープ現象は日本語で「匍匐(ホフク)現象」と言うそうです。スクイズ作用は又の名を「絞り膜作用」と呼ぶらしいです。古い本と新しい本ではどちらか一方の呼び方しかしていないので、最初は何のことやら戸惑いました。

T1 や Q2 の弱点を克服する方法は無かったものでしょうか。テストを繰り返してバランスを調整するくらいしか思いつきませんが、Duplex 自体が根本的に抱えている欠点だけに克服するのは難しそうですね。

書籍についての情報、有難うございます。調べてみたら、1930年前後に出版されて、1960年頃に再版となっていました。もう40年以上経っていますから、普通に手に入れるのは絶望的ですね。頻繁に引用されるタイプの本は、ある程度、定期的に出版して欲しいです。

eltnjohnさんへ
語源はギリシャ語でしたか。勉強になります。トライボロジーは元は工学の1分野に過ぎなかったそうです。それが物理や化学の諸分野と結合して1つの学問分野として成立したのは戦後の事だそうです。それらしい名前がついただけで、未だに工学の1分野に過ぎぬ、とする意見もあるので、なにが事実かちょっとはきりしないのですが。一応、日本にも日本トライボロジー学会なるものが存在しています。

kanesakaさんへ
ご指摘のスーパー・ガーラットは、ガーラット・マレーとも呼ばれているのでは?と思ったのですが、やはり同じ物のようです。マレーに対して、軸重の差から来る牽引力の劣勢をカバーする為に計画されました。が、需要が無かったので実際に生産はされませんでした。

宮崎さんへ
貴重な情報の数々、有難うございます。貴重なお休みの時間を裂いて頂くことになってしまい恐縮しております。確かに、実際に走らせるには余りにも車体が巨大になり過ぎる観があります。下手をすると100メートル規模の超ド級巨大機関車ですから、記録を狙うとかトンデモない理由でも無い限り実現の可能性は極めて低いでしょうね。でも、Triplex が生産されたくらいですから、試作だけなら可能性は存分にあると思ったいたのですが。机上計画に終わってしまった機関車というだけでも楽しい存在です。実用性の高いものは洗練された機能美を誇りますが、これはこれで味があるのでは、と思います。

Quintuplex 型は更に1系統あったのですね。ご指摘の通り、横から見たところは Cab-forward 型を連想させます。意外な所で関連性があるものなんですね。

超大型関節機と言えば他にも Verginian の 2-10-10-2 があります。これは宮崎さんの言っておられる 3000 型と同型の機関車らしいです。以前このページで紹介していた North East Rails と言うページで初めて写真を見たのですが、1910年台に作られたとは思えない、動くビルディングみたいな機関車です。なにせこの機関車、そのまま使用すると、前の低圧シリンダーが余りに巨大なためにトンネルに激突するという壮絶な大きさなんですね。結局、使う場所までバラバラにして列車で輸送したらしいです。

ソ連の機関車で7軸の怪物機がありましたよね。ソ連の機関車ってどんな物が走っていたのか、ちょっと見当がつきませんが。

アメリカ電鉄マニアさんへ
お久しぶりです。電化、というのは盲点でした。機関車自体の能力を上げるのは、燃料費の安いアメリカでは人件費の高騰を防ぐため、とばかり思っていました。最新テクノロジーである電気機関車や電車に対抗するために、蒸気機関車の担当者たちとしては、なんらかの新機軸を打ち出してアピールする必要があったのかも。

sadaさんへ
うーん、凄いサイトですね。実際に画像を見れるのと見れないのとでは大きな差ですから。教えて頂いて有難うございました。

ワークスK/栗生さんへ
実務に即した体験談を興味深く読ませて頂きました。しかし電気でも馴染みの様なものがあると言うのは意外でした。なにかこう、デジタルな世界を創造していましたので。確かに、車輪と線路の関係は、そんなにデジタルでは無さそうですけれど。

日本の蒸気機関車の進歩が停滞した原因のひとつに、過剰な運行密度から保守を担当する現場が、新規機械の導入による整備性の低下を敬遠したから、というのがあります。額面通り受け取って良いかは迷う所ですが、余裕が無い状態だったら相当の負担でしょう。整備を担当されていた方など、いよいよディーゼル化の足音が迫ってきだすと、いちから構造や整備の解説書を読むのに苦心していたと聞きます。導入しても負担になるし、導入しなかっても競争相手に差をつけられて負担になる。とすれば、理想の開発とはどんな形になるのでしょうか。

K4 と T1、そして Niagara の性能は以下の様になっていました。引用は『蒸気機関車のすべて』からです。

K4
全長 25.1m
機関車重量 138.1t
動輪上重量 90.0t
動輪径 2032mm
ボイラー圧力 14.4kg/cm*cm
シリンダー最大牽引力 20.2tf
動輪周出力 2770PS

T1
全長 37.1m
機関車重量 226.0t
動輪上重量 122.0t
動輪径 2032mm
火格子面積 8.5m*m
ボイラー圧力 21.1kg/cm*cm
シリンダー最大牽引力 24.9tf
動輪周出力 3650PS

Niagara
全長 35.2m
機関車重量 214.0t
動輪上重量 125.0t
動輪径 2007mm
火格子面積 9.3m*m
ボイラー圧力 20.4kg/cm*cm
シリンダー最大牽引力 28.3tf
動輪周出力 4000PS



[1512] Re: 潤滑の続きとTriprex sada 2004/05/18 14:04:01

>書籍についての情報、有難うございます。調べてみたら、1930年くらいに出版されて、1960年頃に再販となっていました

Wienerの本は1971年に復刻されたものなら、海外古書店サイトに比較的よく出ています。

http://www.bookfinder.com/search/?author=Wiener&title=Articulated+Locomotives&st=xl&ac=qr

今はあまり安いものは出ていないようですが、
私が去年購入したときは送料込みで40ドルくらいで入手できました。

> 超大型関節機と言えば他にも Verginian の 2-10-10-2 があります。

ATSFとVGNの2-10-10-2は軸配置こそ一緒ですが、前者が2-10-2に前半分を継ぎ足した蒸発能力不足の失敗作だったにに対し、後者はTriplexの失敗後に本格的な2-10-10-2として開発されたもので、大きさも能力も一回り以上異なります。
VGNは歴史が浅く、路線規模も小さいのですが、Triplex、2-10-10-2、Alleghenyといった大型マレー機を抱え、また山越えの電化区間の存在など、趣味的にとても興味深い鉄道です。

> ソ連の機関車で7軸の怪物機がありましたよね。ソ連の機関車ってどんな物が走っていたのか、ちょっと見当がつきませんが。

昨日紹介したページにソ連の試作機の情報もあります。
4-14-4は固定軸距が長すぎて線路を傷め、フランジを削ったら脱線頻発と使い物にならなかったようです。(開発前からわかりそうなものですが・・・)
帝政時代は0-6-6-0のフェアリーやマレーを西アジアやシベリア鉄道などで相当数使っており、1900年代初頭にすでにシンプル・マレーを実験的に導入していたりします。アメリカ型との絡みでいえば、2-10-0、ロシアン・デカポッドも忘れられないですね。
ソ連になってからは通常型が殆どですが、バイヤー・ピーコックから史上最大(最強ではないようです)のガラットを試験的に購入したり、戦後すぐに2-6-6-2、2-8-8-4の大型シンプル・マレーを試作したりしています。他にも対向シリンダ機、対向シリンダ蒸気ディーゼル機関車など珍奇な試作機を送り出していますが、あちらの厳しい気候では保守整備に手間のかかる高級機は嫌われたようで、主力はあくまで4軸、5軸の通常型機関車でした。

ロシア・ソ連の機関車については、
http://dialspace.dial.pipex.com/javatour/books/russia.htm
こちらで紹介されている「Parovozy」という全3巻の書籍が参考になります。銀座の西山洋書に置いてあるようです。
また、Rakovという人が、鉄道創業から1975年までの機関車、MUの発達を記した2巻、約1000頁の大冊を書いていて(ただしロシア語です)、その中から蒸気機関車の部分を抜粋したようなものが、ドイツ語で出ています。ロシア語なんてアルファベットもわからないのに買ってしまいましたが、図表も豊富(印刷は悪いですが)なので結構参考になります。

書いてしまってから気が付きましたが、アメリカ型のサイトで長々とソ連の話を書いてしまい、申し訳ありませんでした。



[1513] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? ワークスK/栗生 2004/05/18 14:08:42

Nゲージャーは、0-2-0 !
Gゲージャーは、0-5-5-0!



[1514] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? Joke機関車 2004/05/19 01:02:06

さすがワークスK/栗生 さん
ウイット横溢ですね。
最初真意が分からず躊躇しましたが、よ〜〜く考えて理解しました。
模型鉄道ってこういう世界も大事と思います。



[1515] Re: 潤滑の続きとTriprex Joke機関車 2004/05/19 01:16:31

sada さん
度重なる有益情報有難うございます。
文の長さは“回転熊輪”さんにまだ負けてますね。我々も“回転熊輪”に勝つように努力しましょう!



[1516] プラスチック車輪の功罪? PRRディーゼルマニア 2004/05/19 09:00:27

アメ鉄情報Vol.145とBBS発言[1489](Tadさん)は勉強になりました。

私の貨車は100%プラ車輪です。KATO、P2Kなどの金属車輪付きでメーカーが供給する製品はATHEARN、WALTHERSのプラ車輪に交換しています。
理由は第一に経済、第二に静音です。私の線路が古いカツミの金属道床線路なので、金属車輪だと編成が長ければ長いほどものすごい音が発生します。運転していると音で疲れてしまいます。

問題の車輪が汚れる度合いは、私の実感としては「金属もプラも同じ」と思います。日本型の客車列車や貨物列車も同じ線路で運転しますが、それらの金属車輪はアメリカ型のプラ車輪と同じくらいに汚れると思います。
今のところ私はDCCもサウンドも導入していませんが、車輪とレールが汚れると走行に支障をきたし、気分が殺がれます。で、対策として極力汚れを溜めないようにしています。

レールへの対策としては、レールを擦る「スライダー」を取り付けた貨車を、機関車次位に連結して走らせています。スライダーはMRなどで紹介されたことのある建材ボード(内装材)で作った簡単な構造で、釘を2本接着し貨車床板の穴に差し込んだだけのものです。板と釘の重量だけでレールを擦っていますが、積もった埃が取れるのはもちろん、微妙に酸化したレールヘッドも電気的に改善します。

車輌への対策は、アサーン製機関車の場合は焼結金属車輪はすべてNWSL、Jay-BeeといったNS車輪に交換しています。焼結金属の荒い表面はゴミを拾いやすいようです。さらにモーターをCANONN-CN22に交換して消費電流の低減に努め、電気的にも汚れが発生するのを抑えています。
P2Kなどの黒染め車輪は、トレッド表面の黒染め面があんがい導通が悪ようなので、1000番くらいのペーパーで落としてしまいます。(荒いペーパーを掛けると表面に傷が付くので逆効果です)

以上のように気を使っていても、しばらくすると車輪に汚れの付着が見られます。その場合はエンドレス上に長さ7-8センチのペーパータオルを敷き、KATOなどのレールクリーニング液をたらします。その上を貨物列車をどんどん走らせます。周回を重ねるとペーパータオルに2条の黒い汚れの筋が出来、車輪は綺麗になっています。
線路上にペーパータオルを敷くと機関車が止まってしまうと思われるかもしれませんが、私の機関車は安価なプラ製品の全車輪集電ばかりですから問題ありません。

サウンドつきDCCデコーダーのメモリーが飛ぶといった繊細な話でないので恐縮ですが、私の場合これでスムーズな運転を楽しんでいます。

長々と失礼しました。m(_ _)m
回転熊輪さまに勝った (^^; でしょうか?

http://www.geocities.jp/prrdieselmania/



[1517] Re: プラスチック車輪の功罪? Joke機関車 2004/05/19 22:31:54

PRRディーゼルマニア さん

実体験のデータ有難うございます。参考にさせていただきます。

文長はまだまだ回転熊輪さんにはかないませんね(!?)。



[1518] Re: プラスチック車輪の功罪? Joke機関車 2004/05/19 23:06:09

またまた悪い癖が出てしまいました。言いたいことを言い忘れました。

私はこの問題に対して確たるデータを持っていませんが、最近のMR誌(page115,April 2002)ではL.Strang氏が”Use the right wheelsets”と題して”Metal for better running”の中で、プラ車輪は離形剤とか可塑剤の抽出が問題あると言っております。私も直感的には理解できますし、金属の方が良いのではと思っております。プラ車輪を金属車輪に代えるべく準備中です。

【管理者注】MR誌2002年4月号p115でLionel Strang氏の言っていることは、"Plastic wheelsets eventually leave an oily residue on the rails, allowing dirt to build up."とだけで、根拠も結果も書かれていない。2017-12-20


[1519] 私は既に負けている(?) 回転熊輪 2004/05/20 05:27:26

PRRディーゼルマニアさんへ
私の場合、無駄に長い文を書いているだけです(汗)。しかも内容が孫引きどころか曾孫引きも飛び越えて曾曾曾孫引きみたいなものばかりなので恥ずかしいです。皆さんの好意に甘えてご迷惑を考えずに書き込まさせて頂いている次第です。従って、勝ち負けで言えば、私は既に負けている、訳でありまして・・・。

ここではアメリカ鉄道に関する色々な話題を目にすることが出来て楽しいです。仮に同じ事を題材にしていても、書く方によって興味や関心の視点が違うので読んでいると凄く面白いです。また、大変勉強になります。今回のプラスチック車輪の話題も、余り気にしていなかった事だけに、ご指摘や意見の数々に感心することしきりです。私も早くそう言う風に書ければよいのですが、なかなか上手くいきそうにありません。

Joke機関車さんへ
と、言う訳でありまして、私は敗北を喫しました。というか、喫していました。不甲斐ない私をお許しください(笑)。それから、何かとご迷惑をかけるかと思いますが、これからもどうかよろしくお願いします。



[1520] Re: 潤滑の続きとTriprex 回転熊輪 2004/05/20 05:28:57

sadaさんへ
ご指摘のサイトに行ってきましたが・・・、ううむ・・・。ちょっと高いですね。それだけの価値は存分にあるのでしょうが、送料や何やかにやで更にお金が・・・。国内の話なんですが、実は古書類でちょっと前に痛い目をあいまして、現在はちょっと敬遠気味です。お金に余裕があればさほどのダメージにもならないでしょうが、私の場合は僅かな出血でも相当堪えるので、当分は安全重視にせざるを得ません。それともかく、貴重な情報を有難うございました。実際に購入された方の情報が頂けると、買える時期が来たときに安心してお店を選ぶことが出来て本当に助かります。

Verginian の件は非常に参考になりました。てっきり、Allegheny の様にほぼ同じ仕様の物が使われていると思っていましたので、これは驚きでした。確かこの当時は、フリーパワーなどと言う意味不明な宣伝文句と共に、機関車をぶった切ってニコイチにしていたらしいですが(何でも アド・オン方式とか言うらしい。首謀者はまたも Baldwin です)、まさかATSF の 3000 系がこれに当たるとは夢にも思いませんでした。でも、よく考えてみると、ATSF は、例の曲がるボイラーを作った鉄道なんですよね・・・。そう言う機関車がゴロゴロあったとしても何も不思議でないかも知れません。

件のホームページに7軸の機関車を見に行ってきました。ここまで無茶なものをよく作ってくれたものです。まあ、曲がるボイラーほど奇妙なものではないのかもしれませんが。ホイールベースが長い機関車でトラブルが起こると、フランジレス化を行って更に状況を悪化させると言うのは結構聞きます。素人考えですが、フランジを削り取って粘着力を下げてしまうくらいなら、どうせ高速移動しないのだから1軸だけ横移動するとか出来ないものなのかと思います。

やはりブリザード等の苛酷な自然環境の所だけに、確実に動くものを選択したと言うことでしょうか。それとも経済的な効率性を重視したのでしょうか。その割には何だか奇妙な物を作ってたみたいですね。連接型だと後部シリンダーへ蒸気を供給するパイプなどに更に防寒設備をプラスしなければなりませんし、垂直ヒンジをはじめ稼動部分が多いだけに故障する確率も高くなりそうです。

ロシアの機関車をそこまで詳細に解説した本があったとは驚きです。そう言えば、ドイツやフランス、その他の国々の国内で出回っている鉄道書籍ってどんな種類があるんでしょう。日本の場合、専門家しか読みそうでない図面ばっかりの本から、そんなに根を詰めないでも楽しく読める本まで色々と出版されていて、海外に比べて芸が細かい様に思えるのですが、仮に海外の方が日本の蒸気機関車に興味を持ったとしても、手に入る書籍は限られてきそうですから、やっぱりその国にいるのといないのとでは入手できるものに差が出てくるのでしょうか。



[1521] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? Y._Matsuo 2004/05/20 13:23:42

4年程前のことですが、キューバのある製糖工場専用線の2-6-0の蒸気機関車の片側の第1・2動輪間のサイドロッドが折損したので、応急的にその部分だけを取り外して走ったことがあったそうで、その模様を英国の蒸機ファンのサイトで「3-5-0の蒸気機関車」とレポートされていました。
 私も、キューバでボールドウィン製の2-6-0の蒸機が、左右共、第2・3動輪間のサイドロッドを取り外して2-4-2になって走っているのを見たことならあります。



[1522] Re: プラスチック車輪の功罪? PRRディーゼルマニア 2004/05/20 15:10:49

皆さん、こんにちは。リプレイありがとうございます。

Joke機関車 さん :
> 最近のMR誌(page115,April 2002)ではL.Strang氏が”Use the right wheelsets”と題して”Metal for better running”の中で、プラ車輪は離形剤とか可塑剤の抽出が問題あると言っております。

この記事は私も読んで印象に残っています。確かに私もプラ車輪が持つ様々な問題を根本的に解決するには交換しかないと思います。しかし、私の貨車は交換し始めるには最早手遅れというくらいの軸数になってしまいました。

この記事の中で興味深いのは"Finding the solution"の中で取り上げられている"Exxact Socket"です。ピポット軸穴を理想的な形に仕上げる一種のカッターですが、私はこれを読んでからMRに広告を出している工具屋さん、マイクロマークから名前は違いますが全く同じ物を手に入れました。これで仕上げると見違えるくらいに転がりが改善します。特にもともと転がりが悪かったWalthersのベッテンドルフなどは効果がありました。

回転熊輪さん :

こちらこそ勝ち負けなんて言葉を出して申し訳ありませんでした。趣味に勝ち負けはありません。
Windowsのメモ帳で書いているうちに文字数が多くなったような気がしたので、冗談で書いてしまいました。まだまだ及ばなかったようです。(^^;

またよろしくお願いします。



[1523] Re: プラスチック車輪の功罪? Kiichi_Yamamoto 2004/05/21 00:34:30

当方は金属車輪ですが、最近増えてきたウォルサーズの金属床板で36インチ車輪装着車にはだるまや製のデルリンの挽物車輪10.5φを使っています。台車もスプリング可動台車で台車枠の軸受け孔をさらい国産の軸受けメタルを嵌めその後、いさみやの軸孔カッターで再度軸受け孔をさらいピピボット孔と軸の隙間を調整後、軸孔にネオ・リューブを塗って車輪を嵌めます。枕バネも国産の蒸気用の軸バネに交換しています。ウォルサーズのスプリング可動台車は台車枠が倒れて走行時の抵抗が増えますので、台車枠の裏に1φで深さ1の袋孔を開けてその孔に0.8φの真鍮線を差し込んでつっかい棒にして台車枠の平行をだしています。

使用車輪
9.5φ
 ピノチオ製 片絶 軸長26.0
 パブロ・モデリング 片絶 軸長26.0
10.5φ
 カツミ製 片・両絶 軸長24.5
 だるまや製 デルリンの挽物車輪10.5φ 両絶 軸長24.5
 パブロ・モデリング 片絶 軸長26.0 プレーン/ピボット



[1524] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? ワークスK/栗生 2004/05/21 19:42:34

うーむ、Matsuoさん、世の中には恐ろしいことが起こるものですね(^^; 片方のロッドを外して回すとなると、なんかギクシャクしてクランクピンが折れてしまいそうな気がしますが、動輪を回転させようとする力はレールからも伝わりますから、何とか前へ進めるのでしょうか(^^; 怖いですね。

モデルでサイドロッドを1本外して試してみたい気も……
誰か……



[1525] 奇妙奇天烈摩訶不思議、魑魅魍魎の世界! ワークスK/栗生 2004/05/21 19:45:46

sadaさんの紹介されたサイトは凄いですね。
特に吃驚したのは、レシプロ蒸気機関で起こした電気でモーターを回すという奴と、ディーゼルエンジンで圧縮空気を作り、それで蒸機の下回りを走らせるというファイアレス機の発展型のようなアイデア! 一応前者は蒸気機関車で、後者はディーゼル機関車ということになるのでしょうが、万人が理解できるには一体、何と呼んだらいいのか。試作だけで終わって本当に良かったと思います (^^;
それと、蒸気式電気機関車の方の絵はよく見るとエッチングですね。これも凄い!!



[1526] 蒸気機関車の勝るところ Tad 2004/05/22 08:40:35

ワークスK/栗生 さん wrote:
>レシプロ蒸気機関で起こした電気でモーターを回すという奴と、ディーゼルエンジンで圧縮空気を作り、それで蒸機の下回りを走らせるというファイアレス機の発展型のようなアイデア!

 どうして蒸気機関車は100余年も交通機関の首位にありつづけたのかということを考えました。
 まず非常に広い速度範囲で出力できること、逆回転が容易なことの二つではないかと思われます。
 動力源としてディーゼルエンジンが発明されましたが、ある速度域しか能力が発揮できません。特に大事な起動時のトルクは歯車減速とクラッチを使う方法しかありませんから、歯が折れたりクラッチが焼けたりして変速機は故障の連続だったに違いありません。
 そうすると定回転で圧縮機を駆動し、それを溜めて蒸気機関の下回りを動かすというのはかなりうまい発想だったと思われます。
 電気式ディーゼルが発明されるまでの短い期間ではあるけれども、そこそこの成果を上げることが出来たのではないかと推測しています。



[1527] Re: 車輪配置0-5-0の入換機? Y._Matsuo 2004/05/22 12:50:19

> モデルでサイドロッドを1本外して試してみたい気も……
> 誰か……

モデルの組み立て途中、ロッドが片側だけの時に手で回すと、すぐにそれぞれの動輪の角度がずれ、ロッドが突っ張って止まります。レール上ならある程度は動くのかも知れませんが、明らかに危険だと思います。もし、第一動輪側でロッドが脱落すると、棒高跳びのようになって即転覆ですね。
 キューバでは、給水を怠ってボイラーの水面が大きく下がっているのに気にせず運転し続け、ボイラーが爆発、乗務員死傷という事故を21世紀になってもやっているのですから・・・。



[1528] ペンシーの博物館について教えてください。 回転熊輪 2004/05/24 00:20:03

全く関連性の無い話題で申し訳ありません。以下のアドレスのホームページは本当にペンシーの博物館のものなのでしょうか。

http://www.rrmuseumpa.org/

ペンシーの保存機がどういう状態になっているのかは知らないのですが、それにしても有名な大型蒸機の数が少ないように思いましたので。Q型やS型は確率が低くても(確かスクラップになったはず)J型くらいはあるように思ったのですが・・・。知っている方がいらっしゃたら教えてください。お願いします。



[1529] Re: 潤滑の続きとTriprex delphinus 2004/05/24 00:21:38

みなさん、はじめまして
Virginianの蒸機に興味を持って、多少ブラスを集めている人間です。

Virginianを知るための資料として、H.ReidのThe Virginian Railway (Kalmbach Publication,1961)があります。
私は偶然、神田の古書店で発掘いたしました。

VGNの2-10-10-2(Class AE)は、予定通りの出力を発揮したものの、歩行者なみのスピードしか出せなかったようです。1918年に10両が製造され、最後の1両(No.805)は1958年まで存命でした。低圧シリンダーが大きすぎてトンネルを通れなかったとか、ターンテーブルからはみ出してしまうので、非常に小さなテンダーしか付けられなかったとか、笑える話がたくさんあります。

この手の多動輪機が好きで、少しずつブラスを買い集めていますが、模型でもTriplexはまともに走ってくれません。 VGNのXA(PSC/Sanhongsa)は完全な直線専用機ですし、ERIEのTriplex(WSD/KTM)は前部台車への動力伝達(シリコンチューブのみ)に無理があり、数往復でシリコンチューブがはずれてしまいます。VGNのAE(CB/KMT)、AF(XA改造機 WSD/Sanhongsa)はカンモーターで走行性能は上々です。



[1530] 恐縮無用 宮崎繁幹 2004/05/24 00:35:24

回転熊輪 さん wrote:
> 貴重な情報の数々、有難うございます。貴重なお休みの時間を裂いて頂くことになってしまい恐縮しております。

なんのなんの、具体的な目的を持って、本を読むほうが、漠然と読むより面白いものです。最初から最後まで、読まねばいけないなんと思うと、いくら好きな汽車の本でも、買えなくなってしまいますよ。もっとも、ちょっと面白そうだ、いつか役に立ちそうだ、なぁ〜んて理由だけで、買っていると?十年後には、何百冊とそんな本が溜まってしまい、愕然とすることになります。だから、 回転熊輪 さん の質問みたいな具体的な課題が出てくると、ではちょいと読んでみようと云うことになって、本のためにも、自分の頭の体操にもなって、一石二鳥って訳です。

と云うわけで、先のコメントで不明だった、George Hendersonのことを少し調べてまいりました。この人は当時、Baldwinの技術コンサルタントだったそうで、Erie鉄道のTriprexは、彼の特許に基づくそうです。なーんだ、してみると、Quadruplex 型へ,更にはQuintuplex 型へと進化(?)させるのは、Hendersonさんには、当然の成り行きだったんでしょうか。読んできた(もちろん拾い読みですが)のは、”Erie Power”と”The Locomotoves that Baldwin Built”です。”Erie Power”のTriprexのところは、昔読んでいるんだが、すっかり忘れてました。運転してたらメカニカル・ストーカーがぶっ壊れてしまい、手焚きで運転続行したって話がでてて、面白かったです。車掌と、ブレーキマンに手伝わせたと云うんだが、何をかって云いますと、テンダーから焚口の近くまで石炭を持ってこさせたというんだな。如何に米国の大型機のキャブが広いか判るじゃないですか。昔、読んだときも感心したのかもしれんが、回転熊輪 さん のおかげで、1冊の本で2度楽しめたって訳で、けっして恐縮して頂く必要はない!、ってのがオチです。



[1531] Re: ペンシーの博物館について教えてください。 宮崎繁幹 2004/05/24 00:59:10

回転熊輪 さん wrote:
> 全く関連性の無い話題で申し訳ありません。以下のアドレスのホームページは本当にペンシーの博物館のものなのでしょうか。

そうですよ。ここのPRRの蒸機で最大のものは、M1じゃなかったかな。数年間の「とれいん」誌に訪問記事が掲載されてたと思います。ここの室内展示は、おそらく米国で最大のものだと思います。車庫に入れてあるだけなら、イリノイ鉄道博物館などの方が広いかもしれませんが、参観者へ見せるように整備してあると云う意味であれば、ここは第一級の博物館です、しかし、屋外にある車輌は、残念ながらそれなりです。

ここは道路をはさんで反対側(横断歩道を渡るだけ)に、蒸機保存鉄道のStrasberg鉄道があるし、附近には模型鉄道博物館や、カブースを宿舎にしたモーテルがあったりして、米国北東部の鉄道ファンのメッカです。また周辺はAmishと云う、厳格なキリスト教徒が多く住むところで、一般の人も多く観光に訪れます。彼らは、極度に近代的なものは使わんのです。ですから、自動車はダメ、馬車に乗ってます。もちろん、飛行機なんて、とんでもない。でも汽車は良いそうですよ。皆さんも米国へ行くんだったら訪問されると良いと思います。私は、ここから1時間くらいの所に2年ほど住んでいたことがあり、何回も行きました。楽しいところです。



[1532] Re: ペンシーの博物館について教えてください。 回転熊輪 2004/05/24 23:26:07

delphinusさんへ
歩行者並みの走行速度とは衝撃の事実ですね。ふと、走る子供に負けて馬鹿にされ悔しがるビル並みの巨大蒸気機関車、と言う訳の分からない光景が脳裏に浮かんでしまいました。そして、この機種のテンダーは何だか非常に小型で、物凄いアンバランスな感じがしていたのですが、まさか転車台に乗れないのが理由だったとは。驚くことばかりの機関車です。

Triplex って結構模型化されているみたいですね。どういう訳か私は模型店でもまだ1度も模型を見た経験が無いので、そんなに作られていないと思っていました。しかし直線のみ、と言うのも凄い仕様ですね。なにも実物の扱いにくさを再現しないでも良い様に思いますが、こういったクセの強さみたいな部分も模型に対する愛着の原因になるので不思議です。しかしブラスモデルで Triplex と 2-10-10-2 とは、並べて鑑賞すれば大迫力でしょうね。いい物をお持ちのようで羨ましい限りです。

宮崎さんへ
そう言って頂けると本当に助かります。本当に有難うございます。
書籍に関する含蓄あるご発言、ひと言ひと言が身にしみる、と言うか私には身に覚えのあることばっかりです。流石に何百冊と言うレベルには到底達していないですが、それでも読んでいない部分がある本が次第次第に蓄積してくると罪悪感みたいなものが重くのしかかってきて、しかも買ったは良いけど中身が見当違いだった本が目に入ってしまったりしたら、それはもう生きた心地がしなくなります。生きる気力を奪われると申しましょうか・・・。兎にも角にも、またも肩の荷が降ろせたような気持ちです。

George Henderson氏は自分の趣味を優先させている様な感じがありますね。自分で作った技術なら、なおさら愛着があるので無理も無いでしょうが、ちょっと無茶なような気が・・・。目的と手段が完全に逆転を起こしていそうです。でも、 Quadruplex や Quintuplex みたいに実現しなかった機種や主流になれなかったコンセプト、試作のみの機関車なんていうのは、その有り得ない部分が遊び心みたいなものを含んでいて楽しいです。綺麗な機関車は、どこかそう言ったあいまいさや無駄を寄せ付けないような雰囲気がありますので。

掘ればいくらでも燃料が出る国だけに、めいっぱいの石炭を入れて、じゃんじゃん燃やすだけ燃やして出力を稼ぐのがあちらの流儀ですから、人力なんか最初からアテにしていない大型機なら、自動投炭機が故障したが最後、その機械のパワーを全て人間が代行しなきゃならないんですから、そりゃ地獄でしょうね。火床のどの部分に投炭するかの順番まで詳細に決められていた日本型ではおよそ考えられない事態ですね。イギリスの蒸気機関車などは、割と日本型に近い印象がありましたので、アメリカ型もそれくらいの感じで思っていたのですが、さすがに Triplex くらいに大きくなると相当に差が出てきます。

ペンシーの博物館の件、回答して頂いて有難うございます。そんなに良い博物館だったとは、交通博物館の良し悪しは展示している機関車だけでは決して決められないのですね。展示物の見せ方とか提供しているサービスとか。そう言った趣味の良さ、みたいなものは実際に行った方のお話を伺わないと分からないですね。何度も足を運ばれたとはうらやましい限りです。日本の博物館とかに比べて資料なんかも借り易いみたいですし、楽しそうですね。

イリノイ鉄道博物館(Illinois Railways Museum)はJTBの解説本である『海外保存鉄道』を読むと、地域のインターバーンや路面電車を動態保存する広大な博物館で、夏にはSLも動かすとか。でも、この本には詳細な解説が無いのでこれ以上は分からないのが残念です。アメリカ電車マニアさんなら喜んで行かれそうです。ひょっとしたら訪れられたことがあるかも。

大きいといえば、私が行って見たいのは B&O Railroad Museum です。概算で80両近い機関車を所蔵している全米屈指の博物館だそうです。その目玉は何と言っても、かの C&O 1604 Allegheny 号です。他にも、PRR の流線型電気機関車 4876、4890 GG-1 などなど。出来れば近所にテントでも張って、連日連夜の鑑賞三昧といきたいところですが、警察にしょっ引かれるのがオチでしょうし、第1、この周辺は治安が悪いそうなので、先に命の方が無くなりそうです。

アーミッシュと聞いて、昔見た映画、ハリソン・フォード主演の『刑事ジョン・ブック』を思い出しました。あの中の描写がどの程度正しいものなのか分かりませんが、アメリカ合衆国でラジオも自動車も機械類は一切ダメ!と言う生活をしている人達がいると言うのはちょっと驚きでした。そう言えば、映画の中でも列車に乗るのは良かったような気がします。



[1533] サウンド・デコーダーに新規参入? Joke機関車 2004/05/25 21:34:37

Tony'sのサイトからリンクで“Phoenix Sound( http://www.phoenixsound.com/ )”なるメーカーを初めて知りました。ここは前からこういうことをやっていたのでしょうか?詳細はHPを参照してください。
Dash9、GP30、RSD13、Hudson、Doodlebug、RDC、さらには何故かスイス国鉄SBB(?)のABe44まで有ります。
試聴可能なサウンドも用意されてます(もちろん実車の録音ですが)。

Phoenix Soundのこと知っておられる方、教えてください。



[1534] Matt H. Shay delphinus 2004/05/26 00:46:02

回転熊輪 さんへ
熊田貿易が作ったVGNのAE(2-10-10-2)は、発売当時(1979年)に買いました。初めて買った米国型ブラスです。確か10万円で売られていたと思います。この手の妙な連接機は、Howard Zane氏のwebサイト、PIERMONT DIVISIONでしばしば見かけます。

ERIEのTriplex(Matt H.Shay)はLMB/KTM製品とKEY/Samhongsa製品がありますが、両者ともになかなか見かけません。10年以上探し回り、ようやく大昔のLMB製品(元箱なし)を入手いたしましたが、下回り黒メッキ済み、上回りクリアー塗装という珍妙な状態でした。アンバランスきわまりないので、下回りにゴールドを吹き付けてごまかしてしまいました。水野良太郎氏はLMBのMatt H.Shayをカツミ製品と述べていますが、下回りのみ黒メッキという構成はつぼみ堂のBタンク(未塗装キット)を思い起こさせます。ひょっとしたらこれはつぼみ堂製品なのかも知れません(Brown BookのBuilder欄は空欄です)。

Matt H.Shayはロシア鋼?(Russian Iron:ご存じの方がおられたら御教示ください)を使用して作られているため、ボイラーがメタリックブルーに輝いています。煙室はグレーで、ドームとキャブ、テンダーはツヤあり黒という変わった塗装です。メタリックブルーの色合いについては、MTH製品(Oゲージ)がよく再現しているそうです。

Virginianに関しては、以下のサイトをぜひご覧ください。Virginianの情景に限定したHOレイアウトに挑戦している方のサイトです。スケール、発想ともに、やっぱり本場の方には勝てません。http://virginian.mdodd.com/



[1535] B&O博物館について 宮崎繁幹 2004/05/26 22:00:03

B&O鉄道博物館は、大きいだけでなく、米国最初の公共旅客鉄道であるB&Oの駅とラウンドハウスを使って博物館となっている点がユニークです。このラウンドハウスは、南北戦争の頃にはよくあったらしい、完全屋内型(転車台の上がドームになっている)です。貴重な建物ですが、昨年、雪の重みで屋根の一部が崩落する事故がありました。もう復旧したのかなぁ。

ダウンタウンから少し外れますが、怖くていけないと云うほどのところじゃないです。AMTRAKのボルチモア駅からタクシーで10分位です。観光スポットである、ウォーターフロントとの間に、クラシックなB&Oの連絡バスも運行してたと記憶します。

ボルチモアは、他にも市電博物館があり、ライトレイルが走っていたり、B&Oのボルチモア駅が保存されている(AMTRAKの駅は、PRRのもの)と云った具合で、鉄道ファンには、たまらない都市です。またライトレールで北へ20分ほど行った、Timoniumにあるステートフェア会場では、年に何回か大きな鉄道模型ショーも開催されているので、これに引っ掛けていらっしゃるのも楽しいと思います。



[1536] Re: マーカーライトの色 えふ 2004/05/27 13:32:13

自己レス
>次はMonon Railroad Historical - Technical Society, Inc.にコンタクトを
>とってみようと思います。

とは書いたものの、英文の手紙は難しいし、自分はそんなに厳密なスケールモデラーでもないので、躊躇していたら、昔買った"How to OPERATE your model railroad"By Bruce A. Chubb, From Kalmbach Books 1977 にその項が有るのを見つけました。

この本は本物に即した運転をとても細部にわたり解説してあって、さすがグループでの運転セッションの進んだアメリカ!と思わせるものです。

Classofication and marker signals の題で一頁の3/4に図と共に簡単に書かれているのは--会社によって異なるが、いくつかの鉄道で使われていた Consolidated Code of Operating Rulesによれば。
1.前部クラスフィケーション・マーカーの白と白旗は、特別列車を示す。
2.前部クラスフィケーション・マーカーの緑と緑の旗は、続行か後に続行列車が有る事をを示す。
3.マーカーの赤は列車後部を示す。もしランプが使われるなら後ろは赤、サイドと前は緑色。
もしパドルが使われるなら後ろは赤、前は緑色。
などです。MONONがこのルールを使ってたかどうか分かりませんが、"MONON ROUTE"の表紙の絵はこれに合致します。で当社でもこのルールに従う事にしました。

とりあえず手持ちのPullman Picker from Walthersに、後ろは赤色サイドと前は緑色のマーカーをCalScale のを加工して作り、つけてみました。ついでに車内点燈と人形を搭載。
http://sylphys.ddo.jp/upld2nd/train/img-box/img20040527114510.jpg



[1537] ラシアン・アイアンについて Tad 2004/05/27 21:38:28

 Russian Ironについては鉄道模型大辞典に拙稿を載せてありますので参照してください。

 http://hpcgi2.nifty.com/kk_works/usdb.cgi?pp=41

 宮崎様がPRR博物館やB&O博物館に付いて詳しく書いていただきましたので何も申し上げることも無いのですが、B&Oのほうの屋根が抜けた件で、4-4-0が直撃を受けてキャブが粉砕されましたね。その機関車こそ、ラシアン・アイアン・ブルーのボイラーを持っています。どこかのサイトでカラーの写真が見えるといいのですが。
 この塗装は私も何度かテストしてみたことがあります。銀を塗って銀粉で磨き、透明な青のスプレーを塗るとそれらしく見えますが、塗膜が厚くなるのでGゲージ以上でないとだめのように感じます。不透明な青では濁りが出てしまい、あの独特の空が写りこむテカリが再現されません。

PRRのほうでは大型の4-4-2が気に入っています。ホイールべ−スの長い木製キャブの機関車です。台数が少ない機種だそうです。ピアノのような艶出し塗装です。

私も近くに友達の家があり、彼の家を訪問するたびによく行きます。



[1538] Re: ペンシーの博物館について教えてください。 アメリカ電鉄マニア 2004/05/27 21:59:42

イリノイ鉄道博物館へは、まだ行った事はないですが、全米の鉄道博物館で一番行きたい博物館ですね。シカゴ近辺の高速インタ・アーバンの車両が勢ぞろいしていますし、珍しいものでは、イリノイ・ターミナルの電車寝台(但し、附随車です)も保存されていると聞きます。豊橋鉄道の車両が寄贈される話がありましたが、911事件の影響で立ち消えになってしまいました。
 この博物館の最大の難点は、公共交通を利用していく事が絶望的な事で、誰かに送迎を頼むか、なれない道路をレンタカーで移動するかする必要があります。冬季は休館だそうです。

 インターアーバン系でもう一つ行きたい博物館が挙げるとすれば、メイン州のシーショア・トロリー・ミュージアムですね。広島電鉄から台車・電装品の一部が寄贈された事で話題になりましたが、路面電車・インターアーバン系のコレクションは世界最大級で、東部にあるというのに西海岸のPEの車両はもとより、海を渡った長崎電軌の車両もあったりします。



[1539] Re: ラシアン・アイアンについて delphinus 2004/05/27 22:57:16

Tadさん、こんばんわ。

Russian Ironについてのご教示ありがとうございます。長年の謎の回答がすぐ近くにありました。不勉強を恥じ入る次第です。

私はプラスティック・モデル(車や飛行機など)にも手を出していますので、塗装に関するご指摘も納得いたしました。メタリックブルーに塗られた車を模型で再現することは可能(下塗りに青をエアブラシした上に、メタリックブルーを吹き付け、最後にクリアーで仕上げる)ですが、地金としてのメタリックブルーを再現することは確かに困難ですね。飛行機モデラー的な発想で行けば、「下塗りとして青を塗った上から銀粉磨きをかける」ことになるでしょうが、この方法では「触れない」模型になってしまいます。銀粉磨きした上からクリアーを吹くとツヤが死んでしまいます。困ったモノですね。



[1540] イリノイ鉄道博物館について 宮崎繁幹 2004/05/27 23:57:03

宮崎です。なんか博物館巡りの様相を呈して来ましたが、話の行き掛り上、書き進めましょう。模型の話が殆どないのが申し訳ないけど。

私も長年行きたかったところだったので、一昨年のGWに出かけました。シカゴのオヘア空港から、レンタカーで1時間余りです。慣れない土地で、1人で車を運転するのは、ちょいと憂鬱ですが、車をスタートさせる前に、順路を頭に入れ、ついでに簡単なメモでも作っておけば、大丈夫でしょう。米国のレンタカーもナビつきがありますが、さすがに日本語じゃ案内してくれません!?。

博物館は大きいんだが、博物館があるUnionと云う街は、ほんと何にもありません、マグドナルドさえない!。

しかし博物館はおっきいです。正確に云うと敷地が広くて、収蔵庫(要は車庫ですな)がいっぱいあります。この車庫は蒸機、あの車庫はインターアーバン、その隣の車庫は路面電車ってな具合で、中には車輌がぎっしりです。車庫に入りきれないで、外に置いてあるものも沢山あります。じっくり見てたら、とてもじゃないが、一日では見切れないし、敷地が広いから結構歩きます、ゴルフで130位たたくのと同じくらい歩きますね。

イベントがあると外へ引っ張り出して、展示したり走らせたりするようだが、普段はそれ程多くの車輌は走行してません。私が行ったときは、ノースショアとCTAの電車がわりと長い区間を往復運転し、車庫の周りを巡る周回線路で路面電車が見学者を乗せて走っていました。珍しかったのは、トロリーバスも動態保存していて、乗れたことです。

あとここだけにしかない車輌としては、ノースショアのエレクトロライナーでしょう。綺麗にレストアされていました。車庫の中でしか見ることが出来ませんでしたが、是非走っているところを見てみたいとおもっています。



[1541] 年に一度のJR大宮工場一般公開 Joke機関車 2004/05/28 20:47:48

関東首都圏(こういう言い方はクレームがあるのかな?)の皆様方
恒例、年に一度の大宮工場の一般公開です。時間がある方は是非ご来場ください(私、残念ながら勤め先JRではありませんので)。

詳細は→ http://www4.odn.ne.jp/~eab13200/koukai.htm



[1542] Re: サウンド・デコーダーに新規参入? Rudolf 2004/05/28 21:48:51

Joke機関車さん、はじめまして

>ここは前からこういうことをやっていたのでしょうか?詳細はHPを参照してください。

同社は以前からGスケール等のラージスケール用のサウンド基盤を出しているメーカーで、銀座天賞堂などで扱っているUSA Trains製の機関車に載せるサウンドオプションが同社製の筈です。
(日本で扱っている物も同じという確証はありませんが、USA Trainsのサイトに紹介されているのは同社の製品です)

> Dash9、GP30、RSD13、Hudson、Doodlebug、RDC、さらには何故かスイス国鉄SBB(?)のABe44まで有ります。

Dash9、Doodlebug、RDC辺りはAristo Craft、Hudson、GP30とかはUSA Trains、ABe4/4はLGB製品に使う為のサウンドデータでしょう。RSD13は…どこか予定あったかな?…判りません。
因みにABe4/4は氷河急行とかで有名なRhBの車両です。
欧州メーカーであるLGBの製品にはスイス等の欧州車も多いので、アメリカの車両用のものに混じってスイスのもある訳です。

ただ、基盤サイズが、L 2.75" x W 1.00" x H 0.50"ですから、HOには無理でしょう。(サイズ以前に他にも使えない理由があるような気がしますが)

同社の新製品の方の説明しか読んでいませんが、PCと基盤をケーブルで繋いで、ソフトからサウンドデータを書き込めるような仕様みたいですね。
自分の機関車にもこういうのを積んでみたいものですが、Aristo Craftは自社でサウンド基盤を開発して発売すると言っていますし…



[1543] Re: サウンド・デコーダーに新規参入? Joke機関車 2004/05/28 23:58:35

Rudolf さん はじめまして。有益情報有難うございました。
ABe4/4はRhBでしたね。去年スイス旅行をして氷河急行には乗ったのですが、失念しておりました。スイスの鉄道はアメリカ型とまた違った面白さがあり、特に登山鉄道には魅了され浮気心を刺激されている昨今です。



[1544] Re: 年に一度のJR大宮工場一般公開 Joke機関車 2004/05/29 00:16:03

言い忘れました。
今日、5月29日の一日だけです。
ここ三年ほど行っておりますが、結構楽しんでおります。



[1545] Re: サウンド・デコーダーに新規参入? US蒸機ファン 2004/05/29 00:43:51

“フェニックス・サウンドを使用してみて”
私はOゲージのアメロコに搭載しています。このサウンドシステムは何といっても音質がいいですね。そのほかにも数々のギミックが仕込まれていて、DC運転でもそれらの効果音を楽しめます。
 低電圧でも作動するようにニッカド・バッテリーをしょってるためテンダーも大きいサイズが必要ですが・・・
 低速でのロッドのカランカランという音は最高です。
但し、サウンドカムが完全でなければなりません。ちょっとでも周期がずれたりすると誤動作してしまいます。



[1546] Re: サウンド・デコーダーに新規参入? Joke機関車 2004/05/29 01:13:03

US蒸機ファン さん 更なる有益情報有難うございます。
大変参考になります。音質が良いというのは魅力ですね。
一度試してみたいと思います。重ねまして有難うございました。



[1547] Re: 世界最初の流線型蒸機は? Joke機関車 2004/05/29 10:01:59

今ごろチョット間が抜けているかもしれませんが、Classic Trains Summer 2003のB&O特集の中に1900年、”Adams Wind-Splitter”と称するstreamlined trainがテストされたとあります。残念ながら写真はありませんので詳細が分かりません。どなたかご存知でしたら教えてください。Webも探してみましたが、今のところ見つかっておりません。



[1548] Re: 世界最初の流線型蒸機は? アメリカ電鉄マニア 2004/05/29 16:08:00

 John H. White, Jr.の"American Railroad Passenger Car"という本の160ページに写真が載っています。しかし、客車の最後部を写しているので、機関車がどんなものかはわかりません。Fredrick U. Adams という人物がとった流線型車両の特許を元に、B&Oがテスト運行をしたそうですが、すぐ元に戻されたとあります。

 業界雑誌のバックナンバーなどを見ると、1930年代のアメリカの鉄道会社は「世界最初の流線型・・・」にこだわっていた姿が伺えます。例えば、「世界最高の流線型列車の続行運転」というトピックに関しては、UPがシティ・シリーズの続行運転を報告、その後CBQがツインゼファーなどですでに行った実績がある、と突っ込みを入れたりしています。流線型って言っても同じ鉄道車両なんだから、という風に思ってしまいますが、当時の人にとっては、「新性能電車」くらいに衝撃的だったんでしょうね。



[1549] Re: 世界最初の流線型蒸機は? HOBO 2004/05/29 18:44:32

アメリカ電鉄マニア さん wrote:
>しかし、客車の最後部を写しているので、機関車がどんなものか
>はわかりません。

"The Streamline Era"(Golden West Books,Robert C.Reed)には試験運転時に撮影された牽引機の写真があります。流線型ではない 4-4(?) の蒸気機関車です。
しかしながら、テンダー部分のみは客車とマッチさせるようなカバーをつけていてます。
機関車と客車のミスマッチがちょっと笑えます。



[1550] Re: 世界最初の流線型蒸機は? Joke機関車 2004/05/30 12:12:27

アメリカ電鉄マニアさん、HOBOさん

情報有難うございました。いずれの本も所有しておりませんので
悶々としております(!?)。

しかし、当時”流線型”は時代の寵児で、どこも乗り遅れるな
という状況だったのでしょう。
そのお陰でアメリカでは流線型が百花繚乱と花開いたと思います。



[1551] Re: 世界最初の流線型蒸機は? Joke機関車 2004/05/30 22:25:05

昔、満鉄あじあ号に関する本を買ったことを思い出し、引っ張り出しました。
この本は当時満鉄の技師で主に客車の空調設備を設計された市原 善積氏が書かれたものです。

それによりますと、パシナ牽引による満鉄あじあ号の営業運転は昭和9年(1934)11月1日から開始されたとのことです(大連−新京間 表定速度:82.5Km/h)。

あじあ号の計画は昭和8年(1933)7月20日に正式発足となり、市原氏がほぼ半年をかけ、欧米に技術調査に行っております。
このときの渡航日記が半分を占めており、もう一度熟読したいと思っております。

ご参考までに、この本は原書房刊の”満鉄特急あじあ号”というものです(昭和51年12月20日 初版刊)。



[1552] レイモンド・ローウィ Joke機関車 2004/06/02 22:24:39

当時のキャッチフレーズで”口紅から機関車まで”と言い、有名なPRRのGG1、日本ではタバコのピースのデザインもやってくれた人と聞いています(当時の報酬で100万円)。

この人フランス人と聞きましたがこれは本当ですか?
アメリカに移住したのですか?
私は生粋のアメリカ人と思っておりましたが。
まぁ、いずれにしてもアメリカ人なんてヨーロッパから移ってきた人間か
ネイティブなインディアンしかいないと思いますが。



[1553] Re: 年に一度のJR大宮工場一般公開 Joke機関車 2004/06/02 22:35:04

だれもレスがないので自分で書きます。
私も3年行きましたが、はっきり言って何も新しいことはありませんでした。
JRはもっと考えなきゃいけないと思います。このままじゃもう行きません。



[1554] Re: レイモンド・ローウィ delphinus 2004/06/03 19:27:31

こんばんわ。

> この人フランス人と聞きましたがこれは本当ですか?
> アメリカに移住したのですか?
> 私は生粋のアメリカ人と思っておりましたが。

Loewyは1893年にパリで生まれています。フランスで2年の兵役を終えた後、26歳でアメリカに移住しました。アメリカ入国時の全財産はわずか40ドルだったという伝説が残っています。



[1555] Re: レイモンド・ローウィ Joke機関車 2004/06/03 22:42:42

delphinus さん 有難うございました。
謎が解けて安らかに眠れます(!?)。

あの滑らかな流線美はフランスというか、パリの香りがしますね。



[1556] Hobo えふ 2004/06/07 20:47:24

KadeeのBoxcarの扉を開けた貨物列車を眺めていたら、何か寂しいので、載っけてみました。
http://sylphys.ddo.jp/upld2nd/train/img-box/img20040607152254.jpg

映画「北国の帝王」('73)の(ナンバー1)=リー・マービンを思い出しながらPreiserの人形に色付けしたのですが、貫禄不足で(シガレット)=キース・キャラダイン似になってしまいました。

皆様の鉄道のホーボー人口は何人くらいでしょうか?



[1557] Re: Hobo Joke機関車 2004/06/08 23:17:25

えふ さん こんばんわ。

当鉄道はまだ正式発足していませんので、周辺地域の人口調査も出来ていませんし、
今のところHobo出没の報告もありませんので、安心しております(!?)。

jokeはここまでにして、写真は中々雰囲気が出ておりますね。感心しました。
私はレイアウトは未だ持っておりませんが、こういう写真はレイアウトが無くても撮れますね。有難うございます。

リー・マービンの厳つい顔は記憶にありますが、キース・キャラダインは私の範疇ではありません(御免なさい)。



[1558] BLIからATSF蒸機が続々… ワークスK/栗生 2004/06/09 10:24:18

先日、サンタフェの急客蒸気機関車4-8-4を発売して評判となっているブロードウェイ・リミテッド・インポーツ社ですが、さらにATSFの蒸機を2種、アナウンスした様です。なぜかBLI自体のHPには何も出ず、ウォルサーズ社の予告頁の中です。2-10-2と2-10-4という貨物機ということで、たぶん長大なオイル・テンダーを付けている型式ではないかと思います。2-10-4の方は既に我が家にも、ジャンク一歩手前という代物が転がっていたりします…(^^;

http://www.walthers.com/exec/newproducts/cr/200406/Locomotive



[1559] Re: Hobo Hopper 2004/06/09 12:36:26

Joke機関車 さん wrote:
> リー・マービンの厳つい顔は記憶にありますが、

アーネスト・ボーグナインが演じていた車掌も迫力がありましたね。



[1560] 「北国の帝王」のあらすじ ワークスK/栗生 2004/06/09 14:05:50

「北国の帝王」で盛り上がっておられますので、ビデオか何かが発売されているのかと探してみましたら、次に詳細なあらすじが出ていました。日本語吹き替えのDVDがあれば……

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD2393/story.html



[1561] Re: 「北国の帝王」のあらすじ Joke機関車 2004/06/09 21:05:20

ワークスK/栗生 さん 有難うございます。

最後に観たのはもう10年位前と思いますが何とか思い出しました。
そうですね。何回も観たいいい映画ですね。

BTW...もう、皆さんはご承知なんでしょうけどHOBOって日本語だって説がありますよね。
”ホウボウ”をうろつき回ると言う事から、これってどの程度信憑性があるのでしょうか? どなたか知っておられたら教えてください。



[1562] 「北国の帝王」 えふ 2004/06/10 01:53:36

「北国の帝王」、あちらでもビデオしか出てないんですよね。
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/B00000JBJK/qid%3D1086797158/sr%3D11-1/ref%3Dsr%5F11%5F1/103-6779947-3146211

私はNMRAのコンベンションに1度しか行った事がないのですが、その1988のバーミンガム大会でこの「北国の帝王」が上映されました。スプール化で休館となってた豪壮なアラバマ・シアターで生オルガン演奏の前奏の後、かなり退色したプリントで見ました。

それ以後、NMRAのコンベンションに行く機会に恵まれないので、どんな映画がアトラクションとして上映されているか知らないのですが、この映画は何度もかかってるのではないでしょうか??



[1563] 蒸気機関車の興亡と挑戦 ワークスK/栗生 2004/06/10 21:31:09

やっと、齋藤晃氏の著作である「蒸気機関車の興亡」と「蒸気機関車の挑戦」の2冊を入手しました。ただし、新本ではなくて古本であるところが、貧乏性ではあります。新本は前者が3,500円、後者が3,000円と、ちょっと高すぎるので、インターネットの古書検索サイトで捜し、最も安かった書店に注文した結果、あちらからの送料、当方よりの郵便振替送金手数料60円を含んで、それぞれ2,200円と2,290円での購入となりました。超美本というわけではないものの、共に初版本でカバーもちゃんと付いた状態ですから、まあまあかなと思っています。

ちょっと読み始めただけですが、アメリカ型をやるからには知っていて当然の常識が沢山書かれているような気がして、もっと早く入手すれば良かったと少し後悔しているところです。



[1564] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 Joke機関車 2004/06/11 22:47:02

栗生さん
有益情報有難うございました。
taknomさんもこのスレッドから、ご自身のHPで紹介され、アマゾンのサイトでチョット垣間見ることが出来ました。
この種のことを日本の書籍で書かれたものはほとんど無いようなので貴重ですね。
私も手に入れる手配をしました。重ねまして有難うございます。
今後ともよろしくご支援ください。



[1565] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 taknom 2004/06/12 12:23:53

ワークスK/栗生 さんの記事を見て、私も興味を持ちました。「知っていて当然の常識」は私も持っていなさそうですし(^^)。アマゾンで注文してみましたので、届いたらまた感想を書かせてもらおうと思います。

taknom
http://modelrr.net/



[1566] KATOコールポーター MPファン 2004/06/12 22:32:52

国内でも全ロードネームが発売になりました。
製品の出来は良いようですね。
価格設定も手頃だとは思います。
但し、8両セットはやはり出費が大きくなる点で今一つ購入に踏み切れずにいるところです。
海外の通販サイトと国内販売店の両方を見ても、現在はまだ在庫が豊富なようであり、もうちょっと購入を検討してみようかと思っています。
年末頃に、どなたか銀座のお店あたりにユーズド製品を放出してくれるのを待つのも一つの選択肢かな。



[1567] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 Joke機関車 2004/06/13 12:18:48

早くも本日(6/13)到着しました。
じっくり読んで楽しみたいと思います。
栗生さん、taknomさん有難うございました。



[1568] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 Y._Matsuo 2004/06/13 13:03:11

私は、両著書共、発行直後に購入して読みました。とてもためになる内容です。今まで常識と思っていたことが別の視点から分析された、意外な発見もあったりします。まだお持ちでない方、是非!



[1569] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 Joke機関車 2004/06/13 14:14:50

Y._Matsuo さん ご助言有難うございます。
巻末の著者紹介を見ると、主に日産自動車に勤務され、70才の齢を越えておられるようですが、良い本を書いていただけたと感謝しております。

余計なことかもしれませんが、欧米での趣味とは
1.商売にしないこと。
2.それで本を一つでも書ける。
ことだそうです。本当にそう思います。



[1570] 「アメリカ鉄道創世記」もお勧め ワークスK/栗生 2004/06/17 13:07:28

アメリカ型超弩級の蒸気機関車に憧れる方は多いでしょうが、その発達の起源となった4-4-0、いわゆるアメリカンが誕生した経緯を詳細にわたって解説した本です。驚くことに、こちらも訳本ではなくて、加山昭さんという日本の方がオリジナルで著したというものです。私は、シロ松本さんに教えていただいて購入したのですが、齋藤晃氏の著作で初期の蒸機にご興味が出てきた方には是非お勧めの一冊です。
私は趣味の対象として、グラスホッパーなどの垂直ボイラー機には抵抗がありますが、それが水平置きとなったシングル・ドライバーは何とかコレクションしたいと思い始めています。バックマンからB&Oのラファイエット号が出ていたような記憶がありますが……(^^;



[1571] 我々の死後のこと Tad 2004/06/18 23:35:00

 縁起でもないと腹を立てる方もおありでしょうが、今しばらくご辛抱をお願いします。

 昨年友達を亡くしました。そのGaryとは長い付き合いでしたが、メラノーマ(視神経のガン)であっという間に逝ってしまいました。ちょうど彼の家を訪問しようとしていたときに病院に行くと連絡が入り、それきりになりました。彼の妻Deniseは「Garyは私の腕の中で死んだ。一人で死んだのではない」とメールしてきて、それを読んだ私の家族は皆泣きました。
 それから一度弔問しましたが彼のコレクションについては忘れていました。彼の娘達には男の子がいましたのでその子が趣味を継ぐのだろうと思っていました。

 最近e-bayで何となく気になる機関車2台があり、適当な値段をつけておいたところ、なんと二つとも勝ってしまい送金の通知を送りました。すると、よく知っている友人がその売り手で、返事には「あれは亡くなったGaryのコレクションだよ。オレが仲介を買って出た」とありました。
 それならもっと高くても買っていたのにというと「Garyがお前のところに行かせたかったのだ。ありがたく買い受けておけ。」と言うのです。早速Deniseにメールすると、「あなたが買ってくれて嬉しい。私がそちらに行けば、また会えることになる」と書いてきました。

 さて本題です。あなたの死後、あなたのコレクションはどうなるのでしょう。ちゃんと趣味を受け継いでくれる方がいらっしゃればよいのですが、そうでなければクズ屋に二束三文でということにもなりかねません。

 アメリカのコンヴェンションに行くと、奥様方が甲斐甲斐しく受付その他の運営を手伝っています。日本ではあまり考えられませんね。
 中古の市場も成熟し、有能なブローカ−もたくさんいます。奥様達もここで売ればいくらになるということを知って、亭主の道楽を大目に見ているのかも知れません。
 あるときかなりの年配夫婦がかなり手の込んだ細工を施したBigBoyを自分のブースで3000ドルで売り、「35年前に500ドルで買って、35年遊んで3000ドルになれば安い趣味だよ」と喜んでいました。「どんな収集品も持って死ぬことは出来ない。」、これは確かです。

 我々の死後、友人が公正な方法で適正価格で処分するというのはなかなか難しいのですが、e-Bayを使うというのには驚くともに、そのしがらみのなさを活用する思い切りのよさには感心しました。
 というのは以前ある方のコレクションを処分するのに仕切った人の意向で妙なしこりが残り、気分が悪かったという話を聞いたことがあるからです。 
  
 欧米のコレクションでは、オーナーの存命中に管財人の弁護士を選任してあるのが普通だそうで、日本でも近々そのような時代が来るのかもしれません。我々のコレクションはとてもそんな大それたものではありませんが、適正価格で処分できればそれに越したことはありません。
 そういう意味でのリセール・ヴァリュー評価システムをある程度確立させておくべきではないかと考えています。ブラウン・ブックに相当する各ゲージ別のものがあってもよいのではないでしょうか。

 いや、ちゃんとした後継者の育成が一番大切かも知れません。当家の場合、息子どもは興味なさそうで、孫に期待するしかありません。

 それともBigBoyの老夫婦のように、ある程度のところで見切りをつけて全部売ってしまうというのも手なのでしょうか。

 日本の場合、コレクションの評価(リセール・ヴァリュー)ということにTMSのヤマ氏が否定的でしたので、この模型趣味の社会的評価が高くなり損ねたという気がしてなりません。趣味も経済と連動しているはずなのですから。



[1572] Re: 「アメリカ鉄道創世記」もお勧め taknom 2004/06/19 09:03:24

ワークスK/栗生 さん、ご紹介をありがとうございます。
こちらも、入手して読んでみようと思います。



[1573] Re: 蒸気機関車の興亡と挑戦 sada 2004/06/19 20:07:59

興亡と挑戦、創世記いずれも持っています。いい本ですよね。
創世記は4-4-0登場までのアメリカ鉄道史といった感じで、蒸気機関車はもちろんですが、重力式鉄道、インクライン、そして運河を組み合わせた輸送路の形成過程が興味深かったです。



[1574] Re: 我々の死後のこと ワークスK/栗生 2004/06/19 23:40:05

うぅ〜む、この問題は突き詰めると、我々の趣味に対する姿勢にまで行き着いてしまう、深いテーマですね。
購入してそのままの製品については、今ならネット・オークションで処分するという連想が容易にできますけれど、自らが汗水垂らして加工した“作品”が一体、どういう末路をたどるのか、考えるだに恐ろしい話ではあります。しかし、それに耐えるだけのものを残したいと常々思ってはおりますが…。



[1575] 「大陸横断鉄道物語」はいかが ワークスK/栗生 2004/06/19 23:53:58

アメリカ鉄道モノの読み物として、もう一冊ご紹介しておきましょう。副題が「大陸横断鉄道物語」というディー・ブラウン著、鈴木主税訳の「聞け、あの淋しい汽笛の音を」という本です。帯に「アメリカ人の夢は、いかに実現され、いかに裏切られたか−大陸横断鉄道建設を巡る勇気と闘争の壮大なロマン」と謳われていて、蒸気機関車が主役ではないものの、エイブラハム・リンカーンやコリス・ハンティントン、ジェームス・ヒル、カーター将軍とシッティング・ブルなどが登場して、読み物としてはもとより、アメリカ鉄道の基礎知識を習得する上でも有益な本です。1980年刊ですから古書市場で入手できると思います。



[1576] ”正直Jack”のこと Tad 2004/06/20 07:01:11

 日本ではブローカという言葉の響きははあまり良いものではありません。安く買い叩いて高く売る人というように思われているのではないでしょうか。
 アメリカではブローカとして名を成している人は、膨大な知識を持ち、良識があって正直な人ということになっているように感じます。日本では仕入れの10倍で売る人もいるようですがアメリカでそんなことをしたらたちまち商売が成り立たなくなってしまうでしょう。

 アメリカでのブローカの適正利潤は2割と言われています。そんな中で「15%しか上乗せしません」と言い始めた業者Jackがいました。Jackはその少ない利潤で経費をまかない食べていかなければなりませんから、その目利きはたいしたものです。
 だんだん評判を高め、いろんな人が彼に査定してもらいたいと依頼するようになり、売上高も大きくなり始めました。コンヴェンションでの彼のブースは徐々に大きくなり商売は順調になりつつありました。
 そこである"事件”が起こりました。

 未亡人にところに呼ばれたJackは、彼女の夫のコレクションの査定を頼まれ、ある金額で買い受けることになりました。支払いが済み、コレクションはJackの事務所に運ばれました。
 商品の点検をしていたJackはある貨車の中に数十枚の百ドル紙幣を見つけました。亭主のへそくりです。
 次の日、Jackは車で5時間もかけてその未亡人の家に行き、「貨車は確かに買ったが、その積荷は買わなかった」と言ってその現金を返したそうです。
 未亡人は感激して、その日のうちに亡夫の友人の所に電話し、その噂は1週間でアメリカ中に広まったと言います。
 
 それ以来、"Honest Jack"としてますます商売は繁盛したそうです。Jackに会うことがありましたので、その話を切り出すと、照れ臭そうにしてました。ウソではなさそうです。

 中古市場が大きくなるとブローカー同士の競争が起こり、必然的に淘汰も起こることでしょう。日本ではまだまだとてもその域には達することが出来ません。地震で亡くなった友人のコレクションを安く買い叩いている業者もいるようで、奥様が不憫でなりません。
 その中にはJackから買ったものも含まれているのですから。



[1577] Re: 我々の死後のこと ワークスK/栗生 2004/06/20 11:21:31

もう十何年か前の話ですが、ある高名なモデラーが模型店で展示会をなさるというので出かけたことがあります。過去の雑誌上に発表された作品が所狭しと並べられ懐かしさに浸っていたところ、一隅に「譲りますので声をかけて下さい」という様な貼り紙がしてあったのです。
当時は中古市場さえ認知されていなかったこともあって、私の意識にも「自ら手がけたものを金で売るとは…」という違和感が生じたのですけれど、興味があり、こそっと店主に値段を聞いてみました。この「こそっと」という意味は、「売買することを当人は恥ずかしいと思っているだろう」という類推の下だったのです。ところが、あにはからんや、店主との会話に本人が積極的に加わってきて、作品に対する講釈をし始められたのにはビックリしてしまいました。
当時は、アマチュアリズム(ピューリタニズム?)の幻想がTMSを含む世間に厚く覆い被さっていたのだと思います。私は途中から「ギャラリーでの個人展で絵画を買うノリ」だと感じ、また「我々がモデルに注ぎ込むエネルギーが正当に光を放つ、これはその一つの方向ではないのか」とも考えるようになりました。

以上、Tad氏の意図されたディレクションとは異なりますが、思い出したことを勝手に書かせていただきました。
ところで、Jackとはジャック・スピアー氏(綴りは忘れました)のことでしょうか?



[1578] Re: 「大陸横断鉄道物語」はいかが taknom 2004/06/20 21:38:06

ワークスK/栗生 さん
またまたご紹介をありがとうございます。
古本屋は苦手なのですが(^^)、探してみたいと思います。

taknom
http://modelrr.net/



[1579] Re: 「大陸横断鉄道物語」はいかが Tad 2004/06/21 01:10:07

確かあったはずだと本棚を探して、久しぶりに読みました。
開通当時のUPは極めて危険な鉄道だったというくだりが興味深いですね。
「大平原」と言う映画の場面とオーヴァーラップして来ます。



[1580] インターネットでの古本の買い方 ワークスK/栗生 2004/06/22 10:10:25

私はいつも「日本の古本屋」http://www.kosho.or.jp/ というサイトを利用しています。
たぶん日本中、と思われる古書店の在庫が確認できて、かつ注文できます。検索は、書名、著者名などは当然のこと、他に「あいまい検索」もありますから、例えば「アメリカ 鉄道」と入力すれば、それに関する書籍がリストアップされてきます。

ここで注文すると、その古本屋から確認のメールが来て、その後に現品を送ってきます。荷物の中に郵便振替用紙が同封されているので、郵便局へ持っていって送金して終わり、という段取りが大多数です。書店の中には、「先に送金してくれ」というところもあるようです。



[1581] Re: インターネットでの古本の買い方 taknom 2004/06/22 23:43:39

ワークスK/栗生 さん、良いサイトをご紹介いただいて、ありがとうございました。

さっそく日本の古本屋で『聞け、あの淋しい汽笛の音を』を調べてみたところ、13件ヒットしました。結構値段は様々ですね。
古本だと本の程度も関係あると思うのですが、よくわからなかったので13件の平均価格に最も近いところで注文することにしました。

おかげさまで、興味深そうな本をたくさん入手することができそうです。いつも教えていただくばかりですが、とても感謝しています。

taknom



[1582] Re: 正直Jack Tad 2004/06/23 22:35:15

ワークスK/栗生 さん wrote:
> ところで、Jackとはジャック・スピアー氏(綴りは忘れました)のことでしょうか?
 
そうです。よくお判りになりましたね。在庫を知らせてもらってもあっという間に捌けてしまうので、コンヴェンションでその場で買わないといけません。
 掘り出し物が多いので彼の店はいつも人が一杯です。最近は店員も多くなり並ばなくても買えます。価格が適切なので素人でも安心して買えるというのが「ウリ」でしょうね。
 以前は車両のみでしたが最近はレール,しかも引き剥がしてきましたというのがありありと見えるものがかなりあります。恐らくレイアウトを解体したのでしょう。
  
 レイアウト付住宅の売りも時々見かけます。いつぞや我が家にやってきたアメリカ人は、「レイアウト付だからこの家は高く売れるぞ」と私にささやくのです。私はぎょっとして、「日本では売れないよ」と言うと、彼は「宣伝の仕方さ。」と言うのです。
 そういう点でも日本の模型界でリセール・ヴァリューについての認識が深まらなかったのは残念なことであったと思います。



[1583] Pacific_Fast_Mail Joke機関車 2004/06/24 23:43:33

Pacific Fast Mail略して”PFM”こっちのほうが良く通じますね。日本製の細密なブラス機関車をアメリカで売ってくれたディーラーでした。

私が最初に手にしたMR誌の裏表紙はAKANEでしたが、直後にPFMに代わり、今でも懐かしく観ております。PFMが事業を辞めてしまったいきさつを是非知りたいと思います。栗生さん、Tadさん教えてください。

BTW・・・
栗生さん
こういう公開の場で言って良いか悪いか分かりませんが、明日の夜、渋谷で山下 和幸さん&福田 弘さんと模型談義をします。



[1584] 信頼できる図面について 鮫鼻丁壱朗 2004/06/29 23:46:36

少し教えてください。
ペンシーのQ2を手に入れました。
最も信頼できそうなクラッシック・パワー・シリーズ(?)の「Q」の図面とはベルペア火室の部分が少し異なっているようにも見えました。
それで写真と図面と模型をよく見くらべてみましたら実物にはない(ように見える)ベルペア火室部分へのボイラーバンドが、模型にも図面にも付いているのです。
ペンシーの場合、とくに末期の蒸機の史料は写真も図面も良質なものが少ないようですが、信頼できそうなものを御存知ありませんか。



[1585] 質問を変えてみます。 鮫鼻丁壱朗 2004/06/30 16:57:47

ペンシー末期の新制蒸気機関車はQ1、Q2、T1等のデュプレックス機、あるいは蒸気タービン機S2など、客貨共に本線級大型機関車ばかりです。
ディーゼル化の波にすぐに呑み込まれてしまうとはいえ、今から思えば百花繚乱。夢のような状態だと思うのですが、ことのほかこれらの機関車の活躍期の写真情報が少ないようです。
これはペンシーだけの傾向でしょうか?
それとも他の鉄道でも同じような事が起こっているのでしょうか?



[1586] Re: 質問を変えてみます。 sada 2004/07/01 18:16:54

新鋭機の登場が40年代前半から中盤,正確な数字が手許にないのですがディーゼル化完了が50年代中盤,T1に至ってはさらに引退が早かったようですから,活躍期間が短かったことが露出に影響しているのでしょう.
会社の経営が悪化していたせいか保存機が無いことも残念ですね.このあたりの事情はNYCのナイアガラなどとも通じるのではないでしょうか.
あとは,Otto Perry氏が東部在住だったら膨大な写真を遺してくれたかもしれません(笑)



[1587] 活動期が短期。なるほど… 鮫鼻丁壱朗 2004/07/01 21:43:38

早速お返事をいただきましてありがとうございます。

T1などはあのデザインなのでさぞや素晴らしい流線型特急を引いているかといえば、それほどでもないのですね。むしろ一昔前のK4流線型の方がよほど優等列車に見えます。
 でもペンシースタイルの臙脂色のリーファーを2〜3両客車列車の前に付けて走ってるのは、それはそれでカッコウ良いんだけれど…

たしかに保存機が無いのは残念ですね。
別の方には「当時、初期の本線級ディーゼルに人々の関心が向かってしまった。蒸機はいきなり古いもの、汚いものになってしまった」というような説も聞きました。
その割には連続して新型の大型機を投入しているところが不思議なんだなぁ。

センティピードも特急牽引期は短くてローカル線用、あるいはヘルパーへと早々と流転しました。 第1世代 電気式ディーゼル機関車はそれほどの勢いがあったのでしょうか?



[1588] 保存機 Joke機関車 2004/07/08 21:12:42

前にどなたかが書いていたかもしれませんが、動態・静態も含めUPは偉いと思います。
PRRなど東岸の会社はほとんどありませんね。会社の事情もあったのかもしれませんがちょっと寂しいです。



[1589] Re: 保存機 Kiichi_Yamamoto 2004/07/08 23:50:36

これは携わる人と設備が有って初めて成り立つ事です。
人と云うのは、保存プロジェクト担当マネージャーで在り機関士でもあるスティーブ・リーの存在。彼はペントレックスのラスト・ジャイアンツ・シリーズに解説と考証で出演していました。
設備はシャイアンの機関庫で此処で重修繕が行えます。特に蒸機は頻繁に検査を行う必要が有ります。
UPは蒸機の他に古典ディーゼル機Eシリーズやセンチュニアル、更に吸収合併したCNW、MKT、SP、KCSのカブースも保有して居ます。



[1590] 静態機なら結構あるんでは 宮崎繁幹 2004/07/10 00:50:10

宮崎です。こんばんは。

PRRなんて会社が今じゃないんでUPと比較するのは気の毒って感じですね。その分、我々の鉄道で保存してあげては如何ですか?。当鉄道でも、GG1とMP54の編成が走っとりますけど!?。

おっと失礼これは実物の話だった。でも静態機なら、先だって話が出ていたペンシルヴァニア鉄道博物館を始め、結構な台数が保存されていると思いますよ。確かにエクスカーション用の蒸機はありませんね。PRRの多くの機関車は、PRRのファンには良いんだが、一般にはダサイ(i.e.PRRらしい)外観なので、受けんのでしょうね。K4の流線形なんかちょっと走っているのを見てみたいような気もしますが。



[1591] Re: ホースシュー・カーブの150年記念行事 登山昭彦 2004/07/10 05:33:49

7月4日の150周年記念行事に参加した、登山(とやま)と申します。小生、仕事の都合でピッツバーグに滞在しており、独立記念日の3連休の中日だったので、行ってみたものです。

当日は夕方からのイベントです。
参加料金は、ホースシューカーブの線路の位置の高さまで入れるのが$60、記念館がある道路レベルまでの参加だと$25ですが、前者は人数制限があるので1ヶ月以上前に売り切れ、私は当日昼前にALTOONAの鉄道博物館で後者の入場券を購入しました。
18:30頃から、ALTOONAの鉄道博物館前からチャーターバスが出発します。案の定、大半はあの黄色のスクールバスが行列をなしていて、試しに乗ってみたい、と思っていたので幸いでした。ただし小柄な私でも狭いと思ったので、1度で充分(帰りも乗ったので2度になった)でした。

木が生い茂っている時期なので、地上レベルからだと線路を見上げることができるのは、ほんの一角だけです。写真だけが目的だと、この位置では厳しい条件でした。加えて着いた直後から雨が降り出し、うすら寒くなってきました。
大型トラックの荷台でコンサートが始まりましたが、雨の避難で音しか聞けません。その後、記念式典が始まりましたが、やはり雨のために盛り上がりに欠けています。
NSのビジネスカーを連ねた特別列車が西行きで来て、カーブのところに停車、続いてNSの機関車に空のコンテナ列車がやはり西行きで現れました。花電車のように自らをライトで照らしながら、空に向けてサーチライトを乗せている車両もあります。地上からも数箇所、サーチライトが列車を照らし出します。これが100周年記念の再現なのでしょうが、地上レベルでは全景はまったくわかりません。雨がようやく収まりました。
西方の線路がカーブを曲がりきった先のところで、クレーン車がゴンドラを吊り上げていて、公式の写真はここから撮っているようでした。
汽笛の合図で花火大会が始まりましたが、山に囲まれているので、花火の大きさより音の反響はりっぱでした。
花火が終わると、ビジネスカーの後部にCONRAILの機関車が連結されて東行きで戻り、ついで花電車ならぬ光列車も東行きで戻っていき、イベントは終了です。
チャーターバスでALTOONAの鉄道博物館に戻ったのが23時でした。



[1592] Re: 静態機なら結構あるんでは Y._Matsuo 2004/07/10 12:59:34

確かに、UPだけは特別ですね。現役当時から一度も絶えることなく動態蒸機を保有し続けていますし、現在自社で動態蒸機を保有する大手鉄道ですから。東の方でも、NSが2輌の動態蒸機を運転していた時期もありましたが。
 しかし、地方鉄道にも元気なところがあります。オハイオ・セントラル鉄道をご存知でしょうか?元来はオハイオ州の地味な貨物鉄道なのですが、元CNの4-6-2をはじめとする複数の蒸機とFユニット、客車を保有しています。定期的に蒸機牽引観光列車を運転し、更に2001年には自社工場で元GTWの4-8-4を動態復元しました。残念なことに、同時多発テロ以降、旅客列車運転の保険料高騰に伴い、観光列車の定期運転を停止してしまったのですが、それでも時々特別運転をしています。
 昨年10月、このオハイオ・セントラル鉄道でGTWの4-8-4による撮影用特別チャーター運転が行われ、私も参加しました。鉄道を愛し、誇りを持った社員たちにより蒸機運転が続けられていることが伝わってきました。そして社長も現れ、我々参加者を歓迎してくれました。



[1593] Re: ホースシュー・カーブの150年記念行事 ワークスK/栗生 2004/07/14 00:06:27

登山昭彦さん、現地リポートをありがとうございました。
彼の地の大騒ぎが手に取るようで、羨ましい限りですが、やはり、地上からだと全容が分からないものですね。いずれ発表されるであろう公式写真が楽しみです。
それと、開催は6月4日ではなくて、7月4日でしたね。単純にJuneとJulyの読み間違いということで、お恥ずかしいことです m(_ _)m

なお、ホースシュー・カーブのデータについては鉄道模型大辞典の方に追加しておきましたので、ご参照下さい。

http://hpcgi2.nifty.com/kk_works/usdb.cgi?pp=30



[1594] 保存蒸機のデータベース AMTK223 2004/07/14 03:17:06

保存されている蒸機に関しては、Wes Barris氏のHP http://www.steamlocomotive.com/ のSurviving Steam Locomotivesというデータベースに網羅されていて、稼動、もしくは修理中というものだけでも、

Operating Steam Locomotives
http://www.steamlocomotive.com/cgi-bin/search.cgi?operational

Locomotives Undergoing Restoration
http://www.steamlocomotive.com/cgi-bin/search.cgi?restoration

等として、おびただしい数がリストアップされているのですが、中には“遊園地の汽車”的なものまでありそうで、私には真偽のほどは判りません (^^;



[1595] PRR_K-4 Tad 2004/07/14 08:01:56

AMTK223 さんのご紹介のサイトにScrantonのSteam TownでK-4をリストアしているページがあります。

http://www.trainweb.org/horseshoecurve-nrhs/k4.htm

ただ一番新しい情報がNov,'03ですから今はどうなっているか判りません。
しばらく前、1年おきに3回ほど行ったことがあります。行くたびに進行していて楽しみにしていました。
2年前にはちょうど火室のバックヘッドを作っていました。一枚板を焼いてハンマーで叩いて打ち出しているところを見学しました。
ずいぶん時間をかけていました。1930年代にはすさまじい速度で作っていたのだろうと思うと感慨深いものがありました。
このサイトの写真中、新しい煙突を削って煙室の曲率に合わせている場面があります。煙突の鋳物が新品のように見えます。
新しく木型を起こしたのかと興味が沸きます。
ベルペア火室の中も良く見えました。写真でもステイの様子がわかります。
長らくホースシュー・カ−ヴに置いてあったので煙室はがたがたに錆びていました。厚みが四分の一になっていたそうで新しく作っていました。錆のみならずシンダの衝突による磨耗も大きいと言ってました。

この工場ではカナダの機関車とかも入場していました。いつかBigBoyを走らせるとも言ってましたがどうなりますやら。

Steam Townは機関庫と工場がそのまま廃墟となっていたのを再生したもので、機械類がほとんど当時のものだそうです。大きな車輪旋盤など今となっては得がたいものです。

登山様、近いところですからお出かけになってその後の様子をお知らせくださるとありがたいのですが。
近いと言っても片道5時間はかかりますね。チャンスがありましたらお願いします。



[1596] 有難うございました Joke機関車 2004/07/14 21:17:59

私のバックボーンの無い、つたない質問に対して有益な情報をいただき感謝しております。
参考になりました。これからもご教示願います。



[1597] Re: PRR_K-4 登山昭彦 2004/07/15 10:06:10


Tad様
ご案内ありがとうございます。

The Tribune-Democratという新聞のFriday, July 2発行、Weekendのイベントガイド地方版ページで、独立記念日の各地の花火大会を始め、特にホーシューカーブのイベントの内容、この路線の歴史の紹介記事などが掲載していました。
その中に、K4s #1361の修復作業の記事も紹介されており、火室の新製中の写真を2枚、ご紹介いただいたWeb siteから引用していました。
動輪はテネシー州で仕上がり、軸箱は車軸に合わせているところと書いています。ただし完成時期は書かれておらず、費用の問題、技術者の問題などが想像されます。

別記事では、AltoonaのRailroaders Memorial Museumにターンテーブルと扇形庫を建設する紹介があり、完成後の平面図が掲載されています。
現在でも2線が本線から敷地内に引き込まれていますが、これとターンテーブルを接続するような計画になっています。
現状では、ごく一部を除いて数両の客車、貨車が露天展示になっており、さらに敷地外の本線脇にGG1 #4913やステンレス客車などが放置状態になっていています。これらの車両を含め、Museum's prize locomotive K4s #1361が戻ってきて、収納できる設備をということなのでしょう。
ちょうど部分的に土を掘る作業が始まったばかりでしたが、建物が完全にできあがるのは2005年という説明です。
しかし平面図には小さい字で、PHASE 1とかFUTURE CONSTRUCTIONとか書いてありますので、これも一気に全て完成まではいかないのではないか?と思います。

K4s #1361を修復しているScrantonには、他にもTrolley Museumがあるので、鉄道ファンには見逃せないところと思っています。
Scrantonの南方のAllentown、Bethlehemまでは、Pittsburghから車で2回ほど行ったことがあるのですが、仕事のため、同行者もいる、週中の日程、1回目はまだ雪が積もっている季節だった、などの条件でしたので、とてもその足で訪れるわけに行きませんでした。
修復中が見学できるのなら、休みをとってでも行ってみたくなりました。



[1598] Re: 保存蒸機のデータベース Y._Matsuo 2004/07/15 22:46:46

米国の保存蒸機は、数が多い上に、新たにレストアされて動態になったり、静態に切り替わったり、変化が激しく、全貌を知るのは大変です。そんな中、2002年時点において運転出来る状態の蒸気機関車を綿密調査した人たちが居て、かなり信頼性の高いリストがあります。
http://steamcentral.com



[1599] Re: 保存蒸機のデータベース Y._Matsuo 2004/07/15 22:48:41

> http://steamcentral.com
すみません。このサイトの中のCrystal Ballというページに入って下さい。




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posted by ワークスK at 16:38| Comment(0) | 第1次掲示板ログ 2001年− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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