2004年06月27日

代用塗料と純色の話 2010/02/09-2010/05/05 (11)

●1367 D&RGWのイエロー ワークスK 2010/02/09 23:27
  1369 Re:D&RGWのイエロー arx 2010/02/10 22:28
  1374 D&RGWのイエローをリストに追加 ワークスK 2010/02/12 23:54
   1382 Re:D&RGWのイエローをリストに追加 arx 2010/02/19 14:43
   1385 Re:D&RGWのイエローをリストに追加 松本哲堂@風雅松本亭 2010/02/20 15:01
    1386 京王帝都と東急の旧色用に…… ワークスK 2010/02/21 03:58
     1425 代用塗料の新しい可能性? northerns484 2010/04/07 23:02
      1426 ロシアン・アイアンの調色 ワークスK 2010/04/10 12:26
       1462 純色を使った調合 - 参考程度に northerns484 2010/05/03 12:21
        1463 RGBとCMYKはDTPでも ワークスK 2010/05/04 01:36
         1466 Re:RGBとCMYKはDTPでも northerns484 2010/05/05 07:31


1367 【代用塗料情報】D&RGWのイエロー ワークスK 2010/02/09 23:27

 arxさんのブログ「Boxcar Red Collection」に拠れば、「タミヤのTS-56 "BRILLIANT ORENGE"はRio GrandeのAspen Goldにとてもよく似ている」とのことです。

 当方の「代用塗料データベース」がトラブル中のため、もしこういうアイデア、実績があれば、こちらに御披露いただけると、皆さんの参考になると思います。

 なお、同ブログではアトラスNゲージのカブース・キット組立なども始まりました。



1369 Re:【代用塗料情報】D&RGWのイエロー arx 2010/02/10 22:28

追記です。

この情報は初期のベージュっぽいイエローではなく後期のそれです。Aspen Goldについては、書籍・雑誌によってどちらを指して言っているのか、まちまちなようです。似ているのは後期のそれです。

市販の黄色っぽい缶スプレーを全部買ってきて試した結果がありますので、またブログに書き込みます。



1374 【代用塗料情報】D&RGWのイエローをリストに追加 ワークスK 2010/02/12 23:54

northerns484さんの手によって、pdfファイルに追加していただきました。「代用塗料.pdf」をダウンロード



1382 Re:【代用塗料情報】D&RGWのイエローをリストに追加 arx 2010/02/19 14:43

探し出した経緯をブログに記してみました。
経緯といっても買い集めて吹いてみただけなのですが、ご興味ある方はどうぞご笑覧ください。



1385 Re:【代用塗料情報】D&RGWのイエローをリストに追加 松本哲堂@風雅松本亭 2010/02/20 15:01

代用塗料のリストを拝見していましてふと思った事。BNグリーンの京王帝都旧型車への流用ですが、結構良い雰囲気になると思います。心持ち、東急の旧型グリーンよりも黄色っぽく明るい印象がありますが、褪色したと割り切ってしまえば全部同じ色で大丈夫ですね(^^;;)。


1386 【代用塗料情報】京王帝都と東急の旧色用に…… ワークスK 2010/02/21 03:58

必要でしたら、仰ってくださいね。売るほどありますので……
(^_-)




1425 【代用塗料】の新しい可能性? northerns484 2010/04/07 23:02

こんな塗料があるのを教えてもらいました。

ガイアカラー純色シリーズ

一部引用させていただくと:

通常の模型用塗料は水性絵の具のように赤と黄色を足して綺麗なオレンジにはなりません。これは赤や黄色と言っても隠ぺい力を上げるためなどの理由で白や黒など様々な色の顔料が入ってその色を形成しているためです。

ビンの底にその色に違う色が沈んでいることがあります。これは重い顔料が沈殿しているためです。このように一見きれいな色に見えても様々な顔料が入っていて、それらが作用して色を足していくとどんどん濁っていき作りたい色ができないままコップ一杯ぐらいの塗料が作れてしまった経験が誰しもあるのではないでしょうか?

そこでガイアノーツは3年前から試験的にイベントやネット限定で、全ての塗料の元である「純色シリーズ」を発表し販売を開始しました。顔料はその名の通り、混じりけのない塗料の原色です。そのため濁ることなく、綺麗な色を作ることが出来ます。ガイアカラーを構成している数種類の原色そのものなのです。


とあります。

調色の得意な人には便利かもしれません。
私には無縁ですが。。。


1426 【代用塗料情報】ロシアン・アイアンの調色 ワークスK 2010/04/10 12:26

 拝見しました。このガイアカラーの純色という考え方は、納得ですね。ものすごく説得力のある説明だと思います。確かに、濁った色から澄んだ色を作り出せるなぞということは考えられません。

 ただし、アメリカ型モデルでは、二つ、問題がありそうです。
 一つは、求める色の見本を我々が持っていないこと。
 もう一つは、見本があったとして、純色の混合割合です。

 我々が入手できる色見本はカラー写真か市販モデルぐらいですか。そして混合割合は、試行錯誤の末に何とか辿り着いたとして、再び同じものを作り出せるでしょうか。
 ペイントメーカーには進歩した調色の機械があることでしょう。しかし、大昔は職人が“カン”でやっていたのですから、我々アマチュアにも出来ないはずはないと思います。

 ところで私の手元に「Model Railroad Paint Formula Guide」という変な本があります。副題が"A collection of Model Railroad Paint Formulas for most popular railroads"で、発行はアラスカ州アンカレジのAlpine Software、1996年刊です。

 そこに、BNグリーンだったら、フロッキルの35番か、アキュペイントの70番にあるなどという当たり前の情報以外に、バジャーなら41番グリーンの10ドロップに、22番アンバーの1ドロップ、などと書かれているわけです。これは、それこそ”カン“で求めた結果のはずです。

 検索してみましたら、なんと鉄道名のA、B、Cまでがそのまま公開されていました。だれがアップしたのか、また今後追加されるのか否かは判りません。

 ついでに先日某所で話題となったロシアン・アイアンの作り方をスキャンして載せておきます。「R」というのはFloquilの品番です。
28_0.jpg


 こういうデータを我々が共有できればよいのですが……



1462 【代用塗料情報】 純色を使った調合 - 参考程度に northerns484 2010/05/03 12:21

色は、下地の色、照明条件(実物は太陽光、模型は室内灯)などの、様々な条件に左右される上、実物の色は太陽光を浴びて退色してゆくとか、人間の記憶があいまいだとか、主観的な好みもあるので、正確な再現というの非常に困難だと思います。

また、私は現在塗装できる環境にはなく(そもそも苦手です)、以下、自分の頭の中で理解しているだけの表層的なことを書くことになる点をお断りしておきます。識者の方のフォローを待ちたいと思います。

>  ただし、アメリカ型モデルでは、二つ、問題がありそうです。
>  一つは、求める色の見本を我々が持っていないこと。
>  もう一つは、見本があったとして、純色の混合割合です。

客観的な色の指標として、印刷などに使う色見本を使う、という手があります。有名なものとして、パントーンのカラーガイドと、DICカラーガイドという2つがあります。パントーンはグラフィックスとかデザイナーの方が使われ、DICは工業製品の色見本に使われることが多いようです。かなり細かく色を選ぶことができますから、写真や実物の色を見ながら、自分の気に入る代用色を見つけることができると思います。もっとも、細かすぎて、逆に大変かもしれませんが。それから、この印刷色見本は、白い紙に印刷することを前提にしているということは頭に入れておくべきだと思います。

これらのカラーガイドには、「CMYK」の比率が書いてあります。C、M、Y、Kはそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー、黒を指します。これらは一般のカラー印刷に使われる色で、皆さんお使いのインクジェットプリンタも、基本はこれらの色で構成されてます。ここでピンと来た方も多いと思いますが、ご紹介したガイアカラーの純色には、このシアン、マゼンタ、イエローが用意されていますので、「理屈だけで言うと」上記のCMYK値に従って純色を調合すれば、自分が求める色が作り出せることになります。

実際のところはどうなのか、この純色シリーズの存在を教えてくれた、塗装の達人に聞いてみました。あいにくというか、予想通りというか、「CMYKどおりに調合してもうまくいかない」という答えが返ってきました。それでも、「以前は、作りたい色に近い色を作るのが一仕事で、失敗したものを大量に捨てていた。純色が出てから、CMYKがわかっているものは、それに従って混ぜれば、求める色にかなり近い色になるので、調合が圧倒的に楽になった」、また、「今までは調合が難しかった微妙な色が出せるようになった」とのことです。

具体的な調合の方法を聞いたところ、「まずはCMYだけ混合して様子をみる。その後、白や黒を入れて、色の明るさ(?)を見てゆく」のだそうです。白を入れる理由は、「純色そのものは半透明な塗料なので、白を入れないと隠蔽力が無い」からだそうです。

現存する塗料のCMYK情報は無いのか、ということで探してみたところ、art-paints.comというサイトを見つけました。このページには、フロックィルのCMYK値が書かれています。いくつかリストアップすると:

BNのグリーン: CMYK # 65, 25, 86, 7
UPのイエロー(Armor Yellow):CMYK # 17, 22, 61, 0
UPのグレー(Harbor Mist Gray): CMYK # 56, 45, 43, 9

ただし、これらの値をどのように得たのか、というのがわかりません。BNグリーンもUPイエローも、私のディスプレイ上ではかなりくすんで見えます。コンピュータの色表示に使うRGBと、CMYKとは、発色の原理が違うとか、表示するディスプレイの個体差で色が違う、ということも考えあわせても、この数値が妥当なのかは疑問です。結局はやってみないとわからない、ということなのでしょうか。それでも、最初の一歩としては有効でしょうか。

このサイトのフロックィルのCMYK値に基づいて、ワークスKさんが掲載されたRussian Ironの調合方法のうち、比率が正確に書かれているものをコンピュータで試してみたのが下の画像です。線で分けられた左側がフロックィルの色、右側が調合した4つの例です。上記の通り、そもそもCMYKの値があっているのか、比例計算で調合したが、その計算方法があっているか、RBGとCMYKとの違い、データの圧縮など、いろいろなことが重なっていますので、単なる参考としてください。また、CMYKの値からRGBの変換にはこのサイトを使いました。

39_0.jpg

このほか、インターネットを検索すると、CMYKそのものを測る装置もあるようですが、かなり高価で、素人が簡単に使えるものではないような印象を受けました。

また、CMYの調合は2種類にした方が良い結果が得られるというような情報もあります。BNグリーンなんかは、純色として出ているグリーンから調合した方が良い結果が得られるでしょうか。ただし、この場合、CMYKのような混合比の目安がないのが難点ですが。



1463 【代用塗料情報】RGBとCMYKはDTPでも ワークスK 2010/05/04 01:36

すごいお話をありがとうございます。
ネットには、とんでもない情報があるものです。
それを種々弄ることの出来る方もいるということで……

先日、とある集まりでカラー写真印刷の色校正についての話が出ました。ディスプレーの見え方と、最終の印刷結果は別物ということだったのですが、私は「その内、自動で何とかなるわい」とウソブクばかりでした。

そしてロシアン・アイアンは、ますます判らなくなってしまいましたね(笑)



1466 Re:【代用塗料情報】RGBとCMYKはDTPでも northerns484 2010/05/05 07:31

> 先日、とある集まりでカラー写真印刷の色校正についての話が出ました。ディスプレーの見え方と、最終の印刷結果は別物ということだったのですが、私は「その内、自動で何とかなるわい」とウソブクばかりでした。

CMYKの話は、カラー印刷に関わっている方(例えばイラストレータをお使いの方)には身近な話だと思います。もしもお近くにそのような方がいらっしゃったら、いろいろと聞いてみてはいかがでしょうか。

> そしてロシアン・アイアンは、ますます判らなくなってしまいましたね(笑)

逆に、嘘にならない範囲で、自分の好みの範囲で「これだ」と
言ってしまえば良い、という解釈もできますね。 :)



ラベル:東急
posted by ワークスK at 00:53| Comment(0) | 第2次掲示板ログ 2005年− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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