┗No.566 【とれいん誌】9月号の注目は中国製ブラスモデル ワークスK 2016/08/20(土) 17:37

■興味深く読んだ記事は、中国プラスチック・メーカーへの訪問記。CMR Lineっていう新進メーカーなんだって。オリジナルで中国型がたくさん出ていることに驚愕。ということは、大陸にもファンが育っているってことか。次回はそのあたりを紹介して欲しいな。残念なのは、輸出先のアメリカや我が国の相手企業に触れていない点。無理か。
■製品紹介での重箱隅は、ウォルサーズ製ベイウィンドウ・カブースのメーカー名。International Car Company (ICC)が正しい。当方のアメリカ型鉄道模型大辞典で勉強してね。
インターマウンテンのカバード・ホッパー、ACF CF4650にラウンドハッチ車が発売されていたとは初めて知った。積み荷は何だろう。
トラムウェイHO製品で、都電8000型用動力ユニットが8,900円とは、安い。
ところで、p35の図面にはギャフン。記事の執筆者から提供された画をそのまま絵かきソフト(CAD?)に載せた感じ。機械製図って我々は中学でも習ったはずなんだけど……。雑誌社はイラスト担当に再勉強させるべきだな。雑誌自体の品位を落としている。
>>モデラーな日々
[566] 【とれいん誌】9月号の注目は中国製ブラスモデル Name:ワークスK Date:2016/08/20(土) 17:37

アメリカ型の中国製ブラスは、ホンの僅かしか知らなかったから、ブラスの本場は今でも韓国だと思っていた。こりゃあ認識を改めないと……。
■製品紹介での注目は、グリーンマックス製マルチプルタイタンパー。LED照明を付けて夜間シーンに備えているところが憎い。しかも税別1万3千円とお手頃。実車の低速度に合わせた動力ユニットだというけれど、具体的な数値は記されていない。それに問題はスケール。こりゃあ海外からも引き合いがあるはずで、1/160でもいけるのか、モデルを実測する必要があったんではないか。それと「スイング・ドローバー」って何? Nのファンには常識なのかな。つるはしがどうのこうのとか、この雑誌の読者なら言わずもがなの文言が多過ぎる。>>メーカー・サイト
■近鉄社員のクラブが作った16.5mmゲージのモジュール・レイアウトは、まさにマニアックな場面ばかり。そういうものだけを紹介というのだけれど、価値を知っている連中だからこそできること。それに、こういうグループを発掘した雑誌社の取材力も捨てたものではない。
■前里孝氏のCOFFEE CUPは「脱線しにくい台車」の紹介。鉄道総研が営団日比谷線脱線衝突事故を教訓として開発中というもので、実は本掲示板に時々発言されるhhp8氏からも公式発表(pdfファイル)をお教えいただいていた。
確かにコンセプトはよく判る。脱線係数を下げるために横圧を下げ、輪重抜けを防ぐってんだけれど、それにしては装置が大掛かりすぎる。データでは大幅な改善が認められるといったって、比較対象が問題。
世間一般では現在、「脱線しやすい台車」を使っているって言うのと一緒で、世界中でそんなバカなことはない。日比谷線事故の原因究明がトンチンカンな結論を導いてしまったことの弊害の一つ。
元阪急2100系(標準軌)と元山手線6扉車(狭軌)の連結風景は必見!
>>モデラーな日々
ラベル:とれいん誌