2008年08月02日

第6次掲示板[913]-2 【書籍】クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」

No.913 【書籍】クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」 ワークスK 2018/07/28(土) 09:34
   ┣No.918 RE:【書籍】クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」 northerns484 2018/08/02(木) 22:26
   ┗No.919 RE:【書籍】クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」 ワークスK 2018/08/03(金) 22:59

 新聞でクレイトン・クリステンセン著「イノベーションのジレンマ −技術革新が巨大企業を滅ぼすとき」という本の存在を知った。興味が出てきてネットを検索してみた。著作自体を読んだわけではないのだけれど、主旨が大まかに(不遜にも)判ってきたような気がした。
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 そこで思い出したのが、NYCの蒸機とディーゼル機の比較実験。northern484さんのブログ"All Aboard!"で紹介されたポール・キーファーの論文。
 クリステンセンの主張は煎じ詰めると、持続的イノベーションは顧客のニーズを超えてしまうことがある。破壊的イノベーションは新しい市場を見つける‥‥などなど。キーファー論文に抱いた違和感がおぼろげながら見えてきた。それこそが優れた経営者が陥ったジレンマで、やはり経済比較なんかをするべきではなかったんだと確信できた。この物言い、ちょいと言葉足らずだけれど……。

 なお新聞の方は朝日新聞2018年7月28日朝刊読書面で、この理論を経済学的に煮詰めた伊神満著「『イノベーターのジレンマ』の経済学的解明」という本の紹介だった。


No.918 RE:【書籍】クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」 northerns484 2018/08/02(木) 22:26

懐かしい本です。初出から20年近くが経とうとしているんですね。コンピュータ関連の分野を中心とした技術の急激な進展が、企業の勢力図をどう変えて行ったかということが示されていて、なるほどなぁ、と思いながら読んだ記憶があります。

ただ、ワークスKさんの「違和感」というのが理解できていないのではありますが、ここに述べられている事は、時代を超えて通用する面もあれば、この本が取り上げた時代に特有なこともあると思いますので、40〜50年代のアメリカの鉄道に関してここで述べられている理屈を適用しようとするのであれば、どこをどう対比させるかということを整理したほうが議論はしやすいとは思います。

いずれにしても、ご興味あれば、お読みになる事をお勧めします。


No.919 RE:【書籍】クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」 ワークスK 2018/08/03(金) 22:59

日進月歩のIT産業に身を置かれて痛感されたであろう切実な思いは、お察しするところです。
“革新”といっても全てが成就するわけではなく、成功したものについての評価は“後知恵”ですから、難しいですね。
posted by ワークスK at 12:19| Comment(0) | 第6次掲示板ログ 2014年− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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