【とれいん誌】2020年12月号 岡本真和流ペーパー車体の真髄

作品記事では畑大蔵という方のOJ、早風クラス6500型4-4-0、2気筒複式蒸機に注目。ブラス未塗装の“キンピカ”仕上げがまぶしい。実機について「発車時は単式で起動し、直ぐに複式に切り替えて運転」としか説明されていないけれど、これこそがインターセプティングバルブの機能。ちょっと考えれば、発車時は高圧シリンダーにしか蒸気がいかないのだから、片肺であることは自明。そしてシリンダーが一つだけなのだから、高圧側が“死点”だったら起動できない。この死点は動輪1回転に2回もあって、上死点と下死点という。往復機関の内燃エンジンも同じ。原理は単純なんだけど中々想像できない。>>アメリカ型鉄道模型大辞典の「インターセプティングバルブ」
なお、このモデル作成に御助力というKKCの近藤さんと内田さんのフルネームが知りたい。クラブ内だったら苗字だけで通じるけどね。
工具ではModeling Research Centerで紹介のバローベ製組ヤスリが欲しくなった。「プラスチックから軟金属の切削に対応」といい、Nゲージ・プラ製車体の加工の様子をリポート。この材質、ポリスチレンとABSのどっちだろう? もちろん一般的には後者が硬い。また「軟金属」も、アルミ、黄銅、洋白、軟鋼‥‥っていう、どのあたりまで?
さて表紙のディーゼルカー。こんな改造車は初めて知った。岡本真和氏を中心としたグループの作品が驚異的。皆が皆、このレベルで仕上げたという点がすごい。その技法が「紙成模型塾」で披露されている。そう、こういうボディ生成だけに特化した記事を渇望していた。惜しむらくは、この技法の肝である紙の選定と瞬間接着剤の使い分けについて触れられていない。おっ! 鉄橋が急カーブ中だ。どこ?21109
ラベル:とれいん誌
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