







グレイン・カバードホッパーに詳しい方ならご存じと思うが、これ、ミッシング・リングといってもいい型式。次の図は私がBNの3ベイ・カバードホッパーを説明するために作ったものだが、この中で唯一、製品化されていなかったのが、今回のTrinity4750なのだ。

なぜ、どこも作らなかったかといえば、理由は2つ。1つは、プルマン・スタンダード社製のPS-2CD4750とほぼ同じ形態という点。もう1つは、購入したのが鉄道会社ばかりでスキームにバリエーションが少ない点である。PS-2CD4750は、インターマウンテン、タンジェントとアキュレールが出しているから、それぞれのサイトを覗いてみてほしい。この差はどこから生じたのかは、「アメリカの鉄道の失われた1980年代」として2回に分けて書いた。
で、両型式の形態は、ほぼ一緒なのだけれど、見分けがつくのがジャッキ受け部分。下のC&O車と較べていただきたい。他にも細々とあって、その辺りをインターマウンテンから改造した記事がMainline Modeler誌1994年7月号に登場して食い入るように見たものだった。おっと、この辺りを書き出すと止まらない。
とりあえずお伝えしなければならないのは、製品の発売時期は今年の夏で、値段が34.95ドル。製品グレードはWalthersMainlineとのことだけれど、細かい仕様は未発表云々。ウォルサーズ社のラインナップ中にはPS-2CD4750も混じっているので要注意。Atlas Rescue Forumでは、注文を逡巡している方もおられるようだ。

ラベル:Walthers