2024年10月01日

【時事】鉄道各社、基準値を軽視 「あくまで目安」不適切な輪軸1万本以上

AA1rt6Hz.jpgしばらく前から,鉄道各社が輪軸の組立で基準値を外れたものを使っていると問題になっている.そして国土交通省が作業所に立ち入り検査する事態にまでなった.
 えっ? 圧入圧力の限度値は,あくまで目安のはずだよな.把握力は締め代で保証されている.圧入圧力は,作業に異常がないことを連続的に記録するだけで,この限度値に合理的な意味なんか無い.圧力変化が不連続なら,それこそ異常.
 この産経新聞社の記事(図版引用)に,JISが「日本産業規格」の略と書いてあった.へー,2019年に「日本工業規格」から改称されたのか.英語名はJapanese Industrial Standards=JISのまま.おやっ? JIS E 4504 鉄道車両−輪軸−品質要求(5章 製造)って,いつ出来たの?

【追記】今朝の朝日新聞の社説に「鉄道輪軸 不正安全確保への背信だ」と題して,コスト重視,作業効率偏重の企業風土を戒める主張がなされていた.うぅぅむ.お説,ごもっとも!
 でも,何度読み返しても,この文が当事者に改善の方向へ向かう行動を起させる切っ掛けになるとは,ちっとも思えない.この紙面に意味があるのか.単なる埋め草か.こんな空虚な文章は久しぶりに読んだ.
 問題は,社説執筆者や取材記者の"疑う心"の不足だ.現場へ足を運べ! 担当者の言に耳を傾けろ!
 オカミの発表を鵜呑みにするから民衆を間違った方向へ導くんだ! 事象を予定調和で眺めるから誤報が生まれるんだ!

しっかりしろよ! 朝日新聞!! 2024-10-22
ラベル:時事
posted by ワークスK at 03:19| Comment(0) | 情報・薀蓄 2022年− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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