2025年04月25日

【Rapido UK】ファイアレス・エンジンのサウンド

NO.59 / 2025年04月25日 02:15:34 ワークスK



何が面白いのかと半信半疑だったけれど,こりゃいい.カーブでの軋み音とか,惰行走行音とか.たぶん手元で操作しているのだろうが,楽しそうだ.2軸機にもかかわらず走行も滑らか.分岐器のフログも何のその.キープアライブと同じ機能を持っているようだ.>>'Caledonia' 0-4-0 Fireless

次は有火のサドルタンク機で,投炭時のシャベルの音まである."Chough"ってカラスの鳴き声か? これ,Oナローへの格好の改造ネタにならないかな.>>Port of Par Bagnall Tanks




NO.78 / 2025年05月18日 03:16:51 ワークスK

【Rapido UK】009のB型サイドタンク機



こりゃあ,かわいい! 人気が出そう.OOスケールの9ミリ軌間ナロー.外側台枠で,連結器はループ式? >>ここ
このプロジェクトの凄いところは,多様なトレーラーを初めから揃えていることと,サードパーティーを巻き込んでいること.特に後者は,機関車の着せ替え用3Dボディーとか,トレーラーはベテラン受けするものが混じっている.
Rapido-Fourdees.png
Fourdees Model Railway Products

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Rails of Sheffield

北米市場がおぼつかないから,こっちへ注力することにしたのかな.
こりゃあ,Kato-Peco連合と共存共栄‥‥,いや,食ってしまうかもしれない.>>情報室


NO.99 / 2025年05月31日 00:19:57 ワークスK

【Rapido UK】ブレーキ・バンが3軸で15トン

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Great Central Railwayが1903年から新造したブレーキ・バン=緩急車だという(オフィシャル・サイト).不思議なことに3軸=6輪で,15トンと呼んでいる.えっ? そんなに重いのか? まさか,編成の中でこの車だけでブレーキ力を負担するために,わざと重くしているのか? デッドウエイトでも積んでいるのか?

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この写真を見ると,中央軸だけ板バネ端部に長い吊りリンクを備えている.左右動を許容しているのだろう.両端の2軸にはそういうものが無いので,操舵は考慮されていないようだ.日本に1段リンクが登場したのは何年だったかな.あっ! 松葉スポーク!

【追記】この松葉スポーク車輪は,1970年に上田丸子電鉄の上田原電車区に転がっていたものを見た.なんで,こんな形にしたのだろうと訝った.タイヤの真円度を維持するためなら,タイヤ寄を二股にするはずだと思った.知識が増えてからは,タイヤ踏面で発生したブレーキ・トルクが車軸へ伝わる過程で,スポークのボス近傍において曲げ応力が過大になるからだと解釈するようになった.ところで,風雅松本亭によれば英語では"Double Spoke"だという.

【追記2】試しにMRフォーラムで質問してみると,"split spoke"という答え.早速,その語で検索すると,英国のTrainShop.co.ukに,"Open Spoke"や"Double Spoke"は,一般に"Split Spoke"と呼ばれると出ていた.次はHornby製品の案内(配置はアレンジ).
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【追記3】メインブログの方で,松葉スポークの製造方法が国立国会図書館の蔵書にあるとご教示いただいた.1925年 大久保寅一著「客貨車の話」
OkuboTraiti1925.png


NO.102 / 2025年06月09日 22:40:32 宮崎繁幹

GCの緩急車ですが、中央軸の車輪にはブレーキシューが無いように見えるので、これは荷重を分担するだけの目的でしょうか。英国の貨車は、1920年代でもハンドブレーキしかない貨車が多かったようです。従い、運転中の制動は機関車と緩急車しか出来ません。緩急車は自重を増し、制動力を高める為、死重を積んでいます。この緩急車は1903年製とのことだが、後には20トンクラスの緩急車も作られたらしいですよ。米国にはカブース(車掌車)の本は色々出ているのに、私が知らないだけかもしれんが、英国では貨車の本の一部にBrake Vans(緩急車)は載せられ、単独の本は無いようです。彼の国ではあんまり人気がないのでしょうか?


NO.103 / 2025年06月09日 23:31:41 ワークスK

いただいたご説明を基にウィキペディア英語版「Brake van」を機械翻訳で読むと,なんとなく分ったような気になりました(笑) でもなんか,矛盾があるような‥‥.1872年の新橋横浜間開業時が貫通自動真空ブレーキだったのか,心許なくなってきました.


NO.104 / 2025年06月11日 13:10:00 宮崎繁幹

>> 1872年の新橋横浜間開業時が貫通自動真空ブレーキだったのか,心許なくなってきました.

日本の鉄道創業には貫通ブレーキは装備されておらず、機関車の制動力に頼る運行だったのでは。それどころか、英国Dübs社から輸入の機関車には、機関車本体にさえブレーキが無く、次位に制動車(=Brake van)を連結して運行すると云うものがあり、ビックリです。いっぽう同じ頃、米国ではWestinghouseが、既に空気ブレーキを発明していたのだから、英米日で当時の列車ブレーキ技術格差が大きかったのには、驚きます。


NO.105 / 2025年06月11日 15:18:46 ワークスK

なんですと?
こうなったら明治時代だから,明治43年(1910年)初版 森彦三・松野千勝著「機関車工学」を開こう.おいおい,中巻の363頁に鉄道運転規定「百軸に対し制動機を付すべき軸数」などという表があるぞ!

森彦三:機関車工学 中.png

一番きつい条件は,平均時速40マイル(64km/h)で勾配1/40なら,51/100軸.一番緩いのは平均時速15マイル(24km/h)の勾配1/200以下で7/100軸‥‥と読める.機関車の動軸は1軸で2軸と数えるそうだから,開業時の1Bタンク機(ブレーキ無し)は2軸ブレーキ車1両を連結して客車10両を牽引できた計算になるのかな.う〜む.
 それにしても,真空ブレーキから空気ブレーキへ移行した歴史がハッキリしないのは,どうしたことだろう.

【追記】ウィキペディア日本語版の「鉄道のブレーキ」空気ブレーキの発明と普及の章に,日本での創成期からの概略が書いてあった.ただし,参考文献は列記しているものの,どれに依拠したのかが皆目わからない.信頼できる元ネタが欲し〜い!

【追記2】このブレーキバンに関する話を一編の記事にでっち上げました.>>ブログ"TransPacific R.R."


NO.106 / 2025年06月17日 11:20:07 ワークスK

【YouTube】1898年の貨物列車



例のMRフォーラム・スレッドに紹介された動画.屋根の上に人間が仁王立ちしている.この手の動画は他にもあるし,たくさんの写真が残る.また「北国の帝王」などという映画でもそんなシーンがある.だから一般に,アメリカの鉄道ではブレーキマンが屋根通路を伝って貨車のブレーキを操作して回っていたと信じられている.我が国でも思い込んでいる方は多い.
 でも,考えてみて欲しい.貴方は走行する電車の中で,手すりにつかまらないで立ったことがあるだろうか.さらに,歩いたことがあるだろうか.それは快適な客車の中だ.しかし,この動画は揺れが激しい貨車の屋根の上だ.しかも通路幅は20インチ(51センチ)しかない.
 暴風の日はブレーキマンは出動せず,機関士はブレーキをゆっくり掛けた.雨や雪の日には列車が運休した.北米の労働者は運動能力が抜群の超人ばかりだった.それに彼らの人命は安価だった.
 これらの映像や画像は純然たる事実なのだ.本当か?


NO.108 / 2025年06月24日 22:20:07 宮崎繁幹

>> 本当か?

本当です! 普通に考えれば、ウェスティングハウスの自動ブレーキは、1880年代には市場に供給開始されていたのだから、早くに普及したと考えてもおかしくありません。しかし実際には、旅客列車には採用され始めたが、貨物列車には殆ど備えられませんでした。普及したのは、1893年に"Safety Appliance Act“ (鉄道安全装置法)が制定され、自動ブレーキと自動連結器を列車に装備することが、強制されてからです。これにより鉄道従業員の事故は、6割減少したと言う。それまでは鉄道経営者が、コストがかかるのを理由に、これ等を装備しなかった。実に米国鉄道史上の一大汚点と言えます。ブレーキマンの仕事は、ブレーキの操作並びに車両の解結でしたが、容易に想像できるよう非常に危険な作業で、1881年には死者が3万人もあったらしい。これに怒りを憶え、狂信的とまで言われるほど、自動ブレーキと自動連結器の採用を説いたのが、アイオワ州のLorenzo Coffinと云う人で、最後は首都ワシントンDCに一時移住しロビー活動をしまくった由。現在の鉄道業界では安全第一(Safety First)は、当たり前のようにいわれますが、米国の鉄道でこの標語が広く用いられるようになったのは、20世紀になってからだそうだ。あまりにひどい話なので、米国の鉄道書にも詳しく触れてあるものは少ないようです。いわんや日本の本では皆無かと思ったが、辻 圭吉さんの「米国鉄道歴史物語」に、しっかり記されていました。 【参考】 "The Story of American Railroad", Stewart H. Holbrock, Crown Publishers (1947).


NO.109 / 2025年06月26日 03:03:27 ワークスK

参考文献の御教示,ありがとうございます.洋書の方を注文してみました.
なお,当方も10ん年前に次の2編をでっちあげています.

2008-07-23 自動連結器誕生の物語
2008-08-28 MCBAのバーリントン・ブレーキ実験


NO.147 / 2025年09月18日 11:40:38 宮崎繁幹

ワークスKさんが、英国のブレーキバンを取上げてから大分経ってしまったが、関心を抱き少し本も読んでみたので、御紹介しよう。前にも書いたが、英国で貨車全般を取上げた本は少ない。4大鉄道については、会社毎の貨車解説本もあるが、全般について記したものは私の知る限りでは次の2冊くらいかと。

1冊目が“British Railways Wagons”。2003年、Silver Link Publishing刊。副題が、“Their load and loading”とあり積載品やその積載法への言及がある。近年の貨車を主に取り扱っており、ブレーキバンの記載は極く少ない。まぁブレーキバンには積むものが無いから、当たり前か?!
Miyazaki2026-09a.jpg 

2冊目は、“British Goods Wagons”。1970年、David & Charles刊。こちらは、今回ブレーキバンが話題になってから、探して入手した本。ブレーキバンに関して相当の頁を割いており、各鉄道毎のブレーキバンの相違について判り易い分類表も付いている。
MiyazakiBookXXX3.jpg

我々はどうしても車輛の方へと関心が向くが、長期間で見ると鉄道を取り巻く環境が車輌に与える影響が大きいことが感じられる。英国は群小の鉄道が乱立した時代から、4大鉄道への統合を経て国有化へ進んだ訳だが、あまりにも長くかかり過ぎた感がある。ブレーキバンが長生きできたのは、その裏返しとでも言えるかもしれない。

その点、日本は官鉄主体で国有化も早く、車輌の装備の近代化を推進出来たのは確かだろう。しかし、日本中に標準化された車輌が行き渡り、ヴァラエティの面では英国に負けているが、これは飽く迄ファン的な見方かと。


NO.148 / 2025年09月19日 10:47:06 ワークスK

宮崎さん,面白そうな本ですね.アメリカ型だったら直ぐに手が出そうです.
雑誌の記事ならいざ知らず,単行本で出版されるところに彼の地の趣味の深度を感じます.
posted by ワークスK at 14:07| Comment(0) | 掲示板8 2025年− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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